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2008年12月25日 (木)

ブルゴーニュワイン・グロ・フレール・エ・セール

昨夜のおうちクリスマスパーティーで開けたブルゴーニュワイン。

Gf1 「グロ・フレール・エ・セール」の造る「ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイルージュ06」 です。

なんだかもう舌を噛みそうな名前ですが、フランス語ですから。ちゃんとフランス人が喋れば美しい響きなのでしょう。ケツクセケセコソケソソ~ンという感じで。ワインが好きになってからお洒落なフランス語を学んでみたくなってきました。誰か教えて・・・(女性に)。

フランスワインといえば、ワインに詳しくない方でもボルドーを思い出すでしょう。ブルゴーニュはそれに匹敵するワイン生産地。むしろワイン通にはマニアックな魅力もブルゴーニュにはあります。その特徴は後に語るとして、まずは飲んでみましょう。

お、なんとも果実な香りがします。ワインの香りじゃなく黒果実の甘酸っぱい香り。

色は美しいルビー。ボルドーのように黒くなく、宝石のように綺麗。飲むぞ~。

「お・・・、おお、おお・・・・。

酸っぱあああーーーい!酸っぱっ、酸っぱっ!

けど旨い!酸味が良い。ボルドーの渋さと一緒の酸味は口の中が酸っぱいだらけで一本飲むのが大変のもありますが、これは爽やかさ、輪郭を与えています。ですからビールじゃないけど喉越しが良くて、さっぱりとグイグイ飲める。酸味がとげとげしくない。コレも少し寝かせるともっとまろやかになるのかな?まだ若いのでしょう。
その中に広がる黒果実の香り。
酸味の中の甘さ。
遠くにスパイスの香り。飲み込んだ後にふわっと果実香。
酸っぱいけど飲みやすい。透明感のある綺麗さ。」ポイント83点。

Gf2 このワインを造っているのは、ベルナール・グロさん。お髭のおじさん。ブルゴーニュの名家、グロ家の人。お兄さんのミシェル・グロ、妹?のアンヌ・F・グロさん、親戚?のアンヌ・グロさんとか複雑ですが、皆さん有名な造り手。

素敵なラベル・・。

ここでブルゴーニュの特徴。ここからはワインについてあまり知らなくて知りたい方、お読みくださいませ。

ブルゴーニュワインで有名なものは?

あのボジョレーはブルゴーニュです。生牡蠣に合うというシャブリもそう。先日デパ地下のワイン売り場では、フランスワインは殆んどがボルドーで、ブルゴーニュはボジョレーしかなかった。まだ日本では一般的ではないのかもしれません。ワインが好きな人はお気に入りです。ブルゴーニュの赤ワインのメインはやはりコート・ド・ニュイ地区。ここには有名なロマネ・コンティを生み出すヴォーヌ・ロマネ村があります。

有名なボルドーでは、シャトーという醸造所で現地のブドウを使い作られる。ブドウ品種はカベルネ・ソーヴィニヨン、もしくはメルロー、それらにカベルネ・フランをブレンドして造られます。重厚で渋みとコクのあるワイン。一つのシャトーにシャトー名の看板ワインと、それに選ばれなかったぶどう、もしくは若い樹のぶどうを使ったセカンドワイン、サードワイン、といったラインナップ。

それに対してブルゴーニュは、ドメーヌと呼ばれる造り手がいます。多くは家族などの小規模。そのドメーヌが所有するぶどう畑で作る、ボジョレーなどを除いて赤ワインはピノ・ノワールというぶどう単一から造られるワインです。ここからはおもにコート・ド・ニュイ地区の赤ワインを中心とした話です。

酸味と豊かな果実味が特徴のピノ・ノワールのみを混ぜずに仕込むことから、どこの畑のぶどうから作ったのかが重要になります。その畑のテロワール(その畑の持つ土壌・地形・気候などのぶどう畑の置かれている自然環境のこと)の個性がワインに現れるのです。ですから、地域の畑の中の、道一つ向こうの区画の畑と味が違うなんてこともあります。米でいえばコシヒカリの魚沼産、それも魚沼の何とか村の大字何とか字、その中の齋藤さんちの田んぼの東の川沿いの区画が旨い、みたいなレベルです。それにドメーヌの技量が加わります。

多数のドメーヌ×畑の数だけのワインがあるのです。すごく複雑でマニアック。その畑の持つテロワールの個性を楽しむ世界なのです。さらにはネゴシアンと呼ばれるワイン商が、ぶどうを買ってワインを仕込んだり、ドメーヌが造ったワインを樽で買って、熟成やブレンドをしたワインも存在し、さらに複雑化しています。

最近では、テロワール主義から脱却し、複数の畑のワインをブレンドし、美味しさを追求したワインも造られています。

Gf3 しかし綺麗なルビー色ですね。

で、今回飲んだこいつの「ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ」とは何か?

コレがワインのグレードです。ブルゴーニュワインはちょっと高い。というか安いワインが少ない。ピノ一種から造るので安いぶどうを混ぜて使えないから。最近ブルゴーニュとボルドーはすごく価格が高騰しています。

ブルゴーニュ地方のどこかのピノぶどうを混ぜて造った「ブルゴーニュ」地方名ワイン。

その中でもコート・ド・ニュイ地区の西側の丘の上に広がるオート・コート・ド・ニュイ地区のピノぶどうで作った「オート・コート・ド・ニュイ」地区名ワイン。それがこれ。どちらも2000~4000円くらい。庶民に手が届くレベル。

ここまではベースグレード。コレが旨いとそのドメーヌは旨いらしいし、造り手の個性があらわれます。

ちょっと上質な村名ワインがその上。「ヴォーヌ・ロマネ」「シャンボール・ミュジニー」「シュヴレ・シャンベルタン」などの村の中でとれたぶどうで作られます。村の個性が出ます。5000円~10000円くらい。さらにその中の一般畑のぶどうを限定した「村名畑名付きワイン」もあり7000円~13000円くらい。この辺はワイン通の世界。

この辺りからは高級ワイン。村の中に1級畑(プリミエクリュ)と呼ばれる格の付いた畑のワイン13000円くらい~ン万円。さらに特級畑(グランクリュ)と呼ばれる最高格付け畑でとれたぶどうのワイン「エシェゾー」とか「リシュブール」とか15000円~ン十万円。

畑の区画が狭くなるほど高級になる世界です。畑名からはお金持ちやワインマニアじゃないと飲めないよね・・。しかし複雑。さらにコート・ド・ボーヌ地区とか白いワインのことを加えるともうマニアックすぎる。

そんな、複雑なブルゴーニュワインの魅力にはまっていきそうな私です。

そろそろ、ワインセラー、買いそう・・。

では、また。

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