イタリアンブランドの台湾製ロードっていいかも・・。今季新ロードバイク購入記・コルナゴ、チネリ、ピナレロを検討しつつ買ったのはウィリエール。
最近、イタリアのメジャーロードブランドの台湾生産化が進んでいますね。これってきっと、自転車通の方々は、いかああああーーん!それじゃあイタ車じゃないぞっ!と怒るでしょうが、安くいい物が出来るのならば、仕方のない流れなのでしょう。
私は、最近自転車の本気度が薄くなっていたのですが、今年は久しぶりにややレーシーにやってみたいなあと。ロードバイクにまた乗ることにしました。
けど本気レーサーのデローザは売ってしまったし・・。新たにロードレーサーを購入する事にします。前みたいにイタリアンブランド乗りたいけど、もうお金をあの頃ほど掛けられないなあ・・。カーボンが主流になっているけど、私は以前、カーボンのTIMEってのに乗っていて、馴染めなかったんです。なんか、繊維の上に乗っているっていうのが不安で。さらに炭の糸を編んだものを樹脂で固めたって、そりゃ樹脂の硬さなんじゃないのって?あのペダルのゴムをグミグミ踏んでいるような感覚も嫌いで。乗り心地も微細な振動は結構拾うし。私って古い人間?その前に乗っていたアンカーのマグネシウムみたいなスカッと踏める感じが欲しいの。
あと、走っている時は頑丈でも、落車したとき踏んだら・・。アルミの薄いのもダメでしょうが、カーボンが、ばきっと折れるのを見るのかと思うと。以前、こけそうになって、踏みそうになる直前に横っ飛びして腰を痛めました・・。一月自転車乗れませんでしたから。
ですから、今回は頑丈そうなフルアルミかアルミカーボンバックにします。しゃきしゃき走るし最近じゃあ振動吸収もいいみたいだし。そしてお得な台湾製イタリアンブランド完成車で考えます。
今回は値段は身内にばれないように伏せておきますので、興味のある方は調べてみてください。結構安いものばかりです。
まずは憧れのコルナゴです。ラマロの白です。これで決めちゃうか?コルナゴがこの値段ってすごい。ティアグラ仕様ですが、コルナゴのフレーム単体よりも安いのです。丸チューブっていうのが好きじゃなくって、扁平なひらべったいのに次回は乗りたかったのですが、そんなに太くないし、いっかあ。白綺麗だし。よし!これのシートステーにキャノンデールみたな書体でmade in taiwan てシールを貼ろう!トップチューブには「powered by GIANT」と貼りましょう!カコイイ。
http://www.colnago.co.jp/products/road/ramarro_tiagra/index.html
台湾製イタリア車には賛否両論ですが、イタリア製じゃなきゃコルナゴじゃない!とか言うのは言い過ぎの気がします。確かに、ロマンとか憧れっていうのは減少しますが。趣味の世界には必ず付いて回る、「~でなきゃ~じゃない」という発想。これってジャンルの中にさらに限定するジャンルを作り出すことによって、趣味を追求する喜びの効用を増加させようという考え方です。この発想を使えば簡単に喜びを倍増でき、他のことを考えずに一つのことを追及できて労力を軽減できるので、趣味人を自覚する人はまず陥るのです。~でなくとも~でもいいんじゃない?とか、~も~としてありだな、って思った方が私は趣味の楽しみが広がっていいと思うのですが。
むしろ、台湾で作っておきながら生産場所を内緒にしたり、台湾で作れば安く出来る程度の発想で、全面委託したものにブランド名をつけたりするほうが危険です。例えばコルナゴは、かのGIANTに生産を委託しています。それなら品質も間違いないですし、スケルトンの設計はコルナゴでやっていますので、コルナゴならではの乗り味を安価で味わえるのです。
どのメーカーもトップグレードはイタリア生産ですし、お金さえ出せばロマンと憧れも手に入れる道は残されていますし。しかし、イタリア製がそんなにいいかといえば、どうでしょう?ショップの方がよく口にするのには、かのD社でさえ、入荷したものに難のあるものが存在するそうですし、完成車にはこの組み方って?て思うものもあるそうです。品質管理がイタリアンなのです。デザインもイタリアンなカッコよさがありますが、そのフレームデザインの走りへの実際の効果は?と聞くと「カッコいいから」とイタリアンな返答だそうですし、納期も当然イタリアンです。
さて、ラマロを近所のショップに問い合わせると白で私のサイズの在庫があるそうです。雑誌のインプレでも評価が非常に高いし。安くてもコルナゴの乗り味かあ・・。フルアルミは良く進む、そうでしょうそうでしょう、インプレライダーは最近カーボンばっかり乗っているでしょうから、たまにアルミ乗るとシャキシャキ感にびっくりするのでしょう。カーボンって結構マイルドなのよ、フルアルミに比べると・・。
う~ん3日考え発注。がああーー!、もう在庫無しです!次回入荷は6月です・・。やっぱ大人気ですね。青ならあるそうですが、う~ん。青も綺麗なんですが、なんかこの色、メタリックが強くてクロスバイクを連想してしまうのですよね・・。残念、諦めます。
ネットで調べると通販は安いですねえ。在庫も納期もわかるし。けど、今回は新たなショップと仲良くなりたいので、通販はやめて店で買います。やはりアフター、必ずやる改造にはお店との付き合いが必要ですから。
GIOSエアロライト、安くていいなあ・・。GIOSブルーはやっぱカッコイイ。ビアンキも安いが、ちょっとチェレステは昔と色が違う気がして・・。オルベア・アクアはスペイン製で安いけど完成車あるのかなあ?白がカタログ落ちしているし。
おお!これは、ピナレロ、憧れのピナレッロも台湾生産があるのですか!
黒のアングリル。カッコイイ!値段も安いです。以前は硬かったフレームもマイルドに。台湾生産にしてシマノパーツになってお買い得さ抜群です。ピナレロがこの値段で買えるなんて信じられません。ホリゾンタルも好き。
どうせなら上のガリレオがいいか?と思いましたが、あのぐにゃッとしたオンダフォークが嫌い。やっぱ自転車はシュッとしてなくちゃ。
ちょビット高いけど、よしこれにしよう!
あの店に行って「ピナレロください」というと、あ、うちでは扱ってないんで・・・。あ・・、そうですか・・。ははは。
途方にくれました。な、なんか、アルミでヨーロッパブランドで、安いのないすか?と店主さんに聞きました。
チネリなんてどうっすか?おお!チネリ!憧れのチネリ!お洒落派ナンバーワンのチネリ!
フルアルミのエクスピリエンス。コリャイタリア製でしょう、フレーム売りで結構高いです。よそならカーボンバックフレームが買えちゃう。マットなブルーが綺麗で欲しかったのですがもう無い。とにかく入荷が少ないそうで。白で私のサイズなら日本中に1本だけあるとのことです。ひえ~。早速発注。カンパで組むべきところ、カンパ嫌いなのでシマノの105で組むということにして。土曜なのでfaxを代理店に入れてもらいます。早い者勝ちだそうで。結果・・・、売れ切れでした・・・。
うがあああああーーーー!いったいどうなってんだああ!なんで、アルミのロードってそんなに在庫がないのかよう!もうかな~リ嫌な感じになり、やっぱ通販で好きな奴選んで買おうかな・・、と思い始めたその時、その店からメールが。
「ウィリエール、なんてどうでしょう・・・?」
おお、ウィリエール。知っていますとも。あの筆記体のロゴマークでしょう。最近良く見かけますが、この辺では売っている店があまり無いのです。お洒落なイメージです。
ティアグラでコルナゴラマロと値段も一緒。なかなかシュットしたデザインでカッコよくお洒落です。この店ではまだ売ったことが無く、たまたま初めて代理店の人が来て、カタログを置いていったそうで、まだ取り扱うか決めていないそうです。
いいかも。ああ、もういいのさ、これにしようと店に行きます。
カタログを見せてもらうと、さらにいいのが。
カーボンバックのエヴァージョンです。
wilier evasion です。
カーボンバックフレームにコンポが105になってエスケープの3万円アップはお買い得です。他社製品に比べてもなかなかお買い得。しかも、シマノのコンパクトクランクセットが標準で貧脚な私にもオッケー。
いろいろ調べたのですが、そういえばあのパンターニが乗っていましたね。以前付き合っていたショップに黄色と赤のウィリエールが飾ってありました。しかも05年のコフィデス、06年からはランプレという、トップチームにマシンを供給しているのです!
そして、このevasionにはランプレカラーのチームレプリカモデルが存在するのです。
トップモデルにランプレチームは乗るのですが、このベースグレードのエバーションにもチームカラーがあるのって粋ですね!
ただ、ノーマルのエヴァーションより2万円高い・・。塗装だけで2万円は、以前の私なら払わなかったでしょう。しかし、見た目のカッコよさと、なりきり度を追求したい。もう乗っている自転車をかっこ悪いなんて他人にもう言わせたくないんだよおおお!
発注して、あっという間に納車です。在庫たっぷりまだあります・・。家の前で記念撮影です。
まだ日本での認知度は今ひとつですが、イタリアでは創業100年の老舗です。ビアンキに次いで歴史があるイタリアではみんな知っているウィリエールです。トップチームに供給できるほど大きなメーカーです。
日本では代理店のこともあってか今ひとつの人気ですが、今年代理店が変わり、私の住む地方都市にも営業が来て、雑誌にも広告を出してやる気満々ですから、きっと人気が出るかな?
代理店のページhttp://www.hattori-sports.com/wilier/wilier-web.html
イタリアの王子こと、日本でも人気のダミアーノ・クネゴが乗っているウィリエール、ジロで勝てばなあ・・・、一気にブレークの予感です。それと同じカラーのエヴァーション・チーム。お勧めです。次回は、この自転車の詳細と、ノーマルのエヴァーションと塗装以外に違った点、その2万円の価格差は何故か?そして、メードイン・イタリーの文字が書かれていた!チームモデルに隠された真相が明らかになります。
では、また。
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