連載小説・企画モノ

2007年7月18日 (水)

また4コママンガを描きました

職場の労働組合の機関紙に4コママンガを描きました。何故そんなことになったかというと、

前回書いた4コママンガの記事に詳しく書いてあります・・。これで2回目です。

謎の生き物、団結くんです・・。若者の組合離れを食い止めるためにも、団結くんには頑張ってもらいます。

Dan 今回のは、どーすか?また意味わかんない・・・?

組合の機関紙自体、全面私一人で記事書いて、印刷して配ってるので、何でもやりたい放題なんですが。

労働組合、結構大切なんですよ。これないと労働条件は雇用主の言いなりになりますから。雇用側に文句を言ってみれば、案外改善されたりもしますし。職場の活性化にもつながりますよ。ほとんどの方は仕事が忙しくて組合どころじゃないでしょうが、日々忙殺されていると、いつの間にか会社にいい様に使われて、気がついたら使い捨て、なんてことになるかもしれませんから。

謎の生き物団結くんは、組合活動に興味津々。もう若者が全く興味ないですからね、労働組合。団結くん偉いぞ。

で、団結くんは新人幹部委員ですから、いろいろな組織の組合幹部が集まる集会に初めて参加したのです。

そして集会のクライマックスは「団結ガンバロー!」です。これねえ・・・。最初恥ずかしくって私出来なかったンすよ。今時シュプレヒコールですよ。古臭いですよね、60年代じゃないんですから。

けどまあ、慣れてくると、一応出来ます。これやったからって何が変わるわけじゃないんですけど。

スタイルは、脚を肩幅に開き、左手は腰、右手はコブシでスタンバイ「団結用意」です。

「○○要求を勝ち取り、闘争勝利するぞ!団結がんばろーう!」って偉い人がやると皆いっせいに「がんばろー!」と叫び右手のコブシを突き上げるのです!

・・やっぱ恥ずかしい・・。最初コブシを上げられませんでした。けど、馴れです。やればいいんですから。様式美の世界です。

団結くんは興奮のあまり、また失敗しましたけどね・・。こんなに夢中になるのも問題ですが。

今年は全く組合活動をやらないつもりでしたが、後継者が育たず人材不足です。なんと言ってもうちの業界は新人採用がほとんどないですから、組合員が増えないんですよ・・。だからまたちょっと今年もやっちゃったけど・・。組合活動って、やっぱ私馴染めないんですよ。ああいうの夢中になっている人って、なんかねえ・・。人生って他にやることあるよ、うん。だからちょっと引いて、実務をこなしていけばいいのです。来年度こそはきっぱりやめます。夏の組合全国大会も今年は辞退しましたし。もうすぐ参議院選挙なんでちょっと政治の臭いがしてるんでね・・。ただ思うに、この国はこれからどうなっちゃうんだろう?って心配なことが最近多いですよ。この選挙を機会に、皆でそろそろ真剣に国の将来のこと考え始めたいですよね、人任せじゃなく。

4コママンガ、は頑張ります。これ団結くん以外のキャラはうちの組合幹部ですが、結構似てるんですよ。組合に中ではなかなか好評でした!

団結くんの顔の形は、ここだけの話し、ちょっと危ないっすよね・・。

では、また。

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2006年11月21日 (火)

4コマ漫画に挑戦!

長く人生やっていると、いろいろなことをやらされるわけで・・。

まー、特に群馬に帰ってきてから、何でこんなことやってるんだろう?ってことを随分やってきました。結構楽しみながらやってたりするのですが・・。

昔なんとなく覚えた芸が、いろいろ役に立つこともあるもので、そのパターンが今多いなあ。若い頃、いろいろ首を突っ込んで、ちょこっとさわりだけ経験してきたことが、おやぢになって実を結んでいるのだと考えたいですね。

今回やったのは、職場の組合の機関紙に4コマ漫画を描いてみました!

Manga3_1  その名も「団結くん」(笑)・・・。

 職場の組合で、前年度は副委員長という役員をやっていて、さらに他に二つの組合の副委員長と幹事をやっていたのですが、さすがに今年度はもう疲れてしまって、一歩退いて執行委員という位置です。

しかし、教宣部という広報の仕事もすることになり、じゃあ組合新聞を作ってくれと頼まれまして・・・。

一人きりでB5サイズの4面の新聞を作りました。記事を考えて・・。で、やっぱ新聞ともなると欠かせないのが4コマ漫画ですね。

県内の組合でも機関紙に4コマ漫画がブームとなって来ましたので、私もチャレンジして描いてみたのですが・・・。どうです?

面白いですか?意味わからない?

要は、労働組合の活動って、闘争勝利とか言って、ストライキやら団体交渉で座り込みとか、ちょっと喧嘩っぽい怖いイメージがあるんじゃないかと思って、そうじゃなくって、みんなが問題意識を持って仕事や待遇を改善していくんだよ、だからみんな気軽に参加してね!っと言うことをアピールしたかったのです。創刊号だしね。

組合の名前はモザイクが入っていますけど、やっぱやばいんで名前は伏せます。関係者は実名でコメントしちゃだめですよ。

ヘルメットかぶった過激派スタイルが出てきますが、実は若かりし頃の私の憧れたスタイルなんです。高校生の時は若気の至りで左翼思想にはまってしまい、過激な活動家を目指し、大学も学生運動をいまだにやっているところをわざわざ選んで入学したのですが・・・。キャンパスで、本当にこんな格好した、文字が書いてあるヘルメットかぶってタオルで覆面して角棒を持って(女の子も結構いた)隊列を組んで行進し、大学事務室の窓ガラスを叩き割った過激派を目撃!怖!暴力じゃん。もう一気に覚めました、親に折角入学させてもらったのに、あんなことやっちゃいかんと。そんな思い出から、団結くんにこの格好をさせました。

団結くんのキャラはどう?何の生き物なんだろう?一生懸命頑張るんだけど、力が入りすぎて緊張から恥ずかしい失敗ばかりする憎めない奴、という設定です。こういう漫画は、ほのぼのうっかり、が基本ですから。

これからも団結くんが、どういう組合活動をしていくのか、好評でしたら連載するつもりなんですけどね、どうですか?ほんとに・・・。

では、また。

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2006年10月17日 (火)

村上春樹小説の思ひ出。

村上春樹さん、ノーベル文学賞受賞の噂がありましたが、惜しかったですね。候補といわれるほど海外での人気は凄いものがあるそうです。日本人作家のなかでは。

私も会社員の頃に結構読んでおりました。通勤の満員電車がほんと嫌いで、何とか気を紛らわす為に、文庫本をぎゅうぎゅう詰の車内で顔ギリギリに近づけて。それで93年頃までの作品は殆ど読みました。ですから読んだのは文庫本のみです。

村上春樹の小説は人によってかなり好き嫌いがあるようですね。特に小説好き、文学好き本好きの人からの評価は著しく低い気がします。戦前戦後の純文学好きな人には小説じゃないくらいの言われようで、ミステリー好きな人は読む気も起こらないらしいですが。私はあの村上ワールド結構好きで、なんか主人公の斜めに構えたような生き方もしてみたいのです。

ノーベル賞騒ぎで、読者層が拡がるといいですね。海外では、従来の日本人作家の持つ日本文化じゃなくて、クールな視点と言うか、現代の閉塞感うんぬん、なんかわからんがウけてるらしいです。ま、村上さん本人はあまり感じず坦々としてるんじゃないでしょうか、もともとメジャーな賞にあまり縁が無い人ですし。

内容的には似たり寄ったりで、社会に斜めに構えた「僕」が、陰と妄想癖のある美人(カタカナ名)と出会って、不思議な関係を持ちつつ、妙に理解を示された僕が何かに気が付き納得し、次の人生に向かう、みたいな・・。

Mura

本棚にこんな感じでありました。なんか違うのも混ざってますけど。

これを機会に村上春樹を知った方に、93年頃までの作品で読みやすいものをご紹介します。

作家を最初に読む時は短編がお薦めですが、この人の短編はますます訳がわからないかもしれませんね。ちゃんと小説っぽいのが読みたい方は「ノルウェイの森・上・下」でしょうか。ベストセラーですね。ただなんか物足りないかもしれません。大人のポルノ小説みたいな売れ方でしたが、官能小説としては中途半端ですし。ただ私は綺麗な話だなあと思いましたが。

初期の青春小説が、村上ワールド全開でわかりやすいかもしれません。デビュー作の「風の歌を聴け」、「1973年のビンボール」「羊をめぐる冒険・上・下」が70年代青春三部作と呼ばれている初期の連作です。だんだん冒険小説っぽくなってきます。これ読めましたら受け入れられるかもしれませんねこの世界。「ダンス・ダンス・ダンス上・下」は80年代モノで3部作の続編です。この辺までは一気に読めるかもしれません。

そうしましたら、お薦めは「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド上・下」です。これは別格です。傑作です。この小説はちょっと他作品とテイストが違った感じで、SFっぽいんです。まったく別の話が同時に進行して、段々リンクし、最後それが合わさってしまう。その後は既に読み終わっている片方の話の中で終わりの無い世界の話が永遠に続くという・・・。凄い凝った作品です。これには正直唸りました。ちょっと最初に読むにはとっつき難いのですが、訳わからなくなりそうだし。妄想の中にもう一つの妄想があるような、ファンタジーって言うのかなんなんだか。とにかく私は一番好きです。

その後は、他の人とのコラボとか、エッセイとか。で、それ以降の「国境の南、太陽の西」はあまり印象に残っていません。ノルウェイで一発当ててそっち路線で行くのかみたいな。普通の現実世界を描き始めてしまいました。そのあたりで私は会社員を辞めて満員電車に乗らなくなったので、小説そのものを読まなくなったのです。「クロニクル・・・」は途中で読むのをやめてしまったし。また最近の、カフカ~とか読んでみたいですね。正月休みに一気に沢山読もうかな・・。

さて、ここからが本題です。ははは。

村上春樹には甘酸っぱい青春の思い出がああ!ノルウェイ・ノノノノルウェーーーイ!

じゃあここから先は、当時の出来事を、村上春樹風の文体でお届けしましょう!上手く書けるかなあ・・・・?凄い試みですね!

「1993年のノルウェイの国境」 村下春木

 日曜日の午後、ピッタリ5分30秒茹でたスパゲッティを皿に盛りガーリックソースを絡めた時電話が鳴った。やれやれ、と僕は思った。こんな時に電話をかけてくるのは、僕に何かを求めてくる人間か何も求めない代わりに時間だけを奪っていく人間だ。スパゲティが伸びる事を相手に告げ電話を切るかまったく無視するかだ。夕方の空気を響かせる電話の音に何の期待を抱けばいいのだろうか。ため息をつきながら僕は受話器を上げた。「久しぶりね。」その声に僕が感じたものは、懐かしさ。言葉にすればたしかそんなものだ。言葉を交わすうちに、学生時代に図書館で出会った彼女の肌の温もりまでも思い出した。「君は今どうしているんだい?」僕は一番聞きたかったことを口にした。「そんなことは今ここで言えるようなものじゃないわ。だってそうでしょう?昨日したことと今日したことが同じわけでもないし、明日なんて何もわからない。はっきりと言えることは、今あなたに電話をしてる。それくらいなのよ。で、あなたは、いまどうなの?」「ぼくは、スパゲティを茹でている。そして伸びていくのを眺めている。」「あら、ごめんなさい。けどね、この世の中には、伸びてしまったスパゲティを食べる人と、アルデンテのスパゲティを食べられる人の2種類の人間しかいないっていうことよ。わかる?」「いや、わからないね。」「まあ、いいわ。けど、私との時間を共有した中で伸びてしまったスパゲティをこのあと食べるっていうのも悪くないわよ。」「悪くない。」僕は独り言のように呟いた。「あなたって、昔から変わらないわ。何でも今ある現実をそのまま受け入れるの。そして後から考えるのよ。それで私達はだめになったのかもしれない。ただ、スパゲティを今食べるのって、食事という行為で人生の穴を埋めているに過ぎないわ。そのスパゲティを食べるのは雪かきと同じよ。しなくちゃいけないものなの。」「スパゲティが雪かき。ふむ、面白い表現をするね。」「そうじゃないわ、私が言いたいのは、それはうどんじゃだめなの、そこにスパゲティがあることがあなたの人生なのよ。」「なるほど」と僕は言った。スパゲティの皿をぼんやり眺め、輪切りの唐辛子が星雲で刻んだガーリックが惑星の宇宙を見た気分になった。「じゃあ、僕の人生は伸びきったスパゲティが表現する宇宙みたいなものなの?」「それはあなた次第よ。もしあなたがアルデンテなスパゲティみたいな人生を望むならば、きっと硬く茹でる日々を送ると思うの。」「君にもアルデンテな人生が訪れるといい。」「私は嫌だわ。そんな硬い人生は。少し伸びきった方がいいのよ。あなたもそうしたほうがいいわよ。少し伸びてしまうの。人生が3倍楽しくなるわ。」「なるほど。けど、今日の君は随分喋るんだね。」「最近私、村上春樹の小説を読んでいるのよ。そうしたらこんな喋り方になったわけ。わかる?」「ああ、実は僕も最近村上春樹ばかり読んでいるんだ。これは偶然なのかな?」僕は同じ小説を二人が離れていても読んでいたことがとても嬉しかった。「それは今にわかるわ。あなたって昔から勘がよかったじゃない。それが変わってないのがきっとわかるのよ。」何か予感を感じる、そんな癖は昔からあった。-予感という名の偶然は必然に変わるー米国の三流小説家が唯一書いた長編小説のなかの一節を思い出しながら僕は受話器を置いた。僕はテーブルの上のスパゲティの皿を見つめてため息をついた。ため息をつくだけの価値はあった。伸びきったスパゲティを食べる人生をこれから送りたくないのだけは確かだった。

おしまい。

どうでしたか?村上ワールドになっています?思い出せるフレーズを盛り込んでみたんですが。15分で書いたのでもうちょっとですねえ。そんなわけで再会したのですが、現実はそんなに上手くいかなかったす・・。

では、また。

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2006年3月28日 (火)

今年もサクラサク

春ですね~。ここ数日暖かいですよね。もう桜は咲きましたか?東京では先週あたりから咲いているようですが、ここ群馬では10日ほど遅れているのでしょうか、まだなんですね。

職場には沢山の桜の大木があります。桜は咲きそうになると蕾がぷっくらと膨らんで、ピンク色になってくるんですね、咲いているときよりピンクなんですよ。例年開花の瞬間を桜男君と桜子ちゃんの会話でレポートして来ました。昨年は4月6日に書いていますので読んでみてくださいね!あれあれ~、今年も桜たちのおしゃべりが聞こえて来ましたよ~。けど今年はちょっといつもとは違うみたいですね。

「はあ、はあ、どう?どうなの今年の感じ、桜子ちゃん、咲きそうなの?ねえ、どうなの?」「ええ?桜男君、今年はどうしたの、な、なんだか、いつもと違う、違う感じなの!いつもは我慢してって言っても、春風が吹いただけですぐ先に咲いちゃうくせに・・・、まだ咲かないなんて、なんか変よ、変なの!」「ふふふ、桜子ちゃんのほうが、なんだか先に咲きそうみたいだねえ?ほら、ほらほら!」「あああああ!す、凄い、桜男君、どうなってるの?桜男君じゃないみたいに凄いのオ!な、なんだか、私が先に咲いちゃうみたいな感じ・・!」

「くくく、いいんだぜ、我慢なんてしなくっても。ほら、もうこんなに蕾が膨らんで、咲きそうなんだろう?今年は俺より先に咲きたいんだろう?どう、これどう?どうなんだよ!」「はううう、そ、そんなことしたらだめ!蕾がもうもうもう、咲いちゃうよお!」「おーし、おらおら、もう咲けよ!それともこのまま蕾でいたいのか?ええ?」「あああ、やめないで、酷い、いじわる・・・。先に、咲かせて、ください・・・、もう、もうもう咲いちゃうのよお!」「よーし!咲くんだな?咲きそうなんだな?おーし、咲いていいんだぞ!おらおらおらおらあああーー!」「くううう!だめだめだめえ、もう咲いちゃうううう!」「おらおらおらおらーーー!先に咲けよ!咲いちまえよおおおお!うおおおおーーーーっ!・・・・・・うっつ!!」

「はあああ!・・・え?・・・ええ?な、なに?桜男君、ま、まさか、咲いた・・・のお?」「・・・・はあああ・・・、ご、ごめん・・・。」「ええ!?うそ?嘘でしょ?あ?ああ・・・・。花びら開いちゃってるう!うそお!また今年も先に咲いちゃったの・・・。」「・・・・ごめん、桜子ちゃん、ごめん・・・ね・・。」

職場の桜の古木の枝に、花が一つ咲いておりました。きっとこんな会話があったのかもしれませんね・・。明日からまた寒くなって、花冷え状態だそうで。風邪等ひかれませんようにお気をつけくだいませ。

では、また。

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2005年9月17日 (土)

連載小説・特員ナムI、その4話

ぐふー。
背中の痛みで、とうとう整形外科に行きました・・。
骨折箇所をかばいながら無理をしたため、反対側の
背中の筋肉が堅くなり、腫れているようです。
超音波治療を開始。パソコンが一番いけないんだそうですが・・。

さて、特務用務員シリーズ、最終話です。

Iは苦悶した。
「人を一人殺めてしまった・・。もう、元へは戻れない。
いや、もう、文部科学省を離れて、ここで、のんびり暮らそう。
東京では生きていけない・・。」
Iは、局長に辞表を提出し、特務用務員を辞めた。
もし、特務用務員の存在を他人に漏らせば、「スタッフ」が
お前を消しに来るだろう、と脅されたが、そんなことは百も承知だった。
胸の44マグナムが無くなると、急に不安になった。

Iは、天職だと思えた用務員の採用試験を受けたが、どこも
自治体合併の余波で人員削減の折、採用を行っていなかった。
理想の用務員を夢見ていたIは落ち込んだ。毎夜、養老の瀧で
飲んだくれ、金を使い果たし、内臓を壊した。

失意のうちにIは茨城に行き、心機一転、農家になった。
有機農法で理想の米を生産する為に頑張った。
稲穂が実り、明日収穫という日にイナゴの大群に襲われ、全滅した。

多額の借金を抱えたIは、逃げるように東北の温泉場に流れた。
風俗店の呼び込みをやったが、堅い性格が災いして上手くいかなかった。
追手を逃れ温泉場を点々とし、とうとう下北半島先端の大間に辿りついた。

そこで、漁師の見習いからはじめ、一隻の小型漁船を手に入れて、
津軽海峡の近海マグロ一本釣りに賭けた。一攫千金で借金の返済をするために。
が、海峡物のマグロは手強く、素人に釣りあげられるものではない。
借金取りに見つかり追い詰められたIは、周囲が止めるのも聞かず、
嵐に荒れ狂う津軽の海に、一人で船を出した。
大間の港に、Iは二度と帰って来ることはなかった・・・。

30年後、日本は息を吹き返し、再び高度経済成長を遂げた。
その影で、経済を支える労働者を育成する為に、昔、中学校を救った
特務用務員と呼ばれた男の活躍があったことを
もはや、誰も知る人など、いない・・・。

完。


なんでこんな悲惨な話になっちゃったの・・?
これが私の人生?
では、また。

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2005年9月15日 (木)

連載小説・特用員ビッナムIその3話

むぎぎー。
背中痛いですー。
パソコン打てません・・。
背中を左に曲げて打ってます。

さて、用務員バトルに決着が!
連載、特務用務員第3話です。

「おばちゃん!・・・死んだのか・・。なんでなんだって、おばちゃんが敵なんだ・・・!
くそう、わからない。局長!局長、応答を願います!局長!」
「どうした?!ビッグマグナムI,何が起きたんだ?!」
「たった今、おばちゃんを・・暗黒用務員を射殺しました・・・。」
「・・・そうか、確かに暗黒用務員と言ったんだな、よくやったI。それが敵なのだ。」
「しかし、局長!おばちゃんが敵だったとは今も思えない。」
「気にするんじゃない、I。後のことはこちらに任せてくれ。まもなくそこへ「スタッフ」の
メンバーが急行する。死体の処理は「スタッフ」が行うから、君はいつもどおりの用務員の仕事に戻ってくれ。そして警戒を続けるんだ。
いいな、誰にも気付かれるなよ。任務、ご苦労であった。」
「局長!待ってくれ。局長!・・・くそ!」

電話を切ると同時に、ヨド物置の扉が内部からがらっと開いた。
中から黒いスーツとサングラス姿の男が3人出てきた。
「君がビッグマグナムI君だね。任務遂行ご苦労だった。後の処理は我々
「スタッフ」の仕事だ。君は早くいつもの仕事に戻ってくれ。」
彼らはあたりに散った血潮をふき取ると、おばちゃんの死体を大きなビニール袋に入れ、
抱えたままヨド物置の中に入り扉を閉めた。
「ちょっと、ちょっと待ってくれ、あんた達は誰なんだ?!暗黒用務員のことを
俺に教えてくれ!」
Iは慌ててヨド物置の扉を開けたが、誰もいなかった。
おばちゃんと一緒に運んだ生ゴミだけが、そこで異臭を放っていた。

それからしばらくして、おばちゃんは病気で退職したと報告され、代わりに臨時の用務員のおばさんが来た。
暗黒用務員かと疑ったが、どうやらそうではなさそうだ。
春に、何人かの黒装束の女性が、用務員にならせてくれと応募したが、教育委員会は
人員削減の折、補充採用はしないと突っぱねた。
それが時代流れなのか、正規の用務員がこの学校に採用されることはなかったのだ。
これでは流石の暗黒用務員も手が出せない状態だ。
また、平和な日々がこの中学に訪れた。

が、しかし・・。

続く。
では、また。

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2005年9月14日 (水)

特務用務員・暗黒編 第2話

むぎー。
せ、背中が痛い・・。
今日も激しい仕事でした。
折れた体に、鞭打って頑張っております。
わき腹から背中への痛み、今夜はコンビニで立ち読みも
出来ないほどの痛みでした。
立っている時、座っているときが痛い。
先ほど、インドメタシン3・5%の最強湿布を張りましたが、
痛いです・・。

さて辛い時は、ネタです。
本当の敵の出現に、特務用務員は戦いを挑む!
これは教育界への挑戦状だ!

特務用務員ビッグマグナム‘I‘暗黒編 第2話


おばちゃんはIに向かって叫んだ。
「そうさ!私は暗黒用務員。この学校で起きる事件は全て私が操っているんだよ。
今もこうして、生ゴミの臭いを学校中に充満させ、子供に不愉快な思いをさせ、
苛立ちや暴力を引き出し、そしてこの学校を混沌の渦に巻き込んでいるのさ!」
「な、なんだと!そんなことはさせない!この特務用務員がいる限りは!
そ、そうか、おばちゃん、あんたが本当の敵だったのか?!暗黒用務員が敵なのか!」
「気がつくのが少し遅かったようだね、特務用務員。悪いけど消えてもらうよ!」
その瞬間、おばちゃんは割烹着の前ポケットからベレッタを取り出すと、その銃口をIに向けた。

Iは反射的に、そう、訓練で何度も繰り返した反射だけで、胸のホルスターから44マグナムを引き抜いた。
一瞬早くおばちゃんのベレッタが火を噴いた。その乾いた音が耳に届く前に、Iの頬を銃弾がかすめ、肉片が宙を舞った。肉が焼ける匂いがした。
Iは重力に任せるがまま44マグナムの銃身をおばちゃんに向かって振り下ろし、トリガーを引いた。
Iの頬から散った血飛沫を貫いたマグナム弾は、おばちゃんの体を吹き飛ばし、壁に叩き付けた。
おばちゃんの腹には大きな穴が開いていた。
「あ・・おばちゃん!撃つつもりじゃなかったんだ!しっかりしてくれ!まさか、おばちゃんが敵だなんて、
そんなバカな、おばちゃん!」
「くくく、いい腕前だねえ・・・、あんたを見くびっていたよ、特務用務員。
ゴフッ!だ、だけどね、よく聞きなよ・・。あたしが死んだって、第2.第3の暗黒用務員が
この学校に来ることになっているんだ・・・。この闘いは終わらないのさ・・。
グッ、か、必ずお前を倒してやる・・。わ、我々の組織・・、ブラック・・・うっ・・・」

続く。
では、また。

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2005年9月12日 (月)

連載小説・特務用務員ビッグマグナム‘I‘暗黒編

げほげほ。

えー突然ですがネタやりまーす。
人間ドックシリーズは、バリウム下剤編とかあるのですが、
もう飽きましたね。

以前やった、特務用務員シリーズの続きです。
あらすじは、日本で唯一拳銃の携帯が許された
「特務用務員」が主人公の、中学校が舞台のバイオレンスサスペンスです。
詳しくは、この日記の下から戻って6月のページを見て、
6月16日~22日をご覧ください。

特務用務員ビッグマグナム‘I‘暗黒編 その1

それから3ヶ月たっても、この中学校に事件は起こらなかった。
Iは平和な学園の日々に慣れ、居心地のいい毎日を送っていた。
「ああ、平和だ、仕事ものんびりしているし、
いい所だ。もう東京には戻りたくないな。文部科学省にいるよりも、このまま
用務員としてずっとここにいたい・・・。」

「ああ、Iさん、生ゴミを捨てに行くんで、手伝ってくれないかねえ・・」
「あ、おばちゃん、いいよ。俺半分持つよ。」
(おばちゃんは良い人だ。この学校のもう一人の用務員として長いのだそうだが、用務員のことが何もわからない俺に仕事を教えてくれた。なんだか田舎の母さんを思い出すような、
優しくて暖かいおばちゃんだ。)
「あんたがこの仕事を始めた時は、正直どうなるかと思ってたんよ・・。
東京の大学出た奴が務まる仕事じゃないってねえ。けど、あんたよくやってるよ。」
「へへへ、皆、おばちゃんのおかげだよ。ありがとう、おばちゃん。」
「何言ってるんだい、照れるじゃないか。さ、生ゴミをこのヨド物置に入れとくれ」
「うん、おばちゃん。あれ?あっ!大変だ!ビニール袋に穴が開いてるよ!
ああ、生ゴミの汁が、廊下にずっとこぼれてるよ。学校中が生ゴミ臭くなっちゃう!俺拭いてくるよ!」
「いいんだよ・・・、Iさん、そのままにしておきな・・。」
「え?だめだよ、これじゃあ子供達が臭くて勉強できないよ!」
「くくく、それこそ思った通りさ・・・。」
「なに言ってるんだい!?おばちゃんどうしたのさ?」
「だって、あたしが生ゴミの袋に穴を開けたからさ・・・。」
「おばちゃん?!あんたいったい・・・?!」
「ふふふふ、噂どおりに、ほんとに鈍いんだねえ、
特務用務員さん!」
「う、おばちゃん、あんたいったい誰なんだ!?」
「あたしかい?あたしは暗黒用務員さ!」
「あ、暗黒用務員だって!?」

続く。
では、また。

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2005年9月 8日 (木)

うれし恥ずかし人間ドック・その2

むっきょーん。
本日仕事しました。普段こんなに仕事無いだろ?
ってくらい依頼が多くて、アバラが痛い一日でした。

ふー、そういえば、自転車界のヒーロー、忌野キヨシローさんの
盗まれた自転車が見つかりましたね。よかった。
総額160万円の自転車と大々的に報道されてまして。
私の自転車も、キヨシローさんのと金額で比べればフレームが半額の、
ホイールが4分の一といったとこで、あとのパーツはほぼ同じです・・・。
危ない・・・、奥様には10万円って言ってあるんだ・・。


さて、人間ドック。
さあ、いきなり人間ドックのメインといわれる直腸触診レポートですよ!

前回の病院では直腸触診が正常位で大変恥ずかしく、
今回は慣れた後背側位で油断していたんですよね・・。

私は、むき出しになったお尻をその外科医に向け、安心していました。
彼は、私の左尻をわしづかみすると、ぴっちりとゴム(手袋)を
装着した人差し指を入り口にあてがいました。

今までの男は、何度も指を浅く挿入ては、馴染み具合を確かめるように、徐々に私に入ってきたのです。
経験の浅かった私は怯えながらも、
その優しさに身をゆだねたりもしました。

しかし、その男は違いました。
有無を言わさず、いきなり私の一番深いところまで、
一気に挿入ってきたのです!
しかも、尋常でなく太い、そのモノを根元まで押し込みました!
(ぬっがあああああーー!)
私は心の中で叫びました!

彼の勢いはとどまりません。
過去の男は、第一関節を優しく曲げながら、私の体を探る様にしましたが、
その男は、まるで自分の太いモノを誇示するかのように、
全体をグラインドさせ、私の中をまさぐり続けるのです!
そして、さらに深い場所に何かを求めるように、
貫かんばかりに突き進んできました。
(だ、だめえ!これ以上、壊れちゃううう!も、もうもう、もう!)
しゅっぽん!
その瞬間、彼のモノが引き抜かれました。
頭の中は、真っ白になりました。
私のあの部分から、熱いものが伝わるのを感じながらも・・・。

彼は私を見下ろすかのように、語り掛けました。
「直腸、前立腺ともに異常ないですね。
痔もありませんでした。」

私はまだ呆然として、看護婦さんがティッシュで処置するのを
受け入れていました。
彼は、さらに私をその後辱めたのです!
続く・・・。

では、また。

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2005年9月 7日 (水)

うれし恥ずかし人間ドック

ほげほげ・・。
小心者の私は、骨折とわかってから、痛みが激しくなり、
本日お休みを頂きました・・。
昨日まで腕をぶんぶん回していたのに、今ではうずくまっています。
痛くて眠れず、バファリンプラスを飲みました・・。

そんな今日、先日の人間ドックの結果が届きましたので、
発表します。

そういえば前回の人間ドックレポート、
盛り上げといて、肝心の直腸触診の直前で飽きてしまって書きませんでしたね。
思い出して書きますと、K沢病院の外科医に肛門に指を挿入されたんですね。

そう、あの時特筆すべきは、体位ですよ!
その前のU氷病院では後背側位でしたが、そこは正常位!
しかも、脚を折り曲げて局部をさらす屈曲位の自分の手で
足を持ち抱えるバージョンです!
この体位は、相手の羞恥心を刺激し、さらに自分の手で足を抱えることによって
積極的に辱めを受け、挿入感も深い、という
かなりマニアックな体位なのです!
この時「さあ、自分で脚を持ってごらん、恥ずかしがらずに・・・、
そう、君は自分でそんな格好をしてるんだよ・・・。」
という、お決まりのセリフが加われば完璧です。

それなのに、若くて結構かわいくて、かなり好みな看護婦さんに、
「はい、仰向けになって、じゃあ、自分で脚を持って広げてください・・。」
と事務的に言われたのです。
今までざんざん言ってきた事をこんな風に言われるとは思いもよりませんでした。
パンツをずらした格好で・・。

医者は私の肛門の中を散々いじめて調べつくして指を抜き去りました。
私はまたほとばしってしまい、その看護婦さんに処置してもらいました・・。
よせばいいのに、これで検査は終わりですか?とその看護婦さんに聞いてしまい、
バッチリ目が合ってしまった!恥ずい!
看護婦さんも馴れているのでしょうが、ちょっと顔を赤らめました・・。

で、今回のH高病院では、慣れた後背側位でパンツをずらされました。
これならそんなに恥ずかしくありませんが、ちょっと物足りなさも覚えていました。
しかし、そこに大きな落とし穴があったのです!
続く・・。

本日の画像は、まだ元気な頃の、
久しぶりのシマノバイカーズ2日目ツーリング編です。
坂を登って丘の頂に出たら、草原に花が咲いていました。

では、また。

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