« イカとサトイモの煮物 | トップページ | 漫画「僕の小規模な生活」 »

2008年3月 4日 (火)

芋焼酎・杜氏潤平

今回の焼酎は、とてもお若い方が杜氏をやっている酒です。

杜氏(とうじ)とは酒蔵で酒を仕込む蔵人をまとめ、その蔵の酒の味を決定する最高責任者です。
この酒は、まだ30歳代(最初に仕込んだのはまだ20代)の若い杜氏が仕込み、本人の名前を冠したものです。

Jun1 芋焼酎「杜氏潤平」

小玉醸造(宮崎県日南市飫肥)

原料芋:紅芋寿

麹:白麹

若き杜氏の金丸潤平さんのご実家は宮崎市内の焼酎蔵でしたが、その蔵は他メーカーとの合併で無くなってしまいました。潤平さんのお父さんは、売りに出ていた飫肥の歴史ある小玉醸造を買い取り、再建させたのです。

潤平さんは、埼玉の清酒蔵、宮崎の焼酎蔵で修行を重ね、そこで得た技術と知識で、2001年に親子二代で小玉醸造にて酒造りをはじめました。

研究を重ねたところが偉いけど、そもそも家業が酒造り蔵というところが羨ましいです。
うちなんか親父は公務員だもの・・。生活は安定していましたが、継げる仕事が無い。

ああ、私も家がヴィンテージギターショップだったらなあ・・・。「おい、息子よ。私はもう隠居するから、この300本のヴィンテージギターとともにこの店を譲るよ・・。」なんて夢見るなあ・・。

よく聞くのは、結構若い頃は家業が嫌で家を出て、東京で会社員をやったけどやっぱり田舎に帰って、親父、家業を継ぐぜ!というパターン。潤平さんは大学の醸造学科を出ているそうなので最初からやる気だったのでしょうね。

この日南市というのは、一度旅行で行きました。私は、この酒蔵がある飫肥の手前の鵜戸神社まで行ったのですが、南国っぽい日南海岸が綺麗な場所です。海に山が迫り海岸線に家が並ぶのですが、昼間だったからか20キロくらい車で走っても人一人も歩いていなかった・・。

そんな飫肥の良質な水と、個性ある原料と、丁寧な手作りで旨い焼酎が作り出されました。
特徴は、原料の紅芋寿です。地元の隣町串間の特産品として作られているとても美味しい食用の紅芋、赤い皮の良く見るタイプの良質な品種だそうです。その甘さを焼酎に生かしたようですが、飲んでみます。

Jun2 生で飲みます。
香りは華やか。口に含むと、さっと辛味とともに、木の実の様な華やかな香りが拡がります。そして丸い甘みが舌に乗って喉に落ちていく感じ。この優しい甘さは旨いです。後味も甘い。(ちなみに私が良く使う焼酎の甘さと言うのは芋の甘い風味。シュガーシロップやリキュールのような甘さではなく甘みであり、焼酎だからやはり辛いのです)。透明感があります。旨味の中に軽快感があります。宮崎の芋焼酎の持ち味ですが、繊細と言うか、ちょっと控えめな感じが良いのです。

ロックで飲みます。
氷を入れると香りが後退するものですが、これは辛さが抑えられた分、香りが増した感じです。軽快感と切れが出て、甘みはちょっと少くなった感じがします。飲みやすいですね。

お湯割です。
甘く優しい味わいです。あの香りは遅れて口中にやってくるようになり、とても甘く喉で切れる、くせの無い美味しさです。インパクトは薄れましたが、この軽いまろやかな味わいは、飲み飽きないでしょう。さり気なく華やかな香りが遠くで鳴っている感じです。これは透明な綺麗なお酒の中に香りと甘みを楽しめるのです。

全体に上品な味わいでした。おやぢ的に言えば、最近の若い者もいい仕事してるなあ・・。ラベルもお洒落だし。やっぱ洗練されているのですねえ。

けど、人気でなかなか手に入りません。・・・また飲みたい。

では、また。

|

« イカとサトイモの煮物 | トップページ | 漫画「僕の小規模な生活」 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/161706/40374803

この記事へのトラックバック一覧です: 芋焼酎・杜氏潤平:

« イカとサトイモの煮物 | トップページ | 漫画「僕の小規模な生活」 »