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2008年5月24日 (土)

2008佐渡ロングライド参加記その4・ゴール編

さあ、お待たせしました。2日間疲れで早寝してしまいました(笑)。
佐渡ロングライド、いよいよ後半です。

Sl18 岩谷口駐車場で一休みして、前方に立ちふさがるZ坂を見上げます。
う~ん、Zの形をした坂が・・。真っ直ぐ登るよりは楽ですが、もっとうねうね曲がってくれれば良かったのに。

登り坂は嫌いです。最近ではずっと避けてきて、年末のツーリング、正月のサーキットイベントでのちょっとした坂以来封印してきた上り坂の走り(笑)。登れるのか?心臓が止まるのか?ここからは流石に写真は撮れませんでした・・。

出だしは結構余裕。34×24Tで、にじりにじり登ります。最初の右コーナーは斜度があるのでスタンディング。私、以前は登りで立ち漕ぎなんて一杯一杯で出来なかったのですが、なんか最近出来る。このウィリエールはスタンディングで乗りやすいと思います。低速安定性も良い(笑)。高度を上げて綺麗な海が下のほうに見えます。素晴らしい風景に登っていることも忘れそう・・・、いや忘れない。

海から吹き上げる爽やかな追い風に乗って、左コーナー。するとトンネル。お、これでZ坂終わりか~、たいしたことないじゃん!と思ったら、まだZの一番上の棒が残っとるじゃない!・・・あああ、一旦気を抜いたものだから辛い~。伝家の宝刀34×27Tで時速8キロ走行となりましたよ・・。

Z部分が終っても道は山の中に入り、まだまだ登る。すると激しい下り。アップダウンのスケールが大きくなりました。
下りは危険ですが、次の登り返しを楽にするため高速で突っ込みます。ホイールがヒルクライム用の軽量手組みなのでコーナー時に柔くて恐い。深い谷にかかる橋が狭く感じます。道も狭く、タイトコーナーも続きます。見通しが悪く、カーブミラーで前方を確認して突っ込みますが、谷や、片側崖だったりで落ちたら危ないので、安全走行をお薦めいたします・・。

登った分全部下ってしまう坂では、前を走る人がコーナーに倒す側のペダルを下にして下って路面に擦りそうになっているので激しく恐い。うねっている路面じゃなきゃ擦らないとは思うけど見ていて恐い。自分も激しく漕ぎながらコーナーに突っ込んでいるから人の事言えません。

Sl19 また海辺に出てひと時のフラット。こんなところを走ります。
海はとても澄んでいます。
しかし、崖っぷち・・。
崩れないかな、心配。








Sl20 と思ったら、やっぱり崩れているのね。

自転車乗り達は、そんなワイルドな風景の中をひたすら漕いで進んでいきます・・。







Sl21 目の前に有名な巨岩、大野亀が現れました。観光客が登っていました。
願いがかなうということですが、この先願う余裕も無くなる登り坂です。

真ん中のくびれているグリーンの部分を登って越えて右手に走るのですが、これが標高差100メートル。結構きつかった。
ハンドルバーの上部を持って呼吸を楽にして、にじり上がります。景色は凄くいいのですけどね。
ここまで来れば残り半分です。

Sl22 両津湾に入ってくる弾崎にある、72キロ地点のはじき野ASに到着。
何故かここでは補給のオニギリのサイズがとても小さくなっている・・。
真水がもらえたので、エネルゲンの粉末でドリンクを造ります。持参のSOYJOYを1本食べて補給。

ここから両津までは、ほぼフラットな海沿いのコースです。
時折アップダウンと海からの向かい風がありましたが。

左手に青い海、右手にはぽつぽつと集落が現れます。のどかな場所です。
参加者の姿もまばらになっていきます。たまにピンクのゼッケンの210キロコース参加者を抜きますが、この方たちはもう完走じゃなくって景色を見ながら走りを楽しまれているようです。

私も時速25キロ前後でマイペース。ドラフティングできる相手もいないし。たまに速い集団に抜かれますがちょっと引っ張ってもらうとペースを上げることが出来ます。けどすぐにちぎられますけど・・。

私のスピードは後から来た人が休むのにちょうど良いらしく、よく後にくっつかれます。
後ろを見て確認するのもなんだし(私がくっつくとチラッと後ろを見てダッシュする人がいるんですけど・・・)、クランクをとめてラチェット音がしたりとか、ギャップを越えるとサドルバックの揺れる音がすぐしたりとかの気配でわかります。

いや、私が役に立てればいいんですけどね。けど、私と同類のメタボ系の人ならば、途中で前を交代してもらいたいなあ・・・。
フラットな道でスピードを落とすのもいやなので、なんか心理的なプレッシャーをかけて追い抜いてもらおうかな・・。
そう思っていきなり私は大声で歌を唄う事に(笑)。最近私の中でヒット中の、ビートクルセイダースのジャパニーズガールという歌を繰り返して唄います。
急な登り坂になって、私は極端にスピードが遅くなります。
しばらく後ろにいた人が、すかさず抜いていきます。

あ?うぎゃあああっ!
薄いピンクのジャージを着た、綺麗な感じのおねいさんじゃありませんかああ!
しかも抜きながら、「ありがとうございました」と小さな声で言って会釈していく(いやそう感じただけかもしれませんが、)いい感じのおねいさんです!

しまったあああー!
歌なんか唄ってて、変な奴だと勘違いされたあ!
いや、ちゃんと引くから、おねいさん、次はちゃんと引きますから、引かせてください!

おねいさんは坂をグイグイ登っていきます。
速いんじゃないかー!
コーナー3つ先にはもう見えなくなりましたよ・・。

おねいさん、あんなに速いくせに、
私を利用して、役に立たなくなったから捨てたんだね・・。
でも、少しの間、君を休ませることが出来たなら、私も嬉しいよ、ぐすん・・。

これで私の闘志に火がつきました。次こそは完璧に別のおねいさんを引いてみせます。
お?すらっとした感じのヘルメットからなびくロングヘアーも美しいおねいさん発見!
かなりペースダウンして、疲れてらっしゃるようです。側に男の姿も無しと・・。カップルで参加している方も多いので、付近にゼッケン番号の近い参加者がいないかの確認は怠りません。しかし、意外に単独で走るおねいさんが多いのです。仲間はどうしたんだろう?

さり気なくおねいさんの前に出てペースを落とします。
さあ、どうぞ!後についてごらん、と心の中で呟きます。
うん、サドルバックの音で後についた気配を確認。

どう?いい感じだろう?私ったら風除けには十分のボディーの幅だろう?
こういうメタボも役に立つだろう?
これで楽になったかい?走りやすいだろう。
しばらく休んでくれればいい・・。

もう十分感謝されているに違いありません。
登り坂で速度が落ち、さり気なく話しかけるチャンスです。
ペースを保ちながら、自然な感じで振り向くと・・、
ああーー、あんなに後にいるう!
しまったあ!興奮しすぎてペダルを踏みすぎスピードを上げてしまったようです。
ごめん・・。ちっとも役に立てなかったよ。

もう欲は捨てて、ひたすら走ります。なんだか疲れてきていますが、もう少しで両津です。
ここでは弁当がもらえるんだ。頑張れ。
小佐渡の向こう岸が見えているのになかなか両津は近づきません。
ここが非常に辛かった。

Sl23 港に入り、やっとの思いで、100キロ地点の両津BS(ベントーステーション)に着きました。12時ちょっと前です。
130キロコースのタイムオーバー時間は13時半ですから余裕の到着です。しかし4回休んだとはいえ、100キロに6時間近くもかかってしまうとは・・。

もう寝転がって寝ている人もいます。
早速お弁当とスポーツドリンクをもらいます。
お弁当の中身は、白三角オニギリ2個、肉団子2個、ウィンナー1本、梅干、沢庵です。旨かったけど、海苔が巻いてないし、お箸がついてないので手がべとべとになってしまった・・。

Sl24 ここはバイクラックがあった。
愛車、ウィリエール・エバーション・チームをラックにかけます。
フロントバックがミスマッチですね・・。
ここまでよく走ってくれました。

お弁当を食べていると、同時にスタートした同じチームのT沢さんに声をかけられました。おお、懐かしい顔との再開に感動です!
相当前を走っていると思っていましたが。
途中石を踏んでパンクして修理、おまけに立ちゴケして足を痛めたそうです。
それなのに私よりも30分も早く両津に着くなんて・・。

もうお弁当も食べたT沢さんは、あまり休むと足が痛くなりそうだからとスタートしました。
ここまで来たらあと30キロ、ゴールは14時Sl25 半頃でいいやと、私はゆっくり休みます。

両津までの100キロCコースの参加者が感動のゴールです。
地元のギャルが迎えてくれます。

埠頭には自衛艦が停泊。お祭りで体験乗艦できるようですが、そこまでの時間はないので我慢。





Sl26 地元の子供たちが太鼓と舞を披露してくれます。
歓迎ムードに心も和みます。
素晴らしい郷土芸能です。

さて、随分と休んでしまいました。13時ちょっと前にスタートしました。うう、お尻が痛い・・。
ここからゴールまでは30キロ、なんとかなるだろうと思ったら、ここからが実は大変だったのです!
平野の真ん中の国道じゃなくて、南よりの山中を走るのでした・・。最初はのどかに田んぼの中を走り、ああ、トキもこんな風景の中を飛んでおったのか・・、としみじみしていたのですが。
凄い山!疲れた体に効きすぎる。100キロコースにすればよかったと、誰もが思うでしょう。210キロコースも終盤に激坂が待っているようですが、130キロコースも終盤は負けていません。もう下りを全開で飛ばして、一気に坂を登らないと。失速すればあっという間に34×27Tの世界です。立ち漕ぎで何とかクリアしたり、時速6キロでにじったりともうヘロヘロ。疲れもピークです。Z坂では押している人は僅かでしたが、このあたりでは押す参加者が続出です。
私は途中で、手を振ってくれた地元の方には手を振り返すことと、坂では押さずに漕いで登ることを目標に設定しました。手はおそらく振り返せたと思うし、降りずにずっと漕ぐことが出来ました。

真野湾の海沿いの道に戻ってきました。
市街地を走っていると「負け組み!がんばれえええ!」の絶叫が。
な、なんだと見ると、造り酒蔵があって、そこにグルメライドコースを走ったチームメイトの姿が。
ああ、もう完走して、酒蔵にお土産を買いに来て、試飲の酒飲んでるんだなあ・・・。
ん?まてよ?彼らは14時には帰ってきてバスで待っている約束じゃあ?
ええ!?今ここにいるんじゃあゴールしてもバスには誰もいないじゃん。鍵が開かないぞ。
着替えはどうなるんだあ?

もう疲れて、考えてもしょうがないし、ラストスパートです。
ピンクのゼッケンの210キロコースの参加者が合流し、次々と集団で抜いていきます。
私も必死についていってペースを上げます。相当疲れていましたが速い人に刺激を受け、もう最後なんで飛ばします。
しかし、ローディーの方は凄いよ。210キロ走ってきてゴール前集団スパートだもの。
このイベントはセンサーを付けているものの、順位やタイムは出ないのです。
なのにローディーの悲しいサガ、ゴール前では習慣でもがいてバトルしてしまうのでしょう。

佐渡ロングライドはゴールの仕方にコツがあります。
集団で団子になってゴールしてはいけないのです。
周りにあまり他に人がいない状態でゴールすれば、名前を呼ばれる時にフルネームで呼んで貰えます(笑)
アナウンスのおねいさんに名前をフルネームで呼んでもらえ、感動のゴール~。
14時ちょい過ぎに、130キロを完走しました!

Sl27 スタッフの方に沢山の拍手と手を振って貰えました。

ゴールでは、完走証明書をもらえます。
暖かいスリ身汁も頂き、美味しかった~。

ふう、疲れましたが達成感!

先にゴールしたT沢さんと喜びを分かち合いました。


Sl28 地元の小学生が書いたメッセージに感激です。

今シーズンも普段からトレーニングどころか、殆んど自転車に乗っておらず、ぶっつけ本番で走りましたが、なんとか130キロ持ったという感じでした。

メーターでは、走行距離134.7キロ。
走行時間6時間22分21秒。
平均時速21.1キロ(笑)
いや、ロングライドイベントだからゆっくり長く走った方がお得ですから・・・。

このスピードじゃあ、210キロに10時間ですからAコースの完走は困難ですよ、殆んど休めない。

登り坂はやっぱり辛いですよ・・。

Sl46 130キロを走った、ウィリエール・エバーション。
普段あまり乗ってあげられないけど、今回はいっぱい走れました。
お疲れさん。

 

天気にも恵まれて、楽しいイベントでした。

来年は仕事が休めたら、少しはトレーニングをして210キロにチャレンジしたいですね。

コースでルートを示して応援してくださった沢山のスタッフの皆さん、何度も巡回してくださったサポートカーの皆さん、手を振って声援してくださった地元の皆さん、ありがとうございました。

次回は、負け組みどものロングライド仕様マシン特集、もしくは帰宅&お土産編、どちらかです。

では、また。

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