ブロンプトンで18キップ輪行その1・熱海に行く。
年末は青春18キップの季節。
旅好きな方ならご存知だと思いますが、この切符を使えば、各駅停車に乗ってその日限りどこまで行っても、お一人2300円(販売は5回分で一枚ですが)。
いつものチーム負け組みのメンバーにて、高崎から18キップで快速湘南ライナーに乗って、行けるところまで行って、持って行くブロンプトンに乗ろうという企画です。
昨年のこの時期は、ここに書きました根府川~真鶴みかん狩りツーリング でしたが、今年はどうなることやら。
愛車の純白ブロンプトンが久しぶりの登場。16インチの小さく折り畳めて、なかなか良く走るやつ。
皆からは安そうに見えると言われますが、現行にはない絶版カラーのオールホワイトは密かにレアカラーと思っています。
リヤキャリアをつければ少しは高級そうに見えるのだろうけど・・・、コイツは輪行専用なので、少しでも軽量化したいのでいまだに未装着。
フロントバックは、ここに書きました純正のクロスパニアバック です。これは便利なので、ブロンプトン乗りの方には是非お奨めします。
12月20日朝7時、高崎駅まで自宅から走ります。
寒い!気温は2度くらい。
あたり一面が霜でまっ白な世界です。
ダウンジャケットにグローブと防寒装備で出かけます。
久しぶりに乗るブロンプトンは軽快。ホームセンターで売っている一般的な折り畳み車より軽く走る。
思うにハブの回りがとても良い気がします。
高崎駅に到着。いつもの場所でブロンプトンを折り畳み開始。
あの自転車が、こう折り畳まれまして・・・、
こんなに小さくなってしまう。
自転車を持っての電車旅にはこの小ささが嬉しい。
ブロンプトンはローラーが付いていて、折り畳んだ状態で転がせるのですが、私は担ぎ派なので、カバーを掛けてトートバックに入れて運びます。
専用キャリングバックもそろそろ欲しいなあ・・。
この日、都合の付いた4人で快速湘南ライナー小田原行きに乗車。今回の旅を企画したM氏より、グリーン券を伊東まで買っておくように言われる。
そう、18キップは普通~快速のグリーン車にも追金して乗れます。最近は在来線にもグリーン車両が増えて、土日割引で乗ることが出来ます。
始発駅なので、最初に並んでいつもの2階建てグリーン車両の車端部にある8座席のみのコンパートメント状の席を確保。
そう、自転車を電車内に持ち込むときに一番困るのが置き場所です。
在来線の普通車は横座りシート。
グリーン車ならこういうシートなので車端部の座席裏にこのスペースがあります。
4人なら対面にシートを動かせば、前と後の2箇所にこのスペースが出来ます。
そこにブロンプトンならこのように置けます。
グリーン券は伊東まで750円ですから、この楽さと引き換えに安いもの。
小田原まで約3時間半・・。新幹線なら大阪まで行けそうですが、18切符の旅はのんびり。電車に乗るのも楽しみのうちです。
しかし、早々とお休みなさい・・。
私も前日忘年会で深夜まで飲んでいたため、テンションがなかなか上がらず。
ぼんやりと電車の揺れに身を預けます。
電車の旅に飽きた頃、小田原に到着。ここまで途中乗換えがないのは楽で良いのですが、ずっと座っているのはちょっと辛いところ。
後の車両がグリーン車。
ホームに4人のブロンプトンが並ぶ。
さあ、M氏、ここからどこへ行って何をするんだい?このプランを企画したM氏から爆弾発言が!
「実は、この先、何するのか考えてないんだよね~・・・。」
ええええーっ!またかい!
それって、前回の勝沼へ行って電車に乗っていただけツーリングと 同じ展開じゃないか!
「まあ、18切符の時期は電車に乗ってどこまで行けたか、元を取れたかが重要なイベントだからね・・・」
う~ん、鉄っちゃんのM氏ならではの発言。
伊東までのグリーン券があるので、宇佐美まで電車で行って、そこでみかん狩りをしようということに。大丈夫か?
小田原で熱海行きに乗り換えます。
短い距離ですが、グリーン車両が付いているのでそちらに乗車。途中下車してもグリーン券は継続可能です。
左手には海が広がります。
群馬の山にいると、海を見るだけでウキウキします。
確かに海を見ただけで、もう今回の旅は元を取れた気分になります。
熱海駅に到着。
物凄く暖かい!
群馬より確実に暖かいが、小田原よりもさらに暖かく感じる。旅に来た感じが盛り上がります。
S田さんとM氏はブロンプトンを転がす派です。カバーを掛けた状態で、サドルを押したり引いたり。
そのために、やや大きめで転がりの良いローラーに改造してあります。
Aのさんと私は担ぎ派。
ローラーが無改造のノーマルなので転がし難い・・。
しかし、駅の階段では結局担ぐことに。
エレベーターが近くにあれば乗るのですが。
輪行時の畳んだ状態での移動は駅構内のみと考えてよい。
東京駅で京葉線に乗り換えるのでなければ(笑)、駅の移動はそんなにたいした距離ではないので、持てる力が有るならば担いじゃったほうが世話がないかもしれません。肩パットのついたキャリングバックがあるならば。
力のない人は転がしたほうが楽なので、転がしやすいようにローラーを工夫すると良いかも。
伊東行きに、ここで乗り換え。
改札前でメンバーがトイレに行っているのを待っていると、初老のご夫婦に話しかけられます。
「これ、欲しいのですよ。軽いのですか?」とおっしゃるので持ち上げてもらって「いや、重いですけど、こうやって転がせるので案外楽なんですよ」と実演。
感心されて、いくらくらいで買えるの?と聞かれるので答えても、ご夫婦とも驚いた感じでもないので、リッチなご隠居なのでしょうか?
ブロンプトンを複数人で持ち歩くと、興味のある方から声を掛けられることが結構あるのです。
さあ、乗り換え、と思ったらメンバーから「お腹すいた」発言!
そういえばもうすぐお昼です。
なので、熱海でなんか食べない?ということになったので、熱海駅で改札を出ます。
18切符は途中下車オッケー。
駅前の第一ビルかな?ビルの地下の食堂街に行きます。
うおー、なんともこれはレトロな感じ。昭和で時が止まったような。
知らない街に行くとこういう風景と出会えるので嬉しい。
ピカピカ光っている赤い床、天井の空調吹き出し口の形、何故か電気が付いているメニュー看板。
子供の頃に見た雑居ビルの感じ。
中の店は、観光客向けの地元の魚を食べる店が2・3軒、地元の人向けの大衆食堂が2・3件でしょうか。
当然魚が食べられる観光客向きの店に行きますが、お昼時なので結構混んでいます。
普通は並ぶのでしょうが、我々は「負け組み」を自称しているので、気持ちが後ろ向き、並んでまでして食事はしません。
空いていた大衆食堂に入ります。
旅先で名物が食べたい人は、チーム負け組みと旅行しない方が正解(笑)。
う~ん渋い。
こういう感じ好きだ~。
全員ミックスフライ定食にしました。
洋食屋さんらしく、さくっと揚がったフライ。付け合せのスパゲッティーも渋いぜ。
ホタテと魚フライのミックス。
熱海じゃホタテは獲れないでしょうけど。
お腹がいっぱいになると、けだるい気分に。
地下だと思ったら、廊下の向こう側に外が見えました。
ここから走り出してもいいんじゃない・・?
そうそう、熱海も面白そうだよね・・。
早速、我々はブロンプトンを組みたて始めました。
やっと走り出します(笑)。
え?みかん狩りは?みかん狩りはどうなったの!?
熱海ツーリングに急遽変更でございます。
熱海にどんな見所があるのか?そこは壮絶なヒルクライム地獄だったのでございます・・。
こんなところで次回に続く。
では、また。
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