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2004年11月16日 (火)

小説・グランドフィナ~レ!

もきょーん。
大好評連載小説。
いよいよ今夜、その驚愕のラストが描かれる!
待ち受ける大どんでん返しにあなたは絶句するだろう・・・。

連載変態小説
「金田一事件簿Ⅱ」最終話

「犯人は君だ!」
金田一のさす指の先で、有栖川は不敵に笑った。
「はははは!なにを言い出すのか、
いったいどういう事なんです?折角、貴族の楽しみを
教えてあげたと言うのに・・。」

「ふふふ、私ももう少しで虜になるところでしたよ、
この魔性のパンストにね・・。
一見普通に見えるこのパンストだが、この艶、光沢、
いくらマニアのコレクションとはいえ、艶がありすぎる。
被ってみて気が付いたのさ。このパンストには
ロウが塗ってあるんだ!これではまったく通気性が無い。
つまり、被れば窒息するということだよ、有栖川君。」
「・・・いったい、何が言いたいんだ、金田一さん!」

「このパンストを被害者の綾小路君に渡したのは
貴方だ。彼がパンストフェチだということを知ってね。
つまり彼が被ることを予想し、窒息死させるために
表面にロウを塗ったんだよ。
西園寺さんをめぐって奪い合っていた綾小路君を自分に勝ち目がないとわかると、殺そうと計画したんだ!」
「くっ、その通りさ、僕が殺したんだ。あいつがいなくなれば西園寺さんと付き合えると思ったのさ、くそう。」
「ふふふ、さ、警部こいつを逮捕してくれ、ん?警部、いないのか。警察の人、逮捕してくれ。」

「ふー、恐ろしい事件だった。む、腹が痛いな、
便所を借りるとするか。ん?戸が開かないな、
おい、こら、こっちはもうのっぴきならねえんだ、
開けるぞこら、えい!」
金田一が体当たりし戸が開くと同時に男がごろんと
転がりだしてきた、頭からすっぽりとパンストを被った姿で。
「あ、あなたは、御不浄警部!し、死んでいる・・。
あのパンストを被ってしまったのか。なんと嬉しそうな表情で・・、
また魔性のパンストの犠牲者が一人か・・。」

金田一が鹿鳴館倶楽部を後にした時には、もう夜が明けようとしていた。
「そもそもストッキングのことをパンストと言う時点で、
奴らの変態性に気が付くべきだった・・。」
そうつぶやくと金田一はポケットにパンストをねじ込んだ。
東の空が真っ赤に染まっていく。
東京に、いつもと変わらない朝が訪れた。
 完。

では、また。

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