碓氷川サイクリングロード
週末、自転車に乗るときは、やや本気モードの場合は利根川サイクリングロードですが、まったりと散歩走りをする時は、碓氷川サイクリングロードを走ります。
利根川は先日掲載しましたので、今回は碓氷川の道をご紹介します。
群馬県高崎市から、安中市を碓氷川沿いに遡り、このように後半は田園風景の中を奇岩で知られる妙議山を見ながら、のんびりと走れるサイクリングロードです。
周辺に交通量の少ない農免農道があるので、ローディーの方もトレーニングに使えます。安全でご家族連れやスポーツサイクルに乗り始めた方にもお薦めの道です。ただ狭い箇所が多く、ローディーの方が下ハン持ってもがくのは広い道に出てからでお願いしたいところです。おばあちゃん散歩してますから・・。
高崎市乗附(のつけ)町にあります乗附緑地の広い駐車場。ここはゲートボール大会がなければ空いています。もう少し上流に無料の釣堀もあり、そこにも駐車場があります。
ここをスタート地点に設定しました。
この撮影時は、15時半あたりのスタートでしょうか。夕方に向かう時刻です。
ちょっと距離を稼ぐコースならば、駐車場から道に出て、高崎方面に走ります。すぐにここで左折です。
反対向きに安中方面に走ると、達磨でおなじみの少林山達磨寺がありますので観光にお薦めです。
鼻高橋でサイクリングロードに合流できますが、自転車道でもある歩道部分を走ったほうが良いでしょう。交通量も多く車はスピードをかなり出しているので車道は危険です。今日も自転車でバンクを走るのを職業とされている方がピストで自転車道歩道をまったり走っていましたから、無理せず見習いたいですね。
で、こちらのコース、碓氷川の堤防を下流へ、緑色の舗装を辿ると最初の大きな橋、八千代橋があります。高崎市役所庁舎のビルを前に見ながら左折してこれを渡ります。高崎方面から自走の場合は、和田橋などから烏川を渡り、この八千代橋を渡ります。
橋の上は結構狭いので、気をつけてください。
八千代橋を渡ると道なりに左折。ここからいよいよ碓氷川を上流へと走ります。
ラグビー場、野球場を左に見ながら、国道18号沿いをしばらく走ります。
その橋を左に見ながら、さらに直進。
自転車もあまり走っていないし・・。
実はこのルート、以前ならご家族連れにはあまりお勧め出来ないコースで、少林山コースをお薦めするところでした。
なぜならこの先で、車道と合流し、ここが大変狭い難所で危険でありました。
しかし最近、前方の橋の下をくぐる迂回路が完成して、大変安全で快適になったのです。
以前はここを直進していたのが、このようにぐるッと曲がって河原に下るわけです。ブレーキかけてスピードに注意してください。
この先しばらく国道18号を右下に見ながら走ります。右に国道の休憩所がありトイレが利用できます。そこを過ぎると国道の高架のトンネルをくぐりすぐに左折、堤防に戻ります。JR信越線の鉄橋をくぐりますが、急な下り坂上り坂に注意。また堤防に戻り、この場所に出ます。
この石井橋の交差点は交通量もあるので横断には気をつけてください。交差点を直進し、しばらく堤防を走ると鷹巣の崖を目の前に、鷹巣橋がありますので、左に橋の下をくぐる迂回路があります。くぐってすぐ右の坂を上って車道を爆走するもよし、公園内をまったり走るのもよし。交通量の少ない広い道になり、大きな運動公園の横を通り、テニスコートを過ぎたところの左にある橋を渡りすぐ右折です。
この辺りは道も狭く、私の後輩が部活の帰りで、道に広がって歩いたり自転車に乗っていることがあるので、抜く時は後から声をかけてあげてくださいね。
中学の向こう岸に、湯沢温泉という旅館が見えます。沸かし湯の鉱泉旅館ですが、最近は通常の営業はやってらっしゃらないみたいです。夏休みの高校合宿とかは賑わっています。
私の母も元気な頃はここが好きで、友人とカラオケを楽しんで何度か宿泊していましたが。その縁で、私も結納をここでやりました。静かな日の、良い思いでです。
城下橋という広い道の交差点に出ます。ここで3つのルートが選べます。
ローディーの方は迷わず右折し橋を渡り、最初の広い道を左折すれば、ここからは農免農道コースでLSDモードから開放され一気に飛ばせます。ご家族連れのサイクリングならばやはり橋を渡りきって、すぐ左折の安全なサイクリングロードをお楽しみください。まったり散歩派の私は、ここを直進、歩いている人も少なく、車もほとんど通らない快適な道です。
上流にダムもなく、流域の人口も少なく工場もないので、清流の趣があります。もう少し上流に行くと大きなカジカが泳いでいます。
この先に見える橋(安妻間橋)の左に出ますが、橋を渡らず左折し、葬儀ホールと公園の間の道を行きます。
右手の米山公園はトイレもあり休憩できる東屋もあります。
公園を過ぎて、この十字路、セブンイレブンがあって補給が可能です。
ここを右折すると橋(米山橋)の右下をくぐるとサイクリングロードです。サイクリングロードで走ってきた方は、米山橋の右側に出ますので橋を渡って公園の間から橋をくぐります。
私は直進します。やや車は通りますが快適です。とにかくドンドコ直進です。
この先は、こんな感じで、フラットな自転車天国。ローディーの方は右手山際の農免農道からこの辺を周回してトレーニングしているのでしょうか。
ずっと直進すると大きな道に合流。右折し、花の木橋を渡り、すぐに左折するとサイクリングロードに戻ります。
この先のサイクリングロードは狭くなります。右手に田んぼの中にも快適な農道があります。
正面に妙義山を見ながら、田んぼの中の堤防を走ります。
この先、後閑小学校手前で、サイクリングロードは終点になります。
農免農道を走ってきたローディーの方は、この横切る大きな道を直進し、後閑川沿いに上れば長源寺で行き止まり、手前の上後閑小学校の十字路を右折すれば秋間方面、左折すれば増田方面に抜けます、両方上りですが、熊の出没エリアです。この春も何度も道に熊が出てます。ゴルフ場前の歩道に熊が座り込んでいたという目撃も。
増田から地蔵峠に上るコースは、私も3年前まではヒルクライムレース前のトレーニングコースでしたが、今は脚が向きませんな・・。何故か、あまり走っている人がいないのですが、車も少なく練習向けの手頃な峠なので、このあたりを周ってる方は是非走ってみてください。倉渕に下りると交通量の多い国道を走る破目になりますから、峠で戻るのが正解です。熊にお気をつけて・・。
この後閑の辺りは道も広くて快適です。
いろいろ散歩してみると何かあるかも。ないかも・・。
ここまででルートによりますが、15キロ前後の走行距離です。信号は確か一箇所、車道との交差点も5~6箇所でしょう。ここから元来た道を戻りますので、往復30キロ前後の走行距離は途中の疲労具合で引き返せば調節できるでしょう。途中休憩場所もあるのでお子様連れのサイクリングにもよいと思います。
終点付近の見所は、歴史が好きな方はヒルクライム覚悟で後閑城跡と、道から見えるこの古墳でしょうか。両方とも、我が自転車チーム「負け組」のメンバーで考古学者の顔も持つ男、S田さんが発掘、復元したものなので、是非ご覧くださいませ。
このマッタリ散歩サイクリングロードなら、鉄のテスタッチコンサイス2です。夏場は夕方から夜に走りたいですね。
トップが46×14Tというギヤなので、スピードはもともと出ませんから、散歩です。
来た道を戻ります。あの木の橋は、歩行者自転車専用です。ここを渡ればショートカットして、側道を通り乗附緑地の敷地内にすぐ入れますので、帰りを急ぐ時はこちらをどうぞ。
家の近くまで帰って来たら、ちょうど日が沈むところです。
カメラを構えて、しばらく撮影します。
すると前方から、自転車に乗ったおばちゃんがやってきて、私の前で止まりました。
その見知らぬおばちゃんは、私に話しかけました。
「私ね、こっち帰り道じゃないんだけど、あんまり夕焼けが綺麗なもんだから、遠回りしてここがよく見えると思って走ってきちゃったのよ。綺麗よねえ・・・。」
「そ、そうっすね、綺麗な夕陽っすねえ・・。」
なんだか、ほのぼのとするひと時でした。噴煙たなびく浅間山がシルエットになり、夕陽が山の端に消えたのを見届け、家に帰りました。
碓氷川サイクリングロード、ファミリーサイクリングや、田舎道で脱力した走りをしたい方にお薦めです。
では、また。
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