ブロンプトンの詳細&カスタマイズ計画
前回ご紹介しました、新車の真っ白ブロンプトンM3L。
16インチの折り畳み自転車ですが、これが英国生まれの気どった奴のクセに、使えます。
自転車に興味のない方が見れば、ミニサイクル?ホームセンター?と言われかねないのですが、ちょっと自転車に詳しい方なら、これが折り畳み自転車の基本形で、完成形といわれているらしいとの噂はご存知ではないでしょうか。
この画像で見ても小径車なのに随分と長いホイールベースは700Cロード並み、走行安定性はタイヤの小ささを感じません。そして、前回も書きましたが芸術的ともいえる特徴的な折り畳み方によって、ホイールよりちょい大きいほどのコンパクトな折り畳みサイズを実現します。詳しいその歴史やラインナップ、スペックは輸入代理店さんのサイトをご覧ください。
以前私は、まだ自転車チームを立ち上げる前の2002年、MTBやロードに乗る前には小径車に乗っていました。
それは、このダホンの20インチのヘリオス8(のOEMのビアンキ)です。剛性感のあるアルミフレームと8速ギヤで驚くほど速く安定して走れました。値段も当時は高くて驚きましたが・・。
しかし、あのダホンのフレームを二つ折りにする折り畳み機構は、あまり小さくならないのです。幅が大きくて持ち運び難いし、電車のシート後にも収まりが悪く、部屋でも邪魔にされました・・。それ以来小径車は遠ざかっていましたが、その当時からコンパクトになるブロンプトンは気になっていたのです。
で、このブロンプトンは小径車の世界では有名な自転車ですが、実は私は、我が自転車チームのメンバー達ほどこいつに思い入れはない(笑)。
実用的な部分で、これはかなり使える、と判断して購入しました。加えて、そのオリジナリティーとちょいお洒落で気品を感じるところです。
お値段は高いのですが、ちょい乗り、町乗りから輪行旅行まで使える稼働率を考えたら、殆んど我が部屋で眠っているフルサスMTBよりお得です(笑)。隣町の実家まで往復40キロをロードで走ればあっという間ですが、こいつで走ればトレーニングになるのではないかと。
今回ブロンプトンを購入した、地元高崎の サイクルテックIKDさんのブロンプトンのページを見ると、 カスタマイズ例や豊富なオプション、オリジナルパーツが載っています。
今回は、ブロンプトンの詳細の解説と、今後IKDさんとご相談してカスタマイズしたい部分を書きます。なおIKDさんのパーツは、仕様、お値段も時として変わりますし(笑)、在庫も有るんだか無いんだか微妙でして、IKDさんのHP記載のお値段を掲載しますので詳細はお店にお問い合わせください。
うーん、アップライト。この形がミニサイクルっぽいんですよね・・。フラットバーのSモデルならスポーティーですが、Mモデルのこいつはいかにもコンフォート。前傾は取れません。(これ以上ハンドルを前に倒す位置にすると折り畳みに問題が出ます。)
これを改造するなら、IKDオリジナル・ローポジションハンドル(3360円)に交換すると高さが4センチ下がります。うーん。ただ、慣れるとこの高さのまったり感もおき楽でよいんですよね。ちなみにIKDさんでは、ハンドルポストごと交換して、Sモデルのフラットハンドルに改造できるようです。また、ポジションはエンドバーを装着するとかなり良くなるそうです。グリップは茶色に交換したいなあ・・。
既製品を使えばいいのに、ブロンプトン名入りのオリジナル品です。
こだわりなのか。実際、軽量化はこだわっているようです。
シフトレバーはちょい硬め。このレバー2本の意味は?内装3段。三速しか有りませんが、登り平地下り用と、用途ではっきりと使い分けられます。もう少し細かいといいのですが。多段化は今後の課題。
普通に効きます。
ドロヨケはお洒落なストライプ入り。
フレームはクロモリ製。1本のチューブですが結構太い。アルミで作れば軽くなるのに、伝統のこだわりでしょうか。アルミでももちそうな太さと肉厚さですが。
可動するジョイントはこの2箇所。挟んでいるクランプをレバーをまわして外します。
ジョイント部分、削って仕上げてあるようですね。
塗装は美しい。車のジャガーと同じ塗料でしたっけ?忘れてしまったが、相当良い塗装と聞きました。
ロゴのステッカーは補修部品で入手可能。735円。シルバー色やチタンモデル用840円もございます。
クランクセット。ここが私の気に入っているデザイン。肉抜きデザインと、クランクの細さ。ロゴ入りのオリジナル品。かなり軽量化しているそうです。
以前はストロングライト製でしたが、現在はフランス製の何かです。
ブロンプトンは以前、パーツは全てEU製だったそうですが、現在はアジアンパーツも付いています。
クランク長170ミリのギヤ50T。ギヤは重めです。かなり重いのです。踏めればスピードは出ますが、英国の平地使用です。トップは下り専用となってしまいます。
純正オプションで44T(右クランクのみ)7035円がありますが、悩む。クランクは自転車の顔だけにデザイン優先でこのまま大きいオリジナルでいくか。しかし、非力な方、高ケイデンス型の方、登坂の好きな方、女性の方、は44Tが良いと思います。それほどに50Tは重い。トップで踏み切れれば平地で時速40キロ以上出ます・・。けど踏み切れません!以前、M氏から借りたブロンプトンは 44Tに交換してありましたが、十分速い(M氏はこれで平地を時速40キロで走る私のロードについてきました・・・)し、ローで登坂が楽でした。けどデザインが・・。
IKDさんでは、フロント変速機をつけてダブル・トリプルにも改造できるようなので、そちらで検討しようかな・・。
さて、後半。バックの部分。なかなか複雑な造形で、楽しみです。
もう、お眠の時間なので、後半部は次回です。
では、また。
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