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2007年10月 9日 (火)

烏帽子岳(標高2065メートル)に登頂。

前回の続きです。「前回のあらすじ」・・・・おやぢ登山と意気込んで、2000メートル峰に挑戦、群馬県・長野県境の湯ノ丸山(標高2102メートル)への登頂を見事に果たしました。しかし、本格的な装備にもかかわらず、ジーンズにスニーカー姿の若者達に惨めにも追い抜かれ、観光客でも登れる山だったことにショックを受けました・・・。ならば、隣にある、より登山っぽい烏帽子岳(標高2065メートル)への登頂を目指す!しかし、運動不足がたたり脚に来ている状態で、2000メートル峰の連続登頂など可能なのだろうか?どうなる!?

とにかく行かねばなりません・・。先ほどの若者達が遠くアルプスを指差して、あそこに見えるのが乗鞍岳だよ。ああ知ってる、自転車で登る有名なレースがあるんだよね。え~マジでえ?とか言っています。
ふふふ、そうさ!私は数年前その乗鞍ヒルクライムレースに出場、完走してるんだぞ。どうだ、おやぢもやるモンだろう!?と心の中で叫びました・・。

Ebo1 立ち上がった私は、いよいよ目の前にある、烏帽子岳へ向かいます。この右側の尖った峰が頂上です。山っぽいです。しかしここへ行くには、湯ノ丸山を下山、手前の谷を降り、またこの稜線まで登り上げるのです。厳しい・・・。

下り始めたら、なんと!先ほどのジーンズ姿の若者集団が先行しているじゃないですか!?まさか、次の山もまたしても観光気分で登頂されてしまうのか?
何故かくっついている例のおやぢが「ほら、これが野生のブルーベリーだよ、食べてご覧。」「え~うっそー、うわー、甘酸っぱ~い!」・・・。
くううううーーーー!私も、野生のブルーベリーが食べたい!おねいさんと一緒にたべたいいいいい!と心の中で叫びながら、横を通り過ぎました。若者達は頂上に戻り、来た道で下山するようです。

Ebo2 湯ノ丸山から烏帽子岳へのルートは、まず厳しい下山道です。直下りです。ジグザグしながらもほぼ一直線に下降します。部分的にガレていて、石の多い急坂です。

膝ががくがくになります。押さえが効きません。ポールに体重が掛かって危険な状態です。

上って来た人も相当苦しそうです。技術的には登りのほうが簡単でしょう。けど登りはお薦めできませんね、きついです。ルートは最初に湯ノ丸山が良いでしょう。このくだりも雨が降ったらお手上げでしょうね、沢です。

Ebo3 下りなのに何度も休んで、やっとの思いで一番低い位置、鞍部(コル)に到着しました。

一面笹原の平らな場所です。木の下で休憩が出来ます。

ここで、地蔵峠への下山道と烏帽子岳への登山道の分岐になります。





Ebo35 これが烏帽子岳です。登頂ルートは、画面中央やや左の支尾根を、真ん中あたりまでジグザグに登ります。そこから左手にトラバースし、画面左端あたりの主尾根に登り上げます。そこから右端の頂上まで稜線(尾根)を歩きます。




Ebo4 先ほどのコルを出発します。

笹が生い茂る緩やかな登山道を歩きます。烏帽子岳の頂上が右に見えます。あそこまで登るのか・・・。

道は徐々に角度を上げて林の中に入り、石が多くなっていきます。






Ebo5 はーはー言いながら、稜線にたどり着きます。穏やかに風が吹いています。

もう高い木もなく、眺めが素晴らしい。眼下に街が見えます。そして稜線が青空へと続いています。






Ebo6 ああ、憧れの稜線歩きです。この開放感がたまらない。天気が悪ければ吹きさらしの道は強風で辛いことでしょう。ヤセ尾根ではないけど、いかにも稜線な味わいです。

そして、稜線の先に見えるのが頂上なのか?






Ebo7 徐々に頂上が近づいてきます。

岩が多くなってきました。この先の急坂はガレ場になっているようです。










Ebo8 岩場を登ります。足場はしっかりとしてます。急斜面なので手で岩を掴み登ります。

はあ、はあ、もう少し、この上が頂上です。はあはあ、もうちょいだ。既に脚は限界に近く、やっと持ち上げて上の石に乗せます。

さあ、いよいよです。感動の登頂です!はーはー、もう、そこです。
皆も一緒に、一緒に登頂しましょう。
一緒にいくぞっ!

Ebo9 やった!やりました!・・・あれ?ええ・・・・・?



何?あれ・・・。あれが頂上?

こ、これは!ニセピークですっ!




Ebo10 はああ・・・、本物の頂上が現れました・・。
まだ尾根道が続いています。しかも一旦下りてまた上っていますよ。

ふうう、力が抜けてしまいました。石の上に座り込んでしまいます。もうだ、だめか。あそこまでは行けないのか?

・・・まだだな、ゆくのだな、立ち上がったらゆくのだものな・・。足が動かないなら手であるけ、手がうごかないならゆびでゆけ・・・。と、どこかで聞いた事のあるセリフを呟き、稜線を歩き出します。

Ebo11 道端に綺麗な花が咲いています。この山は花が沢山咲くことで知られています。今はこの花とリンドウとアザミくらいでしたが。

さらに進むと遭難碑がありました。昭和40年5月3日。この頂上直下の稜線で一人の男性が遭難し亡くなっています。





Ebo12 5月でも2000メートルの山では天気が悪化すれば危険です。40数年前の装備では耐えられず、この稜線上に倒れ力尽きたのでしょうか。

碑に私は両手を合わせ祈って、また歩き出します。
人の命を奪った山です、気を引き締めます。





Ebo125 今度こそ頂上が近づいてきました。直下はかなり厳しい感じです。急斜面のガレ場です。
しかし、ひるんではいけません。イカロスの山風に言えば、勝利者は頂へ続く最後の稜線をゆく・・・。








Ebo13 エベレストで言えば、ヒラリーステップでしょうか?!最後の難関です。これを上らなくちゃ山頂に行けません。

あとワンピッチ。クライマーならば登るんだ。9ミリザイルが30メートル。ハーケンを・・、いや、クラックにナッツが使えるな。カラピナよし、セルフビレイ(自己確保)は取ったぞ。クライムオン!
いや・・・、そんな装備何一つ持ってませんし、意味も使い方も知りません(笑)。そんなもの何も必要じゃないです。ただのガレ場です。

Ebo14 手も使ってよじ登ります。

たまに浮石があるから注意して。マーキングが何もないので、ルートを探りながら登ります。
落石だけは勘弁してくれよ・・。








Ebo15 ガレ場を登れば、頂上まであとわずか。最後の低木が紅葉していました。

この2000メートルから段々と秋が麓に下りていくのですね。

さあ、最後の一登り。この先は木が生えていません。
石の多い斜面を登ると・・。




Ebo16視界が開けました。

頂上です!やりました。やっと山っぽい山に登頂しました・・。

それほど広くなく、岩だらけの頂上。ケルンが一つ。

360度、何も遮る物のない、素晴らしい眺望です。秋晴れの青い空が広がっています。



Ebo17 烏帽子岳山頂。標高2065・6メートル。

ふうう、疲れた。
相棒のグレゴリーのザックを下ろします。

おにぎりを取り出して食べました。水が旨い!

景色を堪能します。なんて気持ちいいんでしょうか。来てよかった・・・。

稜線歩き、ガレ場と、山歩きの要素を満たす、登山っぽい行程でした。

山頂でまどろんでから下山します。
気をつけて下りなければ。
ヒマラヤでは下山時の遭難が7割を占める!(こればっかり・・)。

次回は、下山編ですって、まだやるのでしょうか?

では、また。

 

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コメント

どうもmk2です。

今度は登山ですね!
またもや僕の興味対象でありまして、
また読むのが楽しみなカテゴリーが増えて、
嬉しい限りであります(笑)

さて、11月中に行われる負け組総会という名のキャンプツーリングにお誘いを受けました。
ついに僕もキャンパーとして、デビューしようと思っておりますが、
何分、右も左も分からない世界なので、
管理人様にご教授を請う事もあるかと思いますが、
その時は宜しくお願い致します。

投稿: mk2 | 2007年10月10日 (水) 13:32

うわ~!!連続2000m級を踏破ですか!!
お疲れ様です。
やはり烏帽子岳の方が稜線がはっきりしてて「登山」って感じがしますね~!

私はこの間、キノコを採りに小さい山へ入りました。ちょこっと登っただけでぜぃぜぃぜぃ・・・・体力の無さ実感。

食い意地が張っているのでキノコに釣られて登りましたが、普通の登山はちょっと無理かも~(苦笑)

投稿: たれぞ~ | 2007年10月10日 (水) 16:49

ーー mk2さん、こんばんわー。

おお!お山にもご興味がありますか~。いいですねえ。負け組み山岳隊を結成し、アルプスの縦走を目標にやりましょう!今年はもう雪が降りますので、初夏の尾瀬あたりからどうすか?その際、まずは装備からですね。やっぱり道具を揃えるのが楽しみですー。

おお!さらにはいよいよキャンプデビューですね!長瀞のキャンプ場ってところが不安ですけどねー。まずは装備からですね。やっぱり道具を揃えるのが楽しみなのね~。近所のワイルドワンで見てみましょう。負け組みはモンベル、スノーピークが流行よ。好日山荘の通販サイトもご覧ください。欲しくなリますよ~。私は自転車をどうするか。キャンパー仕様に改造しなくては・・。

ーー たれぞ~さん、こんばんわー。
お元気ですか?

登山は疲れましたよ・・・。天気が良かったので登れましたが、荒天なら2000メートルから上は、やっぱり恐そうですね・・。稜線歩きは気持ちいいですよー。北アルプスはもう雪が降るので来年に挑戦です。

キノコ採りいいですねー。私もやってみたいけど、キノコに詳しい人と一緒じゃないと危ないですよねー。山の中で旨そうなキノコを見つけると全部食えそうですからね。今回おみやげに信州おうぎ茸という、しめじを舞茸化したような、はじめて見るキノコを買いました。さっとバターで炒めたらうまーでした。いろいろなキノコがあるものですね。

山も低い里山から登ると段々体が慣れてくるそうですよ。キノコに釣られてなんて、最高の状況ですね~。北海道は低山でも関東の高山並みの植生ですから、雰囲気良いですよね。うらやましいです。もう大雪山は紅葉?いや初雪でしょうか。登ってみたいなー。

投稿: 管理人(電動おやぢ) | 2007年10月10日 (水) 21:36

うおお~っ!!インチキかーちゃんがこどもの学芸会の衣装作りなんぞしている間にこんな事してたのですね!!ぐぞ~うらやましいぞ!!(号泣)

とりあえずこの悲しみをコメントにこめてみました。かーちゃんは衣装作り(ムスメ二人分&友達の子の分)に戻ります。

悲しみのコメント、ぴっ。

投稿: なごいく | 2007年10月11日 (木) 20:18

なごいくさん、こんばんわ~。

学芸会!いいですね~。衣装ってお母さんの手作りなんだ・・。

私、幼稚園の学芸会では「北風」の役で、茶色い全身タイツでしたが・・。大きな袋を背負わされて、鼻に一本筋書かれましたが、あれは何の意味だったんだろう?
小学校は子狐ゴンで、農民B(笑)。浴衣着て出ましたね。
あと、大人になったら何になりたいか?という劇で、政治家、になりたいという友達を応援する後援会の人。(笑)。今の人生を暗示するような、主役にはなれない役でした・・。これは父親の背広を拝借。

いや~。山はいいですよー。北海道は早くしないと雪山になってしまいますよー。
まずは頑張って、素敵な衣装作ってくださいねー。最後の「びっ」は何?

投稿: 管理人(電動おやぢ) | 2007年10月12日 (金) 00:16

「ぴっ」=送信ボタンを押した音

でした~♪

投稿: なごいく | 2007年10月12日 (金) 06:13

なごいくさん、お返事サンキュ。

あ、そっかー。送信ボタンの音かー。

・・・って、そんな音はせんわー!だいいち、送信と同時に発生する音が書き込めるかーい♪


びっ。


投稿: 管理人(電動おやぢ) | 2007年10月13日 (土) 20:09

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