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2007年10月 8日 (月)

おやぢ登山シリーズ開始!湯ノ丸山(標高2101メートル)に登頂。

はじめてしまいましたね、登山をとうとう・・。人生も終盤に向けての準備を開始しました。
現在メイン趣味の自転車では、既に体力の衰えが目に見えて現れています。ガンガン乗れてないと行きたいところに行けなかったり、楽しさも減少します。50代にはもう近所をポタポタ走る程度になると予想、60歳になって自分が自転車に乗っている姿を想像できません。

そこで晩年に向けてできるスポーツ趣味は何か?ゲートボール?まだ早いし集団行動は苦手です。ゴルフ?お金がないです。そう、中高年に人気のスポーツ、それは登山です!40代から始めれば、きっと熟年になってもバリバリ登れるに違いない。さあ、登りましょう!将来の自転車乗りに不安を感じている皆さん、必読ですよ・・。

Yuno1 2007年10月7日、装備もいつもどおりこだわって揃えて、向かった先は群馬県と長野県境にある湯ノ丸山です。

やはり高さにもこだわってみたい・・。2000メートル級で近所で登りやすい山を探してここに決定。どっしりとした山容が見事です。

浅間山に連なる2000メートル峰の山々の端にある、標高2101メートルの頂を目指します。

さらに余力があるならば、隣の山も登ってしまう。
Yuno2烏帽子岳、標高2065メートルのピークも落としてやろうと思います。

おお、こちらは私好みのいかにもの山、山頂って感じの三角形のピークを持っています。

果たしてどうなるか?この2000メートルの高みまで登り詰める体力があるのか?これからの登山ライフを左右する運命の登山です。

この山の特徴はなんと言ってもアクセスの良さです。どんな良い山でも、登山口まで行きにくければ登り難い。
Yuno3 自宅の高崎市を8時に出発。松井田妙義インターから上信越自動車道を走り、軽井沢の先、長野県東御市の東部湯ノ丸インターで高速を降ります。そこから湯ノ丸高原へ山道を走り、この地蔵峠に9時半に到着します。ここで標高結構高いので、流石はおやぢ登山、楽して高い山に登ります。

愛車のポロをかなり空いている駐車場に停めます。ここはスキー場のため広い駐車場があります。快適なトイレやレストランなどもあります。観光地ですね。観光客と登山客の姿がちらほら。装備を整えて出発します。途中水場が全くないので念のため水は2リットル持って行きます。

Yuno4 入山ルートは2つありますが、最短で湯ノ丸山に登るルートを選択。 駐車場から道を渡ったリフトの脇を登ります。

ゲレンデの急斜面を直登しますので、あまり面白くもなく辛い・・。

紅葉が遅れているのか、この辺りはまだ緑です。



Yuno5道はしっかりしていますが、斜度はあります。

登山を楽しんでいる方々のブログを拝見しますと、この山はかなり楽に登れるような表記がありますが、とんでもありません。脚は辛いし、呼吸は上がるし小休止しながら登ります。止まると心臓の鼓動がびっくりするくらいあがっています。こりゃ自転車でヒルクライムするより辛いです。すぐに立ち止まれるのが救いですが。登山する人って見栄張ってないっすか?

ちょっと最初からペースが速かったのかもしれません。この画像の人は初老の方でしたが、すぐに追いついてしまった。ゆっくり歩きましょう、まだ先は長いのです。この先も一段きつい登りがあります。

Yuno6 振り返るとこんな景色。真っ直ぐに結構高度を上げたのでもう疲れた・・。

今回の服装は、下着は迷ったのですが涼しいドライテックはやめて、暖かめのヒートテックの長袖シャツ。その上にドライ素材のラガーシャツ。さらに出発した時は冷たい風が吹いていたので、ゴアテックスのレインジャケットをウィンドブレーカーとして着ていましたが、この坂の途中で暑くて脱ぎました。これはこのあと帰りつくまで着ませんでした。ザックの中に薄手のフリースが用心のために入っています。ズボンはストレッチ素材のトレッキングパンツ。その下に迷ったのですが、ヒートテックの薄手のアンダータイツを着ました。これが暑かった・・。流石はノースフェイスの製品。薄手なのに凄く暖かい。けど今日は暖かすぎ。じっとり汗で濡れてしまいましたが、ノースフェイスならばすぐに乾かすでしょう。値段高いんだから信頼してまっせ。

Yuno7 リフトの終点から平らになります。

先にあるのが目指す湯ノ丸山です。

今回もストックはシングルポールを持っていったのですが、前回の尾瀬では帰りの登りで使ったのみでしたが、今回はこのあたりから使い始めます。意味はないですが、上っている人が皆使っていたので・・。

やっぱりこれがあるといいです。バランスが取りやすいのです。杖という感覚ですが、推進力にもなります。伸縮式で、身長の半分の長さが基本ですが、登りは短くして下りは長めにします。あまり体重を預けると危ないかもしれませんね。





Yuno8 右手に柵があり、その向こうは湯ノ丸牧場の放牧地です。ここはつつじ平と呼ばれ、6月にはレンゲつつじが咲き誇る有名な場所です。

今は花も咲いていないので寂しい感じです。この先登山道は一旦下ります。コンコン平らと言う場所です。





Yuno9 東屋があったり、歩きやすい道が続きます。

風見鶏の付いた鐘のある分岐点に出ます。直進します。
ここからいよいよ本格的な登りです。ここが取り付きといった感じです。

この鐘は、霧の深いときに鳴らしてあげると他の登山者を迷わずに導いてあげることが出来ます。



Yuno10直登と言う感じです。笹原のあいだの穏やかな道から角度を上げていきます。

今日は天気も良く乾いていますが一旦雨が降ったらかなり滑りやすそうです。雨の流れる沢になりそうですね。

途中、親子連れや老夫婦を何組か抜きしました。私って登るの速いのかなあ?とうぬぼれていたら、登山慣れしている感じの人には、何故そんなに速いの?と言うスピードで抜かれましたが。







Yuno11 振り返ってみます。結構登りましたね。真ん中の直線がつつじ平らのあたりですから。

路面にも石が出てきて、徐々に石だらけの道になって行きます。

道は真っ直ぐですが斜度がきついところはジグザグになっています。何故か途中で微妙に分かれ道がありますが、ショートカットしたり迂回したり、登山者の工夫の跡でしょう。けど分かれ道がある箇所はどれを通っても辛い場所ですね。

ガレてはいないけど、階段状で歩き難いです。





Yuno12
頂上直下の紅葉のトンネルをくぐります。このあたりまで登るとやっと紅葉していました。このあたりで低木も終わり。頂上周辺はほとんど木がありません。

途中、軽装備の若者に軽やかに抜かれます。この斜面を小走りにあがっていくのだから驚きです。ああ、私もあんな若さが欲しい・・。あの若い頃から登山をやっていたら、いろいろな山を登れてたのだろうなあ・・。あの年のころ大学生の私は、合コンとエッチなことばっかり考えて行動していましたから。いや、今からでも遅くない。さあ、登ろうぜ山を!

Yuno13 森林限界を超えたのか、木もなくなり視界が開けます。頂上がそこに見えます。もう少しです。ややガレて来ましたが、景色がよいので気分よく登れます。

しかし、ハアハア言っていると、若者の集団に抜かれます。おいおい、その軽装備はいったい・・。ジーンズにスニーカー、ペットボトルを一本持った彼らは軽く私を抜きました。くそおおおーー、こっちは重装備だから遅いんだよおお!君らは山をなめてるな?

Yuno14 続いてピッチピチのジーンズ姿のおねいさんにあっさりと抜かれます・・・。かわいい・・。大学生カップルっぽいです。君らは今は体力が有り余っているけどな、いつかはこんな中年になるんだぞ!くうう、山をなめて知らないぞ・・。

雨が降ったら雨具はどうする?雲が出て風が吹いたら温度は急激に下がるぞ。濡れたらそんなピチピチジーンズ全然乾かないんだぞ。2000メートルだぞ、渋谷センター街じゃないんだぞ。食料はどうする?動けなくなるぞ、遭難したらどうするんだ、ビバークもそれじゃあ出来ないじゃないかーーー!・・・ハイテクな服を着て、重たいザックを背負ってストック突いている私はいったい何?いや、きっと悪コンディションのときに生還するためには必要な装備なのです。これでいいんだ・・。さあ、頂上はすぐそこです。

Yuno15 さ、山頂だああーーー!

や、やったぞお。とうとう上り詰めました。湯ノ丸山東稜ルート単独無酸素初登頂です(個人的に)。酸素はいらないっしょ。吸いたければ吸ってもいいけど、スプレー式の酸素でも。

頂上はガレ場でケルンがいくつも積んであります。山って感じですが・・。広すぎて頂上って感じはあまりないですねえ・・。若者集団に先越されちゃうし、感動も今ひとつだったのが本音・・。

Yuno16 しかし、2000メートルを超える高みに上がることが出来ました。

湯ノ丸山。標高2101メートル山頂です。

って、ここが一番高いの?良くわかりませんが、こういう棒が立っているのだからここでいいや。そうそう、ここが山頂、うん。

ザックを下ろして記念撮影です。

おやぢ登山、最初の一歩です。午前11時頃、登頂成功!










Yuno17 周りの景色を見てみます。頂上には木がないので、360度丸見えです。景色は抜群の山ですよここは。

おおお!この先の烏帽子岳の山頂の後に北アルプスが見えますよ!私の憧れるアルプスの山々です。

西は妙高から北アルプス北部から南部、中央アルプス、八ケ岳、そして富士山までが見えます。反対側は浅間山から四阿山(あずまやさん)が近くに見えます。この眺望は素晴らしい!晴天に恵まれ、秋の澄んだ空気がこの景色をくれたのでしょう。

Yuno18 北アルプス北部です。一人で上って来た山好きな中年男が、さっきの若者集団にどれが何山か解説を始めましたので聞き耳を立てます。北アルプスの地図は既に頭に入れましたがおさらいします。
右から、雪渓が見えるのが白馬岳、唐松岳、ちょっと下がってから尖っているのが五竜岳、2つピークがあるのが鹿島槍ヶ岳です。その左手背後に剣岳。

Yuno19北アルプスの南部です。

右から後ろ側にあるのが立山連峰。手前の烏帽子岳頂上の左の尖っているのが槍ヶ岳。一番左のぎざぎざが穂高連峰です。









Yuno20 結構近くに見える八ケ岳を過ぎて、おお!富士山が見えました。

下には上田~小諸の街並みが見えます。








Yuno21 この湯ノ丸山はピークが2つあって今登ったのが南峰。

稜線を10分も歩けば着く距離です。
こちらより北峰のほうが標高が低い(2098メートル)ので、とりあえず行かないことに。







Yuno23 まだ昼飯には早いのですが、エネルギー補給にアンパンを食べます。
自転車に乗っているときもよく食べるアンパン。補給食としては優秀なのです。

腰を下ろしパンを食べ水を飲んで考えます。

目の前に見えるのが烏帽子岳(2065メートル)です。右側の尖ったピークです。ここにさらに登るのか?手前に谷があり、一旦湯ノ丸山を降りて、鞍部(コル)と呼ばれる尾根の最もくぼんだところから、また登り、画像の左端あたりに出て稜線を右端の頂上まで登らなければなりません。ここより標高は低いですが、かなり厳しそうな山容です。行けるのか?

Yuno24 いや、まだ余力はあるな・・。このままじゃあ終われません。本格的な登山を志す者としては、観光客が来れる山では納得がいかない。ペットボトル一本の若者と同じ登山じゃ満足できません!ここからが本当の登山の始まりです。

行こう・・・。私は荷物を整え、立ち上がりました。標識の差す烏帽子岳の方向に歩き始めました。

しかしそこには、厳しい山岳の試練が待っていたのです。
次回、烏帽子岳への道、です。

では、また。

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