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2008年1月16日 (水)

新車ブロンプトンの詳細・その2・&改造妄想計画

昨日途中でお眠になってしまったので、今夜もその続きの白ブロンプトンの細部解説です。

Br21 今期の旅マッシーンとして導入した、16インチ折り畳み車・ブロンプトンM3L。2007年モデル絶版カラーのオールホワイトです。

ミニサイクル、とか言っちゃあダメよ。

見た目からは侮れない、本格ツーリングが可能な自転車なのです。





Br9 今回は車体の後の部分。尚、オプションの価格はIKDさんのHP記載の部品代のみです。
まずはギヤ関係。M3Lは内装3速。ロー、ミドル、トップの3段でわかりやすい。練習用のギターアンプのトーンみたい(それはトレブル・ミドル・バスね。3段階は音が作りやすい。)。下り、平地、登坂及びスタート、にはっきり分かれていますから。

リヤハブは、すたーめいあーちゃー?というやつ。もともと英国産ですが無くなって、台湾でライセンス生産されています。

この下のディレーラーのようなのはチェーンテンショナー。折り畳む時チェーンが無理してますから。

ギヤは13Tです。前回重いギヤをどうする?と悩みましたが、クランクギヤを変えないなら、リヤスプロケットを交換する方法があります。1歯大きい14Tが部品としてあります(820円)。ギヤはそんなに軽くならないとは思いますが、お安く改造可能。14Tより大きい歯は構造上つけられないようです。

他のモデルでは、内装3速に外装2速(12T,16T)を組み合わせた6速モデル、外装のみの2速モデルがあります。昔は内装5速があったようです。このスターメーアーチャー製には外装は付けられないようです。IKDさんでは、3速ブロンプトンを後でSRAMハブ?でホイールを組みなおして、外装を付け6速化する改造もあるようです。

シマノ・インター8で内装8速化するにはリアエンド幅を広げる必要があってかなり大変みたい。チームのM氏はロングホイールベース&インター8でキャンパー仕様にするため、リア三角フレームを特注してもらっているようですが、そこまでするとは・・。

Br10 リア三角左側に装着されるポンプ。Zefal製でブロンプトンロゴ入りの専用品です。

昔のランドナーとかスポルティフは、ポンプが最初から装着されてましたよね。特に、シートステー左側に付いていたのが(ラ・スコルサ・ヌーボだったか)好きだったのでこれは嬉しい。

バルブは米式・・。英国車でも英式じゃないんだ・・。仏式に替えたいけど、このポンプはどうなる?

Br11 後部を上から見たところ。

赤いのはダイナモが無いLモデル用のリフレクター。08年モデルからこれは、電池式のテールランプになります。9135円・・。大幅値上げの計算あわせ?

左右のコロは転がす為。転がりが今ひとつなので、大型化すればいいと思いますが、すると漕いでる脚にぶつかって不都合。
リアブレーキはロゴ入りのシングルピボットブレーキ(フロントはデュアルピボット)です。オプションでデュアルピボットブレーキキャリパー(3480円)に交換すれば効きがアップの予感。

Br12 リアのサスペンションブロック。

ゴム製、ダンパー効果でサスペンション・・・は感じないですけどね・・。
効いてるのかなあ?むしろジョイント部分の保護なのかな。

ここがブロンプトンの折り畳み構造のキモといえる部分。




Br13 07年モデルまでは、単にこのゴムで押し付けているだけで、接続されていません。持ち上げればそのまま離れます。

素早く折り畳んだり駐輪させる時はとても便利な機構ですが、段差を越えたりで、サドルを持って車体を持ち上げるときには不便な構造です。ダランと後輪がぶら下がってしまいますから持ち上げられません。(ローラーを掴んで持ち上げればいいのですけど!)

先人達は金具でロックさせたり工夫してますが。08年モデルよりここにロック機構が付けられました。これは固定モードと開放モードが切り替えられ、固定モード時はレバー操作で開放します。従来モデル用にも部品としてIKDさんで扱っています(リアフレームクリップ交換キット・7350円)。

しかし、ブロンプトン乗りのIKD・K岡さんが仰るには、ブロンプトンは素早く畳めるのが特徴なので、リアフレームを常に離しておくのが、ブロンプトンらしい乗り方でお勧めです、とのこと。なるほど。ならば私もしばらくリアを固定しないで乗り続けてみます。接続したいのなら、マジックテープの紐かなんかで結んでおけばいい、ともK岡さんのアドバイスです。

Br14 タイヤもブロンプトンブランド。
なんでもロゴ入りがお好きな自転車ですね・・。16×1・3/8というサイズ。IKDさんのページを見ると、タイヤはかなり選択肢がありますね。

ただ、クイックレリーズでホイールが外れないので、パンクの時はどうしよう?スパナ携帯か?チューブを引きずり出して、パッチで修理するのが良いのかな?


Br15 サドルは、見た目はイマイチですね・・。かっこ悪い。けど座り心地は良いです。これでもイタリア製だそうです。ブロンプトンは畳んで持ち運ぶ時はサドルの先端部分を持ちますが、このサドル先端部分が柔らかくて持っても手が痛くなり難い感じで持ち易いです。

出荷時はかなり上向きにセットされていますが、大柄な英国人が後乗りしやすいように?水平にして頂きました。

このサドルは街乗りには最適ですが、ややペダリングがし難いので、細身に替えたいところ。
茶色のサドルが似合いそうなので探していますが、IKDさんのお薦めはブルックス。そうでしょうね、英国車に似合う皮サドルです。けど、私、お尻が弱点なので躊躇しています。見た目の相性は最高です。サドルを交換するにはやぐらも替える必要があるようです(純正ヤグラは5670円。相当いいものだそうです)。
シートポストは、私の身長171センチには問題ない長さ。メッキは素晴らしい輝きで高級感があります。もっと背の高い人にはロングシートピラー(3570円)軽くしたい方はチタンシートピラー(29820円)が純正パーツであります。K岡さんは怪しいカーボンシートピラーを付けていましたが、相当高いようです。

なお、シートピラー底部にゴムのエンドキャップ(2940円)を装着すると、折り畳んで自立させた時ストッパーになります。

Br16 折りたたみ式のペダル。左のみが折り畳めて、右は黒い樹脂製で畳めません。右はフレームを畳んだ時は両タイヤの間にあって邪魔にならないから。それでも右ペダルをたたみたい方は、4610円で純正あります。

IKDのmanさんが仰るには、折り畳みペダルで世界一のペダルだそうです。



Br17 こうやって、クいっとここを持ち上げ、ペダル本体をクランクの内側へ・・。












Br18 これこのように、ペダル本体がクランクの内側に折り畳まれてしまうという。

クランクの外側への突起量が世界一少ないペダル、だそうです!

これなら折り畳んで担いだ時に、体にあたることも無く邪魔になりません。まさに持ち運びを考えたペダルです。
ただ、内側には食い込んでいるので、フレームを傷つける恐れが有るので、軍手とか被せてカバーしておきます。

Br19 後輪ドロヨケの上部にある、転がす為のローラー。可愛いですが・・。私これだけはどうにかならない?と思ってしまう。だってこれ、サッシの戸車じゃん!

もっとかっこいいパーツ作れなかったのかなあ・・。転がすのもちょっと不安です。高さが足りてないのかドロヨケ擦ってますけど・・。

この点ではキャリアつきのほうが、4箇所ローラーがあって安定します。ただ私はキャリアにゴムバンドで固定するほど荷物を積まないし、キャリアの分重くなるし。ドロヨケも嫌いなんですよ。ドロヨケの無い自転車が好き。軽いしカッコイイ。雨が降ったら走らないし、途中で降ったらどうしたって濡れるし。このドロヨケも取り外したいくらいですが、ローラーがあるので役立ってますから。

Br22 フロントマッドフラップ。ドロヨケについていて、これはなんか英国っぽいデザイン。ここまで長ければ文字通りのドロヨケ効果が期待できます。

ここは皮製の茶色に変えたい!IKDオリジナルマッドフラップ(2310円)が茶色いね・・。







Br20 リアマッドフラップ。

これもブロンプトンのロゴ入りですか・・。こういうの作っているから、値段高くなったんじゃないでしょうか?

さり気なくお洒落でしょうか。これも茶色くしたいのですが、ブルックス製であったかな?

いろいろ改造の妄想も入ってしまいましたが、その妄想に答えるパーツが純正やIKDさんにはあるのが素晴らしいです。

まずはオリジナルの味を楽しみ、徐々にいじってさらに楽しく乗っていきましょう。

後日、折り畳み方法詳細、収納袋類、フロントパニアバック、についてぽつぽつ書いてみます。

チームの6台の色違いブロンプトン隊。そろそろツーリングでしょうか。

では、また。

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コメント

BROMPTONライフ満喫してますね!!

リアマッドフラップは、昔はなかったのですが、これが付いてから、泥はねは完璧に無くなりました。
一時は、同じ形で別ブランド品もありましたが、やっぱり形が特殊なので、自社製になっちゃったみたいですね。
他にも、BROMPTONオリジナル部品満載で、改造がしにくく、改造が不要なのも、BROMPTONです。

投稿: man | 2008年1月18日 (金) 19:07

manさん、こんばんはー!お元気ですか?
購入の再には、大変お世話になりました。おかげさまで、充実しております~。

おお、リアマッドフラップは後に装着されたのですか。と、言うことは茶色の革製品は存在しないのですか・・。白フレームに似合う、茶色化計画を推進していきますので、是非オリジナルで開発を~。

オリジナルロゴ入りパーツで揃っているところもお気に入りです。
私もロードやMTBはシマノ以外のバーツを同一ブランドでそろえたりが好きだったので、かなりそそっております。

そうですね、駆動系から何でもオリジナル部品の塊ですね。それだけ汎用品の入り込めないオリジナルな設計なのでしょうね。
市販品で改造できないところも魅力です。

ある意味完成形で、改造は不要というのもうなずけます。オリジナルの味を楽しむ意味で、しばらく無改造で乗ってみたいと思います。

現状、重いギヤをどうするか?についてアドバイスをお願いします。それは、外観的になるべく変化しないように乗りやすくし、IKDさんで開発したパーツを試させて頂きながら、快適さを求めて多段化の道を歩みつつも相反する軽量化を推進し、輪行ツーリングに便利なアイテムを楽しむような世界、そう、それは改造ではなくバージョンアップ、進化、熟成、といった世界をオリジナルなコンセプトを崩さずに達成するという、まさに困難な道を極める為に、是非ともIKDさんのお力添えをお願いしたいのです!

それは絶対に改造じゃないすから(笑)。

投稿: 管理人(電動おやぢ) | 2008年1月18日 (金) 23:45

「現状、重いギヤをどうするか?」というのは、もっと軽いギア構成にしたいと言うことかと思います。
そういう意見を持っている人は少なくありません。小径車だから、沢山漕がなければ進まないと思っている人には、意外な現状でしょうね。

ということで、日本市場では、最初からもっと軽いギア仕様でも良いと思うので、最初からチェーンホイールは44Tで、リアは14Tのオプションを最初から採用してくれても良いのにと思います(これが対応案の一つと思います)。

私は、途中から変更したのではなく、購入時にそのような仕様で購入したこともあり、そのことを忘れていて、いずれは、44Tx14Tのギアにしたいと思っているたほどですから、今の状態でももっと軽いギア構成でも良いと思っています。

投稿: man | 2008年1月26日 (土) 01:58

manさん今晩はー。
コメントありがとうございます。

ブロンプトン使いの達人、manさんからのアドバイス、身が引き締まる思いであります!

manさんのおっしゃる通り、ギヤはオプションの軽い奴が標準でいいと思います。そのほうが漕ぎやすいですし、可愛い~とかいって買った女性に喜ばれると思いますから・・。
やっぱり英国の平地使用なのでしょうか?それとも小径車でもスピードが出ることを証明したかったのかもしれませんね・・。

トップギヤは平地で私なかなか踏めません。ロード乗りの方なんかは踏めそうですが、逆に高ケイデンスですから回す乗り方ならミドルでも十分速いですし。

ただ、50Tのクランクのデザインは好きです。44Tは肉抜きの穴が空いてないのですか?ミズタニのオプション写真だと穴あきなのですが。44Tカッコよくなったら入れたいのですが・・・。

このままでは登坂が出来ません。
manさんはお奨めしてくれないと思いますが、フロントをダブル可してロードの50×39Tにしようかなと検討中です。
後に外装2速をつけるのとどちらがいいでしょうか?
悩んでおりますよ。
これもまた、楽しいのですが・・。

投稿: 管理人(電動おやぢ) | 2008年1月27日 (日) 00:34

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