GIANT・MR-4の輪行袋収納方法を考える
この夏はプチ輪行とか言い出して、GIANT・MR-4で県内の日帰り温泉施設に走って行き、すっかり気持ち良くなったら最寄の駅から輪行してのんびり帰ろうと、計画しています。
しかし、チームメートのバイクフライデー、ブロンプトンを駆る本格派小径車乗りM氏に言わせれば、小径車は20インチまで、折り畳み車は前輪を外しちゃいかーん!とのことで、どうも認めてもらえません。
最近私も、だいぶこいつの折り畳みを迅速に出来るようになりましたが、M氏に認めてもらえるように、さらに速く小さく畳めるように研究しています。
一番コンパクトに出来るのは、GIANTからオプションで販売している専用輪行袋の使用でしょう。こいつに入れればステムこそ飛び出ていますが結構コンパクト、袋に付いているローラーで転がす時は出てるステムを持って引っ張るらしい。ブロンプトン乗りが転がすのを見るたびに、ああ、MR-4も転がしてえ・・と思いますが。
この専用袋、ちょいと値段が高いし、ローラーつきじゃあ袋の収納サイズも大きいんじゃないかと気になり、未だ購入していません。ただ、専用袋もどうやら入れるのが難しいらしく、GIANTのHPで収納方法を解説しています(pdfファイル)それを見ると・・・・、前輪、シートポスト、ハンドル、ペダル、クイックレバーも外していて、あと後輪外せば普通のロードを輪行する時とあまり変わらないのでは?と思ってしまいました。
けど、この後輪を外さない、っていうのはエンド保護金具を付けたりチェーンを触らなくて済むので作業軽減として大きいとは思いますが。私は、手持ちのオーストリッチ製ロード320輪行袋を使用しています。ちょっと大きめなので、作業は楽です。
私のMR-4はネットオークションで購入したものですから、取説もなく、自分で勝手に考えた折り畳み方です。問題点もあると思いますが、しばらくはこれで行こうと思いますので、何か問題が発生したらご報告します。
前輪を外しシートポストを抜いて、リヤサスのクイックを外せば、このように折り曲がります。ジョイントが固いのか私のは結構力が必要です。
おっと、ハンドルを取るのを忘れました。
本来、ハンドルが左右に分割する画期的な機能があるのですが(しかしその所為で市販のハンドルが使えない、幅が広いのに・・)、内部が錆びていて汚れちゃうのでステムからハンドルを外します。錆を取ればいいんだけど・・。ボルトはどっちも2箇所ですから作業は同じなんですが。
ステムはハンドル角度がすぐに戻せるようにキャップに印をつけました。キャップを外しステムごとハンドルを外し、またキャップを戻しておきます。
この状態まで部品を外して、折り畳みます。これが小径車通には折り畳み車じゃないと言われる理由ですか・・。
ペダルは外した方が横の突起が少なくなっていいと思いますが。
私はビンディングペダル(SPD)なのでペダルも小さいので一行程省きます。フラットペダルの方は、ワンタッチで外せる三ヶ島プロムナードペダルが便利でしょう。
ただ、この状態で自立しません。折り畳み車は作業中自立するように工夫されていますが、MR-4は専用輪行袋にシートチューブを挿入できるジョイントがあり、シートクランプで固定すると自立するようです。私は作業は必ず壁面を後ろにしてもたれかけさせてやります。
サスのジョイント部を支点に折り畳んでいくと、後輪が前輪を外したフロントフォークの中に入ります。
惜しい・・。ここが高級小径車との違い。バイクフライデーなんかは、このように折れるようですが、後輪が横にずれて逃げて、前輪の横に重なるのですよ!だから前輪を外さなくてもコンパクトになる。MR-4、もう一歩設計が甘かったか・・。
この状態、勿論自立していません。ここからひっくり返して袋に入れます。
オーストリッチ輪行袋を地面に敷きます。袋にイラストでここに何を置いてとか書いてありますが、本来の使い方ではないので無視。ファスナーは全開。底部にMR-4を置きます。
ふと思い、サドルを装着したまま入れることにしました。ポストを一番下げた状態。このほうが組む時も速いし、袋の中に入れるものが減って納まりが良いかもしれません。自立はしないけど安定は良くなります。
ただ私は普段、リクセンカウルのリアバックを装着しているので、その時はアタッチメントがポストについているので、この方法は出来ません。ザックを背負って輪行袋を持ち運ぶ時なんかはこのやり方でどうでしょう?
後輪とフレームをマジックテープで固定します。フォークが動くとがたがたいうし、何も固定するものがないので、ジョイントから開くこともありますから。
ヘッドチューブ上部に、袋に付属のストラップを固定します。ワンタッチの金具がついています。
通常の輪行袋は、袋に入れて自転車を持ち上げるのではなく、自転車本体にストラップを付けて自転車を持ち上げ、袋は単なるカバーです。そのほうが袋に負担が掛からないからだと思います。
サスのジョイント部分に、ストラップのもう一方を固定します。
この部分は太くて丈夫そう。
ストラップは袋の穴から内部に差し込んでから固定します。
これが袋内で収納された状態です。
ん?前輪ホイルは反対側のほうがいいと思います。突起の部分を体と反対側に集中させます。ただ、クランク、ペダル、チェーン、などホイルを傷つけそうなものがあるし、リアディレーラーにも干渉するのでちょっと恐い気も・・。
が、袋が体に当たる部分、太ももの外側に当たる部分は、痛いし、部品にも圧力が掛かるので、体と反対側にパーツ、前輪、ハンドルを集中で行きます。
これで持ち運べば当然フレームに傷は付きます。私の個体はオークションで購入した時から傷だらけ、もう傷なんか怖くありません。けど、普通は自転車や、部品を守るためにも当たる部分には緩衝材を挟んだり巻いたりした方が良いと思います。オーストリッチからウレタン製の汎用品が出ていますし、プチプチでもいいと思います。前輪もプチプチを工夫してホイールバックを作ってみるのもいいでしょう。いろいろ工夫しても、輪行すると傷は避けられませんよね・・。
うわー、ハンドルの位置が恐いです。スポークの間に入ってます・・。ただハンドルは後輪と一緒にマジックテープで固定してあるのでタイヤが回ったりしないとは思いますが・・。反対向きだとワイヤーに負担が掛かってしまう・・。これでやってみましょう。もしスポークが折れたら、うーん、ホイールを組みなおす口実になるからよし!ハブが腐ってるので組み直したいんですよ~。いや、やはりハンドルは左右分割した方がいいです!そうしてください。ハンドルの置き場所がホント困ってしまう。ワイヤーにジョイントつけてハンドル外せるといいのに・・。
前輪はチェーンステーにマジックテープで固定。チェーンステーが途中でカクッと曲がっているデザインなので、上手く角度が付いてハンドルに当たってリアディレーラーに圧力が掛からない感じです。クイックシャフトも抜かないけど、折り畳み車なんだから作業時間を優先します。
これが最終形。袋に入った状態です。袋が若干余っているので、700Cロードよりコンパクトです。左下の突起はサドル部分なので、サドルを外せば10センチくらい左下はコンパクトになります。
うーん、微妙・・。やはり24インチ、18インチクラスの小径車ほど小さくならないし、畳に時間も掛かりますね。重量はクロモリ高級小径車より1キロ軽いくらいでしょうか?
今まで見た感じ、ブロンプトンが畳みやすさ、収納の小ささは優れていますね。ただそれはホイルが16インチ、こちらは24インチ、スポーティーな走りをすればMR-4の方が楽なはずです。
夏のプチ輪行を何度か行い、何か問題が出ないか試してみます。やはり、専用輪行袋が欲しい・・。ハンドル内部の錆を取って、ペダルを着脱式の奴に替えて専用袋に入れて、ごろごろ転がして旅に出たい・・。そう思う今日この頃です。
では、また。
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