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2008年6月 5日 (木)

ラベルがいい感じの芋焼酎「さつま寿」「園乃露」

最近焼酎を飲む回数が増えてきていますが、飲めば酔っ払うので、なかなか焼酎記事が書けません。今回は、以前より書きたかった芋焼酎を2本ご案内。

Sat1_2 CDにジャケ買いがあるように、この2本はラベル買い(笑)の「さつま寿」と「園乃露」です。

こういう昔ながらのレトロ感覚溢れるラベルは、古くから地元というか、蔵のご近所の方々に飲み継がれて来た、地焼酎(レギュラー酒)である場合が多いのです。

最近の芋焼酎ブームに乗っかった地元以外に出荷するプレミア狙いの芋焼酎は、和紙に大きく毛筆で書かれたラベル、焼酎とはおおよそ関係無いイラストのラベルや商品名が流行です。

それに対して地焼酎は、この「さつま寿」、なんか意味不明なラベル(笑)。
うちの地元でも「どんど焼き」という風習があって木の枝にお餅の丸めたやつを刺して飾りますが、これもその一種?
枝から小判とえびす様の顔がぶら下がっていますよ・・。

Sat3 こちらは「園乃露」。いいですねえ。

なんともいえないグリーンのバックに、立体的に描かれた梅の花が沢山飛んでいます。
真っ赤な大盃からも梅の花が飛び出しています。
美しい・・。

両方とも共通しているのは、商品名が太く逞しいヒゲ文字で書かれているところ。ぴんぴんヒゲが出ている毛筆書体です。これが地焼酎の特徴ではないかと私は分類しています。プレミア狙いは普通の毛筆書体ね。

で、購入して最初に飲んでみた時、ダメでした・・・。
まだ芋焼酎初心者だったあの頃、私にはきつかった。
サツマイモの栗の様なホクホク感溢れる芋焼酎は好きでしたが、芋焼酎臭い、沢庵の古漬けが保存してある土蔵のような臭い(どんなんだ?)がダメでした。

開栓して1年ほど置いておいて飲んでみたら、旨い・・。
私の舌が芋焼酎に慣れて、本来の芋焼酎らしさを好きなっていた。開栓して1年経って、味わいがマイルドになった。おそらくは両方でしょう。
かなり好きな味です。

Sat2「さつま寿」

製造蔵:(株)尾込商店(鹿児島県川辺郡川辺町)

原料:コガネセンガン

麹:米麹(白麹)

作っているのが酒造じゃなくて商店という所が泣かせる・・。
芋焼酎の濃厚な香りがします。
どこか懐かしい、あの漬物を保存してある土蔵のような香りも・・。

生で飲みます。
あの懐かしい香りが口に拡がった後、甘さを伴った濃厚な「旨味」が拡がります。鼻に辛さが抜けた後は、やや渋みのある芋の香りがしばらく持続します。マイルドな味わい。
これをクセとするか味わいとするかが芋焼酎好きの別れ道。
本物の芋焼酎好きにはたまらなく旨い酒でしょう。
芋焼酎初心者にはややハードルが高いかも。

ロックで飲みます。
ややすっきりとした味わいになるので、芋焼酎の香りはより強烈に。芋のクリッとした甘みはよく感じられます。香りのクセがちょっと強調されました。

お湯割で飲みます。
これですよ~。あのクセとも思える芋焼酎の臭いが、見事な味わいに。ホクホクとした芋の香りが現れました。この味なんですな。とても濃厚な旨味を感じます。
この、お湯割芋焼酎をいかにも飲んでるな、と実感できる味わいが良い。
地元の薩摩男児が縁側でコイツをグイグイあおっている雰囲気です。
後味は香りよりも芋の甘みが残ってくれます。
お湯割で旨い、伝統的な味わいの芋焼酎です。

Sat4 「園乃露」

製造蔵:植園酒造(鹿児島県薩摩郡さつま町平川)

原料:コガネセンガン

麹:米麹(白麹)

このボトルから感じる佇まいはなんともいい感じです。これだけでも惚れてしまう。

本日2本目、かなり酔っ払っておりますが頑張りまっす。
香りはさつま寿ほどではありませんが、芋焼酎本来の芋っぽさ満点です。

生で飲みます。
甘旨い。クセはさつま寿より少ない。
旨味もありますがより洗練されている。
さつま寿の土着っぽさよりも、上品っぽさがあります。
まず飲んで甘みと芋のホクホク感が拡がり、最後に芋焼酎っぽい香りが残る感じです。さつま寿とは逆の順番の感じがしました。
なんとも丸いマイルドな味わいの中に芋感があります。
薩摩茶屋程ではありませんが、後味に若干の香ばしさがあります。

ロックで飲みます。
芋焼酎っぽさが強調。香ばしさも感じます。
芋臭いやつを夏でもやりたいっていう方には最適なのでは?
辛さも出ましたので、ぐいぐいいけます。

お湯割です。
マイルド~。優しい味ですよ。地焼酎はお湯割りに止めを刺す。
そして甘い。芋焼酎臭さはどこかに消えてしまった。
クセもなく、旨味と甘みと芋の香りが・・。
この焼酎、時として麦を作る過程であしらうこともあるとの噂ですが、私の飲んでいるのは原材料が芋と米のみ。しかし香ばしさは感じます。
とにかく丸く穏やかな中に芋が存在しています。

芋焼酎にどっぷりはまりたい方は、このお湯割を是非。
まだプレミア価格になっていないので、これは芋焼酎好きにお薦め致します。

あ~酔っぱらってしまいました。
地元で飲み継がれる地焼酎、レギュラー酒。
本来、私のようなこういう余所者がとやかく言うものではないのでしょうが、芋焼酎らしさを求めている方には是非飲んでいただきたい芋焼酎です。
しみじみ旨いな~。

では、また。

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