2008年2月 9日 (土)

フクジュソウ

昔撮影した花写真シリーズ、今回はフクジュソウです。漢字で書くと福寿草ね。

Fuk1_2 お正月頃に鉢植えで売ってたりしますが、これは地元群馬の自生地で撮影しました。

この写真懐かしいなあ。HPを立ち上げた時の、案内ハガキに使った写真です。

Nikon F801S
Tamron SPAF90mmF2.8Macro1:1
RVP

Fuk2_2
今夜は、関東地方も2度目の積雪
福寿草には雪が似合います。
けど、雪の日は花にとっても過酷な条件。花はぐったりとしおれて写真には厳しいのです。

福寿草はここ群馬では2月頃から咲き始めます。今頃、この自生地の花に、雪が積っているのでしょうか・・。









Nikon F801S
Tamron SPAF90mmF2.8Macro1:1
RVP


Fuk3 この群馬県松井田町の自生地、こんもりとした人工的な丘の上にあります。古墳のような気もしますし、丘の頂上や周りにはこのような祠があります。地元に人がずっと大切にしてきた自生地でした。
埋蔵金伝説もあり、埋められた小判がこのような黄金色の花になったという話で、なかなかロマンのある場所です。


Nikon F3 
Ai Nikkor 28mmF2.8S
RVP

私の最も好きな焦点距離が28mmです。ニコンのニッコール28mmレンズはよく写ります。当時28mmは、F2とF2.8の2本を使っていました。F2は諧調が豊かで、暗い部分での微妙な諧調表現が出来ます。このF2.8はハイコントラストで抜けが良い。空の青もスカッと爽やか。広角レンズで撮影するコツは、被写体にぐっと寄って主題を明確にする事。このレンズ最短撮影距離は短いのでここまで近寄れます。

Fuk4 最初に本格的に花を撮影したのがこの福寿草です。カメラもこの頃使っていたニコンの初期のAFカメラF801S。それを殆んどフルマニュアルで使っていました。ピントもマニュアルで合わせています。

Nikon F801S
Tamron SPAF90mmF2.8Macro1:1
RDPⅡ

このタムロンの90ミリマクロレンズも定評のあるやつ。旧モデルのF2.5は別名ポートレートマクロといわれ、柔らかな描写から人物撮影にも評判がいい伝説のマクロレンズ。このF2.8も発色が鮮やかでボケ味もいいし、もちろん解像度も十分、このタイプから等倍撮影も可能になりました。旧モデルも欲しいし、こいつもまた使ってみたいレンズです。

明日、積った雪の中から顔を出した福寿草なんて、画になるよなあ・・・。けど、寒くてあの頃のような情熱はもはやありませんので、撮影には行かないでしょうね・・。

では、また。

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2008年2月 4日 (月)

セツブンソウ

思い出の花写真シリーズ第2弾です。更新しなくなった私のHPから、画像を移植してお送りしております。

今回は、セツブンソウです。山野草好きな方しかご存じないと思います。限られた場所に、しかも冬に咲く花なのですから・・。

Setu1_2 暖かいところでは、節分の頃から花が咲き出すことからこの名がついたとか。
早春のもっとも早い時期に咲く花の一つです。

Nikon F3   Ai-micro nikkor 105mm F2.8S

RVP


Setu_2

大変に小さい花です。花の直径は僅か2センチ。ぐぐっと接写する必要がありました。

撮影は、2000年の2月26日と3月11日。暦では春といっても、山中ではとても寒い真冬です。
場所は埼玉県の秩父、両神村節分草園というところです。

石灰岩地質の場所にしか自生しません。ここは管理されていましたが、3月中旬に行けばとても沢山咲いています。

小さく繊細な、可愛い花です。

Nikon F3   Ai-micro nikkor 105mm F2.8S
RVP

林の中、落ち葉の中から咲いています。






Setu3 葉の落ちた林に差す陽は、まだ弱弱しく、寒さばかりの山中です。
残雪の中、花は日差しを求めて咲き出します。

Nikon F3   Ai-micro nikkor 105mm F2.8S
RVP





Setu4_2 何故、こんな寒い時期にこの花は咲くのだろう?私はセツブンソウを見た時に思いました。

花は、飛ぶ虫たちに花粉を運ばせることで種を育んでいる。しかし、こんな寒い時期、この林に虫など飛んでいないではないか。

それでもセツブンソウは咲いています。きっと私の思いつかない意味があるのでしょう。

手がかじかむほどの寒さの中、僅かな暖かい日差しを求めて、手を差し出すかのように陽に向かい咲くセツブンソウ。


Nikon F3   Ai-micro nikkor 105mm F2.8S
RVP





Setu5

光の中で、輝く小さなセツブンソウ。

Nikon F3   Ai-micro nikkor 105mm F2.8S
RVP


けなげで、力強い。
私はファインダーからこの光景を見て、涙ぐんでしまいました。
可憐な花から、生きる力を強く感じたのです。

では、また。







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2008年1月29日 (火)

カタクリの花

以前私は、野の花写真のホームページを運営していたのですが、もう何年も更新せずに、今では無惨な状況です。
プロバイダーの都合で、そこの日記も掲示板も閉鎖され、アクセス数も開設から5年間の通算で、このブログの一ヶ月のアクセス数にも及びません。閑散としています・・。
そこでの「日記」は、このブログに受け継がれています。

そのHPには、沢山の野の花の写真が掲載されているのですが、このまま陽の目を見ないのも可哀想なので、このブログに展示したいと思います。野の花の写真、マクロ(近接)撮影に凝っていた頃の写真たちです。

本日は、カタクリです。とても可憐な花です。関東地方では3月下旬~4月上旬に咲きます。

Kat1_3 2000年ごろの撮影。
まだフィルムカメラで撮影しています。

Nikon F3  Ai Nikkor 50㎜F1.4  RVP








Kat2_2 このNIKON F3というカメラは、今思い出しても素晴らしいカメラでした。握った時の塊感、ファインダーの素晴らしい見え具合、切れのいいシャッター。まさにプロ用の道具でした。


Nikon F3   Ai-Micro nikkor 105mm F2.8S

RVP






ニッコールレンズの描写力もいい味を出していました。





Kat3 フィルムは、リバーサルフィルム、ポジフィルムというもので、ネガと違って撮影後に露出や発色の調整が出来ません。まさに一発勝負のフィルム。露出を変えて3カットづつ撮影しますが、撮影は緊張します。RVPというのは当時あったISO50のリバーサルフィルム、ベルビアです。

Nikon F3  Ai-Micro Nikkor 105mm F2.8S

RVP

ホームページでは、群馬県内の撮影可能な自生地を紹介しました。しかし、この写真たちは、そういった管理された自生地ではなく、自然の林の中で撮影されたものです。ホームページでは公表しませんでしたが、群馬県内の奇岩で知られる山のとある登山道に一面自生していたのです。



Kat4

これは28mmの広角レンズ。こいつも素晴らしい描写のレンズです。


Nikon F3  Ai Nikkor 28mm F2S

RVP









Kat5 花は小さいけど、ぐっと近づきます。ピントが合う幅はとても薄くて、ピント合わせに集中します。ポジフィルムを直接フラットヘッドスキャナで読んだのですが、スキャナのピントがちょっと怪しかった・・。

Nikon F3  Ai-Micro Nikkor 105mmF2.8S

RVP



Kat6_2 55mmマクロレンズは、周囲の景色も写しこみます。花の周りの空気ごと包み込むように。

林の中に春が徐々にやってきています。


Nikon F3  Ai-Micro Nikkor 55mm F2.8S

RVP




しかし、徹底的にローアングルをやっています。全てのカット、もう地面にはいつくばっての撮影です。この頃は土まみれになって、もう夢中でした。



Kat7

50mm標準レンズも幻想的な描写です。逆光でポートレート的に撮影してみました。


Nikon F3  Ai Nikkor 50mm F1.4

RVP



いかがでしょうか、カタクリ。可愛い花ですね。

もう恥ずかしいのでホームページのリンクは記載しません(ブログのトップからも外してしまいました)。ブログ内のどこかの記事にリンクがありますけど・・。

この頃のメインカメラのNIKON F3は、私が使ったこの数のカメラの中で  最高のカメラでした。今でもフィルムカメラが主力ならば使っていたでしょう。デジタルカメラに移行して、既に売却してしまいましたが・・。これらのニッコールレンズも素晴らしい描写で、いつかはデジタルカメラで復活させたいと思っています。ニコンのカメラについてはいつかまた詳しくレポートします。
花シリーズも、まだやるつもり・・。

では、また。

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2007年5月13日 (日)

母の日に今年も思う。そして今年も近所にポピー畑が出現。

今日は母の日です。爽やかな晴天が広がり、趣味の自転車に乗って来週の佐渡ロングライドイベントに備えて練習走行したいところですが、ぐっとこらえ親孝行です。普段両親には何もしてあげられていないし・・。

例年、花好きな母のために鉢植えをプレゼントしているのですが、今年は母が入院している為、鉢植えは病室にはタブーなので変更。ユニクロに行って薄でのニットを5枚。半袖、七分袖などのカーディガンを各色購入しました。これから冷房が病室に入ると肌寒くなったりするんじゃないかと思いまして。ユニクロのレディースコーナーに初めて入ったけど恥ずかしかったです・・。ギフトのバックに入れてもらいました。

お昼頃に病室に届け、実家に戻って猫のくーちゃんと遊んで、姉が用意してくれた昼食を父と食べました。なんだか久しぶりに家族団らんの幸せな空気を感じました。こんな幸福は後何年続くのでしょうか?母の日を祝ってあげられるのは今年で最後じゃないだろうか?と、このところ毎年思うようになってしまっています・・。

この週末は、いろいろ用事をこなしました。そんな中、居間の窓から外を見ると、おお!いつの間に、また今年も近所の畑の中にポピー畑が出現していました!

Popi1

居間の出窓から見下ろすと、畑の一角に鮮やかな色合いが・・。

Popi4 なかなかお花好きな農家の方がいらっしゃる。レンゲの種をまくのはありますが、ポピーとは。昨年に続き今年も咲かせてくれました。これって肥料になるのでしょうか?

ポピー畑、の看板も作って通りの角に掲げてあります。

この辺の地域は、こうやって花を栽培させて、みんなに公開してくださるところが増えています。嬉しいですね。

Popi2 早速出かけます。

我が家のアパートの玄関を開けると、こんな光景です。目の前に山があって、住宅地が広がります。真正面の山の斜面にある住宅地は、NHKの朝の連続ドラマ「ファイト!」で主人公の自宅だったところです。

Popi3 アパートの横の小道を行きます。ここは年々綺麗になっていきます。今年の舗装でとうとう、側溝に蓋がされてしまいました。毎年この時期から夏にかけて、大きな野ゴイがこの側溝を用水路から上って泳いできて、コケをはむはむ食んでいる様子が見られたのですが、もう無理ですね、用水路には行き場を失った鯉が泳いでいました。

Popi5 路地を真っ直ぐ行って、左の曲がるとありました。咲いている~。

Popi6 ポピーってケシの一種ですか。蕾と割いた後の状態に特徴がありますね。

まだ蕾が沢山あるので、これからもしばらく咲いてくれるでしょう。

赤、ピンク、白と咲いています。ここには咲いていないけど、あとオレンジっぽいのもありましたよね。私の職場にいつの間にか咲いていましたが・・。それってポピーじゃないかも?

Popi7 ポピー畑の向こうに霞む私の住むアパートです。

すごいスケールのポピー畑ですね。これを農家の方が作ってしまうとは、恐れ入ります。

しかし、いいところですね~、後に山を背負って、畑と田んぼが広がる集落。新幹線も止まる高崎の街中まで自転車で10分の場所とは思えない光景ですね。もうすぐ、田んぼに水が張られたら、まるで湖の中にアパートが浮かんでいるようになり、カエルの大合唱が響き渡るのです。

素敵なポピー畑、母にも見せてあげたかったな。確か結婚してすぐの頃、6年くらい前だったか、うちのアパートまで来てくれたっけ。あの頃はまだ元気に歩けていたんだなあ・・。どんどん時は流れているのですね。

この週末、いつものように洗濯4回、あと床屋さんに行きました。年に4回も行かないのでビックイベントです。前々回の12月はこんなことが・・・。

前回の2月にはこんなことが・・。あったのですが、今回は店長がずっと切ってくれて、おねいさんに一度もいじられなかったのでテンションが上がりませんでした。唯一の仕込みギャグは、「仕上げに何かおつけしますか?」「んじゃあ、おろしポン酢で・・・。」くらいでしたね。

では、また。

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2007年1月 8日 (月)

ノゾリキスゲ EOS D60作例

ノゾリキスゲ、という花をご存知ですか?実はニッコウキスゲのことです。群馬県六合村にある野反湖周辺に咲くニッコウキスゲのことを地元の人はノゾリキスゲと呼んでいます。今回、2003年頃、当時使用していたキャノンのデジタル一眼レフEOS D60を使用した写真を掲載いたします。

Noz1 地元に咲き誇る花にニッコウなんて名前が付いていたら、それはここは日光じゃないぞと地元の人も思いますよね。誇りを持ってノゾリキスゲと呼んでいるのでしょう。ちなみにニッコウキスゲも本名じゃなくて愛称、本当の名前の学名はゼンテイカ、です。

8月2日 CANON EOS D60

EF17-35mmF2.8L ISO100

F8.0 1/250 WB太陽光

この野反湖は、標高1514メートルの高さにある、高山にある湖では大変規模の大きい人造湖です。もともとは尾瀬のような湿原だったそうですが、昔ダムを作ってしまったのです。

先日もこのブログのコマクサ のページに書いたのですが、正月休みも本日でおしまいなので、以前撮った花写真をこの機会にアップしています。もともと真夏の花なので一月には咲いていませんのでお間違いなく。2003年の夏に撮影した写真です。

Noz2 もともとコマクサの撮影に行ったのですが、ノゾリキスゲもまばらでしたが咲いていたので撮影しました。7月29日は曇りで霧が出ていました。

7/29  CANON EOS D60

EF17-35mmF2.8L ISO200

F8.0 1/90 WBくもり

この2003年当時、まだ普及する前のデジタル一眼レフEOS D60を無理してローンで購入、先程ご紹介した野の花写真館にアップするために活用しました、それまではニコンのF3にニッコールレンズで撮影していました。野の花写真館の前半カタクリやセツブンソウなどはF3,ミズバショウから先はD60を使っていますので、興味のある方は見比べてください。

Noz3 霧のしずくが花について、霧をバックに幻想的な美しさがありました。ただ暗いのと、コマクサを撮影が目的の為大型三脚を持っておらず、高い位置にあるノゾリキスゲを手持ちで撮影したのでかなり困難が伴いました。

7/29 CANON EOS D60

EF50mmマクロF2.5 ISO200

F4.0 1/250 WBくもり

撮影ポイントは、一つ目は

Noz4 コマクサと同じに富士見峠の駐車場に車を置き、八間山のコマクサ自生地に登る途中の登山道の両側。

ロープが張ってある両側に咲いています。この時は咲き加減が今ひとつでしたが。

EF17-35mmF2.8l

Noz7 二つめは、富士見駐車場から野反湖の間に広がる斜面です。

遊歩道が整備されています。シーズンになればこの両側にノゾリキスゲが咲き誇るはずなのですが・・。

EF50mmマクロF2.5

この時は咲いてませんでしたね、あまり・・。

このEOS D60,購入時は30万円ほどしましたが、それでも当時は、100万円以上それまでしていたのが随分安くなったものだと思いましたが・・。時は流れますねえ。ここに詳細があります。花の撮影機材 現在中古で数万円で買えると思いますが悲しいです・・。しかしこのD60,キャノンのDシリーズのラインナップ中では特異な存在らしく、現行品も併せて他のDシリーズに比べて発色がかなり派手らしいのです。それなので、現行のDシリーズと使い分けて現在もサブ機として使用しているプロの方がいると、何かで読みました。たしかに、曇りでもこってり色をのせてきますのでいいかも。いかがですか?現行市場の入門機より安いし、メイドインジャパンで高品質ですよ~。

では、EOSD60と、EFレンズを使ったノゾリキスゲ・ギャラリー。何故か全部部分測光を使っています。多分割評価測光だと花に露出が合わせ難かったからだと思います。今なら評価測光で問題なく撮ってしまいますが・・。全て手持ち撮影です。辛かったなあ。

Noz8 高原の夏っぽい感じ。

8/2 

CANON EOS D60

EF17-35mmF2.8L ISO100

F8.0 1/350 WB太陽光

Noz5

霧の中のノゾリキスゲ。

しずくが綺麗でした。

7/29 CANON EOS D60

EF50mmマクロF2.5 ISO200

F4.0 1/125 +1/2補正 WBくもり

Noz6

手持ちの近撮はこの辺の距離が限界かなあ・・。

ちょいアップで。

花が大きいので、100mmマクロはいりません。50mmで十分て言うかこれじゃなきゃ手持ちで撮れませんから・・。

7/29 CANON EOS D60

EF50mmマクロF2.5 ISO200

F5.6 1/125 WBくもり

Noz9

ニッコウキスゲは高原に咲いていますが、このように湖バック、って言うロケーションは他の場所にはなかなかないと思いますよ。

もう少し咲いてきたら、湖畔まで近づいて撮影すると絵になると思います。

8月2日 CANON EOS D60

EF17-35mmF2.8L ISO100

F8.0 1/250 WB太陽光

こうやって以前撮影した花写真を見ていると、あの頃の情熱を思い出して、また花を撮影したくなってきました。EOSはやっぱりいいなあ・・。フルサイズCCDのEOS 5D,買っちゃおうかなあ・・。う~ん、EFの広角ズームとタムロンの90ミリマクロで。だってキャノンの100mmマクロでか過ぎますから・・。まだ一月ですか。春まであと2ヶ月。待ち遠しいですね。花を撮るほど生活に余裕があればいいのですが。

では、また。

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2007年1月 2日 (火)

コマクサ 野の花写真館をご存知ですか?

正月スペシャル企画としまして、野の花写真をやります。当時使っていたデジタル一眼レフEOSD60の撮影データと、自生地案内付きでお送りいたします。

2003年ごろまで、私は野山を駆け巡り、野の花の写真を沢山撮影しました。その中から本日は、高山植物のコマクサを掲載します。夏の花ですから正月の今は咲いていませんのでお間違えなく。

Koma9 コマクサってこんな花です。

2003年8月2日撮影

CANON EOS D60

EF100mmF2.8マクロUSM

F5.6 1/90

ISO100 WBくもり

部分測光

当時、まだ出たてのデジタル一眼レフカメラを無理してローンで購入(今の4倍は高かった・・。)フィルムの心配が要らないのでバシャバシャ撮影していました。撮影現場で通りかかったおじさんに、そんなに撮ってどうするの?と聞かれたので、ホームページに載せるのですと答えました。そーです。私はその時、自身のホームページ、野の花写真館を作っていたのです。

当時は熱心にやっていたのですが、更新が半端じゃなく大変でした。画像データが重くて、アナログ回線でアップロードするのに半日はざら、高速回線になったらデータが途切れ途切れにアップされたりで酷い目にあいました。それで更新しなくなっちゃった・・。現在はこんな便利なブログというものがありますので、こちらで撮影しているのに未だアップされてない花を掲載することにしました。正月で時間があるし。

Koma1 これは何年か前の年賀状で使ったなあ・・。もうずっとほったらかしにしていた写真たちです。

2003年7月29日撮影

CANON EOS D60

EF100mmF2.8マクロUSM

F4.5 1/250 ISO200

WBくもり 部分測光

撮影した場所は、群馬県の六合村にある野反湖です。詳しい場所は先程のHP野の花写真館の「シラネアオイ」のページをご覧ください。ほぼ同じ場所に季節を変えて咲いております。

Koma3 これが野反湖とコマクサ自生地。

野反湖は人造湖ですが、かなりの高山にあり、国立公園内なので建造物も少なく、とても自然に囲まれた、関東とは思えないほど静かな場所です。群馬県民でもびっくりなほど山奥です。

標高1514メートルという相当な高山。夏でも肌寒いのです。周囲12キロメートルの湖。まわり、誰も住んでませんから・・。

コマクサ自生地は、お隣草津温泉の奥にある白根山が有名ですが、野反湖もかなり咲いています。地元の中学生が植生し、大切の育てています。

EF17-35mmF2.8L

F8.0 1/125 ISO100

 

Koma5

下に見えるのが、峠にある駐車場です。おみやげ物も買えます。ここを下ると湖畔に降りられますが、ここで車を停めます。

道を渡り、八間山(1934メートル)の登山道を登ります。

しばらく登ると「コマクサ自生地」の大きな看板があるますので、左の道に入ります。

するとこの位置に出ます。

EF17-35mmF2.8L

F8.0 1/125 ISO100

Koma7

これは駐車場の反対側から撮った図。

建物からの上、山の尾根を登る道が八間山登山道。途中道の左側にあるガレ場がコマクサ自生地です。

EF50mmマクロF2.5

F11 1/60 ISO100

Koma6

これがその自生地。8月2日撮影。

EF50mmマクロF2.5

F8.0 1/90 ISO100

天気が良いと観光客も結構います。ロープが張ってあるので、その手前からの撮影になります。中望遠マクロレンズと、ローアングル三脚が必要です。

このロープから一歩でも中に入ると、上の画像の建物から、スピーカーのでかい声で「こちらは環境庁です、ロープ内は立ち入り禁止です」とすかさず忠告されます。誰も見ていないと思っても麓から双眼鏡で監視されているのです!

Koma2_1 7月29日に訪れた時は霧でした。花に水滴が付いて綺麗でした。ただ、あたりは霧で真っ白。麓も見えなくなり、周りに人もいなかったので怖くなってしまいました。

CANON EOS D60

EF100mmマクロF2.8USM

F16 1/30 ISO200

WBくもり 部分測光

Koma11

CANON EOS D60

EF100mmF2.8マクロUSM

F5.6 1/45 +1/2補正

ISO200 WB曇り 部分測光

Koma12

CANON EOS D60

EF100mmF2.8マクロUSM

F4.0 1/125

ISO200 WB曇り

部分測光

久しぶりの野の花写真、いかがでしたでしょうか?今年こそは、また花写真撮影を復活させたいのです。購入したペンタックスK100Dもなかなかいいカメラですし、某オークションサイトでM100mmとM50mmのマクロレンズをゲットしましたし。ローアングルファインダーがペンタックスのは高いのですよ。けど買って、3月のカタクリから、撮影しますか。

では、また。

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2006年6月 2日 (金)

クリンソウが咲いているお寺

野の花を追い求めていた数年前、クリンソウの咲くお寺を訪れたことがあります。由緒ある立派なお寺でした。境内が百花園のようになっていて、様々な花が楽しめます。

6月上旬に訪れた時にはクリンソウの花が咲き乱れていました。Kuri1

これがクリンソウ。

Canon EOS D60   EF100mm F2.8マクロUSM

桜草に似ていますが、このあたりの平地では見かけませんね。

咲いていたお寺の名前は、群馬県川場村の吉祥寺です。

詳しい撮影レポートは、わたしのHP「野の花写真館」のクリンソウのページにあります。ここです。

http://homepage3.nifty.com/nono-hana/myweb_141.htm

この時は6月6日に撮影に行っていますね。今年はどうでしょうか?

拝観料を取られましたが、お寺全体も渋いいい趣で、心落ち着いた事を思い出しました。周りの村の風景も里山といった感じで、とてもいいところでした。撮影記も読んでみて下さい。お寺にはこんな石仏もあり、花との調和がなんとも面白かったのです。 Kuri2_1

Canon EOS D60

EF17~35㎜F2.8L

実際、植栽しているのでしょうが、とてもいい雰囲気が味わえます。そろそろ咲いているのでしょうか?

近くには、猿ヶ京温泉など温泉が沢山ありますし、少し足を延ばして匠の里なんてお薦めですよ。http://takuminosato.or.jp/

う~ん、つくづく群馬っていいところだな~と、実感しております。

では、また。

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2006年5月29日 (月)

シラネアオイが咲いている山。

今夜は本業(?)のお花の話。シラネアオイは、1科1属1種という世界でも珍しい日本固有の花です。そのシラネアオイの群落が群馬県にあります。

これがシラネアオイです。Sira1                                            

Canon EOS D60

EF100mmF2.8マクロUSM

そんな貴重な花が咲いていることをネットで公開できるのも、大変管理が行き届いているところだからです。先日の地元の新聞で1面で咲き始めたことが載っていました。

群馬県六合村(くにむら)にある野反湖畔の八間山に咲いています。ウ~ン、なんだか北欧のようないいところでした。

Sira2_2 

Canon EOS D60

EF17~35mmF2.8L

天気がよければすがすがしいでしょう。いや、まだ肌寒いですか。天気が悪いと猛烈に寒いはずですから、お気をつけて。かなりの高山です。残雪ありますし。

車で麓までいけますが、山の中をかなり走りますし、その道は行き止まりです・・。

草津温泉とか尻焼き温泉に泊まっていくのもいいですね~。尻焼き温泉の川の中のお湯はまだぬるいかもしれませんが・・。

いや、ここはいいところです、ほんとに。キャンプも出来ますし、虹鱒も釣れます。

ニッコウキスゲ(ノゾリキスゲ)、コマクサの群落もありますよ。既に撮影済みなんですが、野の花写真館にはまだアップできていません。このブログで、季節になったら写真と場所を公開しようと思います。

では、また。

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2006年5月22日 (月)

近所に突然、ポピー畑が出現。

最近、近所の田んぼが、あれ草が生えてきたな、今年は田植えをしないのかなあ?どんどん草が伸びてきたなあ・・、と思ったらポピーが咲き出しました!

綺麗ですね~。うちの裏山にも大規模なお花畑があって、無料で見られるのですが、この界隈でもポピー畑が流行の兆しです。こんな近所で、休耕田をお花畑にするなんて、粋な人がいるものですね。Popy1_1

我が家の東の出窓から見たポピー畑です。もともと田んぼだったところが一区画、鮮やかなポピー畑になってしまったのですよ。

このピンクの部分ですね。実際にはも少し近くに見えますよ。

日曜日のお昼過ぎにお散歩に、ここまで出かけてみました。Popy3_2

赤、ピンク、白のポピーが咲き乱れていました。

Popy4_2 

反対側から撮影。ちなみに、右上の山の斜面にある住宅街が、ちょっと前にやっていたNHKの朝の連続ドラマ小説「ファイト」で主人公の女の子が住んでいた設定の家があったロケ現場です。Popy5

うーん、輝いて咲いていますね

いいところに住んでいますなあ。自然が一杯。前は田んぼで後ろは山。野鳥が沢山来るんですよ~。

Popy2_1 我がアパートの植え込みです。周りに木が沢山植えてあって、結構伸びてきましたね。

階段の部分ですが、うちの玄関が隠れてきてしまって、ちょっと心配ですね。けど、森の中の別荘みたいで、な、わけないですか・・。

この植え込みの下の細い側溝に、もうすぐでかい野ゴイが上って来ますよ。夜中にバッシャーんって跳ねるんです。そっと見ると、側溝の壁に付いたコケを身を乗り出しては、はむはむ食べるんですよ。可愛いんだこれが。食パンなどをあげたりしています。自然に囲まれて、のんびり生きてま~す。

ふう、今夜は前橋で会議で、ただいま帰宅です。来月の伊香保温泉での会議も、いろいろ役割をもらい、大変そうですな・・。7月は九州で会議です。早く楽になりたいです~。

では、また。

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2006年5月 2日 (火)

カタクリのおひたし

この辺では3月下旬に咲いて、もうとっくに咲き終わったカタクリですが、こんな花ですね、Katakuri3_3

Nikon F3  Aiマイクロニッコール105㎜F2.8S

可憐で私の大好きな花です。一時期この花を夢中で撮影していたことがあります。くわしくはわたしのHP http://homepage3.nifty.com/nono-hana/myweb_053.htm

に写真が沢山ありますので、ご覧くださいませ。

それなのにまさか、食べるだなんて・・。今夜スーパーで、山菜としてカタクリが売られていたのです。

Katakuri2_2 確かに、山菜でカタクリ、と書いてありますね。

茹でる前に写真を撮るのを忘れてしまいましたので、パックに貼ってあったラベルです。

実物は、芽というか蕾というか、緑色の葉っぱのような蕾に覆われて先端に薄紫色の花びらが見えます。それで茎もついています。

新潟県上越市ですか。確か雪深い山では5月のGW頃が花期だと聞いておりますから、丁度取れる時期ではあるようですが。片栗粉の原料に昔は使っていたとは聞きましたが、食用とは・・。

「さっと茹でて、胡麻和え、おひたし、酢の物、卵とじに。くせのない、まろやかな味が魅力です。」トラベルに書いてあります。

Katakuri1_1 茹でておひたしにしました。上側の緑色の物体が蕾のようで、茹でて青色に変色した花びらがちょろっと見えますね。下側のは茎ですが。

味は・・・、うん、さっぱりしています。癖はまったくありません。めんつゆをちょっとかけましたが、食感を味わうタイプの山菜ですね。

あえて選んで食べるというより、珍しいものというか。けど、カタクリって、こんな蕾でしたっけ?私の記憶では、葉っぱが既に出ていて、土からにょきっと茎が伸びてその先端に、蕾だけがうなだれている、そんな形を思い出すのですが。Katakuri4

この写真の花の下側に前ボケとして蕾がありますが・・。土から出た時の新葉なんですかね。

Nikon F3  Aiマイクロニッコール105㎜F2.8S

ま、なんか春を食べたって感じでいいっか。ま、まさか、野生を摘んだ奴じゃあ・・。その地方では売るほど生えているのかもしれませんね。

ふう、やっとGWです!5連休です。5日続けて休めるなんて、正月、夏休み、そしてこのGWと年3回のうちの一つですから、大切に休ませていただきます!5日も休めれば、人生を変えるような事しなくちゃね!・・・いや、のんびり休みましょう・・。予定も無いし。ネットで宿泊できるところ調べましたが、都内のシティーホテルならまだ空いているようなので、いざどこかに行くのなら、人がいなくなった都内でいいや・・。人口移動の逆ルートならばきっとすいているはずですから!そしてのんびりと。

では、また。

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