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2008年4月 8日 (火)

ブロンプトンで廃線跡を走る&高崎線を輪行。

前回の続きです。
太田市で花見を終えたチーム負け組みは、高崎への帰路に。
ここまでの走行距離は30キロほど。走って帰れる距離ですが・・。
折角、折り畳みの簡単な小径車で来たのですから、お約束の電車での輪行をすることにします。

上武大橋を渡りS山さんご一家と別れ、5名は再び埼玉県に入り、JR高崎線の深谷駅を目指します。
しかし、ただ駅まで行くのではつまらない。鉄道マニアのM氏が、近くに鉄道廃線跡を利用したサイクリングロードがあるので走ろうという事に。

Fy1 道に迷いながら遠回りをして到着。日本煉瓦の工場です。
以前、ここから深谷駅まで製造した煉瓦を運ぶ専用線路がありました。非常に歴史が古く、明治28年運用開始の日本初の民間専用線です。昭和50年廃止とのこと。

この煉瓦工場が出発点です。
現在は自転車道と遊歩道になっています。自転車道になっている廃線跡は以前このブログで、八高線丹荘駅からの 上武鉄道日丹線と、筑波鉄道廃線跡のつくばりんりんロード を走っていますのでご覧ください。

Fy2 走り出してすぐに、なんと国の重要文化財の遺構を発見!


備前渠鉄橋です。看板によると、日本煉瓦は操業当初、利根川の水運を利用していましたが、それは不安定な為この専用線が作られたとのこと。明治時代ここに、イギリス人技師の手により、この鉄橋が作られたそうです。

早速自転車を置いて見に行きます。



Fy3 鉄橋は藪の中でよく見えなかったのですが、手前に煉瓦造りのアーチがありました。

完全な煉瓦造りで、小規模ながら貴重な構造物だそうです。

日本煉瓦は大正3年に作られた東京駅の煉瓦を製造しています。あの赤い煉瓦は、貨車でここを渡って運ばれたのでしょうね。
感慨深げに眺めるM氏。



Fy4 さらに廃線跡を走ります。鉄道道はどこも真っ直ぐなのが特徴です。カーブもとても緩やか。

途中、車道と交わる部分は要注意です。結構車が走っていますので、いい調子で飛び出してはいけません。車止めがありますので、そこで必ず一旦停止をしないと危険です。




Fy5_2 快調に走ると、また鉄道の構造物を発見。鉄橋の跡です。

手を入れて保存してあるのでしょうが、短い距離ですが線路や枕木もあって、鉄道の雰囲気が残されています。これはマニアならば、たまらない風景でしょう。
この辺りは湿地帯だったので、このような低い鉄橋があるのだ、とM氏の解説です。

Fy6 鉄橋の周りは公園になって整備されています。深谷駅から走れば、休憩に良いと思います。

自転車を降りて、しばし談笑。
ブロンプトン、tikitを前に、小径車談義に花が咲きます。

ツーリングの締めくくりに楽しいひと時。





Fy7 桜の花びらが舞う道を走ります。
安全で走りやすい道です。

住宅が増えて、終点はもうすぐ。

いかにも鉄道らしい大きなアールのカーブを抜けて、また古い鉄橋を渡れば、深谷駅です。







Fy8 JR高崎線の深谷駅に到着。
煉瓦でゆかりのある、東京駅を模した新しい駅舎です。










Fy9 駅前に自転車を運び切符を購入。

3台並んだブロンプトン。みんな色違い。
サドルにはこだわりがありそうですね。

こんなところに自転車をとめたら邪魔でしょうが。すぐに移動します。














Fy10 改札の反対側で、輪行の準備を始めます。

tikitとブロンプトン。

携帯のスイカにチャージ、するとき必ず誰かがパスワードを忘れて頭を抱えますが・・・。







Fy11 tikitを折り畳むS田さん。
バイクフライデーがブロンプトンに対抗(?)して、折り畳み性能を特化させた16インチ車。

かちゃかちゃっと、あっという間に畳めます。凝っている構造です。
折り畳み寸法も、後方のブロンプトンといい勝負ですね。

折り畳み時に、ブロンプトンはローラーで転がしますが、tikitはタイヤ自体で転がすことが出来ます。押す時のハンドルや持ち上げるグリップもボディーに付いています。

Fy12 折り畳みも完了。ブロンプトン&tikitの輪行は、素早く畳めて、カバーを被せるだけなので、準備が楽です。

M氏は担ぎ派ですね。
軽くはありませんが、コンパクトで体側への収まりが良いので、駅構内の移動くらいならば担いでも、われわれでも何とかなります。階段は嫌ですけど・・。







私達は輪行時には、普通列車のグリーン車両を愛用します。ちょこっと割り増し料金ですが、シート裏に自転車が置けるので他のお客様への迷惑を最小限に出来ます。

Fy13 今回は短距離なので在来線普通車両。ドア付近に置かせてもらいます。土曜日の午後、高崎線の下りは、熊谷を過ぎるとそれほど混んでいません。

下り線の深谷~高崎間は、この進行方向左側のドアは到着駅で殆んど開きません。2車両に分散して持ち込みました。

右がtikit、左がブロンプトン。


Fy14 高崎駅に到着。

駅構内でブロンプトンを転がすY田さん。Y田さんは転がし派ですね。

ストラップの長さといい、ローラーの転がりといい、Y田さんのはとても転がし易そうです。慣れもあるのでしょうね。
羨ましい・・。

私もリアキャリアを装着し、転がりの良いローラーに替えて、このスタイルを会得したい・・。

とても楽そうですね。


Fy15駅の外に持ち出し、組み立てます。

ちゃっと組み立てて、夕暮れの高崎を走ります。

40キロほどの走行距離でしたが、小径車にはちょうどいい感じの走りでした。

疲労感もなく、かなり脱力して、のんびりと出来ました。桜の花に癒された気分です。

こういう走りを今年は沢山したいなあ・・・。



Fy16 行きつけのサイクルテックIKDさん に到着。ツーリングの報告がてらお邪魔します。
小径車の専門ショップです。今回のツーリングで使用した小径車は、全てIKDさんで購入したものです。カスタマイズからメンテナンスまでお願いしています。

小径車だらけの店内ですが、店先に我々の16インチ車が並んで賑やかです。

M氏はまた何かオーダーしたみたいです・・・。私も今回「素」のブロンプトンにやや長距離乗ってみましたが、ちょっと改良したい点があります。
1)ギヤ。今回平地を走ってみて、ミドルとトップの間にギヤが欲しいなあ・・。やはり3速はギヤ間が離れている感じがします。6速化は後か前2枚か?せめてトップを軽くするため後を14Tにしたいなあ・・。
2)転がす性能アップ。リアキャリアを装着して、ローラーを良いものにしたい。
3)ポジションをもう少し前傾させたい。IKDオリジナル・ローポジションハンドルにしたい。ついでにグリップとフラップを茶色にしたい。チューブも仏式にしたい。

収穫は、標準のサドルは見た目はイマイチですが、座り心地はイイ!かなり快適でお尻が痛くなりませんでした。

輪行で、また出かけたいですね。
チームのS田さん、Y田さん、S山さんは来週は石垣島でトライアスロンに参戦だそうです。お疲れ様です。今回の走りはトレーニングになった?
再来週は私を除くチーム全員が、ヒルクライムレースのツールド・草津に参戦です。皆さん忙しいですね・・。私は、草津に行っても温泉かな・・。

では、また。

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