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2009年1月の記事

2009年1月31日 (土)

風邪をひいて風邪薬

あー、とうとう風邪をひいてしまいました。
例年、年末か正月、もしくは2月頃に風邪をひいてそのまま花粉症というパターン。
今年はここまで風邪をひかず頑張ってきたのですが・・。

先週から調子は今ひとつ、けど暖かい服装で乗り切りました。
けどね、この冬のモモヒキのローテは、毛糸モコモコ系四枚&薄手ハイテク系1枚。
昨日は意外と暖かかったので薄手にしたのが失敗だった・・。
もう一枚毛糸モコモコ系モモヒキ買わなくちゃ。最近はコじゃれたアンダータイツなどというものが主流の為、厚手のモモヒキはなかなか売っていなくて。アンダータイツなんかでカッコつけいている場合じゃない!男の真冬はモモヒキじゃい!

朝から激しく頭痛&のどの腫れ痛み。
私、扁桃腺がすぐに腫れるのですよ。ですから風邪薬も喉に効く奴がよろしい。
お医者に行ったほうが安いし効く薬をもらえます。
けど、起きたのが午後だったのよ。医者終ってるわ。

薬箱をゴソゴソやる。
Akh1 パブロンSゴールド発見。これってあまり飲んだことが無いのですが、以前特売で安かったので買った。

飲んだが・・。頭まだ痛い。喉が激しく腫れる。
この薬のアセトアミノフェンという鎮痛成分が私には今ひとつ効果が薄い。もっとガッツリ効いて欲しい。

炎症を抑える塩化リゾチームというのも入っているのですが、うーん。




夕方再び薬箱をゴソゴソ。
Akh2 アネトンiを発見。
これはきっと持ち運びやすそうなんで、キャンプ&山登り用に結構前に買った残り。

これのイブプロフェンというのは効いたかも。頭痛が取れる。喉も楽になってきました。
私バファリン派なのでイブプロフェンというのは馴染みが無いのですが、いけるかも。

薬を替えるのってよくないかなあ。風邪薬もあまり飲まないほうがいいですよね。稀なケースですけどSJSという物凄い副作用もあるので恐いですから・・。

Akh3 ずっと使っていた風邪薬はこれ。

コルゲンコーワ。
昔はコルゲンコーワETとかエアラインとかいって、気道周辺の炎症に効くのがウリで、結構お値段もしていた。
いまはセカンドモデルなのね。

これね、喉の腫れに良いのですよ。
トラネキサム酸とエテンザミドってのが他の風邪薬ではあまり無いのでそれの効果かなあ?
やっぱり昔から飲んでいるのがいい。
また買ってくるかなあ。けど、これも熱がぐーんと上がるとバファリンプラスに替えないとだめ。

こうやって選べるのも、私に持病や薬アレルギーが無いからでして、やはりお医者様に行くのが一番でしょうね・・。
明日もゆっくり休んで回復させましょう。

では、また。

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2009年1月30日 (金)

漫画「ソムリエール」&オー・ボン・クリマ

最近ワイン漫画「神の雫」について書いていますが、他にもワイン漫画が連載中です。

Ass1 ソムリエール 1~8巻(続刊)
集英社・ビジネスジャンプ連載。
原作:城アラキ 漫画:松井勝法

ワイン漫画というイメージで見ると、とても可愛い画です。

「あらすじ」

主人公「樹(いつき)カナ」は、幼い頃両親を亡くし、スイスアルプスの麓にある孤児を集めた施設で暮らしている。その施設は、ジョンスミスという、会ったことも無く誰なのかもわからない人物から援助を受けていた。カナはその人物の援助によって大学の醸造科を卒業、施設のファームでワイン作りを行い、フランス語英語が堪能、ワインの深い知識を持っている。
謎の足長おじさんジョンスミス氏より手紙が届く。東京のとあるレストランで働いて欲しい。そうすれば施設の援助は続ける。
カナは東京のレストラン「エスポワール」のフロアで働き始める。かつて天才ソムリエと呼ばれた支配人片瀬の元で、ソムリエール見習いとして。そこに来る一癖ある客たちに、これはというワインを勧める日々。

Ass2 一話読みきりで一つのエピソード。そこにメインのワインが1本紹介されます。人情話、恋愛話と、なかなか泣かせる話も。けど客はなんか屈折しているんですねえ。
そして、カナちゃん。可愛いのですが強情。ワインのことになるとむきになる。そして、お客様に飲んでもらいたいワインがありますと、頼みもしないワインを飲ませます。そのワインについてうんちく、上から目線の説教と、ちょっとやりすぎなのでは?熱心なのは解りますが、客は引いちゃうよなあ。レストランで若い娘さんに説教されたくないよなあ・・。何故か客は旨いワインとカナの話に感動しますけどね。

カナの亡き父親の謎。ジョンスミス氏は誰なのか?1巻でジョンスミス氏と思われる人物が出てきますが、後に片瀬の本棚から「足長おじさん」の本とカナがニューヨークのジョンスミス氏に宛てたエアメールがあった・・。

各話の終わりに、テーマのワインの詳しい解説が載っていて、ワイン好きには嬉しい限り。また、そのワインも買えそうな価格の物が多いのです。さらには巻末に、話のテーマに沿った用語説明、解説が詳しく書いてありますので、ワインの読み物としても楽しめます。

Ass3 さて、ではこの漫画に出てきたワインを今夜は1本飲みましょう。
オー・ボン・クリマ ピノ・ノワール サンタ・マリア・ヴァレー 2005年
私は2007年を飲みます。3000円くらい。

カリフォルニアのワインです。ブルゴーニュで使われるぶどうピノノワールの赤ワインです。

ピノノワールはブルゴーニュ以外の場所での栽培、醸造が難しいといわれていますが、カリフォルニアでどうでしょうか?

飲んでみます。

お、いい香り。イチゴの香り。ピノノワールの香りです。
「お・・、おおお・・・。う、旨い。
ブルゴーニュワインの味だ。けどそんなに酸味が来ないし、素晴らしく柔らかい口当たり。口に含むと薄いのに果実の旨味が拡がります。赤果実、サクランボ。渋みも強くなく、余韻も短いながら綺麗に拡がります。

これは飲みやすいし、旨味があります。

30分後。うー、甘い。イチゴのニュアンスが強くなる。酸味、甘み、渋み、苦味のバランスがとても良い。近づきやすい。これは美味しい・・。」ポイント89点。

Ass4 ソムリエールの4巻の第20話「華やかな味わい」に登場。

この話のあらすじ
旅客機のCA・礼子は仕事に疲れていた。友人カナにレストランの予約とワインを2本オーダーする。「エスポワール」に礼子は妻のある不倫相手と訪れる。カナは2本のカリフォルニアワインを用意した。それをブラインド(ボトルを見せない状態)で飲んでもらう。不倫相手は1本目は強烈に旨いが2本目は平凡だという。しかし、再度飲んでみると、1本目は最初のインパクトが無い、2本目は最初より美味しく感じるという。

1本目はメルヴィル。2本目は今回飲んだオーボンクリマ。
メルヴィルは華やかだが長く付き合うタイプじゃない。オーボンクリマは地味だけどゆっくり良さが伝わる。カナは、メルヴィルは完熟したぶどうから高アルコールのワインを造る。飲むと最初にインパクトが強くコクを感じる。オーボンクリマはアルコール度数を抑えて、食事と楽しめる飲み飽きしないワインを造っているのだと。カナは美味しいワインには畑が幸福であることが必要であるという。礼子は不倫相手との別れを決意する・・。

そんな話ですけど・・。

Ass5

このオー・ボン・クリマ、「ソムリエール」によると、造っているジム・クレンデネンという人は、以前に書いたことがあるブルゴーニュの神様アンリ・ジャイエが師匠だとか。このボトルは最も安いけどジャイエのスタイルが感じられる・・。おお、これがジャイエスタイルなのか!

どうやらこの人は評論化ウケをするワインが嫌いらしい。

ワイン業界にはロバート・パーカーという評論家がいて、この人が100点満点でつける点数がそのワインの価格や1年間の売り上げを左右するという。

うへえ、物凄い数のワインがあるのにたった一人の点数でワインの評価が決まってまうのか。確かにネットショップを見ると「パーカー92点!」とかそんなのばっかだし。この百点満点採点私も真似してやってますけど、何の影響力も無いよ(笑)。

で、その結果どうなってしまったかというと・・。ワインの造り手たちが、パーカーさんが旨いと思うワインを造るようになってしまった。パーカーさんは一日に何十本ものワインを連続して口に含んでクチュクチュしてぺっと吐き出して○○点・・・。とやるわけです。

だから一口含んだ時にインパクトのある味を目指した。高アルコールで旨味感があって複雑実を与える樽の香りが効いたワインです。1杯目はインパクトがあるが呑み続けると飽きるらしい。このままじゃあ、世界中のワインがその方向の同じ味になってしまう。

Ass6 このジムさんとかがそれに気が付いて、アルコール度数を抑えて、呑み飽きのしないワインを造った。ブルゴーニュも一時期そういう濃厚なワインを造りましたが、最近は過ちに気が付いて薄くて旨いワイン作りをしているそうです。

オー・ボン・クリマのピノ・ノアールは普及品でも5年間はボトル熟成してから楽しみたい、って書いてあるけど2年目で飲んじゃった。それでも旨いよ、これ。

この漫画、ためになるなあ・・。

では、また。

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2009年1月29日 (木)

赤いのが減らない。

最近ワインばかり飲んでいます。
以前はあれほど凝っていた芋焼酎の消費が落ちてきました。
晩酌にちびちびとはやっているのですが・・。
そんなに痛むものではないので、ぼちぼち飲んでいきます。

Akk1 買い込んだ芋焼酎、この赤い奴もなかなか減りません。
正月辺りで2本飲んだのですが、飲みかけを含めてあとコレだけ。

季節限定商品で、春と秋の年二回、定価で買えるのです。
今回は今までより生産量が多かったのか、セブンイレブンやスーパーで何気なく置いてあったので、買ってしまった。
何本もあるのに、定価、と思うとつい買ってしまった。
発売日の近辺で近所のセブン数件と、スーパー「ベイシア」にありました。
知っている人は知っているので、翌日には無くなってしまう。ベイシアでは2日間あった。
店の人も焼酎にそんなに詳しいわけじゃないので、何でこんなに売れるの?と思ったでしょうね。

Akk2 甘い口当たりと、華やかな香り、スッキリした喉越しで飲みやすく、好きな焼酎です。
けどコレを買った直後に、ワインがマイブームになってしまった。

ワインを飲まない日に、ロックで飲んでいますが、殆んどの日にワインを飲んでいますから。

焼酎はワインに比べて持ちがよい。
ワインは栓を開けると2日で飲みきる。味が変わっちゃうから。焼酎はちびちびやればしばらく飲める。

価格も定価ならこれは1200円ちょっと。ワインは高いよねえ・・。
この赤いのも現在ネット通販で倍以上の価格で売っていますが、ワインに比べると安く感じちゃう。
ワインは元祖プレミアム酒ですね。同じ生産者で高いワインと安いワインは、原材料費だって仕込み方だってそんなに変わらないのに、その差はビックリするくらいある。確かに高いワインは丁寧に栽培したり新しい樽を使ったりするのだけど、あそこまで高くなるとは・・。例えばブルゴーニュで中堅の造り手だと、広域エリアの畑でとれたぶどうのワインは3000円前後、特級畑でとれたぶどうのみを使ったワインは2万円前後とえらい差があるのです。
ボルドーの有名シャトーなら、仲買人に渡した時から凄い値段になるのでしょうか。造り手も高い分儲かるってのは芋焼酎とは違う世界だなあ・・。焼酎の蔵はあくまで定価でしか出せないもの。販売店がプレミアム化している。

ワインも春以降は保存が利かないので、セラーがない私はネットショップで買うのはそろそろ止めます。近所に素敵なワイン屋さんを見つけたのです。なかなかこだわりの品揃えで、店長さんはワインアドバイザーの資格者で面白いワイン話が聞けそうだし。店の一角を仕切って温度管理した広いセラーがあるのでそこをマイセラーと考えて、飲みたい時に買ってくれば良いのです。

今夜はワインはお休みでこの赤いのを飲む。気軽に飲めて好み。次の発売は春だそうで、発売日はいつだかわかりませんが、それまでに飲みきらないかな?一緒にコレを飲んでくれるおねいさん募集中。おにいさん不可。

では、また。

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2009年1月28日 (水)

東京少年

もう20年前のことだけど、サラリーマンの私は恋をしていました(すれば)。

この頃起こったのが、私の人生の10大事件にノミネートされている「シーフードカレー事件。」

恋愛のページにも書きましたが、先日書いた「ムーンライダーズ」が好きな彼女と別れ、憧れの同じ会社の女性にも振り向いてもらえず寂しかった私は、住んでいたアパートの105号室のOLのおねいさんを好きになっていました。毎朝出勤するおねいさんの背中を窓からこっそり眺めては溜息をついていました。

ある休日の夕方、OLおねいさんの部屋からカレーの香りが漂ってきました。お、おねいさんがカレーを作っている!おねいさんのカレーが食べたい・・・。私はほか弁でライスを一つ買ってきて、おねいさんの部屋のドアを叩きました。「102号室のものですが、こ、これに、カ、カレーをかけてください!」
おねいさんはにっこり微笑んで部屋に私を招きいれ、お皿にご飯をよそってカレーライスをご馳走してくれたのです。忘れもしない、当時流行したホタテやらエビの入ったシーフードカレーでした。
それから私と105号室のおねいさんはお付き合いを始めたのです。
やはり勇気を出すって大事ですね。今なら確実に警察を呼ばれるのでやめたほうが良いです。20年前はまだ世の中はおおらかでした・・。

そんな時好きだったグループ、東京少年。
この曲を聴いた時は衝撃でした。
ユーチューブが見られる方はどうぞ。1989年の曲、

ハイスクールデイズ

これはかっこよかった。ポリスの影響なんだかリズムがカッコイイ。こういう「学校」とか出てくるのに私は弱い。

このボーカルの笹野みちるさん、同志社大学在学中にデビュー。ボーイッシュというか中性的なイメージで、東京少年というバンド名と重なる感じを私は覚えた。途中でショートカットになって、ますます少年っぽいイメージになる。声も低めだし、元気いっぱいだった。けど、目をつぶった表情がたまらなくセクシーで女性を感じました。

当時バブルに向かう世の中の女性の髪形は、ロングのワンレンという奴と、こういうショートな髪形が流行だった。女の子もえりあしを刈り上げていた時代でした。
これはいい曲だ~。

陽の当たる坂道で

プロモもいいなあ・・。このショートカット、その頃105号室のおねいさんもやっていたのだ。ホントこんな髪形。だからこの映像を見て思い出してしまう。私は床屋が嫌いでその頃までずっと自分で髪を切っていたのですが、おねいさんに連れられて近所の美容室で並んでカットしてもらったことがあります(笑)。そっかー美容室って仰向けになってシャンプーするのか~。おねいさんも思いっきり首筋刈り上げていたなあ。

結局、おねいさんとは私の恋愛史上最も短い、片思い半年交際期間半年で終わりました。
あの忌まわしい「温泉たまご事件」によって二人は引き裂かれたのです・・。その事件について私は生涯語ることはないでしょう。

90年のベストアルバム以降、私は東京少年を聴かなくなりましたが、この曲は91年の解散直前の曲でしょうか。

Harmony

これのプロモはいいなあ・・、映画のようです。東京少年のプロモは数は少ないけどどれも素敵です。

笹野みちるさんは、かなり好きでした。けど、バンドメンバーの男どももいい男なので、きっとどれかと付き合ってるんだろうなあ・・、と思っていました。
しかし、解散後に笹野さんは、レズビアンであることをカミングアウト。ああ、男から見ればなんともったいない、私はこの時も失恋した気分になりました・・。
今も明るく女性とのお付き合いをされ、ギターを弾いて歌ってらっしゃいます。ちょっと前まで赤坂のカフェでシェフをやっていて、行ってみたいなあと思っていましたが、行けなかったなあ・・。

東京少年。大きなヒット曲も無かったので忘れられそうですが、私の中では忘れられないバンドです。

では、また。

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2009年1月27日 (火)

神の雫の第3話を見た・今夜はローヌワイン。

全国の亀梨君ファンの綺麗なおねいさん達、今夜もTVドラマ「神の雫」を見ましたよね!?

前回はサッカー中継で開始時刻が遅くなり、視聴率は今一歩・・。それって、まさか、亀梨君のファンなのに見てないおねいさんがいるってこと?
「だって~、亀梨君超イケテるから~、演技もマジやばいしー、全然大好きだけどー、ワインの話しウザクねっ?わけわかんないですけどお。ワイン出るとイラッと来るしー、ワイン好き系っておやじ入ってるしー、おやじってきしょいから~、まじうざいし~、超むかつくから、もう見ないしー・・。」
そんなこと言っていないでしょうねえっ!
ワインのことなら、このおやぢにおまかせだ・・。

Aks1 今夜の使徒はコート・デュ・ローヌ地方のワインでしたね。使徒のテーマは「団欒」。そしてそれはローヌワイン、ここは原作どおりでした。高杉君が出てくる6~7巻と、団欒の10~11巻の内容を1話で繋げてしまったよ。しかも団欒は第3の使徒。第2の使徒「モナリザ」は予告によると次回ですね。

もう原作と変わってきちゃったかな・・。漫画に無いワインが出てきてしまったし。原作だとこの団欒で、一青の過去の秘密、父親の謎が出てくるのですがそれは後回し。コレはドラマだけ見ている人にますます解らなくなる展開では?

しかし一青の「団欒、団欒、団欒!」には笑いましたね。TVで雫が出したローヌワイン「ユッセリオ・コート・デュ・ローヌ」はネット通販ではここで売っていますから、 欲しい方はどうぞ。原作では出てきませんから通販各社もノーマークでしたね。明日から各社争奪戦でしょう。

私は漫画版のローヌワインを・・。この使徒ワイン「ドメーヌ・ペゴー」は高いので、高杉君編に出てきたコート・デュ・ローヌを飲みます。

ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス・コート・デュ・ローヌ2007年です。

Aks2 ジャナスのあらすじ。6~7巻に出てきます。

みやびの幼なじみ高杉君は高級スーパーチェーンの御曹司で部長さん。販売するワインはブランド志向でボルドー5大ワインが良いと言う。何故そこまでのブランド志向を貫く?みやびは初恋の人だけに、救いの手を。取引契約の為、ワイン事業部の雫は動き、五大シャトーに負けない格下ワインを選び出す。70年のシャトーマルゴーにぶつけたのはシャトー・シャススプリーン70年。それを飲んだ高杉君はペガサスの背に乗ってとび、懐かしい友達の下に降り立つのだった・・。ボルドー1~5級のワインの下に位置するブルジョワ級のワインが何故マルゴーより優っているのか?みやびは格下にも素晴らしいワインがあることを教える。

その後出てくるのがこのジャナス。

急遽中学の同窓会が同級生の焼き鳥やで開かれる。みやびと高杉君、そして雫も呼ばれ1本のワインを選んでくる。焼き鳥にピッタリ合うワイン。それが、

Aks3 ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス・コート・デュ・ローヌ2003年。
これは2007年ですけど。

コレを一口飲んだ高杉君の脳裏には「中学のサッカー部の試合でゴールを決めた瞬間」が描かれる!
これはゴールを決めたあとの高揚感だ。「仲間」って感じがする・・。

そっかー、私もゴール決めたいなあ。飲んでみます。2000円くらいで購入。詳しい説明はこういうショップに書いてありますが 売り切れてますね。そのうち08年が入って来るでしょう。

まだ若いのか、抜栓直後は香りがたたない。色は濃い目。濃いのに光を通すような綺麗なルビー。

グルナッシュ 、シラー 、ムールヴェードル 、カリニャンなどがブレンドされているようです。

コート・デュ・ローヌ地方とは、フランスの地中海寄り。ブルゴーニュからローヌ川沿いに下流へ下ったところ。グルナッシュ種をメインにした、華やかでスパイシーな香りと、甘く感じる果実味の口当たり、アルコール度数が高く、コクのある力強いワインが主流です。ドラマでも言っていましたが、ボルドー、ブルゴーニュに負けないワインを造ろうと生産者が頑張っているエリアです。以前飲んだサンコムもここですね。

Aks4 さあ、飲んでみます。めざめよ、バッカス!
「お、おおお・・・。やや酸味が立つ。滑らかなタンニン。とても飲みやすい。おとなしいけど、旨い。

30分後。香りが出てくる。甘いベリー。酸みが溶け込みほんのり甘さが前面に。渋みタンニンも出てきたが滑らか。

焼き鳥にあわせる。ああ、コレはいける。確かによく合うな。けどこのワイン何にでもあっちゃうかも(笑)。何で焼き鳥にコレが合うのかというと、焼き鳥のタレの甘みや肉のニュアンスがこのワインにはあるからだって。あるかなあ・・。

甘い香りと、酸味と、果実感溢れる濃厚さを出しながらも飲みやすいです。結構濃いね。1杯目は旨いけど、ちょっと飲み飽きしちゃうかな。ポイント83点。

漫画どおりの1500円ならスゴイだろうけど・・。やはり値上がりしちゃうのか。2000円でこの果実感、濃厚さは良いかもしれませんが、もう少し安いと良いなあ。

では、また。

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2009年1月26日 (月)

BOSSコンパクトエフェクターを揃える。

全国のギター少年の皆さん!今日も弾いてるかいっ!

去年の秋に買ったギター、激安レスポールです。君たちギターキッズのお小遣いでも買えそうな安さなので興味があるんじゃないかい?(若づくりな語り)

Bl9
ここのページで詳しく書きましたが、 値段の割には良かったのです。
ブリッツという奴。
見た目はきちんとレスポールスタンダード。とても美しいトラ目のトップにアイボリーなプラパーツもリアル。
音もなかなか太い。電気的に問題はない。

けどね、ネックがね、かなりだめ。反ったりで安定していない。ビびるポイントが出来てしまう。自分でネック調整しながらだましだまし使っていますが、ギター1本だけ使うなら、もう少し奮発してちゃんとした奴を買ったほうが良い。
Ag1_2 何度か調整したのですが・・。
難しいね。

弦高を相当上げてもびびる。ので指板の反対方向に逆ゾリさせてみた。これは禁じ手なのですが。結構ビビリは減りましたが、ピッキング側が弦高の上げすぎで弾き難くなった。






Ag2 ブリッジのここで調整。

結局弦高を下げて、ネックも若干順反りにして、まだびびるポイントがありますが弾きやすくはなりました。

私は見た目だけの為にコレを買いましたから。弾きにくさをカバーできるならアリだし、カッコよければいいじゃんて言うのもありなので、しゃれでセカンドギターとして良いかも。

で、コレを使ってここに書きましたが、ねずみの格好をしてライブやりました。 何故か。

その時の音作りのために購入したコンパクトエフェクターをご紹介。ここからは激安ギターを購入予定のギターキッズ向けの講座。
エレキギターはアンプに繋いだだけだと、ジャキーンという金属音。それをCDでプロが出しているようなサウンドにしてしまう機械がエフェクター。コレは欲しいですよね?

Bd3 簡単なのがこういうマルチエフェクター。コレは便利。しかも安い。安いものでも5種類くらいのエフェクター効果を同時にかけられます。
音もファクトリープリセットで使える音が入っています。けど、ぱっと耳をひくような派手な音が多いし、ちょっとやりすぎな音が多い。そこで、効果や音質を変えたりしたいが、コレが難しい。取説を見ながらあーだこうだやると何とかなってそれをユーザーメモリーに入れておけばいいのですが。ライブ中にその音を微妙に変えたいなんてのは殆んど不可能。

そこでコンパクトエフェクターです。小さい箱状の奴ね。それを効果ごとに何台か繋げます。コレは、ちょっとお値段が張りますが、とてもわかりやすいのです。シンプルな操作なので、自分の好みの音も作りやすいのです。ライブの現場でも使うアンプや会場に合わせて微妙な音作りが出来ます(結局テンションが上がって深くかけすぎちゃうのだけど)。慣れればノブの位置でぱっと見てセッティングがわかるのが最大の利点。

まず欲しいのは歪み系ですね。チャキーンという音をドギャーンという音にする奴。サスティン(音の伸び)も出るので上手に聴こえます。
Ag3 まず買ったのはBOSSのオーバードライブBD-2ブルースドライバー。近所の楽器屋さんで購入。

BOSSのエファクターは私の中学生の頃からあって当時はやや高級品。買いやすかったのはマクソンね。これのD&Sというディストーション一個で頑張った高校時代。BOSSは踏みやすい大きなスイッチと電子スイッチで踏んだ時のノイズが無いと評判でしたが買えなかったなあ。現行機種でこんなにある。
絶版も入れれば相当な数です。

BD-2,コレがなかなか良い。これを選んだのは、私の好きなチャットモンチーのえっちゃんが使っているから(笑)。えっちゃんはKEELEY(キーリーと読む・まむまむさん教えていただきありがとう)モディファイという改造物を使っていてコレの何倍も高いけど。確かにチャットと似た音がするよ~。気持ちだけど。
ややざらっとした音。オーバードライブって奴で、歪み系はディストーションてのもあるが、ODはピッキングニュアンスが出しやすく、アンプを歪ませた感じのやや軽めの歪み。ディストーションはもっと深く、サスティンも長いけど迫力と引き換えにやや一本調子。ハードロック向き。もっとメタルならファズとかメタル、なんてのもあります。さり気なく歪ませたいならやはりオーバードライブ。アンプの歪みも合わせれば結構歪むし、クリーンートーンに合わせればいろいろな音が出ます。このBD-2はGAINやギターのボリュームのコントロールでクリーントーンから軽い歪みのクランチ、深いディストーションまで多彩な音作りが可能。詳しくは、このページでBD-2を選んで聴いてみてください。 結構高域が強調されるのでトーンは絞り気味が良いでしょう。
BD-2は面白そうなので、使い込んで来たら又書きます。

Ag4 次に揺らぎ系でコーラス。
CE-5。ネット通販で購入。
コーラスはローランドのジャズコーラスっていうギターアンプの名品があるだけに、ローランドであるBOSSのコーラスは良い。綺麗なコーラスサウンド。

クリーントーンにかけて、爽やかなしゃりーんや、しゅわーんという音や、深めにかけて12弦ギターのような音の重なり感のある効果も可能。もっと深くかけたいならフェーザーとかフランジャーとかいうエフェクターもありますが、コーラスはさり気ない爽やかさが魅力です。もちろんエレアコにかけると綺麗な音になります。うっすらとね。
今回はオーバードライブとあわせましたが、そうすると倍音が増えたような厚みのある音になります。ディストーションが綺麗に掛かる感じがします。

Ag5 最後に空間系。DD-6デジタルディレイね。これがあるとプロっぽい音(笑)。昔は高くて買えなかった。大人になったから贅沢に使ってみます。今でも他のエフェクターより値段は高め。けど効果は絶大なので奮発するべし。

ディレイというのはやまびこみたいに弾いた音と同じ音が追いかけてくる奴。今時やまびこみたいな効果を求める人は少ないけど、ソロで深めにかけると幻想的になるし、バッキングでも薄めにかけるといい音っぽい音(?)になる。よりCDの音に近くなる(笑)。
音に膨らみが出るくらいに軽くかけるのがグー。腕前が上がったように聴こえます。趣味ならコレは大事ですね。

確かもうコレはモデルチェンジしたのかな?店頭在庫処分でネット最安値よりかなり安く買えました。巨大ショッピングモールの楽器屋で購入。

以上の3台繋げました。この3台があれば、バンド練習でもライブでもレコーディングでも普通にギターサウンドの殆んどがカバーできます。これ以外は効果音的になっちゃうしね。あとは、よりヘビーな音が欲しければコーラスをディストーションに、もしくはもう一台オーバードライブを繋いでブースターっぽく使うとか。JAZZとかやるならオーバードライブをコンプレッサーやクリーンブースターに替えればいいだろうし。音質的な部分はアンプでいじれるし、ライブでの音質や音量はギターのトーン、ボリューム、ピックアップの切り替えをコントロールをするのだ。コレが意外に本番中は難しいけど・・。
エフェクター3台って制限をつけると面白いかも。こういうのキリが無いから。

コレを足元に置いてライブをやればカッチョ良いぞ。チャットモンチーのえっちゃんもライブDVDを見ると足元にコンパクトをずらっと並べてます。曲間に何度も踏んでいる映像が見られるぞ!歪の深さでも1曲で3段階くらい切り替えちゃうのだからかっこいい。たまに踏み忘れて変なところで踏みなおして音が変わったりするから必見だぞ~。

又後日、これらを収納するエフェクターボードとライブ時のセッティングをいつか書きます。

では、また。

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2009年1月25日 (日)

漫画「同・級・生」柴門ふみ

奥さん!
毎日忙しい奥さんっ!

家族に囲まれて幸せな毎日を送る奥さん・・。
けど、ふと学生時代に付き合っていた恋人に会ってみたい、そんなことはありませんか?
さらに記憶を辿れば、もう一度別れた恋人とやり直したい、青春時代にそんなことを思ったことがありませんか?
そんな奥さんに読んで欲しいマンガがあるんですよ・・。

Ad1 同・級・生

柴門ふみ (さいもんふみ)
小学館
ビックコミックスピリッツコミックス1~2巻各880円
80年代の作品です。漫画もとうとう80年代シリーズに(笑)。もう何度読んだか、ご覧の通りボロボロですよ。

小学館文庫全1巻710円もあります。

絶版になったのか、もう新品で見つからないんですよ。中古屋さんをまわればあるかもしれません。

おっと、ここにあった!BOOK SHOP PS 小学館の通販ショップです。以前ここで絶版本を買ったこともあり、小学館の本ならここに来ると良いかも。ああ、アマゾンにもあと一冊ありますね。絶版直前でしょうか(笑)。
あらすじは、そこに詳しく書いてありますが・・。

「あらすじ」 
名取ちなみと鴨居透は同じ大学に通う同級生。付き合って3年の仲だ。就職活動時期に突入し、鴨居とちなみは市場 調査会社でアルバイトを始めるが、鴨居はちなみが課長の海江田の話ばかりをするのが気に入らない。早く大人になりたい、と鴨居はちなみとも距離をおき、会 社訪問にいそしむ。その後、ふたりの別れはあっけなくやってくるのだった(第1話)。▼社会人となって1年目の秋がやってきた。鴨居はちなみのことが忘れ られず、意を決してちなみの自宅に電話をかけ、会う約束をとりつける。久しぶりに会ったちなみは仕事に打ち込んでおり、鴨居は彼女の心に入り込む余地はな いと感じる(第2話)。 心を残したまま別れた鴨居とちなみ。そして鴨居は社内の佐倉杏子とつきあいだし、ちなみは上司の海江田に魅かれるも、叶わずに鴨居の影をひ きずり続ける。そしてちなみは親の勧める見合いをすることを決めるのだった。ちなみが見合いをした相手は飛鳥浩史。大手建設会社に勤務する30歳だ。秋に ニュ-ヨ-クに転勤することが決まっており、彼はそこに妻を連れていきたいという。飛鳥と鴨居の間で揺れるちなみの心。だが結婚式を目前にして、ちなみと 鴨居はついに互いの気持ちを確認しあい、ベッドをともにするのだったが…。

コレTVドラマでもやったような。確か飛鳥さん役が、当時売り出し中でトレンディードラマ俳優といわれていた石田純一だった気がする・・。

学生時代の彼女と別れた→社会人になって会いたい→電話して会う→会ったけど向こうはそっけない→その後新しい彼女が出来てしまう→次に再会した時、本当は元彼女も自分を忘れられていないことに気が付く。
さあ、どうしましょう。私も似たことを何度かやりましたが、だって忘れられないんだもん・・・、で、彼女がそっけないところで終り、やっぱりうまくいきませんでした。

この漫画、その後ちなみがお見合いし、結婚することになったのにまた再会してしまうのですね。そしてとうとう・・。
私こういう漫画を「元の恋人とやり直し系」漫画と命名し、結構好きなので今後もご紹介します(笑)。
結果、この漫画の凄いことは、最終回で結論が出る。それが感動的。こうでなきゃ。以前ここで紹介しましたイカロスの山の最終話 のようなことにはなりませんから!ちゃんと大人の選択をします。もう学生じゃないんです。成長していたんですよこの二人は。最後のちなみが鴨居に宛てた手紙は、ああコレでひとつの青春が終るんだなって思いました。

この漫画、私恥ずかしながら、以前別れた元彼女(
他の男と結婚する直前)に無理やり会って、渡したことがあります。どこにも売ってなくて本屋で取り寄せたのを。それ程読んで欲しかった。
ちゃんと現実的な潔いラスト、安心して是非読んで欲しいな~。

柴門ふみは、「PS元気です俊平」から好きでした。男性誌に書いていますが女性ファンが多いらしい。最近は上手じゃない画がさらに荒れてたのであまり読まなかったけど、ちょっと可愛い画になりましたね。昔から素朴な画です。ダンナは「島耕作」描いている人ね。

Ad2 新・同棲時代1巻~2巻。コレも面白い。男と女のいい話が読みきりで。

コレはもう新品はないか。中古本屋さんで見かけたら是非読んで欲しいなあ。恋愛の素敵なお話がいっぱい。











Ad3 家族の食卓1~3巻。これもいいよ~。家族に起る様々なドラマを読みきりで。

ご家族をお持ちの奥さんには、こちらのほうが面白いかと・・。
子供がまた良い役割を演じるのですよこの話たちは。

一巻後半の連作は傑作です。
80~90年代初期の漫画は絶版ですよね・・。
まだ3巻持ってないんだけど入手しなければ。中古本屋めぐりをまたしなくちゃなあ・・。

この80年代後半は、柴門ふみがのっていた時代。「東京ラブストーリー」は大ヒットしましたが、私あんまり好きじゃないんです。ちょと感情移入できなくて・・。今回紹介する3作は、身近な題材で、ホントよい話ばかり。本屋さんで見かけたら是非読んでくださいませ・・。今入手しないともう無くなってしまいますから。

では、また。

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2009年1月23日 (金)

バイクフライデー・ダイヤモンドフレーム

小径車のバイクフライデーが欲しくなってきました。

うちのチームは、もともとはロードバイクやMTBでのイベントやツーリング仲間でしたが、いつの間にか小径車が蔓延。特にバイクフライデーは私以外の皆が持っています。

Af1 昨年末、バイクフライデーだけで下仁田へツーリング。
おっきな大人がこの20~16インチのバイクフライデーに乗っていると、サーカスの熊みたい・・。けど走行性能は非常に高く、この人たちが乗れば700Cロードと性能はそんなには変わりません・・。

私は持っていないので、M氏のポケットロケットを借りて 参加しました。
ちなみにバイクフライデーは、我々がお世話になっている高崎にある小径車ショップサイクルテックIKDさんで取り扱っています。 モデルはこのHPでご確認ください。

Af2

この時のツーリングでは、 ニューワールドツーリスト(限定車)2台、ポケットロケット1台、ニューワールドツーリスト8(限定完成車)1台、tikitエクスプレス1台でした。










Af3M氏が乗って来た、ニューワールドツーリスト・ダイヤモンドフレームを紹介します。

コレは初期のバイクフライデーを復刻した限定フレームです。現在は、後ろに置いてある赤いポケットロケットのように、トップチューブは1本の仕様ですが、これは自転車っぽいデザイン。

カラーはメルローという渋い赤褐色。

コンポはカンパのケンタウル。ハブダイナモにフロントキャリア。フロントバックは、昔のペンタックスのカメラバックをボルトで止めています。スポルティフ、という感じでしょうか?お値段はケンタウルで組んだロードバイク並・・。

Af4 前三角部分。現在のラインナップはパイプは1本です。

ロゴシールはダウンチューブに貼ってありますが、本来はトップチューブに貼ってある。
これはオーナーのM氏が大きいロゴシールを貼りたいので、オプションシールをIKDさんで買って自分で貼ったもの。





Af5 こちらは以前にもご紹介したY田さんの復刻フレーム車。ロゴシールはこの位置が標準。

コレは昔Y田さんが乗っていたランドナーのパーツを移植。

ディレイラーはユーレー、レバーはダイアコンペ、クランクとブレーキキャリパーは当時の規格と合わないので現在のものを装着。

皮巻きバーテープやブルックスのサドルなど、ランドナー仕様です。
カラーはレーシンググリーン、渋いダークグリーンメタリックです。

Af6

旅に出かけたくなる気分の小径車です。

タイヤは太めで頼もしい。









Af7 小さい自転車でですが、この復刻フレームは従来の自転車のイメージを残しています。

これは期間限定フレームなので、もう入手出来ないかもしれません。











Af8










5台並ぶ。

全部で相当なお値段。
私も欲しいけど、貯金が・・。
けど、皆さんと一緒に走りたいのでなんとか。
季節限定の完成車にするか、オーダーカラーのフレームから手持ちの105で組んでもらうか。後者ならより軽量なポケットロケットプロにしようかな・・。そうすると、今期購入予定のカーボンロードバイクは買えなくなりますよね・・。うーん。

では、また。

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2009年1月22日 (木)

神の雫のワインを飲む・ル・オー・メドック・ド・ジスクール

さて今夜も漫画版「神の雫」に登場するワインを飲んでみました。

TVドラマのほうはストーリーを高速で飛ばしているので、亀梨君ファンの女性の皆様は内容がわかるのか不安ですけど。そんな時はマンガのほうを読みましょう。それでもわからない時はワインを飲んで興味を持ってみよう!

さて今回開けるのは、ボルドーワインです。

フランスのボルドーという地名ね。最近同じフランスのブルゴーニュワインばかり飲んでいるので、今夜は気分を変えて。

ブルゴーニュワインはピノ・ノワールというぶどう単一で造られ、甘酸っぱく、薄いながら旨味のあるキュートなワインです。対してボルドーワインはカベルネ・ソービニヨン、メルローというぶどうを使い、それにカベルネ・フランなど数種をブレンドして造られます。重厚で渋みがあるため熟成が必要、まろやかで濃厚なワインです。

神の雫は、使徒と呼ばれる偉大なワインを探しますが、そのストーリーとは関係なく、ちょこっとエピソードとして語られるワインがあります。値段もお手頃なので、私が飲めるのはそっちのほう。今夜もその系統のお手軽ワインです。

Aj1 ル・オー・メドック・ド・ジスクール 1998年です。

おお、10年前のヴィンテージ(ぶどう収穫年)です。このブログにしては古いワイン。ボルドーワインは熟成が不可欠なので期待。どんな感じに熟しているのか気になります。2520円で購入。10年物にしてはイヤに安い・・。

漫画の中では1760円と紹介され、このワインの魅力は価格、3000円の価値はあると言われましたが、やはり紹介されて値上げしたのかな・・。しかし漫画で出るまでは、そんなに売れていなかったみたいで、どこかのセラーにあった各年の在庫がざらざら出てきたのでしょう。

「このワインが出てくる神の雫のあらすじ。2巻に登場。」

雫はワイン事業部に異動。ここの社員イタリア長介と呼ばれる本間さんとの、イタリアワインとフランスワイン勝負が勃発。雫とみやびは、千円、二千円、三千円のイタリアワインに勝てるフランスワインを探すことに。しかし、フランスワインは他の国より割高なのでは?特に2000円以下ではなかなか良い物がないのでは?
いきつけのワインバーの藤枝から1本のワインを飲まされる。

Aj3 ル・オー・メドック・ド・ジスクール2000年。
それを飲んだ雫の脳裏には「回転木馬」がっ!「ゆっくりと短いけれど、ちょっと楽しい旅に連れ出してくれる」みやびも「次の一杯をすぐ飲みたくなる素敵なワインだわ。それこそもう一度乗りたくなる遊園地の回転木馬みたい」

なんか美味しんぼみたいだな・・。

よし!回転木馬に乗せてもらおうじゃないか!

飲みます。めざめよ、バッカス!
「お・・・、おおお・・・、おお・・・。

おお?旨い!いいんじゃない~。
香りはそんなに凄くないけど、口あたりは柔らかく、酸味も、タンニン(渋み)も溶け込んでいる。
優しく、静かな味わい。とても飲みやすい。
コレが熟成の成果か?
小さく拡がるナッツのような香り、なめらかな舌触り、口の中に残る果実味に高そうなワインの片鱗。余韻は短め。

ゴージャスな雰囲気をそのまま小さくしたような。回転木馬は見えなかったけど。上品でなめらかでまろやかな味わいを気軽に楽しめます。若いボルドーは酸っぱかったり渋かったりするけど、コレは飲み頃という感じがしました。ポイント84点。

Aj2ジスクールは、マルゴー村の3級格付けの老舗シャトー(醸造所)です。看板ワインのシャトー・ジスクールは1万円位しちゃう。けど、ボルドーのシャトーは、看板ワインのほかにセカンドラベルという、若木のぶどうや規準に満たないぶどうを使った2番手のワインも造ります。で、今回のコレはどうやらサードワイン的な位置。(セカンドはシレーヌ・ジスクールというのがある。)ジスクールが持つマルゴー地区と地続きのオー・メドック地域の畑の葡萄を使って、ジスクールの設備で造られています。気軽なテーブルワインというところ。

ボルドーはジロンド川を挟み、大西洋に向かってカベルネソーヴィニヨン種がメインな濃厚渋みの強い左岸、メルロー種がメインのコクとまろやかさの右岸があります。 コレは左岸のマルゴー村。
ル・オー・メドック・ド・ジスクールのセパージュ(ぶどうブレンド品種)は年度によって違いますが、この年はカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローが半々のようです。マルゴー村にしてはメルローの比率が高いのでまろやか。

これは、日々飲みたくなるワイン。そうなると価格が。漫画どおりの安さなら説得力があるのですが。1700円くらいでね。

では、また。

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2009年1月21日 (水)

ムーンライダーズ

もう23年も前の話しだけど、大学生の私は恋をしていました(またかよ)。

先日書いた「蕎麦屋」を歌った彼女とは、2浪目の年にそのバンドのベース弾きに奪われてお別れ(泣)。酷い人間不信に陥りながらも大学に合格、上京しました。
大学1年の時は、アパートの部屋へ遊びに行く女友達がいましたが、どうにも「蕎麦屋」の彼女が忘れられずぐちゃぐちゃしてて、恋人未満の関係に終わりました。大学2年の時にはちゃんと彼女が出来ましたが、進展しないまま「桜上水」(恋愛カテゴリー記事参照)でお別れ。

大学3年になって、もうこの人しかいない的な女性と知り合いました。仏語が出来るし東京育ちだし、田舎者でバカな私には相当に無理めな女性でしたが、なんとかお付き合いにこぎつけたい。初期の頃はやっぱりプレゼント作戦ですよね。貧乏学生の私は、当時普及してきたCDをプレゼントしようと考えました。
「あの、あれ、音楽なんか、何聴くのかなあ?」と質問しても教えてくれず。強引に聞くと、恥ずかしがりながら「坂本龍一・・・。」そっかー。ちょっと自分とは音楽志向が違うけど、いいよね、YMO。高校のとき良く聴いていましたから。その後フュージョン系(インストのジャズとロックの中間な奴)を聴く土台となりました。当時は今ほどテクノという意識はそんなになかった。
え?YMOではない?ソロでやってるんだ。じゃあCDプレゼントするよ。「いらない」いや、ン~、じゃあ俺聴いてみるよ。ということで「メディアバーンライブ」とかいうCDを買ったけど私はCDプレーヤーを持っていない。高かったんだよまだ。彼女に「このCDあげる」「え、もらえない」「いや、俺CDプレーヤー持っていないから、カセットに録ってよ。そしたらCDもらっても、もらったことにはならないからさ」「んん?じゃあ、ありがとう」地下鉄の駅でそんなやり取りがあった気がする・・。

それからお付き合い開始。音楽の話題になると、なんか彼女はまだ隠している・・。「他にどんな音楽聴いてるの?」「言えない」「え~いいじゃん、教えてよ」「・・・ムーンライダーズ」
知らねー!全然わかりません。どんなのか聴かせてもらう事に。
わかんねー!なにこれ?民俗音楽?当時の私は岡村孝子さんのファンだったので、こういうジャンルは聴いたことがないよ。難解な感じが・・。

ムーンライダーズ、ちょっと伝説っぽいバンドです。

では、また。

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2009年1月20日 (火)

「神の雫」第二話を見た。そんでブルゴーニュを飲む。

亀梨君!いいぞ~、面白くなってきた!TVドラマ「神の雫」第二話、ご覧になりましたか!?

見たでしょう?亀梨君ファンの綺麗なおねいさんは見ましたよね?けど、ワインのことは難しくてわからなかったんじゃないですか?大丈夫!このおやぢが教えてあげますからね!

いや~、みやびちゃん、突飛なキャラでどうなることかと心配しましたけど、うん、あれは必要なキャラですね。みんながワインに入れ込む中、ナニそれ?的なスタンス、視聴者を代表するポジションじゃないのかな?あれは。

亀梨君もまた踊って欲しかったなあ~。

カオリさん役の人、綺麗で素敵だったなあ・・。遠峰一青、良い役だなあ、原作に近く見えてきましたよ。彼も良い。

さて、TV版神の雫第2話、原作漫画では4~6巻での話です。今回いよいよワインの第一の使徒(漫画では12使徒、ドラマでは6使徒)が登場ですね。原作どおり、フランスはブルゴーニュ地方のワインでした。

使徒はシャンボール・ミュジニーでしたね。ここでブルゴーニュワインのおさらいです。シャンボールミュジュニーとは、ブルゴーニュ地方、コート・ド・ニュイ地区の村の名前です。そう、ブルゴーニュの赤ワインは、ピノ・ノワールという、栽培が難しく繊細な味わいのぶどうのみを使うだけに、土地の土壌、気候といったテロワールと呼ばれる土地の性質が重要になります。なので、どこの畑とか、どこの村で作ったぶどうなのかが重要なのです。だからラベルに造り手の名前よりも畑や村の名前が大きく書いてあるのです。で、同じ畑にいろいろな造り手のワインがあるので膨大な種類のブルゴーニュワインが存在します。

Ab1 私も今夜の番組のテーマワイン、ブルゴーニュのシャンボール・ミュジニーはマイ・セラーにあります。
ちなみに私のセラーはコレ・・。プラスチックの衣装ケースです。夏は越せませんね、これじゃあ(笑)。
春までに飲みきります。

 

Ab2私のセラーにあるのは、シャンボール・ミジュニー村名畑名ワイン。アンヌ・グロ "シャンボール・ミジュニー ラ・コンブ・ドルボー"。

折角だから飲もうかな・・いや、もったいなくって飲めない。う~ん、村名ワイン特集する時に飲みます。

で、使徒ワインは「恋人達」という名のワインです、とドラマで言っていましたが、正確には「恋人達」という名前の畑でとれたぶどうで作ったワインです。

シャンボルは石灰質の多い土壌から繊細でエレガントなワインが出来ます。最上級の特級畑(グランクリュ)ミュジニー及び、ボンヌ・マールのワインは素晴らしい(らしい)。しかし、その格下になる1級畑(プリミエクリュ)レ・ザムルーズ(恋人たち)という名の畑でとれたぶどうのワインは、それら特級畑を時として凌駕する実力があります。何故恋人達という名の畑なのか?確そこには泉があって、そのほとりで女性たちが恋話をしていたから、だったんじゃないかなあ、とおぼろげな記憶・・。

というわけで、今回の放送で言わんとしたことは、グレートヴィンテージ(質の高いぶどうが実った年)のワインは素晴らしいが、ぶどうが良く実らなかったヴィンテージも人の力で頑張っていいワインを造ろうとして、また味わい深いワインが出来る。今流行の「天地人」という言葉が出てきましたが、天=優れた気候(グレートヴィンテージ)、地=優れた畑(テロワール)、人=優れた造り手(ドメーヌ)が揃って素晴らしいワインが出来る。しかし、ワインは完璧なだけが全てじゃない。ぶどうの欠点を補う為に人が努力して造ったワインも不完全ながら魅力的なワインになるという、ワインの奥深さを父親は雫に教えたのですね。そして天才評論家の一青はその知識ゆえにグレートビンテージの罠にはまってしまったのです。

ショップにある不作の年の在庫ワインがコレで売れるといいですね・・。

泉に桟橋をかけたのはTVドラのオリジナル設定。原作だと裸の恋人達が出てきますからねー。それは放送は無理。桟橋があるから近づける、という説明はわかりやすくてよかったんじゃないかな?

近年では2005年が物凄いグレートヴィンテージで価格も高騰しました。旨いのですがまだとっつきにくい。熟成に時間が掛かるのです、偉大な年は。難しい年のほうが若いうちから楽しめるといわれています。

わかりましたか?奥が深いですね、ワイン。

じゃあ、今回は番組にあわせて、ブルゴーニュワインを飲んでみます。亀梨君ファンの綺麗なおねいさんも、いきなり村名シャンボール・ミュジニーといっても5000円くらいからしますから。第一の使徒、ジョルジュ・ルーミエのレザムルーズは定価で4万円前後、ヴィンテージによっては10万円を越えますので買えませんよ。だいいち物が無いです・・。安いACブルゴーニュから飲んでみてください。

TVドラマでは全く登場しない安いブルゴーニュを飲みます。しかし、グレートヴィンテージの2005年です。それでも若いうちから飲めるグレード、そう格下のブルゴーニュ・ルージュ(ACブルゴーニュ)ですね。もうテーブルワイン的なポジションですから若いうちからたのしめます。

結構有名なドメーヌ(造り手)モンジャール・ミュニュレのブルゴーニュ・ピノ・ノワールを飲んでみます。

ここは、シャンボルの隣の村、ヴォーヌ・ロマネ村に拠点を構える老舗ドメーヌです。ロマネ村といえば、あの百万円するDRCロマネコンティのある村ですね。

Ab3 モンジャール・ミュニュレのブルゴーニュ・ピノ・ノワール2005年。2580円で購入。
ブルゴーニュワインって、ぶどうのブレンドでごまかしが効かないから、価格は高めです・・。コレはまあまあ安価。

30ヘクタールもの畑所有する大ドメーヌです。日本がメインの輸出先とか

Ab4 このラベル、当主は農民であり、自分で作ったぶどうでワインを造る誇りとして、この手からぶどうが飛び出ているマークをつけているとか。

では、飲んでみます。めざめよ、バッカス!

「お・・・、おおお・・、おお・・。、見えた!

イチゴ畑だ!」

やや酸味はあります。しかし、こなれている酸味。それ程酸っぱくない。
赤果実、いちご、可愛い甘酸っぱさ。

安いけどいい。老舗だけど何故かコルクが人造コルクなので驚き。

30分後。徐々に味、香りが開く。 
近寄りやすい優しさ。飲みやすい。穏やかな酸味。これはいいぞ。酸味は、果実味、甘さとのバランスが取れているので酸っぱく感じない。程よい甘酸っぱさです。

追記して2日目、全てのバランスがまとまる。何の抵抗もない。酸と渋みが溶け込む。甘い~。液体が口にすっと入り込んで甘さが拡がって酸味に包み込まれる甘酸っぱさ。舌の上で甘く、口の中で酸っぱい、喉で苦い。イチゴ風味だコレは。

気に入りました。飲みやすく、最初に飲むブルゴーニュとしてお奨め。ポイント87点。

こういうブルゴーニュ・ルージュ、いろいろ飲んでみて、安くて旨いのを探してみます。

では、また。

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2009年1月18日 (日)

やっと初詣・ブロンプトンでお散歩。

今日は暖かい日になる予報がはずれて、どんより曇り空。
けど、ここ数日吹き荒れた空っ風がぴたっと止みました。
ならば今だにやっていない初詣に行こうと、ひとりブロンプトンで走り出しました。

Ahm1






















これ。
いつもの白い奴ね。フロントバックの中は鍵とかタオルくらい。

700Cのロードバイクで富岡の貫前神社に行くことも考えましたが、空気が冷たい。陽が無い分寒いのです。いやだなあ~。例年のように小径車コールマンで近所の護国神社に行こうか。いや、最近運動不足なので、ブロンプトンで吉井の手前にある高崎市山名町の八幡宮に行くことにしました。近いけどブロンプトンなら結構負荷が掛かりそうだし。お散歩に出かけましょう。

Ahm2 午後、いつものサイクリングロードを走る。

風が全く無いなんて久しぶりです。この土手の上、風があったら寒い寒い。結構薄着で走っちゃったけど、何とかなるなあ。







Ahm3 天気は悪くなりそう。雨が降るのは夜になってからというので一応安心。

空に定規で線を引いたように雲が掛かる。前線なのか?雨降らないでね・・。









Ahm4 とにかく車が走る道はとことん避けていく。幹線道路を走ったのは50メートルくらい。あとはサイクリングロードと農道。

ロードバイクに盛んに乗っていた頃にこの辺は裏道を開拓しました。ちょっと遠回りですが、県道が狭くて交通量が多すぎますから。






Ahm5 途中堤防の途切れた狭い箇所を通る。

あの~、道を通したのはわかりますが、堤防をこんな風に切ったら、水害の時役に立たないんじゃないかなあ?











Ahm6 あっという間に到着。ちょっと近すぎた、けど夕方から用事があるので仕方ない。

早速お参りをしましょう。










Ahm7 上信電鉄の山名駅のすぐ近く。
ローカル私鉄の渋い趣のホーム。
人の気配全く無し・・。











Ahm8 鳥居をくぐるたびに、日本っぽいと思う。
外国の描く日本のイメージって鳥居が書いてあるし、富士山と。











Ahm9 結構長い階段。担いでいくか・・。
けど私のブロンプトン、リアセクションを固定していないから後輪がダランと垂れ下がって担ぎ難いんですよね。

お、右手側に迂回路がありました。ローギヤで坂道を登ります。













Ahm10 社殿に到着。

静かな境内です。

















Ahm11

なかなか立派な社殿です。かなり大きくて、彫刻が施されています。

ブロンプトンと一緒にお参りします。

この後、社殿の裏側にもお参りする場所があって、表裏で拝むと縁起が良いそうです。
















さて恒例、おみくじですね。例年大吉ハンターとなっていましたが、ここ数年は運勢ダウンですから今年はどう?

Ahm12_2 50円ですが、100円玉しかないのでサービス。コレで2倍の運勢になります(笑)。

中吉!

う~ん、微妙・・。

けどなんか良いことが書いてあるので、いっか。前向きに進めということですね。オッケー!

コレで初詣完了。神様、今年もお願いします。頼みましたよ~。

Ahm13 さて帰ろう。
山名の駅の販売機でスポーツドリンクを買う。
無人駅でとっても渋くていい感じです。

上信電鉄の駅舎は昔ながらの味のあるものが多いのです。






Ahm14 なんか荒涼としているなあ・・。こんなところに住んでるんだなあ。冬は寂しい風景になりますよ。

ホント、空っ風が吹いていなくて良かった!ここ風があれば、モロ向かい風で、自転車は進まないわ、体温は奪われるわ、物凄く冷たくて辛いのです。
今日はラッキー。
いつもこうなら良いのに。

さて、段々陽も長くなってきたのかな?
ブロンプトンを担いで、電車に乗ってどこかの街を走りたいなあと思いました。
花粉が来る前にね・・。

では、また。

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2009年1月17日 (土)

映画「櫻の園」・漫画「櫻の園」

昨年の11月末に映画「櫻の園」を見ました。

実は、また職場の同僚さんに映画のただ券を頂いてしまったのです。Uさんありがとうございます!
その前に券を頂いた時には、デトロイトメタルシティ という映画を見てしまった。原作が好きだったもので。
今回は時期的にコレという映画が無かったのですが、原作の漫画を読んだことのある「櫻の園」にしたのです。

櫻の園の公式サイトはこちら あらすじ動画が見られます。

いや、私別に、女子高生マニアじゃありません(笑)。制服マニアでもないし(OL様を除く)。ただこの映画には興味があった。
1)原作の漫画が好きだ。
2)18年前に映画化されたときはとても評判がよく、同じ監督が再映画化した。
3)今回は評判がよくないらしい(笑)。
という理由で興味を持ちました。

はっきり言って、折角無料券を頂いたチャンス、普段見ない映画を見るチャンスです!

Asn3 あらすじは、思い出して書いていますが、ホント上の公式HPを見てもらえばわかりやすいです。主人公の女子高生が、バイオリンの道に挫折して転校(なんで?)、櫻の綺麗な名門女子高校に入学。お嬢様学校過ぎて違和感を感じてしまう。
ふと目に入った旧校舎に忍び込み、そこで「櫻の園」という演劇の台本を発見する。そこは演劇部の稽古場。当時の衣装や小道具も発見。周囲を誘ってこっそりと練習を始める。しかし、その「櫻の園」は以前は上演されていたが、ある年、演劇部の事件により、それ以降の上演は禁止されていたのだ。その時の演劇部員が担任の教師と主人公の姉だった。学校に練習がばれて、中止されられてしまうが・・。という設定。

原作とは設定の一部を除いて、かなり違う作品になっています。

原作でもそうなのですが、さんざん盛り上げて、さあ、本番の幕が上がります、というところで物語は終わります。コレに、え?と思う方も多いと思いますが、それがこの作品に一番良いところなのです。

で、世間の評価が悪い。要は、出演の女優さんがオスカー何とかという事務所の所属ばかりで、それの宣伝映画だみたいな言われ方です。キャストが悪いということ。
それに出演者の演技が酷いということですが、私は、あの人たちのぎこちない演技が、かえって演劇部員という演技をリアルにさせてよかったと思う(笑)。一番演技力があったのは校務員のおじさん役の人でした・・。

前評判どおり、劇場はガラガラ・・。観客は6名でした。イオンシネマ高崎は全席指定ですが、私はいつもどおり一番後ろの真ん中ね。泣いているのがばれないように。男性は私だけ。女子高生マニアだと勘違いされなければ良いのだが・・。

さて、見た感想ですが、良かった(笑)。私、いつもながらですが何度も泣いてしまいましたよ・・。沢山の人が頑張って作った映画です、そんな悪いわけないです。ちゃんとしてますって。色眼鏡で見なけりゃ大丈夫。ただ・・、TVドラマみたいだなあ。邦画を見て感じるのは、これTVドラマでいいじゃんていうのが多い。せっかく劇場で見るものは、やはり大掛かりな撮影をして迫力のある映像が見たい。エンターテインメント性かな、洋画との違いは。お金出してみるものでは・・。せめてDVDクラスかなあ。
けど作品は悪くないです。ラストに向かっての盛り上がりは感動的で、気持ちよかったです。良い人ばかりの、綺麗な作品です。

主演の女優さんは、可愛いけど、ちょっとオーラが足りないというか。あの演技であのキャラは難しかったと思う。主演にあの設定のキャラというのも魅力に乏しい。
で、めっけもんが二つ。

Asn1 目立っていた女優さんが、モデルの杏さん。この人は良かった。モデルをやっている人ですが、海外のコレクションでもモデルをやってる有名な人。
スクリーンで見て、あ、この人知っていると。以前山の雑誌「ヤマケイJOY]の08年春号に載っていたのです。その記事は、殆んどはじめての山登りで友人に連れられて、北アルプスを縦走していた。しかも西穂高からジャンダルム~奥穂高~北穂高という屈指の難ルートの縦走に成功していた!ホント毎年何人かの命を奪う恐いコースなんですよ。そこをこんな綺麗なおねいさんが歩いたなんてスゲエ、と感動したことを思い出しました。スクリーンでもこの人が一番存在感がありました。

さらに輝いていた女優さんが、寺島 咲さんです。地味でしっかりした生徒、という役柄を演じていました。この人が地味なキャラクターなのに輝いていたのだ。この人は、ちょっとこれから伸びるかもしれません。私好きなタイプかも・・。
この寺島咲さんと杏さんがストーリーで絡むのですが、主人公のストーリーを差し置いて原作漫画にあった重要なシーンを演じます。女の子同士の感情みたいな。この二人が劇中で演じる役どころがイメージと逆なのが面白い。男装した寺島咲がドレス姿の杏と記念写真を撮るシーンは感動的。原作を読んでいると、この辺の微妙な心理がわかるのです。

全体に桜が効果的に使われています。満開の桜。櫻の頃には必ずある春の嵐、花散らしの風。そして散ってしまった後の櫻の樹。最後のシーンで小道具の手作りの花びらが風に舞うシーン。櫻のビジュアルがとても綺麗です。DVDがレンタル開始したら見ていただきたい作品ですよ。
90年の前作も、手に入れて見たいと思っています。

で、原作の漫画です。
コレはもう傑作中の傑作だと思っています。吉田秋生は大好きな漫画家ですが、私はこの作品が一番好きです。

Asn2 まだ絶版じゃないと思うのですが、この文庫サイズのコミックス、本屋では見なくなりましたね。古本屋を巡れば出会えると思います。

1985~86年の作品。この作家は当時、少女漫画誌ではあまり見なかった男子の生理を描写していたと思う。性に対して表面的じゃなく心理的なところを描いていたし、絡む男の心理や体のことを描けていたので人気があったと思う。この人のほかの作品もまた書きます。

演劇部で上演するチェーホフの「櫻の園」に出演する女子高生の話。「花冷え」「花紅」「花酔い」「花嵐」の4話の各読みきりで、また話が繋がっていきます。
あとがきでこの映画の監督が書いていますが、第1話が初体験、第2話がファーストキス、第3話が初恋の思い出、第4話が同性への片思い、と恋愛度は段々希薄になっていきます。なのにどんどん話は濃くなっていく気がします。

どれも、すんなり恋愛に入り込めない心理や、女になる過程のトラウマからの脱却が描かれていきます。第1話の、姉の最初の男が忘れられないという独白から、自分も初体験の男といつか別れても、この初めての日はずっと忘れない、という話。私、いろいろな女の子に聞いたのですが、昔の男のことなんかあっさり忘れる、みたいなこと女性は皆言うんですよ・・。なので、こんなことを昔の彼女は思っていてくれるのだろうか?と嬉しい期待を男としては持ってしまう話でした。
第2話、3話と、女の子が気持ちの中で女性になっていく描写がいい。第4話が一番良くて、女の子同士で、校舎の屋上の空バックの背中だけの描写で「わたし倉田さん好きよ わたしじゃだめかなあ」「ううん だめじゃない」というシーン。シンプルだけどとてもよい描写です。
原作と今回の映画は設定も話もずいぶんと違うのですが、この4話のコンセプトは継承されています。

80年代の感覚といえばそうですが、この雰囲気はアリ。映画は現代に置き換えていますが、この80年代のまま閉じ込めておきたいと思えます。

桜の咲く様子が時間軸となって表現され1話から4話まで見事に繋がっていきます。この漫画、少女漫画の100選があったら、絶対に入れたい漫画です。

では、また。

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2009年1月16日 (金)

中島みゆき・蕎麦屋

もう30年も前の話しだけど、高校生の私は恋をしていました。

彼女に近づきたくて、帰宅部をやめて彼女のいる吹奏楽部に入部、フルートを吹くことにしました。そんなのやったことはないけど、彼女の奏でるフルートの音色に魅了された、のではなく、何とかきっかけが欲しかったからです。
彼女がフルートを貸してくれるというので、これは間接キスではなかろうか?と純情な私はときめき、二人で非常階段で練習していました。フルートは全く上達しませんでした・・。

彼女は私の知らない別の世界を持っているようで、常に他の男の影があり、結局付き合っているのか付き合っていないのかわからない状態でした。今のようにメールなどなく、二人の初デートで買った真っ赤なスヌーピーのノートで交換日記をする日々。これで親密な関係になる、はずでしたが、私が書いた内容とは全く違う自分のことをノートに書かれ、困惑するばかり。微妙な関係は続きました。

卒業してもそんな曖昧な関係が続いていました。
私は大学受験に失敗して浪人生活。彼女は短大に進学。
高校時代に結構頑張ってやっていたバンドは解散、私は一人でアコギを弾いていましたが、短大で軽音楽部に所属した彼女から一緒にユニットを組んで演奏しようと誘われました。
彼女がボーカル&キーボード、私がアコギ、もう一人高校バンドのベースの奴を呼んで、3人のアコースティックっぽいユニットにしました。

地元の高崎経済大学の軽音楽部とのジョイントコンサートに出してもらえることになりました。その時の1曲目に、中島みゆきの「蕎麦屋」という曲を私は選びました。
私の弾くアコースティックギターと彼女のボーカルの二人きりで演奏。

曲の内容は、友達か恋人か曖昧な関係の二人が蕎麦屋に行くという歌。男がさり気なく悲しんでいる彼女を癒そうとするシーン。そうだ、私も彼女が悩んだり悲しんだりした時、さり気なく側にいてあげて癒せるような男でいたい、この曲を最初に演奏して、いつも君の側にいて君を見守っているんだよ、というメッセージを伝えたかったのです。

中島みゆきは当時流行っていて、あまり明るい曲を唄う人ではないけど、あの頃の私は、この人のこういうほのぼのとした曲が好きでした。

この曲は、今じゃもう見られない風景。当時、蕎麦屋とか食堂は夏でもクーラーが入っていなくて、戸が開いていてのれんが風に揺れいている。夏の日かなあ。ラジオが掛かっている空いている蕎麦屋で、二人が向き合っている風景を想像してしまう。それが、これまでの私と彼女との関係みたいで、彼女が言いそうなセリフがあって、どうしても唄って欲しかったのです。

風はのれんをばたばたなかせて♪ というところの風景が好きでした。

アルバムバーションはここでちょっとだけ試聴できますね。 こんな感じで弾きました。

このライブはなかなか好評で、これをきっかけにようやく、それまでの彼女の持つ沢山の世界が私への一つだけになって、私と彼女の世界が同じになった気がしました。19歳の時でした。

けど、そんな幸せは長くは続かなかったのです・・。

では、また。

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2009年1月15日 (木)

ソムリエ・ナイフを使う&雑誌「一個人」ボルドー1位・シャトー・ダマーズ

ワインのコルクをカッコよく開けたい。プロのソムリエさんのように・・。
以前、こちらの記事に書いたワインオープナー  ジディーニですが、
とても開けやすく、見た目もかわいいのですが、やはり素人っぽい。

ならばソムリエが使い、漫画やTVドラマ「神の雫」でも度々登場するワインオープナー
「ソムリエナイフ」が使ってみたくなりました。普通に使われているT字型のコルク抜きは、引っ張るのが大変ですし。

しかし、プロのお道具、値段も1万円以上したりします。そりゃ買えんわ。
似たような物はないかなあ?と近所のスーパーに行ったら、あった。

As1 もろ、ソムリエナイフ!

台所用品コーナーにぶら下がっていた。
お値段は、780円!

これが果たして使えるのか?しかもソムリエっぽく鮮やかにコルクが抜けるのか?検証してみます。


As2 ぱっと見は、なかなかカッコイイ。

メッキがピカピカで、780円には見えない?

コルクに刺すスクリュー、コルクを抜くテコ、シールキャップをむくナイフ、の3つのパーツが収納されています。


As3 まずはシールキャップをむくナイフ。
ギザギザの刃に、ボトルのクビに合わせたアールが付いています。

これをシールキャップの、ボトルの口の一段盛り上がった部分の下部にあてがいます。もっと刃の真ん中を使ったほうがいいでしょうね。

1周切れ目を入れますが、なるべくボトルは静かに扱います。たてにも1本切れ目を入れればくるっとむけます。





As4 お、なかなか綺麗にむけたじゃないですか。この位置でキャップをむけば、ワインがキャップに付かない。

ん・・・、コルクが乾いているなあ。







As5 次にスクリューをコルクに差し込みます。コルクの真ん中に真っ直ぐに入れるのがコツ。

ああっ!ちょっと端に差しちゃった・・。
しかもコルクが乾いてて、ボロボロと真ん中が崩れだしたよ。

ちょっとこれは深く刺しすぎました。
もう少し浅く。

テコをボトルの口に当てます。画像では撮影の都合で出来てませんが、テコは左手の指でしっかり押さえています。

この時レバーがもっと下に下がった位置にないと。なんでそうならないかなあ?

As6 そのままテコの力を利用し、上に持ち上げますが・・。上手くいかないよ・・。
どうにもコルクがこれ以上持ち上がりません。てこの長さが足りないので、先端部分をボトルにあてがう。それでもこれ以上上がりません。やはり刺し過ぎか・・。

なので中断し、ユーチューブを検索して、ソムリエナイフの使い方を学習。
一から見ればよかった。ユーチューブをご覧いただける方はクリックしてください。

ここに素晴らしいソムリエナイフの使い方の動画がありました。

う~ん、私のやり方とかなり違うぞ!レバーはもっと下側だね。

さらにレバーを持ち上げてみます。
あああ!コルクが曲がる~!
そう、このまま持ち上げると、レバーが左に倒れるのに合わせてスクリューも左に倒れる。すると、コルクが左に曲がっていくのです。
「ああー、曲がりすぎだ~もう、お、折れる~!」というコルクの絶叫が聞こえそうです!
ここでまた中断。

As7 結局ギリギリまでレバーを起こし、後はコルクを手で引っ張って抜きました。

ちょっとスクリューの、センターでの固定が強すぎるんじゃないかな?後、もう少しスクリューがテコのほうに倒れないとだめなんじゃないかなあ?だからコルクに負担が・・。

う~んやはり私のやり方にも問題が。
練習あるのみ!
これでポンポンコルクを抜き続ければ、きっとうまくなるって!

けどね、本物のソムリエナイフ、欲しくなりましたよ・・。


As8 さて今回抜いたワイン。フランスはボルドー地方のお買い得ワインです。

シャトー・ダマーズ 2004年

以前この記事に書きましたが、
一個人というこの雑誌で、2008年度の世界の2000円以下のワインで優秀なワインを選ぶという特集。日本のトップソムリエ6名が審査するのですが、ボルドーの赤ワインで1位になったワインがこれ。生産年も同じ。

価格は1600円くらいと、高騰するボルドーワインの中では安いのです。












As9 ボルドーワインの詳しいことはまたいつか書きますが、ぶどうの品種はカベルネ・ソーヴィニヨン種がメインのもの、これは酸味とタンニンという渋みが多くあって、とても重厚な味わい。タンニンが溶け込むまで飲み難く、熟成に時間がか掛かります。
一方、メルロー種がメインの地区もあり、こちらはまろやかで、酸もタンニンも溶け込み、中庸な重さのワイン。
この両方にカベルネ・フランをあわせた3種ブレンドが主です。

ですがこのシャトー・ダマーズはメルロー100%とボルドーにしては珍しい。




As10 香りはあまり感じないなあ・・。
飲んでみます。
「お。おお。おおお・・・・。
うん?薄い。ボルドーは濃厚なイメージなのですが、
ブルゴーニュの薄さとは違う薄さを感じます。
果実味が希薄というか。」

酸はあるのですが尖っていなくて口あたりはソフト。タンニンもなめらかで、舌から、スムーズに喉に落ちて行きます。余韻は、ないなあ・・。

とても飲みやすい赤ワイン。突出したところがないからでしょう、もうすこし個性的な部分があると良いかも。

ポイント79点。


ちょっともの足りませんが、がぶ飲みワインよりかは濃厚で、食事に合わせやすいし、テーブルワインとして。もうちょっと安いと良いのですが。
最近はブルゴーニュばかりなので、ボルドーの濃厚さを期待したのですが、軽めでした。この軽さなら、ブルゴーニュのほうが果実味、旨味や酸っぱさの個性が美味しいなあ。

As11 というわけで、ブルゴーニュワイン、今夜も宅配便で届きました。
楽天ショップでポイント10倍だったので、村名2本とACブル1本。
村名ブルゴーニュ特集いつかやります。

ブルゴーニュは癖になります。もう少し安くなると良いのですが・・。

では、また。

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2009年1月14日 (水)

究極のソロテント・トレックライズ0

昨年の話ですが、秋にやった恒例長瀞自転車キャンプにて、 メンバーのM氏が新しいテントを持って来ました。

Ac1 それがどうしたことか、こんなに小さいの・・。

アライテントのトレックライズ0。

究極のソロテントと呼ばれている・・。まったくの一人用。

幅が笑っちゃうほどに狭い。

我々は最近道具をやたら小さくしているような。自転車を小径車にしたら、やはり積み込む物も小さくしなくちゃならない。コンパクトそして軽量化です。

好き放題をやって飽きたら、今度は制約を設けてその中で遊ぶとまた楽しい、という趣味の世界でよくあるパターンですが。

M氏は、以前アライテントのエアライズ2を使っていました。これも山岳テントで結構軽量コンパクト。けど二人用だし、もっと小さくしたかったそうです。

Ac2 エアライズの1という手もありましたが半端はいやだった模様。

寝返りうてるのかよ(笑)。

なんともストイック。
バックパッカーやツーリストなど、荷物を最小限にしたい人向き。

ただ、長辺側に入り口がありますので、フライで前室を作れば快適だし、荷物置き場も確保できます。真っ直ぐ反対側のベンチレーターに空気が抜けるし、エアライズなどの短辺側入り口モデルより開放感もあり快適かも。

 メーカーのトレックライズ解説ページはこちら


重量1250グラム。付属品プラス200グラム。軽い~。ちなみに私のモンベルクロノスドーム2は2150グラム。付属品プラス300グラム。
う~ん羨ましいね。軽さは。スカンジウムポールや、糸まで軽量化、フライなんてぺらぺらだもの。

M氏が前に使っていた同じアライのエアライズ2が重量1550グラムだから300グラムの軽量化か・・。以前のでよかったんじゃあ?やはりM氏は長辺側に入り口があるテントが欲しかったそうです。私は逆で、来期の山岳キャンプ用に短辺側に入り口のあるエアライズ1が欲しいのです。そのほうが狭い場所でも張りやすいので、山っぽいストイックさが素敵。

Ac3 トレックライズ0のサイズは
設営時:間口205cm×奥行80cm×高さ100cm
                                     (前室張出40cm)
                                収納時:28×φ13cm(42×φ13)
                                     フレーム38cm

この幅が80センチっていうところが凄いです・・。究極の狭さです。中では寝るだけにしたところ。

一人で寝るなら小さいほうが中は暖かそうですが・・。



Ac4 夜になって皆で、品評会。

ほんと小さいよ。

変な所にテント張って、こんな風に周りを取囲まれたら恐い・・。

いや笑われて終るかも。

フライをつければこのように若干の前室も出来ます。




Ac5 中にもぐりこんで狭さを体験。

寝る段階になって、M氏は中に入って「あははは・・」とあまりの狭さに笑ってしまいました。

小径車ツーリングキャンプ、やはり荷物のコンパクト化は大事です。








Ac6 私も巨大なクロノスドームは、車キャンプ用にしよう。
そして来期は、自転車キャンプと山岳キャンプ用に、このアライテントのエアライズ1を導入予定。

標高の高いところでキャンプやりたいなあ。出来れば北アルプスの稜線上で。
出口を出たらすぐに足元は崖、みたいなところは勘弁ですが・・。

計画は着々と進みますが、なんか今年は身の回りが落ち着かなさそうだからなあ。そろそろ今年の目標を立てなければ。まあ、どうなることやら、です。

では、また。

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2009年1月13日 (火)

神の雫のワインを飲む・アンリ・ジャイエ関係者のACブルゴーニュ。

いよいよ今夜、漫画「神の雫」のTVドラマ放映!見ましたよ~。

亀梨君かっこいいぜ!雫にドンピシャのはまり役だ。うおおおおおい!いきなりDRCのリシュブールを割るなよ!いくらすると思ってるんだ、亀梨君。10万円くらい平気でするんだぞ、1本で!TVドラマ版のHPはこちらから。

ロベール爺さんは、キャラが変わってしまったが・・、TVだからそれでいい。のだめのミルヒの時と同じな。まあ、いきなりフランス語で唄いだして踊るとは、亀梨君もやるな!

原作漫画とは違う展開ですが、それはTVドラマ、仕方ありません。雫が最初に飲んだワインがモン・ペラじゃなくてシャブリだったとは。結局TVの第一話は漫画の1巻から3巻までの急展開。ちょっと早すぎ!しかしTVの脚本家は凄いよ。あれだけ話を繋げてつじつま合わせるものな。DRCリシュブールで上手く話が繋がったなあ~。亀梨君ファンの綺麗なおねいさんが、ワインの話し、ワインの面白さに興味を持ってくれたかなあ?ワインのこと、ちょっとわかり難かったんじゃないかなあ?その辺は漫画を読んでもらって・・。そして、このブログにも、来てくださいね・・。

サン・コムが出てきただけでも良かったか・・。サン・コムはここでも書きましたが、お安いので飲んでみてください。
スパイシーなお味です。ドラマでもやっていたけど、栓を抜いてから1時間位してから飲んでみて。もしくは亀梨君のようにデキャンタージュしてみよう!きっと、こぼすけどね。

明日、亀梨君ファンの綺麗なおねいさんが、ワインショップにいって「シャトー・ムートンの90年ください」とか言わなきゃいいけど。あれも1本5万円くらいしますぜ。けど買っちゃうかもなあ、本物のファンなら。価格が高騰するかなムートン?しかし、高級なワインをポンポンと抜くTVドラマです。あの一話で何十万円飲んだだろうか、本物?

さて、私は安いワインしか飲めませんが、ここからは漫画版の話です。

TV放映記念の今夜のワインは、原作の1巻後半から始まる「ブルゴーニュワインの神様のワインの代わりのワイン探し(?)」編です。

Ak1 1巻後半~2巻の前半のあらすじ。

初めてのワインに酔いしれた主人公雫は飲みすぎてしまい、、一緒に飲んでいたソムリエール見習いのみやびちゃん宅にお泊りしてしまう。部屋にあったワイン本を読み漁り、ワインの面白さに目覚める。そして雫がコーヒー豆のブレンドを当てたことから、驚異的な嗅覚の持ち主であることをみやびは発見する。

遠峰と最初のテイスティング勝負のワインの香りはこれだ!雫の示した香りから実物のワインを確かめるために、みやびの働くレストランのセラーに忍び込む二人。しかし、みやびは「とんでもないワイン」のボトルを落として割ってしまう!

アンリ・ジャイエ。ブルゴーニュワインの神様といわれる名醸造家アンリ・ジャイエの最高傑作99年の「クロ・パラントゥ」700本しか造られなかった名品。

しかもそのワインは、みやびの勤めるレストランの社長美島の今夜の商談相手、フランスのワイン商が送ってきたものであった。商談が壊れれば損益は1億円。「ジャイエの後にジャイエなし」代わりのワインなど無い。美島はみやびをクビにすると言う。

まってくれ!雫は代わりのワインを探してみせる、と美島に言う。神咲雫という名前にピクッと来た美島は、3時間以内に探して来いと言う。

俺が世界的ワイン評論家の神咲豊多香の息子と気付いて持って来いと言ったのか・・・。おやじは死ぬ間際にアンリジャイエを飲んでいた。(TVドラマはムートンになっていた)あの香りと似た香りの、違うラベルのワインをおやじは過去呑んでいたことがあった。代わりのワインはある!

みやびは、アンリジャイエからワイン造りの教えを受けたブルゴーニュの造り手を捜せば、代わりのワインはあるかもと発案。二人は銀座のワインショップを巡り、アンリジャイエ関係者のワインを探し出す。しかし二人の財力では、一番安い格下ワインしか買えない・・。それでも味わいの傾向は似ている!雫ならばそこからジャイエに一番近いものを探し出せる!メオ・カミュゼ、エマニュエル・ルジェ・・・。その他買い込んで、さあ試飲開始だ。

という話しなんですけど・・・。

で、この二人が銀座のワインショップで買ったのは、アンリジャイエの関係者が造る格下ワイン。

ブルゴーニュワインの格付けについては、先日書いたこの記事で詳しく説明しています。

ブルゴーニュの赤ワインは、ピノ・ノワールという単一品種で作られるため、畑の優劣がワインの味に出ます。優れた畑のぶどうで作ったワイン(特級畑、1級畑)→ブルゴーニュの特定の村の中の畑のぶどうで作った村名ワイン→ブルゴーニュ地方のどこかの畑のぶどうで作った地方名ACブルゴーニュワイン、と格付けされます。地方名ACブルゴーニュの赤ワインは「ブルゴーニュ・ルージュ」「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」の名前で売られています。

Ak2 では、私が買ってきたアンリ・ジャイエ関係者の格下ワイン。

メオ・カミュゼ・フレール・エ・スールのブルゴーニュ・ルージュ2006年。

エマニュエル・ルジェのブルゴーニュ・パストゥグラン2004年。

いやお金がなくてね、優良ビンテージの2005年すら買えません。この二銘柄、ブルゴーニュじゃ凄い、価格の高騰ぶりが・・。アンリジャイエは引退後、近年お亡くなりになりました。なので、もうジャイエの作ったワインは減ることがあっても増えることはありません。いつかは無くなります。価格はもう物凄いことになっています。なので、アンリジャイエ関係者のワインも物凄く高騰し、しかもこの二人のワインはすこぶる評判が良いのでお値段も高めです。だから一番安い奴です。

Ak3 まずは、メオ・カミュゼを飲んでみます。

メオ・カミュゼは高いし数も少ない。けどこのドメーヌ(自分で栽培したぶどうを使うワインの造り手)が最近はじめたネゴシアン部門(買ったぶどうでワインを造ったり樽で買ったワインをブレンドするワインの造り手)メオ・カミュゼ・フレール・エ・スールのものです。これならお値段は少し下がります。

生前のアンリジャイエに畑を貸してぶどうを造ってもらいワインつくりを教えてもらったメオ・カミュゼ。ジャイエは自分の畑があまりなくて、借りた畑でぶどうを作る小作人だったのですね。良い畑は昔からの名門地主が持っていますから・・。

さてお味は?

実はブルゴーニュワインって、酸っぱいんですよね・・。薄い味わいに中から繊細な味を引き出す。かなりマニアックです。日本人は、日本酒のような甘いお酒に馴れているので、酸っぱいお酒はなかなか馴染めないようです。芋焼酎も甘いしね。けど、飲み続ければ、段々舌が慣れてきてこの酸味に縁どられた旨味が浮き上がって来るのです!

さあメオ・カミュゼ飲みます。

「お・・・、おお、おお・・・・。

酸っぱあああーーーい!酸っぱっ、酸っぱっ!

若いのかなあ?結構酸味が尖っています。やはり良いワインは寝かせないと酸味が溶け込まないのかな?

Ak4 う~ん見た目は凄く美しいルビー色。

気品ある味わい。」

やっぱり酸っぱい!もう少しまろやかさが欲しい。

香りは控えめ。
味は果実の風味がぎゅっと詰まっている感じ。
余韻は短めだけどふわっと来る。
このふわっと鼻孔に抜ける余韻はいいなあ。

焼豚とあわせる。食事とあわせるとこの酸っぱさが中和される感じ。
酸味の後にふわっと果実味の余韻が立ち上がる。

30分経つ

口当たりの酸味はやや穏やかに。
甘酸っぱさが余韻に残る。

翌日、若干飲みやすくなる。

3日目、酸味がこなれて飲みやすい。香りは遠のいたけど。

2~3日目も飲めるってところが実力のあるワインというところでしょうか。

ポイント84点。

Ak5 続きましては、エマニュエル・ルジェ。この人は、アンリ・ジャイエの甥です。

このパストゥ・グランというのは、ブルゴーニュのテーブルワインかな?

通常ピノノワール種の単一で作られるブルゴーニュワインですが、このパスグラはガメイ種とのブレンドが認められています。ガメイというぶどうは、ボージョレーで使われるので日本人にはおなじみのぶどうです。

それでも、この人のワイン、高価ですよ・・。2004年はあまり良い年じゃないのに。

漫画では、アンリジャイエ関係者の格下ワインを全て試飲した雫は、「違いますね、微妙に・・・。確かにどれも共通点があるが」雫君はどれが一番神様に近いと思う?「強いて言えばこのエマニュエル・ルジェかな」
そう、一番アンリジャイエに近い味といわれているのがエマニュエル・ルジェ。

Ak6 では、ルジェを飲んでみますよ。

ああ、香りがすごくいい。甘い香り、イチゴのよう。いや、イチゴジャム?いやどんどん香りが凄くなる、カキ氷のイチゴシロップのような甘~い香りだ。ワインの香りがこんなに良いなんて、この香りが味わいに残っていたら凄いぞ。

飲むぞ!

「お・・・、おお、おお・・・・。

酸っぱあああーーーい!酸っぱっ、酸っぱっ!

はあはあ、やっぱり酸っぱい・・。」

いや、けどだいぶ酸味に慣れてきたぞ。酸っぱさの向こうにある旨味が見えてきた。

慣れるとこの酸っぱさって癖になるかも。また飲みたくなる。

Ak7 色はブルゴーニュは薄いけど、これは深い色がある

ああ、酸味が梅のよう。パスグラって特に酸味が強い?

味が、見えてきた・・。ベリー系、赤果実、樽の香り。そして最後に甘みがある。

複雑な余韻。

口の中が果実でいっぱいなるような。

燻した様な香り若干ある。余韻は喉から下にしばらく旨味があるような。

これはちょっと冷した方がよいかもね。

これ一般的にはお奨めできないなあ。私はこの酸味にだいぶ慣れましたが、普段ワインを飲まない人がこれを飲むと、リンゴ酢健康法を思い出すかも。

このワインはルジェが所有するヴォーヌロマネ村の畑のぶどうで作っているという噂。あの評論家のパーカーさんが、1級畑ものに匹敵すると言ったとか、本当に?

30分たつ。香りはさらに良くなる。

酸味は相変わらず。

翌日。冷蔵庫でちょっと冷してみて飲んだ。お、酸味がいい感じに。酸っぱいんだけどその向こうに甘さが現れた。

むしろ甘さが見える。イチゴのような。けど後味に苦味とタンニンが渋い~。

果実味の余韻は結構長い。

ポイント85点。

Ak8 茹でたてのブロッコリーとあわせてみる。赤ワインは肉料理に合うと言われますが、暖かい野菜にも合うなあ、うん。マヨの酸味とブロッコリーの甘みとのマリアージュだ。魚のムニエルにも合ったぞ。飯を食いながら飲むワインなんだ。この酸味、料理と合うのだ。これだけじゃなくて料理とあわせることによって引き立つようですね。

ブルゴーニュワイン、かなり癖になっています。まだまだ飲んでみますから・・。

予告編を見るとTV版は次回、ブルゴーニュですかな。あれですよ。安いやつ買っておこう・・。85年のムートンが、とか亀梨君が最後に言っていたのは謎ですね。何かの伏線だな。

原作とワインだけは違うのに変えないでね。

では、また。

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2009年1月12日 (月)

正月休みに読んだマンガ

いや~よく寝た。正月休みとこの3連休、徹底的に休みました。
殆んど寝ていた、まさに寝正月です。どこにも行きませんでした・・。
ただぼんやり過ごすっていうのも良いものですね。

起きている時は何をやったかというと、マンガを読んでいた。
さっき数えたら、年末に買ったマンガの単行本は44冊でした!
9割が中古本ですけど、よく読んだなあ・・。

では、レビューを書きます。
ここに書いた以外のは、また個別に後で書きます。

Am1 Dr.コトー診療所1~5巻

いまさらですが・・。これは今まで読んでいなかった。TVドラマでやった原作ですので、ご存知の方も多いでしょう。私TVのほうはあまり見なかった。再放送で2~3回見たけど、結構面白かったので、原作を読んだら面白かった!
画が、可愛くてよい。スーパードクターモノのマンガは多いけど、これはいい!是非、TVドラマで感動した人は読んで欲しい。

あらすじは、大学病院から、南の孤島の診療所に赴任したDr.コトー。設備の整っていない診療所で、島民の難病を発見したり難しいオペをしたりと凄腕を発揮。しかし、大学病院を去った事件とは?
まー、TVで見た方はわかると思いますが、1~2巻で初期設定のだいたいのエピソードが出てくる。もう18巻くらい出てるの?けど、2巻までを読んでおけば、後はどこをいつ読んでも同じだ!こち亀のように使えます。古本屋に行って探し物がなかったとき、これを1~2冊続きを買って帰る様にしています。電車旅に持って行ってもグーです。

(★5点満点)お奨め度★★★★

Am2 岳 7~8巻

以前この記事で5巻までご紹介しましたが、 私が山に登るきっかけを作ったマンガです。
とても面白い。山に登る方はもちろん読んで欲しいし、そうじゃなくても読めば面白いっすよ。

あらすじは上のリンクの記事をご覧ください。

で、7と8巻ですが。7巻はちょっとパワーダウンしたなあ。ヒューマン物語というか身近な話題になって、こじんまりした。やはり山のマンガは悲惨な遭難シーンが出てこないと(不謹慎!)。けど、山岳救助ものなんで遭難が出てこないわけにはいかない。8巻は再び悲惨な遭難現場と、三歩のスーパーなレスキューと山岳救助隊員の苦悩が描かれて盛り上がりました。だがまだ物足りないなあ。やっぱし、初期のような、三歩の凄いレスキューシーンが無いとね。

1巻から読んでのお奨め度★★★★★

Am3 僕の小規模な生活 2巻

表紙のマンガにも描いてあるように、作者初めての2巻です。作者の日常生活を描くエッセイマンガ。売れない漫画家生活を描いた1巻はとても面白く、メジャーデビューを果たすまでは応援してしまいます。
詳しいあらすじは以前書いたこの記事をご覧ください。

で、その時私は、あれ?このマンガが続くと、作者の今の生活に内容が追いついてしまうぞ?どうするんだと危惧したとおり、作者も自覚しているように以前のような面白い生活が描かれず、毎日マンガ描いているばかりです。途中休載しながら時間調節しているようですが・・・。
まあ、売れたせいで慢心して落ち込んだり、編集者との駆け引きでまた落ち込んだり。
妻さんは相変わらずもちゃ~としていい味出しています。ほのぼのしてて面白かったです。
この人、そろそろ以前のようなストーリーマンガを描いたほうが良い気もします。「生活」はとても面白かったので続きを書いて欲しい。妻さんと二人で描いて、人間的にもアシスタントを上手く使えそうな感じではないので、これ以上の量は描けないでしょうが。この作品で、もうしばらく続けて生活を安定させて、是非次の作品を期待します。この作者の他の作品も全部読んだので、いつかはご紹介します。

1巻から読んでお奨め度★★★★

Am4 街角花だより

こうの史代さんのほのぼのタッチのマンガ。

この人の作品、代表作はこの記事で書きましたこの作品 かなり泣きました。
しかし、ほのぼの作品物が面白い。
この「さんさん録」とか
どこかで記事に書いた「長い道」というのがよかった。この作者、枠線以外は定規を使わない!とても柔らかいタッチの画なのです。

表題作はデビュー当時に描いた10作と、その後書いた6作に最近書いた1作の連作。その間に読み切りが2作、あと雑誌に書いたイラストも数点載っています。
1995年に描いた時と、2003年に描いた時と、2007年に描いた時の同じシリーズ漫画なのですが、驚きは12年間殆んど絵柄が変わっていない!これは凄い。この人の絵柄は可愛くて好きだから良いんですが。
漫画家さんは売れると画が荒れたりしますし、ベテランさんは最近絵柄を可愛くしたりして今の読者に合わせようと努力したり大変です。この作者はマイペースで良いのです。たまに描く大ゴマがイラストタッチでとても素敵です。当時のボツ原稿と書き直しも載っています。

他の作品とあわせて読んでお奨め度★★★★

Am5 アマレスケンちゃん

これは私の好きなマンガ、デトロイトメタルシティの 作者がそれ以前に書いた作品。
前はどんなの書いていたのか興味があって読んでみました。古本屋で凄く安く売っていたので・・。

まあ、なんか、変。
あらすじは。ロシア人とのハーフ、沼田プチョコフ先生(表紙の人)が高校に赴任してくる。プチョコフはレスリングの五輪選手で、オリンピック決勝で腹痛を起こしお漏らしして銀メダルという経歴の持ち主。高校でレスリング部をつくり、童貞を捨てたい高校生健ちゃんをレスリングをすればモテル、と勧誘するがプチョコフも童貞だった・・。あとはホモネタ、エッチネタ、下品ネタ満載、絵柄の迫力で押し切っています。
DMCが好きな方は是非。他の方はお下品なので・・。
お奨め度★

Am6 アオイホノオ1巻 島本和彦

この作者は「炎の転校生」を読んだことがあるんだけど、日常の些細なことを熱血タッチで描くというジャンルを確立した人。

その作者の自叙伝で、芸術系大学に通い漫画家を目指す頃を描いた作品。

私と世代が近いのか、80年代の大学生活が描かれています。アパートの部屋の玉のれんが泣かせます。
作者は漫画家を目指すのにちっとも漫画を描かない。なのに自分は凄いと思っている。まだ売れていない「あだち充」や「高橋留美子」を俺だけは認めてやろう、と思ったり、彼らが売れたら、やられたーオレがやろうとしていたのにと思ってしまう。「細野不二彦」を読んで、やられた!これは流行る!いや、自分の進むべき方向が見えた、とか絶叫するのだ。
また、キャンパスでエヴァンゲリオンの監督の庵野秀明や、20数年前私の愛読した「ネコじゃないモン!」(初期のヤングジャンプ連載)の作者矢野健太郎に出会ったエピソードが織り込まれる。なんか昔のマンガオタクのキャンパスライフを熱血タッチで見せてくれます。

80年代少年漫画が好きな方にお奨め度★★★

Am7 3月のライオン1~2巻
 羽海野チカ

この作者、女性誌でハチミツとクローバを描いた人。ハチクロは私の住んでいる高崎~安中が2巻で出てきて、それをきっかけに読んで好きでした。学園恋愛コメディーでしたが、登場人物全員が片思いという話し、最後はかなり重くなってしまいましたが傑作です。

その人がいきなり青年誌に書いた。しかも将棋マンガ!ええ?ッて感じでしたが。掲載のヤングアニマルは上の記事のデトロイトメタルシティを連載しているので、これも連載最初から読んでいます。

面白い!昔ジャンプで「ヒカルの碁」っていう囲碁の漫画がありましたが、設定はダブりますがあれと同じように囲碁や将棋を知らなくても楽しめます!

将棋のシーンはちゃんとプロが指導してリアルになっています。プロの将棋コラムも面白いです。
将棋漫画は他誌で「ハチワンダイバー」でしたか、やっていますが、あれはなんかもうバチバチ打ってるだけで将棋をしていない(笑)しかもストーリーもなくなって迫力だけで押し切っている。将棋の面では3月のライオンのほうがはるかにリアル。「ヒカルの碁」も囲碁はどうでもわかんなくなっちゃったし、この漫画はかなり将棋の内容がリアルにちゃんとストーリーに絡んでいます。

主人公の出生と、周りの人物の絡みが面白いし、やっぱり重さ暗さのある心理描写があるのですが、主人公が下町を徘徊するモノローグがいい味出しています。
美人のあかりさんがぽっちゃり系好みで、太目の棋士二海堂君を気に入ったり。画がかわいいのです。織り込まれる小ネタギャクも笑えます。将棋マンガ「月下の棋士」のパロディーも出てきます。
これは、是非とも将棋がわからなくても読んでみてください、お勧めです!

お奨め度★★★★★

ふーまだ半分・・。あー、残りのレビューは個別にまた書きます・・。

では、また。

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2009年1月 6日 (火)

電動歯ブラシを新しくする

今日は身近な生活ネタ。

電動歯ブラシを使っていますか?
ようやく私も使い始めましたが、良いですよね。汚れも良く落ちるし、歯の裏側や奥歯が磨きやすいですね。
最初は激しいよだれに悩みましたが、最近は上手になったのか、そこそこのよだれ量です。

以前書いた、人生初電動歯ブラシ。ここに記事があります。
このモンテローザという奴、とてもよかった。なにせ値段が498円と、あまり期待していなかったのですが。この丸い小型の歯ブラシが回転し、隅々までブラシが届く。特に裏側の磨きやすさはピカイチ。ちょっとグリップが太いのと、音と振動が激しくて脳ミソが震える感じがしましたが・・。

壊れないし、電池も持つのでずっと使おうと思い、磨耗した歯ブラシ部分の交換パーツを購入店に買いに行ったのですが・・。もう無い!
モンテローザ自体が跡形も無い!どこへ行ったんだよ~。
交換ブラシの互換性もわからないので、泣く泣く新しいものを買うことにしました。
まあ、生活の中でとても大切なものなので、お金を惜しまない。

でも、そこそこ安いのがよい。メーカー品でも安い奴を。
Dh1 ブラウンにしました。

BRAUNというメーカーは好き。
髭剃りも永らく愛用しています。

壊れないし、しっかりしている。
ちょっとごついんだけど、信頼性が高い。

髭剃りももう何年も使っているけど、充電地も劣化しない。素晴らしい。

なので信頼して購入。

Dh2 今度のはブラシが凄い。

あ、これは新品の画像ですから安心してください。

前回のは小振りの歯ブラシが磨きやすかったのでどうかな?口の中がブラシで一杯になるのが嫌なんですけど。

ただ、朝の忙しい時は、ブラシの面積の広いほうが早く磨けそうだし、結局手でもゴシゴシやるので歯ブラシっぽい形のほうがいいかなあと思って。





Dh3 うおおお、凄い回転だあ!

丸い部分の回転、縦ブラシの反復とダブルアクションだあっ!

早速やってみます。

ぬあああ、口の中が、ぶしゅぶしゅるるぶ~だあ!

うーん、繊細な裏磨きは出来ないけど、豪快に一気に磨き上げられる。
以前の奴も良かったけど、これで全体を激しく磨き上げてみます。

やはり高級品は振動や音も小さいし、細身で握りやすい。
なによりも、よだれが少なくなりました・・。
電動歯ブラシ、たまりません。
こうやって身の回りのものが次々と電動化されていくのですね。
例えば、トイレでお尻を温水で洗浄してくれる便器があったらいいのにね!
もうあるか、てへっ!

では、また。

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2009年1月 4日 (日)

バイクフライデー・ポケットロケット(けど借り物)

最近良く出てくるバイクフライデーです。
Bf1 米国製の小径車。

所属するチームで流行、皆持っています。
けど私だけ持っていません・・。
先日、バイクフライデー5台でチームツーリング、下仁田のほうまで年越し蕎麦を食べに行った記事はこちら。

その時、バイクフライデーを3台持っているチームメイトのM氏から借りて、返さないで乗っているのがこのポケットロケット。

Bf2


















可愛い。

タイヤは20インチとかなり小さい。
トップチューブ一本だし。一瞬本格ロードのようにも見えますが、一瞬。

Bf3 地元の高崎に、このバイクフライデーを輸入している代理店である小径車専門ショップ、
サイクルテックIKDさんがあって、皆さんこちらで購入、お世話になっています。
IKDさんのバイクフライデーのHPはこちら

クロモリのハンドメイドフレームです。アルミじゃないところがマニアック。








Bf4 折り畳みも簡単にできるようですが、チームは何故かコレを折り畳まない。他にブロンプトンや同じバイクフライデーのtikitというもっと折り畳みやすい小径車を持っているからです。

コイツは、ロードやツーリング車として使っています。最近じゃあサーキットエンデューロやロングライド、ヒルクライムレースでもレギュレーションが合えばコレで出ていますから・・。

以前バイクフライデーで我がチーム負け組みは、第4回もてぎエンデューロ4時間耐久の小径車部門で2位になりました。

バイクフライデーの数多いラインアップの中で、今回借りたのはロード仕様のポケットロケット。なんか名前はラブミサイルみたいでエッチですけど・・。ポケットモンスターって隠語ですごい意味だそうですね。

その話はいいとして、この借り物の自転車、オーナーのM氏は正月休みで瀬戸内のしまなみ海道で、寝台で輪行したブロンプトンで走っている頃ですから、じっくり観察しましょう。

Bf5 まずは車体の前から。
リッチーのドロップハンドルにSTIレバーですね。こいつはフレームから組んでもらっているので組み合わせは自由、フラットバーでも出来ます。結構ドロップにバーコンシフトっていうのを見ますね。

STIレバーはR600かな?ショートリーチモデルですね。私も以前愛用していました。小さい手でもレバーに指が届きやすいのです。
ワイヤーは変速バナナで下方に向いてますが、フロントバックを装着予定だったのかな?

Bf6 ヘッドバッチ。

なかなか渋いぞ。

バックから羽が生えている。バックに入れて旅に出る自転車って意味?

ヘッドマークって最近はシールで済ませちゃっているのが多いから、こういうバッチは嬉しいですね。





 

Bf7ストレートフォーク。

カッコイイね。クロモリフォークって個人的には微振動があって好きじゃないのですが、このフォークはいい。
振動をあまり感じませんし、ショック吸収性も良いのでは。

ブレーキは105。タイヤは20×1 1/8と細身のIRC。
コレがポケットロケット。ツーリストと名が付けばカンチブレーキでもう少し太いタイヤになります。

ホイールはIKDのman氏の手組みです。リムはSUNRIMS M14Aという奴。ハブは105。

Bf8 ステム部分。

ここは、ハンドルポストとステムが一体型になった、アヒルの首みたいなのが付いているのですが、M氏はアヘッドで組んだのね。
ポジションが決まったら、米国からステムを送って来るらしいのですが、M氏はポジションを後々変更できるようにアヘッドにしたのかな?






Bf9 サドルとシートポスト。

サドルはフライト・ゲルフロウ。元は私のTIMEに付いていたもの。懐かしい、めぐり巡ってこんなところにあったのね。

シートポストはTOMSON。MTBでよく見た奴ね。径はは不明ですが、コレをわざわざ探してきたところ特殊な予感・・。

サドルバックは2個。IKDで購入したらしい。

Bf10 シートマスト。チタン製。

ここが倒れる折りたたみ式もありますが、最近はこの差し込み式も選べます。本来フレームと同色で、ポケットロケットのロゴのある部分ですが、M氏のはここがチタン製のモデルということです。ここのしなりで乗り心地がよい?









Bf11 クランクセットは105。
だけどチェンリングはデュラエースの巨大な56T。

小径車なんで、ギヤ比を高くしてやる必要があります。

インナー39T。
これで50×34Tのような感覚でした。

FDも105。ペダルはSPD。
リヤブレーキはこの位置。




Bf12 後半部分。

このシートステー&チェーンステーのアールのデザインが素敵。古くはMTBのイエティ、最近じゃウィリエールのチェントがこんな感じ。

RDも105。10速です。

変速ワイヤーの取り回しに無理があるのかローラーが仕込んでありますね。

Bf13 BB付近を反対側から。

折り畳みのリンクがあります。
どうやって折り畳むのかなあ?やってみようかなあ?けど変なことになってM氏に怒られると嫌だからやめましょう。

このへんでバクッと折れて、後輪が前輪の横に来るはず。
さくっと折り畳めるなら、今年度のツーリング用に欲しいなあ。もう近所より電車で遠くに行って走りたい。
え?GIANTのMR-4はって?あれはねえ、ホイールがだめだしねえ・・。タイヤも入手困難だし。これ以上お金かけるより、パーツを外してバイクフライデーで組みなおしたほうがいいかと思っています。



Bf14 オーナーエンブレム。

フレームからオーダーするとこんなの作って貼ってくれるらしい。

カスタムビルドか・・。

入れる文字は好きな言葉。普通は名前だけどM氏はこういうの好きだから名前の前にチーム負け組みと入れましたね。2台目もなんか違うのにしたみたいだし。

Bf20 さらにはこんなシールが。
ハンドメイドの米国製ですって証。

右のバッチは佐渡ロングライド210の参加賞を貼り付けた。
M氏は佐渡ロングライドをこの20インチ自転車で210キロ走って完走。恐ろしい・・。
それだけ走行性能は凄いってことか?他のメンバーもあと3名ほど210キロをバイクフライデーで走っているので、人間もすごい?

Bf15 う~ん、やはりかわいい。
その走りは?

正月は寝正月に徹していましたが、いよいよ始動。まずは近所をお散歩。

風が寒い~。ダウンジャケットにジーンズのふざけたスタイルで。缶コーヒー買えばいいやとボトルもなしで走り出します。




Bf16 借り物なんで、サイクリングロードをのんびり走ります。
正月といえばこの風景。
どんど焼ですね。
今年も河川敷に登場。これは結構でかい。

週末には着火。







Bf17 下流にもう一つ。中を見たくて近づきます。
バイクフライデーとスナップ。

やっぱいいなあ・・。

小径車のこの気軽さが、気負いがないもの。脱力して楽しく乗れると思いませんか?

そして、ちょっとそこまででも結構乗った気になる(笑)。コレが凄いロードバイクだと自転車に速く走ってもらってる気がしませんか?しかも速く走れと言われているような。

コレなら、まあ力を抜いて楽しもうよ、といった友達のような感覚がありませんか?


Bf18 さらに下流へ。路面の良くなったところを快走。
中速域まで700Cロードとそんなに変わらない。ハンドリングは安定、下をこうして見なければタイヤの小ささは意識しない。下見て、あれ?タイヤちっちぇーと思う。

加速感はむしろいいかも。

時速40キロ以上の世界なら700Cと差が出るかもしれませんが、そこまで出せないから・・。小径車は気軽に乗り出せて楽しい。

正月なんで結構スポーツサイクルが走っています。年の初めで自転車を再開でしょうか、90年代の結構良いモデルのハードテイルMTBを見かけます。久しぶりに引っ張り出して乗られたのでしょう。ウェアは最新型できめて良いですね~、遠慮なく抜かさせてもらいます。おとなげねー(笑)。けど、私もMTBに乗っているとき、速いロードにぶち抜かれるたびに、ロード欲しい!と思いましたから、ああいう小径車欲しい~、と思ってもらいたくて・・。

乗れてるロード乗りの方や本気のMTB乗りの方にはぶち抜かれて、全く追いつけませんでしたけどね!そりゃ、もう無理だよ・・。

Bf19

いつもの場所で記念撮影。
普段は殆んど自転車は通っていませんが、今日は休みなので何台か。素早く撮影します。
冬の群馬って感じ。

あまりの寒さに早々と帰りましたけど、帰路、2回MTBとバトル(笑)したのでかなり汗をかいてしまいました。

正月の暴飲暴食から立ち直るいい運動になりました。

どうですか、バイクフライデー?
今年は買っちゃおうかなあ・・。

予算がな~。カーボンロードの完成車が買えてしまうお値段だから・・。フレームオーダーじゃなくてつるしの完成車なら安いのもある。この限定完成車まだあるかなあ? IKDさんに問い合わせてみようか?赤か黒のみか・・。やっぱ青がいいからなあ。

買うかどうかは、景気次第ですけどね・・・。

では、また。

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2009年1月 3日 (土)

神の雫のワインを飲む「シャトー・モン・ペラ」

今月に、私の愛読するワイン漫画「神の雫」がTVドラマ化されるそうです。

あのワインを飲んだ瞬間にトリップしてしまうシーンが、どのように映像化されるのか楽しみです・・。

「神の雫」のあらすじは、以前ここの記事で書きましたので、 ご参考まで。

Km1 この正月休み、前回読んだ続きを買って来まして、12巻から最新刊の19巻までを読破しました。

謎だった遠峰一青の過去が徐々に暴かれる。やはり二人は過去に出合っていたのだ・・。しかし、雫はずっと気が付かないのです。

使徒と呼ばれるワインを探して、とうとうマッターホルンに登ったりして、山岳漫画になってたりしています。「槍ヶ岳のようなワイン」というのも出てきて、どんなもんよ?飲んでみたいな~。

Km2 しかし19巻まであると場所をとる。とうとう本棚がいっぱいになってしまい、ワインを通販で買った時のダンボール箱を本棚にしてしまった。

で、この漫画で登場人物がワインを飲むと、空を飛んでしまうくらいに旨そうな表現をする。なので、きっと旨いに違いないと、掲載されたワインを通販で購入しております。

Km3 今回飲むのは、1巻で紹介された「シャトー・モン・ペラ」。主人公の雫が初めて飲んだワインです。

漫画では2001年物でして、コレは評判がよろしい。しかしこの漫画の話しが掲載された2004年ごろなら入手できたでしょうが、現在では無理。ワインはヴィンテージ(ぶどう収穫年)によって味が大きく変わるので同じものが飲みたいのですが仕方ありません。入手可能な2006年物です。

このモン・ペラ、神の雫に掲載以降大人気となり、しばらくは入手困難になるほどだったそう。この漫画で最も有名になったワインかもしれません。

しかし、この漫画に掲載される前から注目をされていたようです。フランスのボルドー地方のワインですが、あまり有名ではない地区のもの。それなのに、ドイツのワイン誌で1位を獲得、有名な五大シャトーのシャトーマルゴーを上まわってしまった。

詳しい逸話は私がいつも買っているこのショップに大袈裟に書いています。

TVでも登場するかな?けど値段やヴィンテージはどう紹介するんだろう?現在と違っているのに。当時は2000円クラスで旨い、だったけど今は税込み3000円越えましたから・・。

モン・ペラが出てくるときのあらすじは・・。

Km4 1巻の中盤に出てきます。

主人公雫は、世界的なワイン評論家の父によって、ワインに関する英才教育を受け、優れた嗅覚、味覚と、表現能力を身につけていたが、父の厳しさに反発しワインを飲んだことがなかった(笑)。

突然の父の死によって、総額20億円の莫大なワインコレクションが遺産となった。ワインに興味を持たない雫だが、若手ワイン評論家の遠峰一青が養子縁組をし、遺産相続の争いが勃発。遺言状に謎の文章で記載された12使徒と呼ばれる12本のワインと、神の雫と呼ばれるワインを言い当てたものが相続できるというのだ。ワインはいらんが遠峰に負けたくない雫は、知り合ったソムリエ見習いのみやびを頼る。彼女の馴染みのワインバーで、雫ははじめてワインを飲むことになる!

Km5 で、出てきたのが「シャトー・モン・ペラ」。なかなかカッコイイラベルです。

ワインバーのマスターに、ワインに深刻になる雫へ気軽にポンと栓を抜いて楽しむのもワインだ、とグラスを差し出す。この先は読んでちょうだい。1巻だからすぐ読めます。

この漫画で一番面白いのは、ワインを飲んだ時のぶっ飛び方だ!

ちなみにちょっとだけいうと、漫画でモン・ペラを飲むと、雫にはあのブリティッシュロックバンドのクィーンのライブが見えたのだっ!

すげえ!私もクィーンは大好き。小学生の時から聴いて、中学の時に一人で上京して武道館コンサートを見たほど。

Km6 私も飲んでクィーンのライブが見たいぞ!早速飲んでみます!

「お・・・おお・・お・・・。

ん?香りも味も控えめかな?濃い感じはするけど口に拡がらんな?まだ閉じているのかもしれません。この段階だと、とても飲みやすい。余韻に複雑な香りがあり、期待させる。

30分後また飲んでみる。おお、香りが拡がる、味が拡がる。

やや酸っぱさがありますが、なかなか上品。タンニン(渋み)が洗練されて舌の上でなめらかな感触です。

ん?思ったほど力強さはないけど、濃さはぐっと来る。
むしろ繊細な一面も。
クィーンですか?う~ん。そう言われればなあ・・。
きゅんとくる酸はわかるな。甘みもあるね。
上品な酸味と洗練されたパワーがクィーンなのかな?

まー音楽は聴こえてこなかったけど、美味しく飲めました。濃厚系の赤ワインにしては飲みやすいのではないか?香りも良いです。

値段がなあ。3000円だと頻繁には飲めないなあ・・。2000円以下なら何本か買って月に一度は飲みたい感じ。3000円クラスにしては旨いワインということのようです。だって五大シャトーがコレより旨くないなんて、夢はなくなっちゃうぞ。もっと高いワインは旨くあって欲しいし。偉大なワインはコレより旨いに違いない、一生飲めないけど。

シャトー・モン・ペラ。漫画を読んで飲みたくなったら是非。

シャトー・ルパンなどのシンデレラワインを手掛けた醸造家ミシェル・ローランが関係している。樹齢35年のぶどうの樹1本に6房までしか実らせずに味を凝縮している。など、つくりにこだわりがあります。ボルドーワインは高騰しているので、この価格でこのつくりは頑張ってるってことでしょう。

セパージュ(ブレンドされるぶどう品種)は、毎年微妙に違っていて、2006年ものはウラのラベルによると、メルロー70%、カベルネフラン15%、カベルネソーヴィニオン15%です。

メルロー主体のまろやかさと、黒果実の香りが楽しめます。赤ワインが好きならそんなに重くないし。ポイント84点。

Km7 けどね、このウララベル、何故か英語で書いてあるんですけど。

気になる部分を私のつたない英語力で訳してみますと、「このワインは、有名な漫画「神の雫」の中で、クイーンのロックコンサートと比較されたことでもまた有名です。」とか書いてある気がしますよ!

いいのか、それで!醸造元が貼ったのかインポーターが貼ったのか知りませんが、漫画「神の雫」の影響力もすごいんですね・・。確かにこの漫画、フランス国内でも読まれているそうですから。

これからも「神の雫」に掲載されたワインを飲んでみます。TVドラマが楽しみ・・。

では、また。

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2009年1月 2日 (金)

一人で新年パーティー

あはっ。

あはははっ。やりましたよ。
今夜は私、うちに一人きりなんですよ。
妻がね、実家のお母さんのところに泊まりに行くっていうんでねえ、一人きり!
いや~、こんなこと滅多にないですからねえ。嬉しい!
妻の私に対する暴言や命令に嫌な思いをすることもなく、今夜は一人の時間を過ごせますよ。

年末から家のこといろいろやったからね、神様が休めってご褒美をくれたに違いない。
ありがとうっ!今夜はゆっくり好きなことをするよ・・。

まずは、一人新年パーティーだね。
おせちもかなり食べたし、こんな時はやっぱコンビニだね。

Ah1 コレがパーティーのゴージャスディナーだっ!

うーん素晴らしい!
油っぽいぞ!
北海道産おつまみ焼きイカは贅沢~。海溝物の深海巨大イカじゃないんだから。
野菜が欲しいからツナサラダね。コレにはマヨですよ!カロリー55%オフのマヨね。
屋台風ヤキソバは目玉焼きが乗っているぞ!
ワインもあるし。

Ah2 極めつけはこの揚げ物だ!
セブンで揚げているフライシリーズ。
フライドポテト&フライドチキン。チキン&チップスだ。
くはー、油っこそ~。
KFCより安いぞ。ケンタッキーってこの辺じゃケンタだけど関西方面じゃドチキンって呼ぶのって本当?

あわせるワインは知る人ぞ知る「エマニュエル・ルジェ」だ!もったいね~。やっぱ違うの飲もう。

くはーっ!酔った酔った、宴じゃ~。
う~ん、折角妻がいないのに普通の夜じゃつまんない。
やはり誰も見ていない空間で、非日常を演出しようじゃないか。

う~ん、それならば・・、全裸、か?
一人、家の中で全裸で過ごす・・。そ、そそる。

いや、もし、万が一妻が突然帰ってきたら。
全裸でなにしてんの?と、とても言い訳が出来ないぞ!
やっぱ、止めておくか・・。ちぇっ。

うわっ!
妻が突然帰ってきた!
やっべー。危ねえー。
良かったよ、どうにも危ないところだった!

え?風呂が沸いていないじゃないかって?
早く風呂沸かせ?
はいはい・・・、今沸かしますよ。

あ?風呂入ったからまた実家に行くって?
それパジャマじゃない。ちゃんと暖かい服着て行きなよ、途中で車が故障したら大変だぞ!
余計なお世話?ばか?うるせえ?す、すんません・・。行ってらっしゃい。

ふ~。助かった。脱いでなくて良かったよ~。

あー、まあ、ね、妻のほうが収入多いからさ、しょうがないよ。おかげでこっちも贅沢して好きなことできるんだもの。暴言浴びても我慢我慢・・。今年もお仕事頑張って下さい。

さあ、落ち着いて、ユーチューブでも徘徊しようか。

年末年始、沢山の音楽を聴いて、やっぱ、才能のある人ってスゲエやと。
この人の音楽を聴いて、そう思ってしまった。
はじめてまとめて聴いてみたのだけど、すごい。
宇多田ヒカル。ユーチューブが見られる環境にある方は見てください。

この曲は、もと旦那さんが映像やってるのかな。 すばらしい。松本零士に許可は取ったのか?とにかくカッコイイ。頭の中にこういう映像が浮かんでくるのかな?

この曲の浮遊感あるメロはいいなあ アレンジも彼女がやっているようですが素晴らしい。
ポジティブな気分にさせてくれます。レーディー・レッツゴー!
彼女が扮するいろんな人みんな可愛い。この人英語で考えて曲を書いていると思うけど「将来国家公務員なんていうな」なんてフレーズ日本語が見事にメロにはまっているよね。

ああ、懐かしい。こんな曲を15歳で作れるなんて、 どういう育ち方をしたんだろ?

この曲は好きだー。hikari
この音感はどうしたら身に付くのだ?音程はずさない。
こういう才能のある人たちを前にして、われわれはどうすればよいのだろうか?
普通に楽しく生きればいいじゃ~ん。

ワインを赤白で1本以上飲んでしまった。
正月だからね~。
ああ、今夜この時に乾杯。

では、また。

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2009年1月 1日 (木)

謹賀新年2009年

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。2009年元旦。
一昨年までアップしていた、ごあいさつ自画像写真は昨年からやめましたけど、正月雑記をお届けします。

いや~よく寝た。
9時半頃、ニューイヤー駅伝が近所を通ったらしく、TVの空撮ヘリの爆音で目覚める正月です。
その後2度寝をしてしまい、起きたのは午後2時過ぎでした・・。う~ん寝正月。

世間様は初売りで騒がしいようですが、元日くらいは静かに過ごしたいスねえ・・。
ここ高崎に本社のあるヤマダ電機は、今年から元旦の初売りは中止したそうで。
従業員に正月くらいはゆっくり家族と過ごして欲しいとのこと。もっともです。
その他の店は福袋とかでいつもより早く店を開ける勢いですが。いつからそんなに忙しくなったんだよ日本。正月はゆっくり休みましょうよ・・。

Gt1おせちを頂きます。最近我が家ではずっと私が作っています。
この正月は家事を放棄した妻に代わって、家のことは私が全部やっておりますよ・・。

エビチリは実家の姉が作ってくれました。ほうれん草は茹でておけばいろいろ使えそうなので昨日私が茹でました。
なますは夕方スーパーで投売りしているのを買いました。松前漬も欲しかったけど高かったのでやめた。


Gt2 1の重。カマボコや伊達巻の類は実家からもらいました。1本づつ買っても多いし。
実家は小田原暮らしが長かったので、カマボコにはこだわります。1本1000円くらいのしか食べないもの。ありがたく頂きます。

なるとと黒豆は近所のスーパーで購入。だし巻き卵は姉が焼いてくれました。



Gt3 2の重。
煮物は姉の特製。ホタテが煮込んであって、風味が大変よろしいです。
焼豚とロースハムはもう食べきれないくらい実家からいただきました。切るのは結構難しいね。
余ったらチャーハンやラーメンに活用するつもりです。







Gt4 さあ、飲むぞ!
自分で作ったおせちをつまみに飲んだくれます。正月ですからね!
ビールはエビス。日本酒は先日諏訪湖へワカサギ釣りに行った帰りに買った地酒の横笛の生酒。
ワインは、赤は漫画神の雫で有名になったシャトー・モンペラ。白はルフレーブだ!





Gt5 はー飲んだ。

仕上げはお雑煮です。
姉からもらったつきたてのお餅。
大根も皮をむいて、キノコもたっぷり、茹でておいたほうれん草、おせちのカマボコを入れて出来上がり。
醤油仕立てです。
コタツから一度も出ない妻に代わって私が作りましたから。

旨っ!
自分で言うのもなんだが、料理は上達しましたよ~。

さあ、今年も始まりました。正月はのんびり飲んだくれようと思いましたが、結構動いちゃいますね・・。来年は温泉でも泊まりに行きたいですねえ。

今年もこのブログをよろしくお願いいたします。
では、また。

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