ウィリエール・EVASION・TEAMとノーマルEVASIONとの違いは?
最近ちょくちょくやっているウィリエールネタです。
私が購入したエバーション・チームは、通常のエバーションにランプレチームカラーを施し、定価で通常より21000円高いモデルです。詳細はこのあたりから始まります
散々悩んでやっぱ派手がいいよね、とチームにしてしまったのですが・・・。
あー、チームカラーって、後にそのチームにバイクを提供しなくなったら廃れてしまうのですよね・・。もろ形遅れってことになってしまうのです。
2001年にランプレチームにバイクを供給したフォンドリエスト。ジロ・デ・イタリアでランプレのシモーニが優勝し、フォンドリエストは一気に2002年にかけて人気ブランドに。主力モデルのカーブレベルやドンレーサーは、U107というデダッチャイのV107とU2を合わせた特性を持つオリジナルアルミ製で、高性能を誇りました。特に、ランプレチームレプリカカラーのマットなブルーにピンクのグラデーションを施し大きくロゴを白抜きしたグラフィックは派手で美しく、流行しました。
が、あれほどイベント会場で目にしたランプレフォンドリエストは現在走っているの私は見ていません・・。名車なのに。マニアックな方はきっと大切になさっていると思います。
このウィリエールもランプレにバイクを供給しなくなったら、同じ運命を辿るのでしょうね・・。いいんです!それまでの間目立ってやるのです~。これだけマイナーなのだから、ランプレのロゴをシールで隠せば、きっと誰も気が付かないはずですから。ジロやツールで優勝さえしなければ・・。
これがノーマルのEVASIONです。このPluto-metablueというカラーも素敵で、大人の渋いバイクって感じがたまりません。
チームとほんとに悩みましたが・・。一度もチームレプリカに乗ったこと無かったし、ノーマルはトップチューブにグレード名が大きく書いてあって、そこまで主張せずにここにいつもの筆記体のWilierのロゴが入っていたらこっちだったかも。
・・・特に、グラフィックが違うだけで21000円も高いっていうのは最後まで納得いきませんでした。なので納車後、自分を納得させる為にノーマルと違う点を探そうとしました。
納車時に、ちょうどその店に、ノーマルエヴァーションのブルーシルバーカラーが置いてあったのです。店長にお伺いすると、私の後にすぐ注文が入ったとのこと。扱い始めたばかりなのに人気が出ましたねウィリエール。事実、私は完成後も都合でなかなか店にバイクを取りにいけなかったもので、店長は店内に私のエヴァーションを飾ったところ、お客さんの評判はカッチョいいと、大変良かったそうです。
で、比較します。そのブルーシルバーのエヴァーションは私のよりひとサイズ小さいXSサイズでした。店長はサイズが一番小さいので仕様が他のサイズと違うかもしれないと言っていましたし、当然イタリアンデザインは生産ロットで個体差があるものですから、その店内のその時の2台の比較ということで、ご理解ください。他の仕様も存在するかもしれませんから。
店長に代理店へ確認してもらっていたのですが、ノーマルもチームも両方ともフレームは台湾製です。
しかし、チームはこの画像のように、チェーンステーにMADE IN イタリーなのです!すげえ、何故?代理店さんに聞いてもらったところ、チームモデルは台湾でフレームを溶接した後で、イタリア本国に送り、そこでこのチームカラーを塗装し、日本に送られて来ているとのこと。だからイタリア製(笑)。え~い、間違っていませんとも、一度イタリア行ってるんですからね!パーツの組みつけはどこでやっているのかわかりませんが。イタリア本国にはこのシマノのコンパクトクランク仕様は無いので、日本で組んでる気がするのですが。その間にもう一度台湾には行かないですよねえ。だからイタリア半島の画にスパナの画が重なっているのか?
ノーマルエバーションにも、イタリアの文字がありましたが、メードインでは無く、違う言葉でした。デザイン?企画はイタリア、のようなニュアンスだったかも。
で、その輸送代が21000円なのでしょうか?そんな気がしてきましたよ。塗装はシールだし。
さらにダウンチューブのBB付近にこのシール。ノーマルにはあったか気がつかなかったのですが。「プロデュース・ド・バイ・ウィリエール・レーシング・ディビジョン」企画はウィリエールのレーシング部門、ということでしょうか。ホントなのかなあ?
以前乗っていたビアンキの折り畳み20インチ車、ダホンのヘリオスのOEMでなかなか良く走ったのですが、それにはあの「レパルトコルセ」というビアンキのレーシング工房のシールが貼ってありましたよ・・・。嘘でしょそれって感じ。これもノリは同じでイタリアンなサービス精神なのでしょう。
この紋章マーク、ノーマルではヘッドチューブにありますが、チームにはこの一箇所だけ。
ちなみにチームには、EVASIONの文字も一箇所もありません。
さらに、ノーマルとよく見比べると、大きな違いを発見。店長も気がついていなかったのですが、チューブの溶接痕の処理です。
これは個体差だったらごめんなさいですが、ノーマルは溶接の細かいビートがそのまま残ってその上に塗装されていますが、チームは削って滑らかに処理されていました。トップチューブ側は、若干削ってあるだけでビートがかすかに見えますが、処理は明らかにしてあります。
シートチューブ側の溶接痕は、この画像だとわかり難いのですが、完全に削ってあるというか、なにか盛ってあるって感じで、溶接痕は全く無く、綺麗に仕上げられています。
この仕上げを台湾でやっているのかイタリアでやっているのかはわかりませんが、この処理プラスイタリア往復輸送費で21000円っすか・・・。
ま、イタリア製と言ってもいいなら、許しちゃおうか・・。う~ん。
そのほかの違いは、カーボンバックステー部分のカーボン柄。ノーマルは一般的な目の細かいカーボン繊維の柄。チームは最近スコットのフレームとかで見る大きな格子柄です。これは店長はノーマルのサイズが小さいからその仕様では?と言っていましたがどうでしょう。
書いてある文字も違って、ノーマルはなんて書いてあったか憶えてませんが、チームはチームエディションとイタリア国旗の恥ずかしさを覚える仕様です。
目に見える違いはそんなところです。性能に違いは無いでしょう。あとは色やデザインのお好みでしょう。チームレプリカモデルにしては、廉価グレードに設定してくれたので、他メーカーのチームモデルよりお求め易く手に入れられるでしょう。チームレプリカジャージを好んで着ている方にもお薦めです。ランプレのジャージ派手ですけどね。なりきれます。
21000円出して私はチームを選んでしまいましたが、チームレプリカってこの値段だと他にあまり無いよね、ロードバイクはやっぱ派手めがいいかな、もう派手なの乗れるのは歳からしてこれが最後だからいいよね・・、と納得しています。自分に似合っているかどうかは、辛いです・・。
では、また。
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コメント
ノーマルEVASIONのカーボンバックには、
Karbon Back Systemってステッカーが貼ってあります。
CarbonではなくKarbonです。
イタリア語だとカーボンはcarbonioなので、イタリア語でもないです。
以前ここでネタにしてます。
投稿: ドラエモソ | 2007年5月11日 (金) 08:45
こんにちは!ドラエモソさん、コメントありがとうございます!お元気ですか?
おお、ノーマルのカーボンバックに書いてあるのは、KBS(Karbon Back Systemの略)ですかあ!?それは・・。
そうですよね、正しくはCARBONですよねえ。凄い勘違いだ~。しかもKBSと略すところも凄い。これって台湾のオリジナルなんでしょうねえ。誰もチェックしてないんでしょうか?日本でも代理店は気がついているのかなあ?さらにイタリアでもこれ売ってるんですよ!
ドラエモソさんのナイス発見です!素晴らしい~。
ブログをまた拝見しましたが、ドラエモソさん、連日の100キロオーバーの走りじゃないですか!凄いパワーですよ。私は100キロ走ったらしばらくはお腹一杯ですよ~。凄いです・・。今後も宜しくお願いいたします!
投稿: 管理人(電動おやぢ) | 2007年5月14日 (月) 00:11