カメラ

2008年11月12日 (水)

昔撮った紅葉の写真。

一時期、写真の撮影に熱中していた事がありました。
30歳の頃からの数年間、まだデジタルカメラなんて普及する以前です。

もう、十数年前になります。当時独身の私は紅葉の写真が撮りたくて、京都まで一人旅をしました。
純粋に写真を撮る為に旅をするなんて、今では考えられない情熱がありました。

重たいジッツオの三脚を担ぎ(結局持てなくて、途中で駅のコインロッカーに放置、撮影は手持ちになってしまいました)、大口径レンズを駆使し、リバーサルフィルムで撮影しました。

当時京都で撮った紅葉の写真は、以前私がやっていた野の花のホームページの中で、更新されずに埋もれてしまった。その画像を転載します。

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曼殊院










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南禅寺










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カメラ:Nikon F801s

レンズ:AF-Nikkor ED80~200mmF2.8s
                         24~50mmF3.3-4.5s
                         35mmF2s
          Ai-Nikkor   50mmF1.4

フィルム:フジクローム ベルビア(ISO50)  プロビア100(ISO100)

おもな撮影場所は、南禅寺、永観堂、赤山禅院、鷺森神社、曼殊院。

山の紅葉もそろそろ人里に降りて来そうです。
京都の紅葉も、これから11月下旬までが見頃のようです。

うーん、また写真をやりたいです。

軽くて小さいペンタックスK100Dに、明るい単焦点レンズをつけてスナップでも。純正のDA21ミリとか、FA31ミリなんて使いたいなあ。冬のボーナスはもう無いかなあ(笑)。

では、また。

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2008年5月14日 (水)

広角デジカメ購入!ルミックスFX35

買っちゃいましたよ、コンパクトデジカメ。

前から買い換えるといいながら、なかなか買わず・・。
慢性的な金欠に、今のカメラを使い続けるのか?

しかし!エイヤッと買ってしまいました。

Ae1 これです。
パナソニックのルミックスFX35。ブラック。

特徴は、超広角25ミリ~100ミリのライカレンズ搭載。1010万画素。
ついでに1GBのSDカードの速い奴も同時購入。しかし大容量メモリも安くなりましたよ。

どんなデジカメにするのか。
いろいろと悩みました。

結果、
1)28mmからのワイドレンズ搭載。
2)色は黒
3)画素は800万画素もあれば十分
4)SDカード対応

でした。
で、上記条件に当てはまる現行機種をずらっと拾って、広角デジカメリストをここに書きました。
結構詳しく書いてあります。画素数は皆やりすぎだとか、何で広角が良いのか、というところから解説してあります。

Ae2 箱を開けてみます。

ドキドキしちゃいます・・。









Ae3 箱を開けて取り出した中身。

AVケーブルいらないなあ。TVに繋がないし、USBケーブルも。
PCのカードスロットに、直接ホルダーに入れたSDカードを突っ込んじゃいますから。

CDROMの閲覧ソフトもいらないなあ。
フォトショップに入れちゃうし。ん?今度は修正しなくても使えるのかなあ?
専用電池は、付属のチャージャーで充電。



Ae4 さあ、本体を取り出します。
カッコイイ!

コンパクトです。使っているリコーの半分以下の小ささです。

何故買い換えたかというと、とうとうリコーのデジカメがだめになったのです。
28mmレンズ搭載のパイオニア、かなりお気に入りのカメラでしたが、 とうとう・・。

先日の長瀞キャンプの朝のシーンの途中から、画像がおかしくなったのに気が付かれました?

実は、レンズバリアの調子が悪く、半開きなので指で開けているんですよ。するとレンズに脂がつく。それをシャツの裾でこすって綺麗にしているうちに、レンズのコーティングがはがれてしまったのですよ!真ん中部分の。
それで、屋外の光線が当たっている部分にフレアが出て、ソフトフォーカスレンズのようになってしまう。それも味があるのですが・・。
けど、白く飛んじゃうので、もう無理。屋内の物撮影なら気にならないんですが、ねむい描写なのでフォトショップでかなりの修正が必要です。

思い切って買っちゃった。
週末、佐渡に出かけるし。

Ae5 う~ん黒が素敵。
前面は、ラバーのような感触の処理がしてあります。
マットな感じで格好よく、滑らないのでホールのもいいのです。

本当はFX100が欲しかった・・。
値段が29800円だったから。
デザインもやや大きいけどカッコイイし。
しかしブラックが在庫切れだったのです。

で、25ミリレンズだし、より小さいし、これだ、とFX35にしました。

近所の量販店で購入。
お値段は、36800円。う~、予算オーバーでしたが仕方ありません。
けど、18%ポイントが付いて、6624円さらに買い物が出来ます。
ipodシャッフルに引き換えてもらおうかなあ・・。
1GBのSDカードは3680円でした。

詳しい解説と、画像はまたいつか特集いたします。

Ae6 ルミックスに惹かれてしまう最大の理由は、ライカのレンズです。
泣く子も黙る、バリオ・エルマリートです。
ズミクロンだったらもっといいんですけど。

ライカで作っているわけじゃないんですけどね・・。名前だけかもしれませんが、ライカのデジカメにも供給しているので、ライカのお墨付きではあります。
以前ライカを所有していたことがあるので、イメージがあるか?後日検証してみます。
けど、ライカのレンズって、諧調と解像度は凄いけど、発色は割りと落ち着いているんですよ。今は派手なほうが良いなあ・・。

とにかく、カメラ好きにとってライカってことが大切なの!
パナソニックは,こういうところ上手いなあ・・。

さらには25ミリからのワイドレンズ。超広角好きな私にはたまりません!
この画角がどういう効果を生むのか、後日解説しますからね。

週末の佐渡島でデビューです。
初期不良が心配なので試し撮りもしてみますね。
新しいカメラを持つって、わくわくします。
1000万画素の世界ってどうなんでしょう?
そこまでは必要ないと思っていますが、よく写ったら嬉しい。
操作性もかなり良いです。
従来のリコーの320万画素から1010万画素ですから、
このブログの画像も画質がぐっと良くなりそうです。

では、また。

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2008年3月23日 (日)

2008年春の広角デジカメはどれにしようか?

う~ん、コンパクトデジカメ選びで悩んでいます。前回の記事で、もう手持ちのデジカメがダメそうなので買い替えを検討していると書きました。
28mm広角ズームレンズ搭載モデルで探しているのですが、以前は悩むほど機種がなかったのに、この春突如、各社が揃えて来ましたよ・・。

何故28mmなのか?私はフィルム一眼レフカメラの頃から、旅や街のスナップ撮影には28mmレンズでした。最大のメリットは、広く写せる事。狭い場所で使えること。

実際長年撮影していると、撮影現場では被写体に近寄れないことよりも、被写体から遠ざかるほうが難しい、ということです。遠くのものを写すには近づけばいいわけで、高いところとか間に川とか無ければ可能です。近くにあるもの、大きいものを画面に納めようとすると、狭い部屋だったり、後が壁だったり遠ざかれない(笑)不思議とそっちのほうが多いんですよ、奥さん!
その辺を初級者の方はわかってくれなくて、望遠のほうが便利だと思っていて、メーカーも望遠に力を入れてしまう。

また、広角は遠近感が誇張されるので、それを構図に活用すれば奥行き感や、迫力が出て結構簡単に作品的な写真が出来ます。これは被写体に一歩寄ったり、角度をつけるのがコツです。当ブログでも、前回の記事で書いたそのカメラの28mmを生かした表現の画像がありますので探してね。

同時にそれが欠点になる事もあります。曲がった写真や、散漫な写真になりやすい。結局50mmレンズのほうがまとまりがあって作品になったことも事実です。ポートレートなどバックのボケを生かした写真は望遠のほうがやりやすく、広角は相当明るいレンズでないとバックはボケてくれません。

まとめると、28mmレンズは、
長所として、
1)狭い場所や、広い景色、大人数のスナップを写す時に有利。近寄れないより下がれないことのほうが多いから。
2)遠近感を生かしたおもしろい作品造りが出来る。
3)画像内に情報量が多い。それは被写体をトリミングすれば望遠的な画像に仕上げることが出来る。(画質にこだわる方には乱暴なやり方ですが、私はブログでしか使わないので、画像は大幅に縮小しているのでトリミングしても画質に影響が少ない。何でも写しこんでおけば後で使えるのです。写っていない部分があったら使えませんから)
4)暗い場所でのブレが少ない。望遠より遅いシャッタースピードでも手ぶれしないのです。

短所として、
1)被写体に一歩寄れないと、主題が不明確な散漫な写真になりやすい。テーマが小さく写って、周りがごちゃごちゃしている写真です。
2)遠近感がつき過ぎて、物が実際と違う形になったり顔などが曲がってしまう。またレンズの歪みも現れやすい。

これらはズームなら望遠へズーミングすれば解消できますが、電源を入れたときは28mmなのでそのまま撮ってしまう事が多いので注意する点です。

さらに、なかなかメーカーから28mmズームのデジカメが出なかったのは、技術的に難しいのです。フィルムよりCCDは小さいので、レンズは4.6ミリとかの驚異的な超広角レンズになります。フィルムだったら魚眼でしかありえない。出来ても歪みの激しいレンズになってしまいます。おそらくレンズの真ん中だけを使っているのでしょうが、凄いレンズなのです。需要が無ければ無理に作らないでしょう。

さて前置きが長くなりましたが、市場にどんなデジカメがあるのかな・・。

私の選ぶデジカメの条件は、前回の記事のを繰り返しますと、

1)28mmかそれより広角なレンズを搭載。望遠は100mm以下で十分。
2)ボディーの色は黒。渋くてカッコイイ。落ち着いているし目立たないし・・。
3)レンズにレンズブランド名があったほうが嬉しい。
4)SDカード対応
5)800万画素もあれば十分。
7)3万円以下。アフターを考えると近所の量販店で買いたいので、そこでの値段。
以上です。ボディーが大きいと嫌だけど単3乾電池も使えると嬉しい。液晶画面なんてどれも大きいので不問。あと撮影時にあまりレンズが飛び出さないほうが良いなあ・・。寄れることも条件ですが、今のモデルはマクロモードでどれも寄れるから、買う時に確認しましょう。

いいカメラでも、ラインナップに黒がないとダメですからね・・。

まず、28mmといえば力を入れているのがパナソニックのルミックスですね!
ここは偉い。28mmで押している。きっと写真が好きな技術者が沢山いるのだろうなあ・・。
レンズはライカ。ライカじゃなくてもライカって書いてあるからよし!

D1 ルミックスFX100
28~100mm。ちょっと前のだから安くなってきた。
1220万画素ってところがやりすぎ。けどこの下のモデル廃盤になったので現行ではこれが一番安い。
TZ3っていうもっと安いのがあるけど、望遠がやりすぎでちょっとボディーが大きいのでこっちのほうがカッコイイ。
近所のカメラ量販店で29000円くらい。予算ギリギリだなあ。1000万画素オーバーも試してみたいかな?実際見るとボディーの周りが面取りされていてコンパクトで高級感がある。レンズ周りのグレーもダークな感じでカッコイイ。コンタックスに近い雰囲気を感じます。

D2 気になるのがこれ。
春のニューモデル、ルミックスFX35
なんと言っても広角が25ミリ!これは凄い。超広角レンズだ。狭いところで有利です。ただ初心者は散漫な写真になりやすいけど・・。
25~100mm。1010万画素。

写りはまだ未知数。歪むかなあ・・?
ボディーはFX100に比べるとやや安っぽいかも。
出たばかりでまだ値段が高い。量販店で35000円くらい。予算オーバーだなあ。通販で最安値を狙おうか?29000円くらいでゲットできるらしい・・。

ルミックスはコンパクトさがいい。カメラメーカーに比べると画像造りがまだまだって言う意見もありますが、ブログ掲載レベルならどれでも優れているんですよね・・。ライカと書いているレンズを使っている満足感が、カメラ好きにはたまらないのです。どっちかが第一候補でしょうか?

28mmのパイオニアならリコーを忘れちゃいけません。私のカプリオG4から伝統です。

D4 このモデルは以前より垢抜けてヒットしましたね。
カプリオ R7  815万画素。
28~200ミリがちょっと無理してるなあ。
レンズのタマがご覧のように大きくなってしまう。以前はレンズは大きい程好きだったけど、今は小さいほど好き(笑)。リコーは以前からレンズの繰り出しが苦しそう。ギューとか音が凄い。こんな大きい玉だと壊れないかなあ、この辺から。私のG4はここが弱点でしたし。

新モデルのR8が出たので、量販店で27000円くらいと、良いかも。もう少し安くなったら買いかな?レンズが昔ながらの「リケノン」だったらそそったのに・・。

レンズ名ならフジが良いです。

D3 ファインピックスF100fd
なんたってフジノン・レンズです。プロ用大判レンズでは有名、伝統のレンズです。そそる~。ここは28mmにあまり熱心ではないのですが、最近出してきました。
けど、デザインにインパクト無いなあ・・。

28~140ミリ 1200万画素。
ちょっとスペック頑張りすぎて、お値段は量販店で44000円くらい。新モデルだし無理ですな・・。予算オーバーです。


レンズの名前ならば、ニコンのニッコールが憧れです。日本のカメラレンズを牽引したニッコールレンズ群。以前のニコンコンパクトは「ニコンレンズ」だったと思いますが、そこは戦略、デジカメではニッコールをつけています。名前が大事です、カメラ好きには!
ニコンは28mmは出遅れたメーカーですね。カメラメーカーなのに28mmを出したがらないのは何故?

D9 クールピクス S600
28~112ミリ 1000万画素

新モデルなので、お値段は量販店で39000円くらい。最安値なら通販で3万円を切っているので悩むところです。
かなりのコンパクトだし、起動が速い。
黒にしては色が薄いけど高級感があるなあ。
値段次第で検討です。




ニコンでも廃盤モデルなら安いのがあります。
D6 クールピクスP50
ちょっとデカいのですが、グリップがあってカメラらしいデザイン。案外使いやすいのですよね。光学ファインダーつきでカメラのこだわりがあります。

28~102ミリ  810万画素
スペック的にはどんぴしゃり。これは単3電池が使えるのがいい!充電池安いし沢山持っているし。
その分ボディー大きいけどね。

近所の量販店で22000円くらいで売っていましたが、もう在庫ありませんでした。通販なら16500円が最安値かあ・・。値段ならこれで決まりですね!
このデザインならば、ストラップが両吊、クビから一眼レフみたいに下げられる奴ならもっと良かったのに・・。これの新モデルP60は何故か28mmからではなくなってしまいました・・・。どうしてなんだろう?

キャノンも28mmに関心を示さないメーカーですね。

あんなにラインナップがあるのに、唯一のモデルがこれ。
D5 イクシイ 910 IS
横向きなのか縦向きなのかわからない独特のデザインが良いです。
28~105ミリ  800万画素
スペック的にはどんぴしゃり。

って、これ黒じゃないじゃん!他にシルバーがあるので、これが黒的存在ということで・・。レンズ回り黒いし・・。

価格が、キャノンのブランドの強みか、スペックに対してもう一声下がりません。量販店で31000円くらい。

もう一声値段下がったらなあ・・。キャノンも使ってみたいのですが。高級機種も広角には弱いメーカーですね。

デジカメといえばソニーのサイバーショット、という時代もありましたが、最近影が薄いですね。ミノルタをゲットして、ようやくカメラ的な部分にも興味を持ち出したのか、28mmモデルがやっと登場です・・。SDカード使えませんが・・。

D7 サイバーショット W170
デザインは、なかなかカッコイイと思う。
28~140ミリ  1010万画素

私はVAIOユーザーなので、SDカード対応モデルじゃないけど、メモリースティックが直接突っ込めるのでよし。

カメラ好きに一番嬉しいのは、「カールツアイス」レンズ搭載ですね!ルミックスのライカと似たノリだと思いますが。
もともとライカとツアイスはライバル関係。コンタックがツアイスレンズの描写で有名でしたが今は無いし。使ってるのはハッセルとローライとソニーかよ・・。どうせなら、ミノルタロッコールを使ってみたら?
コンタックスのG1を使っていた時、あのツアイスレンズの描写力は鮮やかに脳裏に残っています。凄いレンズでした。そのイメージでこのサイバーショットが写ってくれればなあ・・。量販店で40000円くらいと、手が届きませんね・・。

ああ、カシオ。私は、20歳代の時、カシオには大変お世話になりました。私の青春はカシオにあったのです。ですから、使いたい。ずっと、永遠のユーザーでありたいと思っています。デジカメではパイオニア的な存在ですしね。カシオからデジカメが始まったのです。フロッピーディスクカメラの時は、専用フロッピーの在庫無くて苦労しましたっけ・・。
けど、今まで魅力的なモデルが無かった・・。技術的には優れているのでしょうが、カメラとして感じなかった。薄いだの画素数だのにこだわり、どこかから買ってきたレンズを部品につけた機械、という感じでした。カメラ好きの社員が関わっていなかったのかなあ?

で、やっとカメラの部分に気が付いてきたのか、28mmレンズ搭載モデルが登場です。やっとね・・。

D8 エクシリム EZー200

デザインは相変わらずぱっとしませんが・・。周りが丸いのがM型ライカみたいで好感は持てます。

28~112ミリ 1010万画素
価格は量販店で42000円くらいか。高いなあ。
29000円なら買ったのに。
これだけのライバルの中、これは使いたい、という圧倒的な魅力が無いのです。デジカメは他社から買っている部品が多くてコストが下げられないのかなあ・・?

ん?レンズの調達先をペンタックスからニコンに替えたのかな?せめてレンズに名前をつければなあ、何でも良いから。コニカが無くなったからヘキサノンの名前買ってくればどう?
これより安いEZ-100もありますが、黒が無いし、手ぶれ補正を省略するし条件に合わない。使いたいのですがねえ・・。製品名に「Z」付けるのまだやっているのですね。

ふう、長くなってしまいましたが、こんなものでしょうか。結局ライカの魅力でルミックスFZ100か、値段でクールピクスP50を通販最安値でしょうか?

どうなることやら・・。

では、また。

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2008年3月20日 (木)

広角コンパクトデジタルカメラを買い替えたい。

現在使っているコンパクトデジカメが、そろそろダメになりそうです・・。

D01_2 リコー・カプリオG4wide 

個人的には隠れた名機だと思っています。

コンパクトデジカメで28mmという広角レンズをかなり初期、もしかしたらはじめてかもしれないくらいな時期に採用。

当時の他機種はズームも35mmあたりからで(これは最近までメーカーによってはそうでした。)、広角好きな私は待っていましたと購入した記憶があります。

過去に沢山のカメラを 使ってきましたが、おそらくもっともシャッターを押したカメラです。一番活躍しましたよコイツ。このブログの95%以上はこのカメラで撮った画像です。

ご覧のとおりボロボロです。報道カメラマン使用機みたいです。こうなった状態の中古カメラを買ったことは何度もありましたが(笑)、自分でここまでボロくしたのも初めてです。

D02_2 スペックはたいしたことも無く、320万画素。背面の液晶画面もこんなに小さくて、当時この光学ファインダーつきにこだわって選んだのですが、結局ファインダーは覗かなくなって、液晶画面が小さすぎて苦労しています。

電源を入れてから撮影までの時間が早いと言う特徴ですが、ストロボオンだとめちゃ遅い!画像処理も遅くて、スイッチオフにしてレンズ飛び出たままポケットに入れてしまうことも良くあります。

単3電池が使えるのは便利なのですが、その分ボディーも大きくて、友人の前で取り出すと「ププッ」と笑われるでかさです。ポケットでも邪魔だし。

ただ、乱暴に扱っても壊れません。自転車に乗るときも首から下げてガンガンぶつけていたし、先日は落としてボディーがパクッと隙間が開いてしまった。押し込んで戻したけど・・。
温泉の撮影ではびっしょりに濡らしたし。気を使わずにガンガン撮れるのが強み。ボタンの配置も操作性もよく、厚いボディーはホールドしやすく、とても使いやすいカメラです。

ただ、最近ピントが甘い。AFが迷うことが多くなってきました。ボディーが開いちゃったせいか(笑)。
以前からレンズの蓋が自動で全開にならず指で開けていましたが、自転車に乗りながらだとこの作業が辛い。その時指でレンズも触るから汚れてソフトな描写になることも多い。

発色はあっさりしていて、ニュートラルな発色は良いのですが、ぱっと目を引く描写じゃない。やはり320万画素は描写に荒さが目立つ。昔は十分だったのですが、最近ネット上の画像が凄く描写が良いので粗が目立つようになりました。画像ソフトのフォトショップでコントラスト、シャープネス、彩度を上げて調整していましたが、結構時間がかかるのですよ・・。さらに撮影枚数が表示されなくなったり、液晶表示の情報が減ってきた、何故?

なので、買い替えようと思います・・。
実は、この春ごろから各社28mmレンズ搭載デジカメをラインナップしてきたのです!
もう随分前から、28mmでなきゃだめだって口が酸っぱくなるほど言って来たのに、やっとメーカーが私に追いついてきた感じ(笑)。

今日、近所のカメラ量販店に視察に行って来ましたので、どれを買おうか迷っています。

私の選ぶデジカメの条件は、

1)28mmかそれより広角なレンズを搭載。望遠は100mm以下で十分。
2)ボディーの色は黒
3)レンズにレンズブランド名があったほうが嬉しい。
4)SDカード対応
5)800万画素もあれば十分。
7)3万円以下
以上です。ボディーが大きいと嫌だけど単3乾電池も使えると嬉しい。液晶画面なんてどれも大きいので不問。

次回は、何故28mmなのか?から、リストに上った機種を解説します。

では、また。

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2008年2月11日 (月)

ニコンF3の思い出。

最近花写真をアップしていますが、あれを撮っていた主力カメラがニコンF3でした。
現在までに私はたくさんのカメラを使ってきましたが、 その中でももっとも気に入って作品造りに使用したカメラです。前世代のマニュアルカメラです。

F1 プロ仕様のニコン最高機種F3。1980年にデビューし、その後AFのプロ機のF4,F5が出ても作り続けられました。

ジュージアーロデザインのカッコよく堅牢なボディー。

中野のカメラ屋で中古で購入しました。この今では見かけない皮製のハーフカメラケースも赤茶色で渋い。このケースも中野の店の真向かいにあるジャンク店舗で発見。

ストラップは報道機関やプロカメラマンにしか支給されなかったプロストラップ、通称プロスト。プロ以外の方は入手できないはずが、私はプロじゃないのでどうしたかというと、流出品が中古屋で数万円で売っていましたが、その後ニコンが普通に販売したから定価で買いました。それじゃプロ専用じゃないでしょうが、ニコン!

F2 花撮影時は、このようにアングルファインダーを装着。

これならば上から覗けるので、ローアングルも楽です。

グリップの赤ラインはジュージアーロの手によりこの機種から入れられ、現在まで継承されています。

プロ機種の証としてファインダーは視野率100%。これはファインダーに見える映像が全てフィルムに写るということ。これ普及機ですと90%とかで、見えてない部分も写ってしまって構図が思っていたのと違ってしまうのです。

さらにファインダー交換式。このNikonと書いてあるピラミッド型の部分が取り外して交換できます。私は普通のアイレベルファインダー。私のようなめがね着用者はF3 、ハイアイポイントファインダー(F3HPに標準)を装着すると、接眼部から25ミリ目を離しても全視野を見られるので便利ですが、こちらのほうがデザインが小さくてかっこいいので選びました。

フィルム巻上げは、横走りシャッターなので、オリンパスOMのようなキリキリスッコーンタイプですが、F3は遙かに感触が良く、軽く巻き上げられます。分割巻き上げも可能。

耐久力抜群のシャッターも横走りの悲しい宿命で、チタン幕で頑張っても最高速2000/1秒で、中級機のFM2の4000/1秒に及びませんし、ストロボシンクロも80/1秒以下で同調としょぼかったのです。

この画像の右側の肩にあるダイヤルが露出補正ダイヤルですが、ロックボタンが小さくとても使いづらかったのです。AE(絞り優先)は実際かなり困難なので、マニュアル露出を使いました。

しかし、ファインダー内情報も乏しく、直読み取りの絞り値と、電卓のような、小さな液晶画面にシャッタースピードが表示され、露出は±が出れば適性、あとは-と+が出るだけで、何段プラスなのかマイナスなのかはわかりませんでした。その辺は勘です。


F5 マクロレンズは、このマイクロニッコール55mmF2.8S。

ニコンはマクロレンズのことをマイクロ、と呼びますが、そもそも接写レンズはマイクロフィルム(当時は文字情報を磁気媒体ではなく、縮小映像のマイクロフィルムに記録保存するのが主流でした。その際接写レンズには高解像度が要求されます)で、それを撮影する為のレンズだったのでマイクロなんだそうで。

だからか描写が硬めですし、色もあっさりというかニュートラルなのでしょう。

接写比率とか数字が沢山書いてあって賑やかなデザイン。

F6 こちらは、マイクロニッコール105㎜F2.8S。

花主体の接写ではこちらがメインです。55ミリは周りの風景も取り入れる時用。

どちらも等倍撮影(フィルムに現物と同じ大きさで写し込む)事は出来ず、2分の一倍までです。

別売のアダプターを持っていて、それを装着すると等倍撮影が出来ましたが、特に使いませんでした。花全体を撮影するのにそこまで寄らないんですね。










F4_2 花を接写する時はこんな感じ。

三脚はベルボンのカルマーニュ540というカーボン製のモデル。コンパクトで軽いわりにしっかりしています。ローアングル性能は抜群の三脚です。

これ以上低く撮影したければ、三脚から雲台を外して地面に置くとか・・。

ニコンF3、機能的には前世代ですが、プロ機ならではの堅牢さが魅力でした。シャッター感触や手の触れる部分のしっかり感がとても心地よかったのです。

100%視野率のファインダーは、作品造りを意識した構図を実現します。ピントも合わせやすかったなあ。

ニコン初の電子制御シャッター搭載のプロ機でしたが、シャッタースピードの正確さは定評がありました。

電池が無くなっても、緊急作動レバーが装備され、それを押し下げると60/1のメカニカルシャッターが作動するという、どんな状況でも写真を撮らせるぞという、プロ機のロマンを感じました。

F7 AF機がどんなに良くなっても花撮影で使い続けるつもりでしたが、結局、時代は流れHP開設とともに、ポジフィルムをスキャナーで読むのが大変になって、デジタルカメラに移行しました。

まだ、普及する以前のデジタル一眼レフカメラ、キャノンEOS・D60を大枚はたいて購入。
この馬鹿でかいEF100mmマクロUSMレンズとともに、花撮影の主力となったのです。

その後、F3は売却しましたが、将来デジタル一眼レフカメラがコンパクトになったら、このF3のデザインをそのまま再現したデジカメが出ないかな、などと妄想しております。
では、また。

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2007年10月29日 (月)

さよならEOS・D60。デジカメって売る時は大暴落だよね・・。

恒例の年末金欠病がやってまいりました・・。
そりゃボーナスで補てんすればいいと、月収に見合わないものをローンで購入していれば、
ボーナス直前に追い込まれていくのです。
例年は手持ちの無駄なものを売ってしのいできましたが、今回は売るものもないなあ・・。

自転車はもう高価なものないし、ギターはまだ売りたくないし。カメラも価値のあるものは大体もう売却してしまったのです。
けど、仕方ない、防湿庫の中をさらって見つけました。これを本日、都内までおのぼりさんして売ってきました。

Eos1 キャノン・EOS・D60

92年ごろに買ったのかなあ・・。必要だったんですよ。花の写真のホームページを立ち上げたのですが、いちいちポジフィルムをスキャナーで読むのが大変で、どうしてもデジタル一眼が必要でした。

当時デジタル一眼のプロ仕様は600万画素で100万円クラスで、それでも随分安くなったねとかいっていたあの頃。それが600万画素で出たこのD60,確か定価30万円で登場。激安!とかいっちゃってた・・。100万円が30万円になれば、そりゃ安くなったのでしょうが・・。この価格下落の勢いは現在まで続いていることをその時何故見抜けない!
まあ、必要だったので無理して買いました。売価27万円くらいでしたよ。
今じゃ、このスペックの一眼レフ10万切ってますね。私のもう一台所有するペンタックスのK100D(D60とほぼ同スペック)も新型が出て、在庫処分でレンズつき49、800円になってましたよ・・。

カメラとしては流石にメイドインジャパンで、造りもしっかりしていました。写りも今でも十分使えます。このブログのこのページに 作例を載せてあるのですが、かなり色乗りが良い。これはプロの人たちにも定評があるようで、派手な発色が欲しい時に使われているようです。液晶が小さいくらいで、十分プロのサブ機として通用します。私のホームページのここに買ったときの言い訳 が記載されています・・。ここには花写真ですが作例が沢山あるのでご覧ください。

さて、これを売ってしまおう。え、知ってますよ、デジカメが売るときは暴落してしまうことを。というか、カメラ全体の中古相場が安すぎますよね。新品がどんどん海外生産で安くなっているから、値段が付かないんでしょう。AFのフィルム一眼なんて悲惨です。何千円で買えます。むしろ昔の金属製のMF一眼に価値があります。そういうの皆売っちゃったし・・。

けど、仕方ありません。これを購入した中野のFヤカメラさんまで売りに行きました。久しぶりの都内おのぼりさん、カメラ売却ドナドナツアーです。

えー、査定価格は、1まんはっせんえーん。18000円ですよ・・・。27万円が1万8千円・・。あははは!いーよ、誰か買ってあげてくださいよ!使えますよ、十分です。25000円くらいで店は売るんですか?コリャお得ですよ!30万円のカメラがそんなに安く買えるなんてありませんから!今の写真学校の学生さんなんていーよねー。こうれでばしばしシャッター押して練習すれば上手くなります!モノクロのプリントの練習?フォトショップでやってください!

Eos2 そんな値段だってわかっていましたから、他にレンズを持っていきました。

事前にFヤのHPで調べていったので、ほとんどは予想通りでしたが。13000円と9000円の相場って奴2本が、ホコリが多いとかで1000円といわれた時は頭にきまして、売るのやめました。随分査定が厳しくなりましたね~。以前はそのクラスの買い取り相場なら、、前玉に傷があっても3分の一くらいで買ってくれたのに・・。

ニコンの50mm、思い出多いレンズです・・。これで、東京時代最後の彼女のポートレートを沢山撮りました。当時の悲しい気持ちのこもった寂しい風景を沢山採りました。持っていたかったのですが、ニコンのカメラがもう手元に1台も無い(笑)。ニコンサービスでオーバーホールしてきれいなのに4000円か・・。私の思い出4000円・・。
キャノンの望遠ズームは500円(笑)。やっぱオークションのほうがいいなあ、売るなら。
もう、急ぎだから仕方ない。しかし、Fヤで50本くらい売買しているけどこんなに予想を下回ったのは初めてです。この業界辛くなったのか、査定したお兄さんの勘違いか・・。
この中で一番高く査定されたのは、レンズじゃなくて、後のキャノンのアングルファインダーです・・。

予想の半値以下で売ってしまい、ガックリしてしまった私・・。とらぬ狸の皮算用とはこの事か。しかし、折角都内に来たのですから、小さな旅をしてみます。京王線に乗って、自分の思いでを辿る傷心旅行に出かけました。
次回、トーキョー・思い出ツアーで号泣、の巻です。

では、また。

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2007年3月22日 (木)

ペンタックスM50mmF4マクロの作例・K100Dにて撮影

またまた、前回に続いてペンタックスK100Dを使って、昔のマニュアルレンズを装着し撮影します。今回はMマクロ50㎜F4です。前回の100mmマクロと同じく、部屋の花を接写してみましょう。K100Dにてマニュアルレンズでの撮影方法はこちらです。

50mac1_2 コレですね。やっぱりヤフオクでゲットしました。

PENTAX-M MACRO 50㎜F4

軽量コンパクトをテーマに開発されたMシリーズです。このマクロもコンパクトです。M35ミリF2くらいの大きさかな?

50mac2_1 やはり接写するとびょーんと先端が延びます。

最短撮影距離は23.4センチ、1:2倍です。やはり等倍での撮影は出来ません。

50mac3_2 コンパクトなK100Dとの相性も良好。

何故50mmマクロのレンズって小さくて奥まったとことにあるのでしょう?コレなら先端部分を切ってパンケーキレンズに出来るのでは?

これならばフードも要らないですよね。

作例の花の接写は最短撮影距離の1:2付近で撮影しています。フォトショップでファイルサイズ変更するのみで、画質の加工は一切していません。ノートリミングで、撮ったままの画像です。

ホワイトバランスはオート、ISO200、スポット測光です。

50mac4_1 100mmマクロのときと同じ花なんですけどね・・。

レンゲです。

PENTAX-M MACRO50mmF4

絞り開放F4 1/40

柔らかい描写でいいですね~。ぼけもまろやかでスッごくいい。花撮影向きのマクロレンズですね。

50mac5_1

上記と同じ位置で絞り込んで撮影。

F11 1/6

シャープさがアップ。立体感も感じます。やっぱりアンダーに露出が転がってしまう。スポット測光で白い花を撮影してますからね。コレでも一段シャッターをプラス露出補正しているんですが。

バックのボケも柔らかいまま綺麗にボケて、このレンズいいですね~。やはり100mmマクロもそうですが、しっとりと落ち着いた描写ですね。

50mac6_1

最短撮影距離の比較。コレは標準レンズのA50mmF1・7で上記と同じ位置から撮影。このレンズの最短撮影距離の45センチでの撮影です。

PENTAX A50mmF1・7

(絞り値を忘れてしまいました、たしかF4、レンズさっき見たらそうなってたから・・・、いいかげん~。)

おお!やはりその上のマクロレンズは寄れますね。標準レンズもその明るさから便利なのですが。寄れる標準マクロはスナップから接写もこなせるので、街角をスナップしつつ、気になった小物を接写、みたいな撮影に向いています。ただ、このF4ものじゃなくてF2・8の方が便利でしょうけどね・・。

50mac7_1 赤ナデシコ。また50mmマクロに戻って撮影。

F4 1/15

前回の100mmマクロより発色が鮮やかですね。赤の中に階調が感じられ、べたーっとはなっていません。

花びらのエッジが効いているのは、カメラのシャープネスが効きすぎているのでしょう。

ピントもいいですね。使えるマクロですよ。

50mac8_1

コンパクトで取り回しもいいし、部屋の中の撮影に向いています。このようにちょっと引いて周りの風景もさりげなく取り込んだ画作りが50mmマクロには出来ます。

F5・6 1/4

ただし三脚が必要ですね。晴れているときのお庭の花をあまり接写しない撮影なら手持ちでもいけるでしょうけど。部屋で小物を撮るなら小さなローアングル三脚があると便利でしょう。

50mac9_1

窓辺の花をこんな感じで日記っぽく撮り続けるなんていいですねえ。

F5.6 1/60

この50mmマクロは、性能も良くコンパクトでいいですね。ボケも柔らかく良いレンズです。

デジタル一眼ですと75ミリになってしまいますが。開放F2・8で等倍までよれる最新のペンタックスマクロレンズが欲しくなってしまいました。う~んけど、デジタル用で35mmF2で1:1マクロなんてレンズでないですかねえ。最近のレンズ事情に詳しくないのですが。24㎜F1.8とか寄れないのかな?

デジタル一眼レフを購入して、付属の標準ズームレンズが使いこなせてきたら、次は標準マクロレンズがお薦めですよ。つい望遠ズームに目が行ってしまいますが、最近の標準ズームは結構望遠までいけてるし。スナップ&風景派なら超広角ズーム次に望遠大口径ズーム、人物ポートレート派なら50mmF1.4~1.8次に85ミリF1.8とか135㎜F2とか、接写派ならば迷わず50mmマクロ次に100mmマクロレンズをお薦めします。ああ、けど最近の標準ズームはマクロモードで結構寄れるのですよね・・。

では、また。

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2007年3月21日 (水)

PENTAX・Mマクロ100mmF4の描写・K100Dで部屋の花撮影

前回の続きですが、ペンタックスのデジタル一眼レフK100Dにて、昔のマニュアルマクロレンズを装着し自宅の花を接写します。

ネットオークションで落札した、昔のマニュアルマクロレンズはどんな描写をするのか?最新のデジタルカメラで撮影するという、ペンタックスならではの組み合わせでトライしました。

100m7 これですね。ペンタックス-M MACRO100mmF4です。

軽量コンパクトが売りのMシリーズですが、中望遠マクロということで、やや大ぶり。M135ミリF3.5より一回り大き目です。

しかし、他社の中望遠マクロよりはコンパクトです。AFならキャノンの100mmマクロUSMの半分以下です・・。

流石に古いということで、開放絞りもF4と一段暗め、接写も1:2倍までとなっています。等倍まで寄れないのはどんな影響があるでしょうか?以前使っていたニコンのAiマイクロ105mmも1:2まででしたが、そんなに不便ではなかったのですが。

100m8 接写モードに入ると、びょーんとレンズが伸びていきます。コンパクトもこれまで・・。最新のインナーフォーカス式にはかないませんよ。

レンズ先端にはおなじみの金属リングがはめられ、昔のレンズならではの美しさ。

で、そこからびょーんと伸びて、リングの上に何倍で接写しているのかわかるように数字が刻まれています。

コレが最も接写している状態で1:2倍。

最短撮影距離は、レンズの距離目盛を見ると45センチです。

100m9 こういう感じで撮影しています。

やはりマクロでの接写は手持ちでは無理。しっかりした三脚を使用します。

ホワイトバランスはオート。

ISO200で撮影しました。

100m1

では、M100mmF4マクロの作例です。

種から育てた我が家のレンゲ。

絞り開放F4 1/100

前回より花の写真は一切加工していません。普段はフォトショップでコントラストやシャープネスをいじっていますが、ここからはリサイズのみです。

接写は、このレンズの最短撮影距離付近でどれも撮影しています。中望遠マクロはピントが薄くてよくバックがボケますね。ちょこっとボケがうるさいかなあ・・。

100m4

一番手前の花弁にピントを・・・。

絞りF4 1/60

やはり露出がアンダーに転がります。シャッター速度を1段遅くしてちょうどいいか。

近い距離のボケはややにじんでますね。遠いボケはまろやかです。

100m5

同じ位置から絞り込んで。

絞りF11 1/8

真ん中までピントが合います。やはりシャープです。

こういうしべのない花は絞り込んで奥行きを持たせたほうが綺麗ですね。

やや、発色は落ち着いています。今時のレンズのような華やかな派手な発色じゃあないです。しっとりとした和風の花が向いていますか。

100m2 ナデシコの白い花が咲きました。

コレも最短撮影距離ですが、500円硬貨ほどの大きさの花ですから、1:2倍でちょどいいでしょうか。コレより小さい花だと不満かも。

絞りF5・6 1/10

一段絞りました。

100m3 赤なでしこ。赤い花はデジタルで撮るとべったーとした描写になりやすいのですが。

カメラで設定したシャープネスがやや効いているのか、エッジが硬いですね。

絞りF11 1/4

ピントがきつかったので絞り込みました。開放ではちょっとしべの繊毛が潰れ気味でした。ここまで絞るとはっきり写ります。が、ややぶれたかなあ・・。手ぶれ補正も効きまくっていましたが。三脚が不安定でしたから。

100m6

100mmマクロはやはり緊張しますね。ピントがきつい。

F11 1/4

露出は全体にアンダー、1~2段のプラス補正が必要でした。

昔は、絞りを開けてボケを生かした写真が好きでしたが、絞り込んでピントを奥まで合わせた方が、花は綺麗だなあと、久しぶりに花の接写をして感じました。

次回はM50mmF4マクロの作例をご紹介します。

では、また。

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2007年3月18日 (日)

ペンタックスK100D・マニュアルマクロレンズで部屋の花撮影

久しぶりにカメラ&レンズの話です。昨年購入以降、私のお気に入りのPENTAX・K100Dです。

Mac1 コレですね。スペック的には入門機ですが、普段の撮影には必要十分、何よりもペンタックスらしく軽量コンパクトで、お値段も懐に優しいお薦め機です。600万画素ですが、まったく問題なく良く写ります。

一番のお気に入りは、ペンタックスユーザーなら一度はやってしまう、昔の古いペンタックスマニュアルレンズがアダプター無しに使えてしまうことです。コレはペンタックスとニコンの高級機種ユーザのみに許される特権です。ペンタックスはこの入門機でも出来てしまう。

この画像では、A50mmF1・7を装着。画角はCCDの大きさによって1・5倍の75ミリ相当になってしまいますが。K100Dによるマニュアルレンズの撮影には若干の制約と作法がありますので、私のブログのこのあたりのページをご覧くださいませ。

わざわざこんなことやらなくても最新のデジタル用AFレンズを使えば簡単に良く写りますが、なにせ趣味の世界ですから、描写の味ですとか、面倒くさい操作を楽しむとか、右手に飽きたので左手を使うというレベルで、喜んで遊ぶというわけです。

Mac2

で、今回出番なのが、K100D購入以降、ネットオークションで買い集めているペンタマニュアルレンズ群。この辺まで集めたところでここで紹介しましたが、

その後ヤフオクでゲットしたのがこのマクロレンズ2本です。左がM100mmF4マクロ,右がM50mmF4マクロです。

私は以前花の接写に夢中になってしまい、こんなホームページ野の花写真館なるものを作ってしまったので、花写真に興味のある方は是非ご覧くださいませ。で、花の接写となるとAFレンズを使ってもAFは使わない(使えない)ので、マニュアルレンズの方が楽でピントリングも接写モードで写しやすく出来ています、楽しいわけです。

なら折角のペンタ、MFマクロレンズを購入しました。本当は露出モードがフルで使えるAレンズが欲しいのですが、K100D出現以来高騰を続けていますので、入手しやすいMレンズとなりました。

AFレンズならば開放絞り値も通常F2・8、接写も1:1の等倍撮影が出来るのですが、この当時は開放絞りはF4,接写も1:2倍までとなっています。このあたりはちょっと物足りないのですが。

Mac3

本当は野外に行って、ようやく咲き始めた野の花を撮影したい所ですが、病み上がりですし、外は3月下旬だというのに、まだ上州名物空っ風が吹きつけ寒いの何の、冬枯れた風景が広がっておりますので、家の中で・・。

我が家の居間にある出窓は一足早く春が来ております。シクラメンは一昨年購入したものですが、微妙な水加減と肥料で、ほとんど芋状態の鉢植えを育てて今年も咲かせる事に成功しました。

さらには、ありがちな栽培キットを購入し、種から育てたレンゲとナデシコであります。

Mac4

セッティングはこのように。本来花撮影は、ここで講釈をしていますが画像を見ていただけたいのですが、がばっと脚が開いてローアングルが出来る三脚と、上からファインダーが覘けるアングルファインダーを装着し、はいつくばって撮影しますが、このように不精します。腰も痛いから・・。ペンタックスのアングルファインダーはいつか欲しいのですが値段が高い・・。

この三脚はローアングルが苦手ですが、風景用のハクバのカーボン三脚HG6040cです。しっかりしていて高さがでる優れものです。部屋の中では脚は全開に開けませんが、ぶれ予防にk100dのアンチシェイク機能に期待します。

Mac5

まずはシクラメン。こんな大きい花、実はマクロレンズじゃなくても十分撮影可能です(笑)。画角をわかりやすくする作例ということで。あまり接写していません。

M50ミリF4マクロ 絞りf4,1/250

やはり絞りf4だと被写界深度は深いですね。この頃はまだ窓を開けて撮影。バックは外の風景です。

撮影は、mレンズですので、撮影モードはマニュアルモード。測光はスポットにしました。三脚を使っているので、一度測光ボタンを押して露出をロックして、後はシャッタースピードで露出補正します。ほんとは露出補正ボタンを使えばここでわかりやすかったのですが、癖なので・・。白っぽい花を撮影すると、露出はアンダーに転びますので、プラス1~1・5くらいシャッタースピードを遅くして補正しました。これでもまだアンダーですが。

Mac6

比較のために、これは標準レンズのA50mmfF1・7で撮影。この撮影距離ならばマクロレンズでなくても撮れます。

絞りF4 1/200

描写の差はどうでしょう?上は開放、こちらは2段絞っていますので、こちらの方がカチッとした描写になっていると思いますが。

Mac7

それでは、同じくA50mmf1・7を絞り開放で。

絞りf1・7 1/1000

うわ~とろける描写。とろんとしたボケ具合がたまりません。やっぱり標準レンズは美味しいです。大きい花は、標準レンズで開放付近で撮影するといい味でますね。これはズームレンズでは味わえない世界です。

コレじゃあ、マクロレンズの面白さが伝わらないので。レンズを100mmマクロに交換してみましょう。

Mac8 M100mmf4マクロ

絞りf4 1/200

ちょっと接写してみました。被写界深度は薄いですね。ピントがかなり怪しいので、これ以降100mmマクロで接写はしばらく封印しました(笑)。どこに合わせようとしたのか?いや、手前ですよ手前のほう・・。

おお、いいボケ味じゃないですか!かなりとろけますね、コレは花撮影用として使えます。この頃のマクロレンズは、バリバリ硬いものを撮影するように出来ていると思いきや、開放は流石に柔らかくていいですね。

K100Dのファインダーは結構ピントの山がわかりやすいのですが、私の腕が鈍りましたよ。修行します・・。

さっき比べてみましたが、50mmと100mmで最も接写してみましたが、写りこむ範囲はあまり変わりませんでした。被写体との距離関係とか、バックのボケとかで使い分ける感じです。手持ちなら50mmしかないでしょう。

次回は、50mmと100mmのもっと接写している作例をご紹介します。って、いつになるのか?頑張ります。前回28mmレンズの比較作例として、A,M,Kと3種類紹介する予定でしたが、皆同じような写りだったのでやめました・・。また撮影しなおしますから。わかったのはK28mmF3・5は線が太めで硬質な写りでした。

・・・マクロレンズの作例こそ、掲載しますから、お楽しみに。

では、また。

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2007年1月 8日 (月)

ノゾリキスゲ EOS D60作例

ノゾリキスゲ、という花をご存知ですか?実はニッコウキスゲのことです。群馬県六合村にある野反湖周辺に咲くニッコウキスゲのことを地元の人はノゾリキスゲと呼んでいます。今回、2003年頃、当時使用していたキャノンのデジタル一眼レフEOS D60を使用した写真を掲載いたします。

Noz1 地元に咲き誇る花にニッコウなんて名前が付いていたら、それはここは日光じゃないぞと地元の人も思いますよね。誇りを持ってノゾリキスゲと呼んでいるのでしょう。ちなみにニッコウキスゲも本名じゃなくて愛称、本当の名前の学名はゼンテイカ、です。

8月2日 CANON EOS D60

EF17-35mmF2.8L ISO100

F8.0 1/250 WB太陽光

この野反湖は、標高1514メートルの高さにある、高山にある湖では大変規模の大きい人造湖です。もともとは尾瀬のような湿原だったそうですが、昔ダムを作ってしまったのです。

先日もこのブログのコマクサ のページに書いたのですが、正月休みも本日でおしまいなので、以前撮った花写真をこの機会にアップしています。もともと真夏の花なので一月には咲いていませんのでお間違いなく。2003年の夏に撮影した写真です。

Noz2 もともとコマクサの撮影に行ったのですが、ノゾリキスゲもまばらでしたが咲いていたので撮影しました。7月29日は曇りで霧が出ていました。

7/29  CANON EOS D60

EF17-35mmF2.8L ISO200

F8.0 1/90 WBくもり

この2003年当時、まだ普及する前のデジタル一眼レフEOS D60を無理してローンで購入、先程ご紹介した野の花写真館にアップするために活用しました、それまではニコンのF3にニッコールレンズで撮影していました。野の花写真館の前半カタクリやセツブンソウなどはF3,ミズバショウから先はD60を使っていますので、興味のある方は見比べてください。

Noz3 霧のしずくが花について、霧をバックに幻想的な美しさがありました。ただ暗いのと、コマクサを撮影が目的の為大型三脚を持っておらず、高い位置にあるノゾリキスゲを手持ちで撮影したのでかなり困難が伴いました。

7/29 CANON EOS D60

EF50mmマクロF2.5 ISO200

F4.0 1/250 WBくもり

撮影ポイントは、一つ目は

Noz4 コマクサと同じに富士見峠の駐車場に車を置き、八間山のコマクサ自生地に登る途中の登山道の両側。

ロープが張ってある両側に咲いています。この時は咲き加減が今ひとつでしたが。

EF17-35mmF2.8l

Noz7 二つめは、富士見駐車場から野反湖の間に広がる斜面です。

遊歩道が整備されています。シーズンになればこの両側にノゾリキスゲが咲き誇るはずなのですが・・。

EF50mmマクロF2.5

この時は咲いてませんでしたね、あまり・・。

このEOS D60,購入時は30万円ほどしましたが、それでも当時は、100万円以上それまでしていたのが随分安くなったものだと思いましたが・・。時は流れますねえ。ここに詳細があります。花の撮影機材 現在中古で数万円で買えると思いますが悲しいです・・。しかしこのD60,キャノンのDシリーズのラインナップ中では特異な存在らしく、現行品も併せて他のDシリーズに比べて発色がかなり派手らしいのです。それなので、現行のDシリーズと使い分けて現在もサブ機として使用しているプロの方がいると、何かで読みました。たしかに、曇りでもこってり色をのせてきますのでいいかも。いかがですか?現行市場の入門機より安いし、メイドインジャパンで高品質ですよ~。

では、EOSD60と、EFレンズを使ったノゾリキスゲ・ギャラリー。何故か全部部分測光を使っています。多分割評価測光だと花に露出が合わせ難かったからだと思います。今なら評価測光で問題なく撮ってしまいますが・・。全て手持ち撮影です。辛かったなあ。

Noz8 高原の夏っぽい感じ。

8/2 

CANON EOS D60

EF17-35mmF2.8L ISO100

F8.0 1/350 WB太陽光

Noz5

霧の中のノゾリキスゲ。

しずくが綺麗でした。

7/29 CANON EOS D60

EF50mmマクロF2.5 ISO200

F4.0 1/125 +1/2補正 WBくもり

Noz6

手持ちの近撮はこの辺の距離が限界かなあ・・。

ちょいアップで。

花が大きいので、100mmマクロはいりません。50mmで十分て言うかこれじゃなきゃ手持ちで撮れませんから・・。

7/29 CANON EOS D60

EF50mmマクロF2.5 ISO200

F5.6 1/125 WBくもり

Noz9

ニッコウキスゲは高原に咲いていますが、このように湖バック、って言うロケーションは他の場所にはなかなかないと思いますよ。

もう少し咲いてきたら、湖畔まで近づいて撮影すると絵になると思います。

8月2日 CANON EOS D60

EF17-35mmF2.8L ISO100

F8.0 1/250 WB太陽光

こうやって以前撮影した花写真を見ていると、あの頃の情熱を思い出して、また花を撮影したくなってきました。EOSはやっぱりいいなあ・・。フルサイズCCDのEOS 5D,買っちゃおうかなあ・・。う~ん、EFの広角ズームとタムロンの90ミリマクロで。だってキャノンの100mmマクロでか過ぎますから・・。まだ一月ですか。春まであと2ヶ月。待ち遠しいですね。花を撮るほど生活に余裕があればいいのですが。

では、また。

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