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2009年3月15日 (日)

ブロンプトンで上信電鉄を輪行・その1・富岡しゅうまいポタ。

昨日、ブルックスの皮サドルを装着したブロンプトン。

01as1 このサドルをお尻にフィットさせるには、やはり乗り込まなければなりません。
そしてサドルに私のお尻の形をくっきりとつけて完成となるのです。

なので今日は天気も穏やかな晴れなので、花粉に負けず薬を飲んでマスクを装備、単独で輪行ポタに出発。

洗濯3回を終え、もはや午後1時。なので家から近い駅から乗れる列車を選ぶ。主夫状態なので夕ご飯のおかずをゲットできるツーリングにしましょう。

以前行ったことのある富岡市のしゅうまいを買いに行くことにします。




01as2 数年前に行った時は、当時乗っていたアンカー・マグネシウムのロードバイクだったので、結構近く感じましたが、今回は16インチの小径車です。
疲れたらブロンプトンの利点を活かし電車で輪行します。

高崎の自宅を出発。烏川沿いのいつものサイクリングロード。坂を登りたくないので中山峠を避け、いつでも輪行できるように上信電鉄沿いに走ることにします。


01as3 山名駅の脇を走ります。
ここから吉井方面に向かいますが、道が今ひとつ良くわかりません。
とにかく線路沿いを走ることに。

うん、サドルは快調。座面は大きめですが、純正のふかふかサドルよりも前半部がスリムになっているため、脚が回しやすいのです。追い風もあってスピードが結構出ます。
普段平地では滅多に使わない重たいトップギヤで走れます。



01as4 こんな農道を走ります。車がほとんど来ない道を選んでいます。

段々お尻が痛く・・・。
左側の骨が当たるなあ。きっと重心が左に傾いているのかも。わざと右の骨が当たるようにします。
やはりサドルの硬さが気になるなあ。




01as5 いつの間にか線路から離れてしまった。曲がるところを間違えたか。どっかで橋を渡らなければいけません。行き着いた橋を渡る。鏑川はなかなかの清流。

やはり橋を一つ手前の奴を渡ってしまった。国道254に行き着いてしまう。この道は狭くて交通量が多くて嫌いな道。たぶん300メートルほど走れば正解の道に戻れるが、嫌なので来た道を戻る(笑)。ぐーっとおお回りして吉井高校の前に出る。

01as6 この橋で良いはず・・。
確認の為、携帯のGPSで確認。この携帯ももうすぐお別れ、地図サイトも月300円で契約しているし使わなければ・・。
馬庭という場所だと確認。この橋でオッケー。やはりGPSは便利です。

車通りの少ない道を追求した為、その後もぐるぐる迷ってしまい、ようやく中山峠からの道に合流。
ずいぶんと時間と体力をロス。小径車はやはりロードより疲れますわ。距離よりもはるかに乗った気分を満足させたので、吉井駅から電車に乗って輪行することに。お尻も痛いから・・。


01as8 吉井駅に到着。
上信電鉄の駅舎はどれも渋い。儲かっている私鉄じゃないので、ずっと昔からの駅舎のままですから。年季が入っています。
レトロ感覚満載の私鉄です。

ここは以前、MR-4でこの辺の温泉に行った帰り輪行したことがあります。






01as9 私以外のお客は二人・・。静かな駅です。
駅の脇でブロンプトンを畳みます。
畳むのは30秒あればオッケー。

上信電鉄は、高崎から富岡を経由して下仁田までを結ぶ。昔、の計画では信州まで抜ける予定だったので名前だけは上州~信州ということで上信電鉄。

以前は石灰の輸送もあったようです。沿線人口も少なく、観光地もあまりないので地味なローカル私鉄です。







01as10 駅の待合室もなんかいい感じ。昔っぽい。

上信電鉄は無人駅が多くて、ワンマン運転です。私、バスでもワンマンて苦手。降りるとき料金箱にお金入れる場所を間違えて灰皿に入れたらどうしよう?とか考えて乗れないんです・・。両替機も苦手でお金がピッタリないと乗れないし。

吉井駅は数少ない有人駅。なので券売機で切符が買えるのでホッとします。
富岡駅もきっと有人駅なので普通の電車と同じように乗れます。
ちなみに無人駅から乗車する場合は、一番前のドアしか開かず、整理券を車内で取るのですが、無人駅で降りるときは料金箱にお金を入れるのかな?有人駅から乗った場合は運転手さんが出てきて切符を渡せば良いのですが。では、無人駅から乗って有人駅で降りる時は全部のドアが開くのですがどこでお金を払えばよいんだ?わからーーーん!徐々に研究しますよ・・。

01as13 吉井駅ホームにて。
風に赤い神社の旗がなびく。
静かだなあ。

足元には専用キャリングバックに入れたブロンプトン。今回、以前購入したキャリングバックのデビュー。
入れる時ファスナーを締めるのがちょっと大変。斜めに入れるときついから。ちゃんと袋に真っ直ぐに入れないといけません。

上信電鉄は単線ですが、ホームは上下線に挟まれる形が多い。改札から踏み切りを渡ってホームに行きます。JR線のようなホームに橋を上り下りしなくても良いのです。ですから、ブロンプトンのイージーカバーを被せるだけでも良かったなあと思いました。



01as14 列車が到着。全てが各駅停車です。

広告列車が殆んど。これは「人形のかんとう」黄色バージョン?

銀河鉄道999号もあるので見てみたい。







01as15車内は結構空いています。横座りの椅子に2~3人ずつ座る。
乗り降りも各駅3~4人というところ。
なのでドアの脇に輪行袋を置いて椅子に座ります。
ストラップを手に持って倒れないように。







01as16 上信電鉄は結構揺れる。
つり革がこんなだもの。
以前テレビのバラエティ番組で、芸能人さん達が車内に設置したお立ち台の上に上って、終点まで立っていられたら100万円とかいうのがあったのですが、その舞台がこの上信電鉄。揺れるのが名物になるというのもななあ・・。確かに直線の後にタイトコーナーがあったりします。誰も下仁田駅まで立っていられず100万円もらえなかったような記憶が。




01as18 上州富岡駅に到着。富岡市は沿線で最も大きな町です。

吉井から5つ目の駅で運賃は400円。ちょっと高いね。上信電鉄は運賃の高さでも有名。せめてフリー切符でもあるといいのに・・。

待合室ではメーテルがお出迎え。

ここから顔を出して記念写真を撮りたかった!









01as19 大きな駅なので駅舎は新しめで面白みはない。

ここでブロンプトンを広げます。













01as21 駅前の商店街は寂しい・・。シャッターが閉まっている店が多いですね。

家から近いところなのに、電車で来ると旅気分になるから不思議・・。だって普段電車でなんか来ないのです。この駅に降りたのもそういえば初めてだった!灯台下暗し。なんか遠い見知らぬ町に来た気分。

この通りを抜けると、知っている風景、なかなか活気のある商店街があります。

01as23 まずは目指すは、有名な「富岡官営製糸工場跡」です。
これは教科書にも載っていましたよね?富岡といえばこれです。
これは明治政府が作った国立の模範工場。近代工場のパイオニアです。
何故こんな田舎に出来たんだろうなあ?もともと養蚕が盛んな土地だからかな。

通りの突き当たりにあります。以前は地味に建っていて訪れる人も少なかったのですが、世界遺産の暫定リストに掲載されたことから一気に注目されました。
前来たときは人なんかいなかったのに、今じゃ観光バスは来るわ、狭い通りは人がぞろぞろ歩いています。結構若者のグループやカップルも多いのでビックリ。

01as24 門の所で記念撮影。

親切な警備員さんがいて、ここで記念撮影する人のシャッターを押してくれます。
私にも駐輪場はあちらですよ~と声をかけてくれました。焦ってこんな写真に。

大人500円と有料ですが、整備されているようなので、観光でいらっしゃる方は是非。輪行ツーリングなら最大の見所です。

私は、いいや・・。いつか誰かと来たら中に入ろう。

駐車場はどこもやや歩くようです。
フェンス沿いに商店街のほうからぐるっと裏に回ると若干の駐車スペースがあります。ここは無料で穴場。レンガ造りの建物に外から一番近いので記念撮影。明治時代の建物です。


01as25




















01as26 さて、今回の目的地のシュウマイ屋さんです。製糸工場正門のすぐ側です。信州屋さん。もともとは旅館でしたが、食事に出していたシュウマイが評判になって、シュウマイ屋さんに。シュウマイしか売っていませんから。
和風絹しゅうまいとして、富岡の名物に。結構TVや雑誌に掲載されています。

別に絹が入っているわけじゃありませんが、滑らかな食感を表現しているのでしょう。
8個入りで700円、15個入り1300円と、普段スーパーで買っている横浜しゅうまいの3倍以上の価格です。なかなか高級。

私が自転車を店の前に止めると、なんだろうと15人程の若者グループが集まって来てしまった。う~ん、天気の良い日曜に富岡観光とは渋い感性の若者達だ。
「何、おみあげ?まんじゅう?まんじゅう食べね?」「おい、ちげーよ、しゅうまいだよう。」「え?まじ?店の中で食べれんの?醤油ってあるの?」もう店先はがやがや。
かき分けて私は店内に入ります。

01as27 それが呼び水になって、全員が店内になだれ込む(笑)。すごいことになりましたが、私は8個入り1箱買いまして目的を達成。

若者達も何人かは購入したようです。帰り道を歩きながら食べるのでしょう。楽しそうですね。

さて、夕ご飯のおかずも買ったし、帰路につきます。

ふう、長くなっちゃったね。もう寝る時間なので今夜はここまで。
帰りも渋い駅から輪行しましたので、また次回に書きます。富岡周辺の輪行ポタ、小径車乗りにはなかなか面白いかも・・。

では、また。

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コメント

こういうレポートを見ると・・・・
購買意欲が掻き立てられます(笑)

今週いっぱいで出社は終わりとなるので、来週以降、平日ウロウロ出来る身分になったらブロを置いてる店にカミサンと二人で確認しに行くつもりです。
カミサンが持ち上げてみて問題なければ、2台購入になると思います。
「重い」と言い出したら・・・YS-11になってしまうでしょう・・・

2台買えれば、ハンドル形状を別々にする予定で、気分次第で互いに乗り別けてみたいと思ってますが・・・

投稿: 羽ぴょん | 2009年3月16日 (月) 08:47

羽ぴょんさん、こんばんはー。

いや~、多くの方にブロンプトンに乗ってもらいたくて書いてますから~。
電車に何度も乗ったり降りたりする輪行ツーリングをするなら便利ですよ。
長距離だともう少し軽快な奴をお奨めします。BD-1なんてのもご検討してみてください。アレは軽いし18インチで外装ギヤですから。
tikitは少し高いですし。いろいろご覧になってみると、目的に合う1台が見つかると思います。

ブロもバーハンドルのモデルは前傾も取れそうですし、少しはスポーティに走れるかもしれませんね。2台とは贅沢ですね。

投稿: 管理人(電動おやぢ) | 2009年3月16日 (月) 23:33

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