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2009年5月18日 (月)

2009年・佐渡ロングライドに行って来ました。

さあ、3年連続で参加しています、佐渡ロングライド2009年がやってきました。
最長走行距離210キロを誇る、日本有数の自転車ロングライド・イベントです。

タイヤもサイコンの電池も交換したし、補給食も持ったし、事前に長距離練習走行もこなしました。
全ての準備は整いました。あとは走りきるだけです!

これは、風雨荒れ狂う佐渡での、チーム負け組メンバー12名による、自分との激闘の記録です・・・。

7s1 今年も、我が自転車集団「チーム・負け組」は、マイクロバスをチャーターしました。やはり佐渡は広く、移動用に車があると動きやすいのです。

メンバーのM氏が2種免許を持っているので、運転をお願いします。

男女あわせて12名がバスに乗り込みます。

朝6時に高崎を出発、関越自動車道で新潟を目指します。



7s2 バス旅行といった感じ。
S田さんが手造りのパンを焼いてきてくれて、とても美味しい朝食でした。

シングルモルトウィスキー「スカッチ」が旨かった~。




7s3 結構広いバスですが、座席はいっぱい。
そのわけは、後半部分は自転車を搭載。
小径車「バイクフライデー」がメインですが、自転車が12台も載っていますから・・。







7s4 バスは新潟に入り、高速を降りて、地元の「イオン」に買いだしに行きます。

イオンって物凄く広大な集合店舗。

まずはユニクロに行き、今回必ず着用しなければならない「企業コラボTシャツ・ホッピー」を買えなかったメンバーのために探します。
「このTシャツをください」と自分の胸を指しながら店員さんに聞いた時は恥ずかしかった・・。
結局売切れでした・・。

7s5 新潟に来た最大の目的。それはご当地グルメ「イタリアン」を食すること。

チェーン店の「みかづき」。

あのイタリア伊達男ジローラモさんがテレビで「イッタ~リアン?そんな名前のイタリア料理はアリマッセ~ンよ。」と言っていましたが、どんな料理なのか?




7s6 新潟県民なら皆知っている。新潟の誇るファーストフードです。

どうやら、ヤキソバにミートソースが掛かっているらしい・・。

フェリーの中で皆で食べようと、大盛りを3個購入。






7s7 さてイオンをあとにして新潟の街中を抜け、フェリー埠頭のある新潟港に到着。

ここでフェリーの搭乗手続きを済ませます。

駐車場には、ルーフに自転車を載せた車が列を作っています。








7s8










ホッピー!

これが今回着用したお揃いのユニクロ製ホッピーTシャツ。みんなご満悦。
その意味は、GWのホルモンツーリングのこの記事 をご覧くださいませ。それを読んでも意味はわからないかも・・。

7s9 さあ、フェリーの後部が開き乗り込みます。
自転車を積んだ沢山の車とともに。この瞬間、佐渡で走るんだと実感します。

車以外で乗船した方が早く乗れるので、良い席は埋まってしまう・・。

カーペットのお座敷は、飲酒禁止と厳しい。




7s11 もう3回目なので呑める良い席は知っています。
最後部の座席エリアの末端にこんなスペース。靴を脱いで上がります。

やっぱり宴会開始~。





7s10 船はいつの間にか沖に出て、新潟が見えなくなる。
海鳥が後をついて来て、餌を投げるとキャッチするおなじみの風景。

徐々に空模様は悪くなります。








7s12 早速つまみに、あのイタリアンを。

麺にはうるさい群馬県民を黙らす事が出来るか?

うーん、これは・・、イタリアンというよりモロにやきそばですね。
この太麺がやはりやきそば。

おつまみにはなり難かったかな?おやつ向きといった感じです。


7s13 イオンで買った食材で、Y田さんとS田さんが洒落たおつまみを作り始めました。
いつもキャンプでは美味しいものを作ってくれるお二人。
流石です。ごちになります。

ネギトロ、カツオのたたき、ホタテの貝柱など、海の生ものを大量に買い込みました。



7s14 リッツにクリームチーズ、ネギトロ、カイワレをのせたオードブル。

ピリッと辛くて旨い!













7s15 カツオのたたきにカイワレ、ポン酢、マヨネーズ、マスタードで味付けしてサラダ菜で巻いた一品。
これもまた旨い~。













7s16 生ハム巻き、ソーセージ巻き、貝柱とイカソーメン巻きなど、美味しいオリジナルおつまみを連発し、もう宴会はピークに!スパークリングワイン5本が開きました。
ごちそう様でした!







7s17 おお、佐渡が見えてきました!
やはりこの島はでかい。島だと思っていると痛い目にあいます。これは立派な陸地なのです。










7s18 佐渡を眺めるTもとさんカップル。ラブラブです。
仲が良くて悔しいです。










7s19 あまりにも悔しいので、M氏の肩を抱く私・・。
ラブラブ、のわけないです。
余計に寂しくなります・・。

背中に中年の哀愁が漂う二人。








7s20 さあ、いよいよ上陸です。
船倉のバスに戻ります。

沢山の車と人が、佐渡ロングライドに参加するために集結しているのです。








7s21 前部ハッチが開きました!眩しい。佐渡の光だ。
佐渡上陸!
バスの中に歓声が、拍手が響きます。

両手の拳を突き上げ「よしっ!やってやる!俺は佐渡を走りきってやるぜ!」全員が内に秘めていた闘志をむき出しにした瞬間です。
佐渡は俺たちを招き入れたのだ・・・。
あとは、自分との闘い・・。自分に勝利するのみです!


7s22 両津からバスはしばらく走り、スタート地点へ。

もう見慣れた風景です。

ここで受付を済ませます。周辺のブースでは、これまたイベントでおなじみの風景。

ウェアのアソスのブースでは、イベント名物あの外国の方が「アソス最高、世界イチ。値段も高い。けど、機材にお金掛ける、なのにウェアにお金掛けないの間違てるネ。安いのなら他を買てクダサイ。アソス普段まけナイ。今日だけトクベツ」。もう何年も見ているよなあこの人。結構この人からアソス買っています。日本語上手になるにつれて言ってることが厳しくなってるよ(笑)。

7s23 受付でゼッケンを引き換えます。
今年のTシャツのデザインは?
こ、これは・・・。
うーん、今手元に無いのでお見せできませんが、文字が無い分、今までより着やすいか?いや、画がちょっと、一番あれなんですけど・・。







7s24 さあ、受付完了。ゴールゲートをくぐります。

自分がフィニッシュした瞬間を想像します。
DJさんに名前を呼ばれ、両手でガッツポーズをしてこのゲートをくぐるあの瞬間を!

そして、誰も怪我をすることもなく、無事に家に帰る、それが我々の最終目標なのです。


7s25 さて、バスに乗り込み、宿を目指します。
今回はスタート地点に近い宿を選んでくれました。今まではかなり遠かったので、スタートまでの移動が大変でしたから。
「国際観光ホテル・八幡館」です。去年の民宿もよかったけど、今回グレードアップ。

なんと天然温泉です!お値段も高級ですよ~。

7s26 チェックイン。
自転車は、部屋の前の廊下に置いてよいとのこと。嬉しいです。安心です。機材の最終調整も出来ます。

このイベント、地元の方がとても好意的です。
しかも自転車に慣れてきたのか、自転車乗りにとても配慮してくれます。

雨が強く降って来て、明日の天気が心配に。

まずは温泉に入って、旅の疲れを癒します。これは温まる、素晴らしい温泉でした。

7s27 宴会夜の部です。もう一日中飲み続けている感じです(笑)。

目の前にはご馳走がずらり。

まずは運転してくれたM氏に感謝をします。そして酔っ払う前に明日の戦略を練ります。

やはり全員が怪我をしないよう安全に配慮し、無理をしない、皆で助け合うことを確認。
スタートは、集合時間はコースで異なりますが、出発の遅いコースにあわせるのなら問題なさそうなので、130キロコースのスタートで全員同時に出ることにします。まさにチームが一体となった瞬間です!さあ、明日は全力を尽くそう!自分に勝て!乾杯!

7s28 海の幸がメイン。
全体が薄味で、やや上品ですね。前回の民宿の方がコロッケとかアジフライとか馴染みやすかったなあ。やっぱ庶民な我々です。

よーしっ!呑めー、呑めー、呑めーっ!






7s29 しかし、呑み始めたらいきなり「めかぶご飯」が出ました。食べろってこと?おすまし、デザートも・・。ちなみにデザートは冷凍した柿。
番茶が出たときは???。
いくら混んでいるとはいえ、ちょっと急かし過ぎなんじゃないでしょうか?

まあ、嫌と言うほど食べられましたけど。


さあ、明日は朝が早い。9時には就寝です。
天気を心配しながら眠ります。

7s30 翌朝4時。雨の音で目が覚めました。
庭園の池には激しい雨粒が波紋を広げています。

凄い雨です。
くそう、こんな雨の中を走るのか!
だが、やるしかないよな・・・。




7s31 しばらく様子を見ますが、雨脚は強まるばかりか、風も出てきました。

昨日作ってもらった朝食用のオニギリを食べながら打ち合わせをします。

スタート地点で並んでも濡れるだけなので、並ばずにスタートできるギリギリの時間まで遅らせよう、という作戦に決定。宿がスタート地点に近いというメリットを最大に活かします。


7s32 そうと決まれば話は早い。
早朝に起きすぎたので、二度寝ですね!

休日の最高の贅沢はやっぱり二度寝です!

ぐうう・・。皆が眠りだす。

私はこっそりと部屋を抜け出す。



7s33 廊下では、マシンたちが出走を今かと待っている。

「もう少し待っていろよ。走りたいんだろう?わかっているぜ、俺も同じだ。もうすぐスタートまで連れて行ってやるからな!」
そう、バイクに語りかけると、私は興奮を抑えきれず、ロビーへと向かった。
そこでは出走準備をしているライバル達が今にも走り出すところだった。
上下雨具の完全装備が多い。「幸運を祈る。」俺もすぐに続くぜ!

7s34 廊下の窓から空を見上げる。

暗雲が物凄いスピードで流れている。
これは荒れるな・・。
激しい雨に風。

島の自転車イベントは風との闘いだ。島の風には何度も苦しめられた。
海からの激しい向かい風。あの岬を回り込めば追い風になる、っと思っても、岬を過ぎても向かい風なのだ!そう、島の風は海からずっと向かい風が吹く・・。

7s35 部屋に戻ると、やはり興奮を抑えきれなくなった仲間が集まっている。
S田さんがノートパソコンとDVDを持ち込んだ。S田さんが先日完走した「宮古島トライアスロン」のDVDを観ているのだ。

国内でも屈指の難レースをS田さんが半日掛けてゴールをした瞬間をみた時、皆に感動が走った!

「よーし!俺たちもあんな感動を早く味わいたい!もう出ようぜ、スタートだ!」
「おい、焦るんじゃない!今出たら雨で体を冷すだけだぞ。落ち着けよ・・。」
「そうだな。よし5時半だ。風呂が開いたはずだから入ろうぜ」

7s36 「やったぞ!誰もいないぞ!俺たちの貸切風呂だ。最高だよなあ・・・。」

1000メートル掘削し自噴する天然温泉です。
ナトリウムー塩化物泉。
47.5度の源泉が毎分75リットル湧き出す。成分総量4631mg/㎏という相当な濃厚温泉です!

広い浴槽に掛け流しという贅沢さ!
それを貸し切り状態です!
くう、やや油臭のする温泉らしいぬるぬる系。つるつるしますよ。


7s37 露天風呂もあります。
宿所有の広大な松林の中、滝の様にお湯が注がれています。











 

7s39 部屋に戻り準備を始めようとしたとき、駄菓子が床に・・。
M氏が大量の駄菓子を持ち込んでいたのです。
「いや~これが食べたくてさ、一度に大量に買うと恥ずかしいから!スーパー3軒ハシゴしたんだよね。よーし、ちょっと食べない?お腹すいちゃったよ」

駄菓子をぼりぼりと食べながら男たちは最終打ち合わせ。

「しかし、雨が強くなったな・・。スタートどうするよ?」
「そうだなあ・・。雨でもZ坂までは問題ないな。ただ、小径車は雨だと上りのトラクションがな、立ち漕ぎすると滑るんだよね。濡れた路面は危険じゃないかな?」
「その先の下りがむしろ問題だな。タイトコーナーが連続する。下りで無理しないと登り返しが上がれねえ。もし誰かが滑って落車したらチームの皆に迷惑を掛ける。」

7s40 「いや、俺はそんなことを言ってるんじゃない・・。皆に無理をさせたくないんだよ。誰も怪我をさせたくないんだ。みんなで無事に帰ることを優先させたいんだよ!」



短い沈黙の後、とりあえずスタートして辛くなったら走って戻るというのは?と、ある男が問いかける。

「今、参加ガイド読んだんだけどさ、このイベントは途中で帰ってきたりショートカットとかが出来ないんだよ。逆走で帰れないから、途中棄権するなら、回収車を待たなくちゃならないんだ。雨の中で濡れながら。」
「それはまずいな・・。途中でやめて自走で帰れるなら気楽にスタートできるんだが・・。」
「雨の中で待っていたら体調を壊すぜ。」

7s41 重い空気の中、その男はポツリと呟いた。「走りたいけど、走れば濡れた路面も恐れないほど夢中になるから、かえって危険だ。」

おう・・、と皆がうなずく・・。

「走らないで夢だけ見ようぜ。それが自分に勝ったってことだ!」そいつは叫んだ。「それが大人の選択だ。社会人としてここで無茶は出来ない。元気で仕事しなくちゃな!」
「所詮俺たちは、チーム負け組。これも負け組みらしいな。どーんと朝から呑もうぜ!」
「豪気だな。よーし呑むぞっ!」
「呑めーっ!呑めーっ!」

2009年度、佐渡ロングライド。

チーム負け組み、出走せず!

次回は、「佐渡観光バス旅行に行って来ました」を掲載いたします。

折角ここまでご覧頂いた方にこんなオチで申し訳ないので、以前参加したときの記事を。

2007年度・80キログルメライドに参加した時の記事はこちら あの年は、80キロなんてのがあった。ここから数回連載しています。

2008年度・130キロコースの記事はこちら。 この年は唯一の晴天。ここから数回連載しています。どうぞご覧くださいませ。

4回やって3回雨じゃあ、ちょっと今後は評判が心配。開催時期はこれでいいの?観光地のGW明けの閑散期集客対策なんだろうけど、ちょっと考えた方が・・・。3連休の時にやって欲しいなあ。折角のイベントだものねえ・・。

では、また。

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コメント

ポッかぁ〜ん。

投稿: IKD | 2009年5月19日 (火) 10:00

いや~凄いオチでしたね(笑)
でも、そういう考え方も大切だと思いますよ・・・
山に登る人は特に・・・

12人全ての皆さんが一致した考えかどうか判りませんが、
頭を切り替えて観光するなんてのはすばらしいと思います。
(去年の東京マラソンで寒い中無理して走って、何人の人が危ない目に遭ったかを思えば・・・)

投稿: 羽ぴょん | 2009年5月19日 (火) 11:51

さすが大人だと思いました(笑)

投稿: pratto | 2009年5月19日 (火) 12:05

電動おやぢさん こんにちは。
まさか、こんなオチとは・・・・
飲んでいた十六茶を吹いてしまいました。。

佐渡観光旅行記 楽しみにしております。

投稿: ゆたか | 2009年5月19日 (火) 13:15

記事後半に会話のシーンが多くなってきたので、もしや…と思いましたが、やはり…。Z坂を転げ落ちるようなオチですな。

投稿: ecotech | 2009年5月19日 (火) 15:38

日曜日、悪天候の中。
『電動おやぢさん頑張っているんだろうな~』なんて考えていました。
まさか(。・w・。 )のオチに笑いました。
佐渡観光旅行記、楽しみに待ってます。

投稿: ecotechツマ | 2009年5月19日 (火) 18:01

IKDさん、こんばんはー。

呆れてます?IKDの皆さんならわかってくれますよね?「大人の選択」。
いつもどおりですから。呆れないで~。週末にはポケロケを受け取りにお伺いしますので、よろしくお願いいたします!


羽ぴょんさん、こんばんはー。
もう、このオチしかないです。イベントに関しては一体何を書けばいいんだっていう・・。

今回強くリタイアを推進したのも山経験のある方ですね。天候はやはり大事です。山ならこういうリーダーの下で登りたいと思いました。悪天候で無理して突っ込むと最悪遭難ですからね。

3度目なので余裕がありましたから。初めてなら走ったと思いますよ。
今回は、女子部の130キロがメインで、例年210キロ組みも130キロでレクリエーションモードの組みもありましたから。女子がこの天気では無理そうでしたので。一人初参加の方がいまして、その方には私も走ってもらいたかったのですが、もともと足を故障してらっしゃいましたのでこの天気では途中辛くなると判断し、不参加を勧めました。
観光は素晴らしかったです。佐渡の魅力再発見です。


prattoさん、こんばんはー。
大人の余裕、感じでもらいました(笑)?
昨年晴天の中で走ったので、無理することもないかなあって・・。

prattoさんのブログ拝見しまして、面白いっすよ~。フルクラR3のウィリエール、小径車、ポロ乗り、自分に似ている!
一回り年下の分身のような親しみを感じました!ツーリング帰りに銭湯に寄る脱力感がたまらなく良いです!
独特の視点が素晴らしいです~。
やっぱ銭湯のページが好き。ちょくちょく寄らせていただきます!


ゆたかさん、こんばんは。
十六茶を吹き出すほどウケていただきありがとうございます(笑)。
こういう連中なんです。脱力しているんですよ。これからもずっとこんな感じなんでしょうね・・。

佐渡は観光スポットありです。
なんか信州か鎌倉かって感じでしたよ。とても内容の濃い旅行でしたのでお楽しみに~。


ecotechさん、こんばんはー。
流石ですね、このパターンは読まれていますよね。相変わらずなんですよ・・。

まあ、朝に外の雨を見ているメンバーの顔を見ていると、もうこの展開は私も読めていましたから!
最近の脱力さは歳のせいでしょうか?
人生も坂道を転げ落ちてますから!


ecotechツマさん、こんばんはー。

いや~、あんな悪天候の中、走るわけないじゃないですかー、このおやぢどもが!
残り人生は既にロスタイム、辛いことはしないんですよっ。
ちょっと悔しいですが、また来年まで元気でいればよいですから。無理はしませんよ・・。

佐渡旅行は面白かったです。写真も沢山撮りましたのでお楽しみに!
今日は疲れが出たので書けませんけど・・。
しかし、一緒にいてあの連中は変わった人たちだなあと思いました・・。
その感じが書けるといいんですけど。
また読んでください~。

投稿: 管理人(電動おやぢ) | 2009年5月19日 (火) 23:06

なんだかなぁ~

ボランティアスタッフの皆さんには「雨だからや~めた」なんて選択肢はありません。佐渡の方々はイベントに併せてNo Car Dayを実施して移動の不便を被っています。

イベント参加者はお金を払った客であると同時に、多数のボランティアスタッフや島民皆さんの不便に対する我慢に支えられて日常では不可能な楽しみを享受させて頂く身でもあります。

体調や能力の都合で雨の中走ることは危険だと判断して撤退するというのは、それはそれで勇気のいる判断だとは思います。

でも、なんかこうやって嬉々として書かれると、当日走った一人としては雨の中頑張っていたスタッフの皆さんや応援して下さった沿道の皆さんに申し訳ないなぁと感じます。

投稿: hiro | 2009年5月22日 (金) 13:25

hiroさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

佐渡ロングライドへの我々の不参加につきまして、辛辣なご意見を頂きました。
最初に申し上げたいのは、私は、hiroさんをはじめとするあの雨の中を走られた参加者の方々には敬意を表しています。
また、過去の記事をご覧いただければわかると思いますが、2回、3回大会に出走した時、ボランティアの皆さんや、沢山の声援をくださった佐渡のみなさんには素晴らしい運営や励ましをいただき、感動し感謝しております。

今回、出走された方々の完走率は、210キロで81.7%、130キロで84.7%だそうです。あの雨の中、素晴らしい完走率で、参加した皆さんの準備や熱意を感じます。
一方、エントリーしながら出走しなかった方も、210キロで14%、130キロで20%おります。
何らかの事情で佐渡へ来られなかった人、我々のように現地で出走を見合わせた人をあわせて、これだけ存在します。
「佐渡ロングライドを走らなかった人から見たブログ」というものが存在しても良いのではないでしょうか?

我々は決して「嬉々」として不参加を決めたのではありません。大金を払い休暇をとって参加し、大変に悔しい思いをしております。
今回は、過去に2度完走しているので、女子参加者に130キロを完走させたいという目的がありましたが、やはり長距離走行やロードバイクに不慣れなこともあり、雨中走行は危険だと判断しました。途中リタイヤも検討しましたが、ご存知のように佐渡は山脈を回るコースのため、自走でゴールに戻るエスケープコースがありません。回収車もおそらく混雑するだろうと、体調の悪いも者もいるので出走を見合わせました。フォローしながら走る方法もありますが、自分が夢中になったときに困難な人をサポートする自信があるのか?と自分では悩みました。
ならば皆で楽しめる方法を探し、観光としました。

何度も練習をした者、削減された給与から参加費を捻出した者、上司と喧嘩してまで休暇を無理してとった者。
これは「苦渋」の選択でした。hiroさんのおっしゃる「嬉々」とした場面ではありませんでした。

ただ、ブログとしては「あ~あ」という残念なものより、より前向きに楽しんだ記事のほうが、より楽しく読んでもらえるのではないか?(基本的に苦労話は書かない、苦労したことも笑えるように書くことをモットーにしています)とこのような記事となりました。
その結果として、hiroさんに誤解されてしまった点は私のミスです。
参加者の方々、主催者やスタッフ、佐渡の皆さんに、この記事で不愉快な思いをさせていたとしたら申し訳なく思います。

折角佐渡に来たのだから、楽しんで帰ろうという気持ちは我々にもあります。
今回、観光旅行に変更したことで、自転車でイベントで走ったときと同じような楽しさがありました。
佐渡の歴史ある名所(佐渡は昔より中央政府に反した政治犯や思想犯が流されていたので、伝播した中央並みの文化や歴史物があります。)を見たり、地元の人々とのふれあいがありました。次の記事を読んでいただけばわかると思いますが、美味しいものも食べて、佐渡の観光地としての楽しさも伝えたかったのです。

私がこのブログをやっている意味は、過去自分の様々な情報収集でユーザー記事を最も重視しているのですが、訪れたブログ等が「○○へ行って来ました、楽しかった、おしまい。」というような内容で空振ったことも多いのです。
なので、読んでくださる方が行こうとしたり購入しようと思ったときに、少しでも情報になるようにしつこく、くどく書いてあります。

佐渡ロングライドも4回中3回が雨です。今回はスタート時に少雨だったようなので、(携帯サイトの雨レーダーでお昼より大雨になる予報は出ていましたが)出走された方も多かったと思います。この時期は不安定な気候のようで、開催時期を変えなければ今後も雨の可能性もあります。
もしも、今後スタート時に土砂降りだったらどうするのか?
そんな時に、次回以降この記事が少しでも参加する人の役に立てればなあと、そんな気持ちで書いていました。

このブログには、ありがたいことに自転車に乗っている方が沢山いらしてくださっています。
自転車はプロならば勝利の結果のみに集約されますが、我々アマチュアにとって交通手段以外には自転車は遊びであります。その楽しみ方考え方は、走っている人の分だけあります。
我々のやっていることは大変に緩く、ここ数年ブームになったロードバイク乗りの主流の考えとは違うかもしれません。
ですが、これが我々のスタイルです。
このブログで他の自転車乗りの方、イベント関係者の方々を揶揄するつもりなど毛頭ございません。

hiroさんが今後もご活躍されますよう、心からお祈り申し上げます。

投稿: 管理人(電動おやぢ) | 2009年5月23日 (土) 15:47

敵意に満ちた殴り書きのようなコメントに丁寧に御回答頂き大変恐縮です。

実は友人に「こんな人も居たよ」ってここのアドレスを書いてメールをしたら「天候が悪かったら、潔く乗らない、という選択肢もありだと思います。自分の限界を遙かに超えたことをやって、怪我や故障をして、スタッフに迷惑をかけるよりはずっとマシ。視野が狭くなって、他者を自分の杓子定規ではかるのは、hiro にそれだけ余裕がなかったということなのではないでしょうか。」と言われてしまいました。

穴が有ったら入りたい気分でした。

前のコメントで「ボランティアの人々は・・・」とか「島民の方々が・・・」とか書いてますが、結局のところは、210km走ったという達成感に有頂天になって、蓄積した疲労で多様な考え方を受け入れる余裕がなくなっていて、「自分は雨の中頑張ったんだ」という勝手な優越感に浸っていただけなのだと思います。

少し違った視点から見ると・・・「弾丸ツアーで参加して大会が終わったらさっさと帰ってしまった私」と「ゆっくり観光した皆さん」とどちらが佐渡の経済に貢献したか?と考えれば、実は「日常では不可能な楽しみを享受」させて頂いたにも関わらず佐渡の経済に最低限の貢献しかしてない私のほうがよっぽど申し訳ない立場だとも言えます。

「辛辣な意見」は、結局のところ自分が「初めての挑戦で晴れでも緊張するのに悪天候のために更に不安だった時」に「温泉に入って『は~極楽極楽!』な人が居た」という事に、有頂天と疲労感が合わさって視野が狭くなっていた私が耐えられなかっただけのことだと思います。

もし、丁寧な御回答を書くに当たって色々と悩まれたり推敲に時間を使われたのなら、大変申し訳ありません。

今年の私は210kmを走りきるコトだけに集中しすぎだったと思います。次回参加するときには、できれば前後に余裕を持った日程で佐渡に行って、ここに書いてあることを参考に「佐渡を楽しむ」ということをもっと大切にしながら走りたいと思いました。

投稿: hiro | 2009年5月25日 (月) 21:29

hiroさん、こんばんは。
お返事を頂き、ありがとうございます。
私の方こそ、記事の中で参加者の方に対して配慮の足りない表現があったことに気付きました。結果として、hiroさんがこのイベントで得た大切なものを傷つけてしまったと思います。深く反省しております。申し訳ありませんでした。

正直申し上げて、hiroさんからのコメントを読んだ後、へこみました。
自分が書いた記事で、人を不愉快な気持ちにさせてしまったことが、とても辛かったのです。今のシリーズが終ったらこのブログを休止しようとも考えました。

今回の佐渡は、我々も3回目の参加ということで、慢心していた部分がありました。ストイックにしなければならないイベント前日にはしゃぎ過ぎ、モチベーションが落ちてしまったことは確かです。
今になって、やはり辛くてもいいから、いけるところまで走りたかったなと、後悔もしています。

ボランティアの人のことも考えました。最初に参加した時、雨にもかかわらず、コースを案内しながら励ましの声をかけていただいたことを思い出しました。
その感謝として2回目に参加の時は、声援をくれる地元に人やボランティアの全ての人に、必ず「ありがとう」と答えながら走ることを目標として実践しました。これは後半かなり大変でしたが、(漏れもあったでしょうし自己満足でしたが)晴れで130キロコースだったから出来たと思います。
それを思い出したら余計に辛くなってしまいました。

参加者の方も大変だったと思います。hiroさんも210キロを走りきるだけでも相当な困難ですが、あの豪雨の中で辛かったと思います。
皆さんが冷たい雨の中を走っているときに温泉に入っている描写など、私が無神経であったと思います。
該当する記事内の会話部分は削除いたしました。お許しくださいませ。

hiroさんは、タイトなスケジュールの中で210キロを完走され、帰宅されたようですが、思うにこの佐渡のイベントは、参加者に無理を強いている部分もあるのではないかと感じます。
210キロを完走し、当日帰宅する参加者の中にはずぶ濡れで震えている方もいらっしゃいました。
主催者は後泊を奨めるとありましたが、平日勤務の社会人にはなかなか難しいものです。

また、4回開催中3回が雨。自然のことでたまたまだとは思いますし、気象データを見ていないので憶測ですが、もっと安定した気候の時期もあるのではないかとも考えてしまいます。
また、GW明けの頃は、どこの観光地も宿泊客が減るのではないかと。そのために自転車イベントを誘致し、宿泊客を集めているのではないかと。事実、地元の群馬では、温泉地の閑散期に自転車イベントが行われています。
結果としてこの時期の悪天候の中を自転車乗りが走らされ、ボランティアがずぶ濡れになっているのではないかと邪推してしまいます。

このスケジュールでイベントを行うならば、せめて3連休の中日に開催して欲しいと思います。
もっとも天気の良い時期の3連休は、自転車イベントをやらなくても観光客が訪れるので、実現はしないとは思いますが・・。

今回の佐渡で、hiroさんはとても大切なものを得られたのだと思います。
それは羨ましく思います。

私は以前、落車して骨折してから体のバランスが悪くなってしまい、それまでのように走れなくなってしまいました。結果、緩いツーリングを楽しんでいます。
hiroさんも事故にはくれぐれもお気をつけくださいませ。

いろいろと申し訳ありませんでした。
今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: 管理人(電動おやぢ) | 2009年5月26日 (火) 00:12

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