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2006年10月 8日 (日)

旅は人を感傷的にさせるね・・。

前回の記事の続きなのですが、九州旅行の帰り、熊本から東京に向かう私の乗った寝台特急はやぶさ号は、朝起きてしばらくして静岡駅を過ぎた後、とある駅に到着しました・・・。

Numa1 こ、ここは!

・・・、学生時代にお付き合いした彼女が、現在住んでいる街です。東京生まれの東京育ちの彼女が、この海沿いの町でどんな風に暮らしているのでしょうか・・?

楽しかった学生時代の彼女との思い出が一気に噴出してきて、頭の中が一杯になってしまいました。

今、俺は君に、あの頃の俺はだめ人間で、君に申し訳ないことばかりしてしまったんだと、謝りたいんだ!折角君が持ってきてくれた「すあま」を食べてあげなかったことも、みんな謝りたいんだ。

卒業後の年末、君が旅行の準備をしてくれて、予約してくれた北海道のトマムスキー場のホテル。年末で仕事が忙しくていけないよ!と冷たく断ってしまい、友達といった彼女。それがきっかけで、正月過ぎに喧嘩して、僕らは別れてしまいました・・。

ゴメンよ、今なら全てを白状するよ。一緒に北海道旅行に行かなかったのは、仕事が忙しかったんじゃないんだ。今、全てを告白します・・・。

ひひ、飛行機が怖かったんだよおおおおおおーーー!ひいいイ、そんなこと、旅慣れしてて一人でヨーロッパに行ってしまう君に恥ずかしくて言えなかったんだよおおお!だって乗ったこと無かったし、あんな鉄の塊が飛ぶわけ無いじゃないかああ!初めて飛行機に乗ってぶるぶる震えているところを君に見られたくなかったんだよおおおおおーーー!!

その後、仕事の出張で何度も乗って飛行機は平気になりましたが、当時は真剣に怖くて乗れなかったのです。飛行機のせいで、君に悪いことしてしまった。二人で旅行、凄く行きたかったんだよ・・。君がわがままじゃないんだよ。僕が臆病だっただけなんだ。今なら君に言える・・。

Numa2 列車が駅に停車しました。行かなくちゃ、ここで降りて君に逢うんだ、全てを打ち明けて君に謝るんだ。そうだ、降りて行くんだ!慌ててバックを掴み寝台個室のドアを開けた瞬間・・・。

しまった・・。まだ浴衣姿でした・・。これじゃあ、外に出られない・・。ホームには制服姿の女子高生や美しいOL様たちが列を作って並んでいます。

・・・あああ、列車が出てしまう。着替えるまもなく、はやぶさ号は軽い衝撃を伝え、するするとホームを滑り出していきます。私は窓をこぶしで叩きながら、彼女の名前を連呼し、叫び続けました・・・。窓の外に、彼女の住む街が遠ざかって行きます。

こうして、私の長い旅は終わりを告げました。そして現実の待つ、山の中の田舎町に帰って、いつもの暮らしがまた始まったのです。また、いつもの日々が・・・。

では、また。

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