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2008年6月17日 (火)

黒斑山に登る・その2・感動の下山編。

おととい登った黒斑山(標高2404メートル)の山頂。前回に続きレポート2回目です。

Ak1 目の前には雄大な浅間山(2568メートル)が見えます。

今回の登山のテーマは高所に上る。崖っぷちの高度感に慣れる、です。








Ak2 山頂からは、スパッと崖が切れ落ち、高度感満点の眺めです。この人たち、ほんとギリギリに立ってます。転んだら空が飛べます。

外輪山の火口壁に位置しています。

主峰の浅間山直下には、湯ノ平高原が広がり、黒斑山からはかなり下に見下ろします。





Ak3 湯ノ平高原のアップ。
なんだかゴルフ場みたいですが、天然の地形。平かと思ったら、溝があったりします。
地表にはなにが生えているのかな?一度降りてみたいものです。

乾いているようですが、部分的に湿地があって池塘が見られました。




Ak4 浅間山は、現在火山活動が沈静化しているので、火口&山頂手前の前掛山(2524メートル)まで登ることが許可されています。

山の左側の道が、前掛山への登山道。
山頂左側が火口でかすかに噴煙が見られます。
その手前の稜線を画面右に歩き、ぴょこっと出ているピークが前掛山です。
左側の稜線にぽちっと出ているのは避難小屋です。火口からこの近さじゃあ、噴火したら避難したってどうやって脱出するのでしょう?

登ってみたい気もしますが、黒斑山からはいったん高原に下りてから登り返し、結構距離があります。落石もありそうでちょっと恐そうです。きっと地球上じゃないような荒涼とした景色があるのでしょう。

Ak5 コレが黒斑山から続く外輪山の稜線。
左のピークがおそらく仙人岳。右のピークが鋸岳。そこからJバンドという曲がりから高原に下りる急坂があります。
この稜線といい、急降下な道といい恐そう。

降りた谷が賽の河原という荒涼とした平原。手前の湯ノ平高原へと繋がります。




Ak6 ふう、山頂で少しのんびりしましょう。
愛用の腕時計、カシオのプロトレックのかなり昔のモデル。ツィンセンサーでもう絶版モデル。
長年使ってもうボロボロです。今回切れそうだったベルトを交換して持ってきました。

高度計として使ってみましたが、高度2405メートルを表示。気圧センサーなので、その日の天気の気圧配置で誤差が出るので、登山口で標高を合わせておきました。かなり正確。しかし、5メートル単位でしか表示されない。
コンパスつきのトリプルセンサーに買い換えるかな?プロトレックはちょっと高価になってしまったから、SUUNTOというメーカーの腕時計が気になっています。
気温は11・2度。結構涼しいですね。

Ak7 山頂はこんなに狭い。しかも右側は崖。

しかし、左の木々の中が、ちょっとした広場になっています。30人くらいなら座れる広さです。

空いていたので、シートをひいて休みます。




Ak8 今回もお湯を沸かしてカップラーメンを食べる!
前回の相馬山では、エスビットという固形燃料を使いました。
けど、高所では風も強そうなので、今回はガスストーブを持参。
EPIのREVO3700。
コッフェル&カップはスノーピークのソロセット極チタン。この中にREVOと110ガスボンベがきっちり納まります。



Ak9 う~ん、やっぱり山頂でカップラーメンは嬉しいです。上着を着るほど冷え込んできましたので温まります。
あっという間に沸騰。

















Ak10 固形燃料と違って燃焼時間を気にしなくてもよいので、再び沸かしてカップでココアを飲みます。

旨いね~。










さあ、飲んで食べたのでそろそろ下ります。
11時45分下山開始。

Ak11 トーミの頭までの稜線を下ります。樹林帯の中ですが、開けたところでトーミの頭が見えました。

あわわ・・。かなりの絶壁でした。
こんな岩峰の縁にさっき立っていたのか。

背後に見える大きな山は、剣ヶ峰です。












Ak12 トーミの頭の頂上に到着。登ってみれば普通の岩場。












Ak13 トーミの頭から振り返って、高いピークが黒斑山です。あのてっぺんでカップラーメン食ってました。

足元の右側が崖。
草すべりという湯ノ平高原への登山道が見えます。

さっきの絶壁の位置ですが、ここから右下を覗き込むと・・・。














Ak14 ひいい・・。

行きにガスの中から見えていたのは、あの木と道だったのですね。テラス状の部分に草すべりの道が刻まれています。

高原はもっと下です。

この位置はホントに恐いので、両手足を着いて覗き込んでいます。



Ak15 槍ヶ鞘方向へ稜線を下ります。
これが槍ヶ鞘の末端部分。
この下も断崖絶壁。

遠くに下界が見えます。
御代田~佐久の街です。

景色が素晴らしい。











Ak16 槍ヶ鞘のピークを望む。左手がザレて切れ落ちている稜線のガレ場を下ります。
ピーク右下に行きに見た避難小屋が茶色く見えます。

バスで来たのか20~30名の団体が3グループ続き、道が空くのを待ちます。

この前にいる、おねいさん4人組の後ろを歩きます。

この稜線の一番低い部分に登山道の分岐があります。

Ak17 ここが分岐点。
左が行きに登ってきた表コース。
右が中コース。
車坂峠へ下るには、表コースが55分、中コースが45分です。
ここは中コースを選択。樹林帯の中で景色はよくないようですが、早いほうが良い・・。

実は、お腹がぎゅるると唸り、なんだか腹具合がおかしくなってきたのです・・。

Ak18 暗い樹林帯の中コースを下ります。
4人組のおねいさんの後を密着しようと思いましたが、ペースが速くて追いつけません。後姿が消えそうです。
いや、私のペースが上がらないのです。

う、うう、ううう、う○こがしたい・・・。

ど、どうしよう。山頂で食べ過ぎたのか・・。

このルートには水場もなければトイレもないのです!
まあ、普通の登山道にはトイレはないんですけどね。
往復4時間以上のコース、み、皆さん、トイレはどうなさっているのですか!?

くうう、後45分で下れば、あのビジターセンターの快適なトイレが待っています!
しかし、む、無理かも・・。

いや、山ならば、真の山男を目指すならば、山中でう○こを致すのも技術の内です!男性が山でう○こを致すのを「キジ撃ち」といいますが、もう、撃たせて下さい!撃って撃って撃ちまくらせてください!

Ak19 内股になって下ります。こんな感じの溝になっている道では、股を開くシーンがあり、その度に危険な状態に陥ります。

道の回りは樹林帯ですが、かなり深く、奥まで入るのは大変そうです。しかし道の側では丸見えです。

おおお!大きな岩があります。あの岩陰ならば。確かにティッシュの袋が散乱し、まさにキジ撃ちポイントのようです。
も、もらったあ!ティッシュを握り締めました。

しかし、その瞬間、背後からザックにつけた鈴の音と共におばちゃんたちの高らかな笑い声が!しまったあ!このコース結構人が多いのですよ・・。いつの間にか後に!おばちゃんたちに見つかったら大変です。
「あらら、あの男の人、森の中に入ってなにするのかしら?」「いやだわあ、奥さん、あれってきっとキジ撃ちよ、ほらあんなに慌てて、ホホホ。」「あらやだ、まあ、あれが有名なキジ撃ちなのお?まあ、珍しいもの見ちゃうわねえ。奥さんじっくり見ちゃいましょうよお!」

はううう!そんなことになったら大変です。おばちゃんたちとの距離を開けるために必死のスピードアップです。
ぬあああ!すると4人組のおねいさん達が休憩しているところに追いついてしまった~。
引きつりながらも目一杯爽やかな笑顔で挨拶をして、ダッシュです!

Ak20 ぐああああ!道が開けてしまった!
急なガレ場です。ここですればもう丸見えです。

ええい、やったれ。
もう、おねいさんに丸出しのお尻を見せつけてやればいいんです!
「あ、やだ!?なにしてるんですかあ?」
「ああ!な、何を見てるんですか!キジ撃ちでしょう?酷い、勝手にキジ撃ってるところを見るなんて酷い!やめてください!責任とってください!4人の中のどなたか僕と付き合ってください!」
・・・いや、そんなシーン見られたら誰も付き合ってくれんよ・・。ダメだ我慢!

森の向こうにチドリーホテルが見えます。ああ、もうすぐ峠に着くよ。
もう少し、もう少しです!これなら間に合うぞ!頑張れ自分!

Ak21 片側斜面の砂地の道を下ります。ピンチでもちゃんと写真を撮ります。というか気を紛らわせます。

砂で歩き難くてスピードが上がりません。
ああ。けど、もうすぐ着くよ。
そうすれば、あのウォシュレットが待っているよ。こんな山の中で快適なトイレがあるなんて。あそこに着けば、もうスッキリ!スッキリだよ~・・。

はうう!いかん!トイレに入ってスッキリしているところを妄想したら一気に腸内激流がやってきました!いかん、緩い、かなり緩いぞ!
力を私に力をください!

Ak22 平らな道になり、歩きやすくなりました。
すると森が途切れ、その向こうに見慣れた建物が・・・。

高峰ビジターセンターです!やった!着いたぞ~。
間に合った、間に合ったんだ。
ああああ、一気に気が緩んで間にあわなそう!

早歩きになり、内股状態で建物の中に。小走りしながらザックのウェストベルトを外しショルダーベルトを緩め準備オッケー。行きにトイレの場所を確認しておいて本当に良かった!迷わず個室に突入。ザックを床に叩きつけ、ズボンを。も、もどかしい!

はう。

はあああああ・・・。

か、神様ありがとう。

スッキリして高らかに笑いながらトイレを出ます。
募金箱があったので、百円を寄付。ありがとう、最高のトイレだったぜ!

Ak23 そんなわけで、無事下山できました・・。
愛車ポロにたどり着きホッとします。

いろいろありましたが、面白い山でした。
高峰温泉に宿泊し、篭ノ登山ルートや池ノ平散策、浅間山登頂などまた来てみたいですね。

次回はルートにトイレがある場所にします。もしくはもっと人がいない山奥に行きたい・・。



 

~データ~

「黒斑山」標高2404メートル(単独)

標高差431メートル
2008年6月15日(日) 曇りのち晴れ

車坂峠(1973m)9:00~表コース~槍ヶ鞘~トーミの頭~黒斑山山頂11:00
黒斑山11:45~トーミの頭~中コース~車坂峠13:00

装備
ザック:グレゴリー・ジャクスト27L
登山靴:ガルモント・ピナクルGTX
服装:モンベル・ウィックロンラガーシャツ(長袖)、ワイルドワンパンツ、
    モンベル・ウィックロンTシャツ(半袖)
雨具:ノースフェース・レインテックスフライト(携帯・山頂で上着着用)
水筒:キャメルバック0・5L、ラーケン1L
地図:昭文社・山と高原地図19「浅間山」

では、また。

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コメント

数年前、浅間山が噴火したとき『バチン!』という大きな音と共に窓ガラスが衝撃波でビリビリ動きました。その後、車が真っ白に…。登山しているときに噴火してしまったら、避難壕に入ってもどうなることやら…って感じですね。コワ~!
外輪山からの眺めはスゴイですね!遠近感がなくなるような感じです。こちらもコワ~!
登山好きな会社のオバさんが東部湯の丸インターからの『湯の丸山』がいいよ~と言ってました。個人的には高山植物はじめ植物系はそれほど興味がないので、どうかと思いますが、『メタボ対策&実際に道具を使う』という感じでモチベーションを上げれば登る理由もできてくると思います…。

投稿: ecotech | 2008年6月18日 (水) 10:54

スリルある素敵な眺めとレポート、ありがとうございました。特に「キジ撃ち」レポートには、こちらも手に汗握りました。
キジ撃ち最中のおばちゃん御一行や4人組おねいさんとの遭遇妄想も、かなり笑えます(^O^)電動おやぢさん的には笑い事では無いですね。
とにかく無事に間に合って(下山できて)よかったです。

投稿: ecotechツマ | 2008年6月18日 (水) 11:50

いやー、ほんとに山ノボラーを目指しているのですね
自転車よりはパワーウェイトレシオ関係ないですが脚の負担を考えると軽いほうが楽ですよ
(靴ではなく自重ね)
アプローチにチャリを使ってはいかが?
御一緒しましょう

投稿: Y田 | 2008年6月18日 (水) 15:15

>ecotechさん、こんばんは~。
そうそう浅間山が噴火した時は灰が凄かったですね。あの頃は自転車に夢中でしたので、当時乗っていたTIMEのロードで二度上峠まで噴火を見に走った記憶があります。このブログのず~っと前のほうに書いてあるはずです・・。

やはり山もまずは道具(笑)。ザックやウェアが中心になりますが、素材などハイテク満載ですよ。キャンプも加えれば道具は俄然増えますので楽しいですよ~。是非!


>ecotechツマさん、こんばんは~。
ご夫婦連続コメントありがとうございます!

いや~今回はピンチでしたよ!
やはり登山での永遠のテーマ、キジ撃ちについては、今後とも詳細にレポートしたいと思いますよ~。
久しぶりにやばかったです・・。

山でのトイレはやはり苦労しますよ。
考えたのですが、大きなポンチョを着用し、そのまましゃがんでしまうというのはどうでしょうか?
コレなら僅かに道から山に入るだけで、誰にも気が付かれずにキジが撃てるのでは?
赤地に白い斑点の傘を被って「私はキノコよ、でも食べちゃダメ。」と呟きながら用を足せば、ベニテングタケのコスプレをしているだけだと誰もが思うでしょう。

とにかく今回は間に合ってよかったです。次回はダメかもしれませんね・・。


>Y田さん、こんばんは~。
コメントありがとうございます!

いや、山は本気ですよ。本気と書いてマジと読みます。
山ノボラー一直線です。

7月末までは一気にやりますよ~。この後のテーマは,山小屋泊まり、八ケ岳、北アルプス縦走、3000メートル越え、でやりますからね!
いつ頃に遭難しますかね~(笑)。

今回も岩場で足が上がらず、体重があと10キロ軽ければなあ、と思うことがありましたよ。自転車もぼちぼち乗ります。車坂峠にホームセンターMTBで上って来た人もいましたよ!私はそこで体力が終って、山には登れないでしょう・・。

自転車も小径車ツーリングをやりますよ~。来月のキャンプが楽しみですね!

「負け組山岳部」を是非発足しましょう!ザックとレインウェアをお揃いということで(笑)。
まずは八ケ岳合宿。
さらに、軽量テントを担いで、北アの稜線テン場でキャンプしましょう~。

ぜひぜひご一緒ください~。山は良いですね!

投稿: 管理人(電動おやぢ) | 2008年6月18日 (水) 21:44

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