温泉

2009年3月27日 (金)

伊香保温泉に泊まる・岸権旅館

地元群馬県の有名温泉地伊香保。職場が年度末となり、大納会としまして1泊2日で宿泊してきました。
泊まったのは、伊香保の中でも老舗旅館、岸権(きしごん)旅館です。

Ik1 創業天正四年(1576年)というとても歴史を持つ旅館。
老舗と言っても建物自体は昭和って感じの大きめな温泉ホテル的雰囲気。ホームページはこちら。

値段的には中の上、という感じですが、伊香保温泉の老舗旅館には特有の風格がある。それは温泉の特権。

伊香保の湯は、赤褐色の硫酸塩泉(炭酸鉄泉)。通称「黄金の湯」と呼ばれる源泉。しかしこのお湯、巨大温泉街と化した伊香保の旅館全てに供給できるほどの湧出量は無いのです。ですからこの黄金の湯が使えるのは、昔からお湯の権利を持つ老舗旅館か、高級旅館くらいなのです。

伊香保の坂を上り詰めた場所にある源泉からお湯は、石段街の下を流れ、小間口と呼ばれる分岐口へ決められた量が流れ出ます。詳しくはこのブログのここのページに書きました。 この小間口権を持つ旅館の一つが岸権旅館なのです。

けど、伊香保の老舗旅館は有名な石段街に面している場合が多く、細い急坂を登り上げなくてはなりません。そして玄関先の駐車場も狭いので、送迎バスに乗って離れた場所の駐車場に行くケースが殆んど。今回私のPOLOは小さい車なので、無理なく玄関まで乗りつけることが出来ました。

Ik2 さて、無事決算日も終え仕事も一段落ついたので、午後過ぎに休暇を頂き、他の職場の皆さんより早めに旅館に入ります。

フロントのラウンジでは、お茶と温泉まんじゅうが頂けます。

部屋は、まあ普通ですが、綺麗ですね。窓の外は崖に面しているので、結構山の上という感じです。床の間に生花が一輪挿してあったので、なかなかちゃんとしています。


早速お風呂に行きましょう。
岸権旅館はお風呂の種類が豊富。貸切を除いて3箇所あります。その全てが、黄金の湯を100%完全掛け流し。これは伊香保でも他になかなかありません。伊香保の湧出量の1割がこの旅館に来ているそうです。

六左衛門の湯」に行ってみます。皆~左衛門という名前で区別がつきませんが・・。

Ik3




















おー。

ここはガラス張りの内湯と、半露天風呂の二つの湯船がある眺めのよい展望風呂。

伊香保の温泉街と遠くに山々が見えます。
黄金の湯の掛け流し。ややぬるめですが、木製の枕がついていてゆったりと入れます。
ここに来るには、一度1階に下りてそこからまた専用エレベーターで3階まで昇るのでやや場所がわかりにくいのか?入ったときは誰もいませんでした。

隣についている展望露天風呂。

Ik4














 

くー。

ぷっはー!

気持ちええ・・。
この茶色のお湯は温泉気分満点です~。

Ik5こちらのほうが湯船が小さいのですが、これだけの湯が注がれている掛け流しです。


1階に内湯の又左衛門の湯がありますが、今回は入りませんでした。









Ik6 温泉成分はこちら。

硫酸塩泉(カルシウム・ナトリウムー硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉)です。







すっかり温まって、部屋で湯上りのビールを頂き、さあ、宴会です。
Ik7 貸切の広間に集合。
この日は同業者の宴会が集中し、旅館も大忙し。料理はお膳に最初から乗っていますが、固形燃料で温める仕組み。

メインは上州もち豚のしゃぶしゃぶ鍋かな?






Ik8
氷のかまくらの中にお造り。この氷にシロップを掛けて食べてはいけません。












Ik9 椎茸と蟹身の浸し菜の花。











Ik10 春キャベツの湯葉巻き。












Ik11 鰆の山椒焼
榛名産地鶏のつくね
などなど。










天ぷらも揚げてから時間が経ってしんなりしてますが固形燃料で温めた状態。
揚げ出し豆腐も同じように温めている。
一人専用お釜でタケノコご飯を固形燃料で焚き上げる。けど、宴会が最も盛り上がってる頃に炊き上がってしまい、皆席を離れている・・。結局、宴会終り間際に冷めているのを食べてしまった。そこで、鯛の土瓶蒸しのお汁を掛けてお茶漬けにしたら旨かったぞ~。

宴会後、カラオケクラブで盛り上がります。激しく・・。

Ik12 部屋に戻ってから、温泉街に繰り出すことに。
やはり〆はラーメンを食べようじゃないかと、
男どもだけで夜の街に出ます。寒い~。

射的は今回はやりませんでしたが、やった人はおもちゃを結構もらっていました。

老舗旅館はメイン通りの石段街に近いのが良い。




Ik13 何件かラーメン屋を見送って立ち止まったのがここ。

提灯が怪しいが・・。
本場台湾の味らしいので、ここに入ります。







Ik14 普通のラーメンを注文。750円。
これが工夫があって、焦がしネギのようなものが浮いていて風味が良かった。









Ik15 ギョーザ3人前。こ、これは!なんだ?
実に面白い見た目です。
丸い小さめな手作り餃子にパリットした皮がくっついて焼いてある。

特製のタレが掛けてあって、香ばしくて美味しい。

なかなか個性的な店にめぐり合えました。



腹いっぱいになって部屋に戻ります。中は暑くて、半袖シャツで寝る。隣の布団の方の強力ないびきが納まった直後に眠りに落ちました・・。

Ik16 朝、目覚めると外は雪!積もっています。どうりで明け方寒くなったと思いました。

3月末なのに関東で積雪とは流石は山なのか、スタッドレスタイヤを外さなくて良かった。








Ik17 伊香保の温泉街も白くなっていました。











Ik18 広間で朝食。
お膳にいっぱい。とても朝食の量じゃない(笑)。我が家の夕食よりはるかに多い。

キノコのホイル焼、鍋焼きうどん、塩鮭、玉子焼き、カマボコ、山菜、刺身コンニャク、サラダ、納豆、のり、漬物、味噌汁、ヨーグルト、ミルク。
部屋の外でコーヒーも飲めます。
お腹いっぱいになった・・。


Ik19 朝風呂に行くことにします。建物の外にあるという、離れの露天風呂へ。
「権左衛門の湯」

地下1階のフロント横から建物の外に出て、道を渡るとあります。
外を歩くという行為が、ちょっとした外湯気分を味あわせてくれます。

通路には雪が積もっています。

仲居さんが常駐している広間から脱衣場に入ると誰もいない!やった!朝は空いています。一人貸切状態です。

おお、いい感じ。

Ik20




















むう。

温泉雑誌などによく掲載されている伊香保でも有名なお風呂。雰囲気よし。

崖の上の木々にせり出すように、こじんまりとした湯船があります。
床も木で独特の模様。

総檜造りの浴槽に、黄金の湯が掛け流しでざーざーと注がれています。

Ik21















濃い。

お湯の色は内湯よりも濃厚に感じます。浴槽の大きさ対して温泉の投入量が多いので、とても新鮮。

ポチャンと足を入れて・・。さあ、入りますよ!

Ik22


















おお!

ふおおおーー。気持ちいい~。

 

Ik23


















ぷはー。

朝の爽やかで冷たい空気の中、温かい温泉に浸かれるなんて、最高。
ややぬるめなので、長湯が出来ますよ。

掛け流しの黄金の湯。

Ik24ざーざー贅沢に注がれます。この瞬間私一人のために、こんな貴重な温泉を入れてくださって、ありがとうございます。

注ぎ口は赤褐色になって、温泉成分が結晶になってついています。

この辺の浴槽の縁を触ると手のひらも茶色くなってしまう。
なかなか濃い。


Ik25 欄干には雪が薄らと積もる。

なかなかの風情。

のぼせたら、縁に腰かけて体を冷ます。









Ik26 真っ青な空に、雲が高速で流れていく。

なんとも自然を感じるお風呂。

ただし、開放的な分外からも丸見え。
崖の下に別の旅館があり。
目の前の木々に葉が付いていない季節はご注意。
私は恥じらいは無いので、解放的な気分を満喫。










はー、いいお湯だった。とうとうずっと一人きりでした。最高にラッキー。
お風呂は一人でのんびりがやっぱり良いなあ。
素晴らしい露天風呂でした。

Ik27 広間は休憩所。和室になっています。なかなか良い雰囲気。
無料の麦茶サービスがありましたので1杯いただきます。よいですね~。

仲居さんがいるときは、生ビールもあります。
また、風呂に持ち込める枡酒(1000円)もあると書いてありました。

さあ、これでお風呂も堪能できました。伊香保源泉黄金の湯を味わい尽くしましたから。

チェックアウトいたします。


車のキーを受け取ると、私のPOLOは玄関前に置いてあるという。遠くの駐車場まで運ばれなかった。やはりアレだな、ホテルなんかで玄関前には高級外車ばかり停めて置くってやつだな。流石はPOLO・・。

Ik28 あ、ああっ!こんなに雪が積もっている!

ビックリしましたよ。関東地方で3月でもこんなに雪が積もるんだ、やっぱり伊香保は山なんだなあ・・。

と思って帰ってきたら下界も雪が朝は積もっていたようです。

季節外れの雪が積もったのか。
なごり雪だね。

ああ、久しぶりの温泉旅館宿泊。
実は、懐かしい人との偶然の再会というドラマもあったのですが、それは内緒。

やっぱり温泉旅館はいい!また行きたいです。

では、また。

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2008年4月14日 (月)

磯部温泉・竹林の湯宿はやし屋。念願のしょっぱい系100%源泉に入浴

先日、久しぶりに地元の磯部温泉に行って来ました。
私の青春時代をすごした安中市にあります。
成分濃厚な源泉風呂を堪能しましたので、レポートします。

群馬県安中市の磯部温泉は、JRの磯部駅から程近い温泉です。
今回は、ちょっと奥にある閑静な佇まいの旅館「竹林の湯宿はやし屋」さんにお世話になりました。
会合の今回は宴会のみでしたが、以前に2度ほど宿泊したことがあり、ここのお風呂は是非リポートしたかったのです。

宴会後、早速お風呂に。

Ha1 内湯です。部屋数が30室ほどあるので、なかなか広い浴槽です。

この旅館は1泊1万5千円くらいから。私にはややアッパーな旅館です。最近は1万円以下が狙いですから・・。格安プランなら1万円くらいで泊まれるそうですが。

湯気と暗いのでピンボケです。

ざばざばとお湯が注がれていますが、残念ながらこれは加水、加温した循環です。

ただ、後述しますが、源泉がとても濃厚なため、源泉そのままではお肌に刺激が強すぎる為の加水循環ということで、循環でもアルカリ性温泉らしいつるつるする感覚は味わえます。ジェット水流の場所もあり、温泉にこだわらないなら、なかなかリラックスできるでしょう。

Ha2 そのまま行ける露天もいい感じ。男女入れ替えで、夜は男性がこちらの檜露天風呂の「湯ざくら」。もう一方はここより広い庭園岩風呂です。

高級リゾート温泉のような趣のあるお風呂です。

景色は見えませんが、碓氷川が側を流れているので、格子窓からせせらぎの音が聴こえます。


Ha3 もともと磯部温泉は冷鉱泉でした。源泉も枯渇してきて、温泉街も鄙びてしまったため、平成になって新源泉を掘りだしました。これがかなり濃厚ないいお湯なのです。

伝統のある磯部温泉街は過去なかなか栄えていたので、10軒の旅館があり、そのうち1件は巨大温泉ホテル、四軒はやや規模が大きいものです。後は10室前後のアットホームな宿。それに対して、湧出する湯量が毎分149リットルですから、循環がメインとなってしまうのでしょう。

けど、このお湯が出て、本当に良かった。新源泉のおかげで磯部は堂々と温泉といえます。昔は地元ながらちょっと後ろめたかった・・・。

Ha4 この露天はいい雰囲気です。
空いていたので全くの私一人です。贅沢ですなあ。

静けさとせせらぎの音が素敵なので、この真ん中の泡は無くてもいいのに・・。そのほうが私は落ち着けそう。

露天は源泉30%の循環です・・。塩素臭もします。
観光かゴルフがメインのグループには、こういういい感じのお風呂でさっぱりした湯のほうがいいのかも。誰もが泉質にこだわっている訳じゃないし・・。

Ha5
庭に植えられたしだれ桜が満開です!ライトアップされとても綺麗。
このお風呂の一番いい時期です。

どこかでかえるが鳴いています。風流・・。







しかし!この循環風呂で温泉好きな私が満足したわけではありません!

Ha6
大浴場の隅に、なにやら小さな浴槽が・・。











Ha7 これが今回ご紹介したかった、新源泉を100%そのまま投入した、源泉風呂です。

ほんと、一人しか入れない、小さな浴槽です。

いや、私は常日頃、源泉をそのまま味わいたいなら出来るだけ浴槽は小さいほうが良いと断言しています!

これは期待できるぞ~。

Ha8 磯部温泉の新源泉は、
含銅・鉄(Ⅱ)-ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩強塩温泉。
もうこれを読んだだけでしょっぱくなるような、しょっぱ系温泉です。

この辺りは太古は海だったようで、深く掘ると強塩泉が出ます。

以前ご紹介しました近所の妙義グリーンホテル の自家源泉も似た成分です。ここは塩分が濃すぎるのでお肌のために加水循環でした。
この磯部温泉も同じように、成分総計33・3グラム/㎏というなかなかの濃厚温泉です。
その殆んどがナトリウムですが。

妙義グリーンホテルは循環でもぬるぬるしょっぱい温泉で、う~んコイツの100%源泉にお肌がどうなってもいいから入浴してみたい(笑)と思っていました。ぬるぬる感はややアルカリ性だからだそうですが。

Ha9 そこに似た成分の源泉そのものに入れるならば、期待は高まります!

お湯はやや濁りがあります。
臭いは軽い油臭。

さあ、入ってみましょう。他に誰もいませんから、気兼ねなく独り占めです、って一人しか入れませんから。




Ha10 ぷっは~。

塩分が濃いので、張り紙にお肌の敏感の方はヒリヒリ沁みます、みたいなことを書いてありましたが、平気みたい。
流石は源泉そのもの、なんかトロっとした感じです。

死海みたいに浮くかな?と思いましたがあまりわからず・・。


Ha11 湧出量が少ないのに10件の宿に分配し、市営の日帰り温泉施設もあるので、この源泉は大変貴重です。だからこの量ね・・。タラタラと一筋です。

しかも冷たい・・。源泉温度52度じゃなかったっけ?管でここまで来る間に冷めてしまったのか?
薄まらないように浴槽の隅の電熱ヒーターで暖めています。
う~ん、この入れているお湯もヒーターで温める演出もして欲しかったなあ・・。
しかも、結構温い、いやかなりぬるい。長湯をすると湯あたりしますと書いてますが、これでは出られない。と思ったら何故か体の内から温まってきました。

Ha12 成分が浴槽に固着しています。
こういうのを見ると、温泉好きは嬉しくなりますね。

顔を手で洗ったらにゅるにゅるっとして、なんか皮膚が解けたみたいに感じてしまった(笑)。







Ha13 浴槽の縁もなんか幅が広くなっている。何十年もたつと蓋になったりして・・。

流れ出ているのをちょろっとなめてみると、うん、しょっぱい。けど、塩辛いと言うほどでもないかな。

今回は一人だったので、お湯も新鮮でしょうが、多人数いたらこの源泉投入量はちょっと不安。よりしょっぱくなったりして・・。



Ha14 浴槽周りも形が変わってきています。

以前、白骨温泉で、こういった固着物で浴槽が大きく育っているのに入浴しましたが。
こいつも大きく育つのでしょうか。







Ha15 う~ん、成分が体内に浸透した感覚?気分ですが。

この浴槽のサイズですから、独り占めできる空いている時がお奨めです。

平日なら、毎回宿泊客は5~6組みでしたから、のんびり出来ると思いますよ。

他の磯部の旅館はわからないのですが、このはやし屋の源泉風呂は、温泉好きな方に嬉しいと思います。温泉に入ったな、っという気分になります。

Ha16 お風呂の棟に行くには、ちょっとだけ外の廊下を歩きます。夏は涼むのにいいかも。

サービスで冷水とお茶が置いてあります。
椅子があって休めます。







Ha17 これが宴会料理。今回は厚生会から出金なので幹事さんがいくらのコースにしたのかわかりませんが、普段の宴会よりより豪華です。ヤマメの塩焼きが旨かった。これに茶碗蒸し、自分のコンロで釜で炊く白飯、お吸い物、パイナップルが出ました。

宿泊したときは、朝食が面白くて、仲居さんが持って来る数種類の魚の干物から選んで自分で焼くというものでした。


群馬県の磯部温泉、「竹林の宿はやし屋」 さんでした。
以前宿泊も、職場で積み立てた厚生会費で行きましたので、自腹で泊まったことはないのですが、今の私にはやや高級。ここに宿泊されるときはちょっと奮発して、良い部屋のタイプにしたほうが、眺めもよく満足できると思います。

磯部温泉の温泉街は、観るところはないかなあ・・。足湯が一つあるくらい。物産店もないかなあ。人が歩いていなくて寂しい温泉街です。温泉街っぽくないかなあ。旅館でのんびりして、川べりを散歩するくらいです。夏は川がいいです。鮎の簗もあるし。旅館メインだからお湯が良い旅館がいいですよね。観光かゴルフして泊まる温泉、もしくは何もせずに静養する温泉でしょうか?幼少の頃はおばあちゃん家が磯部で、神奈川から遊びに来て、磯部の絵葉書を買ってもらったら、橋から見た碓氷川、近所の児童公園、という内容でしたから・・。

名物は磯部せんべいです。薄くてウェハースのような軽い食感で甘くて、温泉水で練り上げて焼くので独特の風味があります。私も東京時代に里帰りの土産に持って帰ると、とても喜ばれました。甘いせんべい持ってきた?って言われましたから。素朴で、温泉以上にお薦めかもしれません。

東京方面からいらっしゃる場合。車なら上信越高速で松井田妙義ICから国道を戻るのが近いかな?ならばそのまま軽井沢に行って、アウトレットモールやこじゃれた喫茶店でお茶したりしてから戻るといいかも。翌日は、群馬サファリパークとか、この時期なら妙義桜の里とかそろそろ見ごろかも。横川の鉄道文化村もそのマニアの方にはたまらないでしょう。ゴルフ場も周辺に沢山あります。

磯部温泉は電車で来れるので、都内の方にお奨めです!その場合新幹線ですが、安中榛名駅まで行かないで、高崎駅で信越線横川行きに乗り換えると旅情がアップ!鄙びたローカル線です。1時間に1本くらいの運行なので、乗り継ぎは時刻表で必ず確認しましょう。磯部駅からは坂を下って近いですから。
まあ、電車でこんなに近い場所に、これほど田舎の温泉街があったのかって思いますから。電車で来る方には大プッシュの温泉街です。ただ、歩いていけるところに見るものは何もないので、静養のみと覚悟してきてくださいね・・。

磯部温泉、見直してきたぞ・・。頑張れ地元!

では、また。

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2008年3月29日 (土)

伊香保温泉に宿泊・森秋旅館その2・露天風呂&石段街

ろって~ん。
前回の続き、伊香保温泉の森秋旅館 に宿泊したレポートです。

夜中は石段街に繰り出し、射的のような遊びをしたり、旅館のロビーでラーメンを食べて、後に料金明細を見て値段に腰を抜かしたりと、楽しい一夜を過ごしました。

朝食後、露天風呂に行きました。

Mo10 男女入れ替えで、昨夜とは違う露天です。夕方から夜までは女性風呂でした。ここは、深夜から翌朝9時までが男性です。

ここも、伊香保の伝統の源泉、茶褐色の「黄金の湯」が100%掛け流しされています。
結構露天風呂って、循環だったり、水道水だったりするパターンがありますが、ここは完全に源泉掛け流しです。加温はしていますが、嬉しいです。


Mo11 特に伊香保のこの源泉は前回も書きましたが 、限られた宿のみの貴重なお湯なので、露天でも味わえるのは贅沢です。

投入されるお湯は、この湯口一箇所のようです。湯船の大きさに対しては、う~ん、もう少し量が欲しいかな・・。

温泉成分が湯口に付着しています。
これを見ると温泉気分も盛り上がります。

ただ湯船の縁にもこのようにごつごつした付着物がありますので、素肌には痛いかも・・。

Mo12 湯船の縁からは、お湯がこのようにオーバーフローしています。

これぞ掛け流しです。







Mo13 今回我々のグループは、朝食が早かったので、食後に露天に行ったら誰もいません!他のお客さんの朝食時間だったようです。

一人の露天を楽しみます。静かです。極楽~。

昨日の男性露天風呂のほうが湯船は広いですが、周りが塀で景色は今ひとつ。こちらの女性用はこのように温泉街が良く見えます・・。って、それって周りからも良く見えるんじゃあ・・・?
やはり夜に入浴しないと女性は見られちゃうかも・・。朝は男性用になっているわけがわかりましたよ。

Mo14 ぷっは~。一人だからこんな風に足を伸ばしてのびのびです。

伊香保の源泉のひろびろ露天風呂を独り占めなんて、なんという贅沢!ぬるめの場所を探して長湯です。

のぼせたら、腰掛けて朝の冷気で火照りをしずめて。

いや~、いい思いをさせてもらいました。
伊香保って今までは巨大旅館ホテルの循環風呂の印象があったのですが、これで伊香保温泉の評価がぐっと上がりましたよ!

Mo15 露天から上がって、脱衣場の間のドアに、もう一つドアがあるのを発見。ん?と思い中に入ってみると・・。カランとシャワーが3つほどあり、洗い場になっているのですが・・、その奥にひっそりと小さな湯船がありました!

こ、これは、いい!私の最近のブーム、源泉掛け流しの小さな湯船です。二人が入れば一杯の浴槽に、ちょろちょろと温泉が注がれています。
しばらく誰も入っていない感じのそのお湯はなんとも濃厚。たまらない~。ここは暗くて、湯気が満ちていて、狭い空間がとても落ち着きます。
ふー、仕上げにさらに良い思いをしてしまった・・。空いていたらこのお風呂はお薦めです。湯治場の共同浴場のような雰囲気を味わえます。

Mo16 チェックアウト後、休暇の私は伊香保の石段街に行くことにしました。
何度も職場関係で伊香保には泊まっていますが、翌日も仕事のことが多く石段街をじっくり昼間歩くのは初めてです。

旅館からは伊香保名物、送迎バスで結構遠くの駐車場まで送られ、自分の車を探します。そこから再び温泉街に戻りました。
この石段街・関所駐車場に車を入れます。無料ですが小さいので満車の事が多いかもしれません。

Mo17 旧ハワイ国公使別邸のところから石段を登ります。

関所の跡を見物しつつ、進んでいきます。








Mo18 こんな感じで石段が始まります。

この右手に「石段の湯」という共同浴場があります。
日帰り温泉施設ですが、それほど規模も大きくないようです。日帰り観光の方は是非どうぞ。黄金の湯が400円で味わえます。

駐車場が隣接していないので、意外な穴場かも?宿泊客メインの温泉街だし。それほど石段を登らなくても行けますから。

Mo20 結構石段登るよ・・。はあはあ言ってしまう。
だんだん旅館やみやげ物屋、射的などが増えてきて、温泉街という感じになります。

ボンカレーのブリキ看板やら昭和レトロな感じの土産物屋があったり楽しい。

やはりお土産には、湯の花まんじゅうでしょう!
湯の花まんじゅうは温泉まんじゅうの元祖であると言われます。伊香保の茶褐色の源泉の色に似せて茶色いまんじゅうを作り、湯の花まんじゅうと命名。全国的なブームになったそうです。温泉まんじゅうって茶色いのが多いわけは、ここから始まったのですね。




Mo21 石段の真ん中の地下には、源泉が流れる温泉の水路があります。前回の記事でも紹介しました、「小間口」がこのようにガラス張りになって見ることが出来ます。
内部はかなりの勢いで温泉が流れていました。

決められた量のお湯を分配する小間口は、新めの木で作られていました。




Mo22 こんな渋い路地もあります。
石段方向は急坂ですが、横方向の路地は水平。

ふらっと迷い込んでしまいたくなりますね。

温泉街の好きな風景です。







Mo23 一体どこから車が入ってくるのでしょう?
階段は登れませんから、さっきのような横路地を地元の車が入ってくるのです。観光客の車が入ったら、もう戻れないかも(笑)。

石段はまだまだ先に続いていますが、二日酔い気味の私はここでリタイヤ。息が切れました。
とにかく細い路地と急坂の街です。
足の丈夫な方でないと踏み込めません。のんびりと歩いてみてください。

源泉の湧く、日帰り温泉施設の伊香保露天風呂は、まだまだ先に坂を登り続けます。そこまで行って露天風呂に入れば、日帰りでも堪能したと感じるでしょう。

Mo24 そんなわけで、寝不足もあってふらふらしたので、駐車場の車に戻りました。

ipodをセットし、チャットモンチーの曲を聴きながら帰路につきます。

帰りは榛名山経由。
漫画「頭文字D」でおなじみの5連ヘアピンを駆け上り、前夜に降った雪の積る榛名湖畔から帰宅しました。
途中あまりにも眠くなって、スーパーの駐車場に車を停めて、1時間ほど寝てしまいました・・。

では、また。

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2008年3月27日 (木)

今年も伊香保温泉に宿泊・森秋旅館、その1・黄金の湯

おんせ~ん。
先日、伊香保温泉に行って、体と心を癒してきました。

わが社の研修&納め会が、地元群馬の伊香保温泉で行われました。伊香保温泉は関東で有名な温泉街ですが、近すぎるのか私はこういうイベントじゃないと滅多に行きません。

昨年度は、巨大温泉旅館の「ホテル天坊」さんにお世話になりました。

Mo1 今年は森秋旅館さんです。
創業明治元年、あの石段街も近く、伝統の宿です。

詳しくは森秋旅館のHP をご覧ください。

ここが正面玄関ですが、伊香保の中心街にある旅館はどこも狭い路地と急坂な場所にあり、車でたどり着くのは至難の技です。ここも、エンストしそうなジェエットコースターのような急坂を登り上げ、車幅ギリギリの路地を入るとここに着きます。カーナビに目的地周辺に着きました、と言われてから大変です。何度も迷ってしまいました・・。
で、伊香保のこのあたりの旅館は車にキーを付けたまま降りて、係りの人が結構離れた場所の駐車場に運んでいきます。チェックアウト後は、送迎バスに乗って駐車場に連れて行かれるシステムです。

Mo2 駐車場係りの方から、フロント、仲居さんと、細やかな連携で丁寧に案内されたお部屋は綺麗です。

この宿は、正式には雨情の宿森秋と言って、「赤いくつ」などを作詞した童話作家の野口雨情が定宿としていたそうです。廊下には雨情作品の男性ボーカルの童謡がずっと流されて、ちょっと微妙な雰囲気です。



Mo3窓の外には子持山が見えます。結構標高が高く、遠く街並みを見下ろします 。










Mo4 早速、お風呂へ。内湯と露天風呂が同じフロアでも違う場所にあるため、服を着ないと行けません。まずは内湯です。

中はかなり暗く、洞窟風呂のよう・・。湯気がこもっています。

茶褐色の湯は、伊香保の伝統的な源泉、「黄金の湯」です。これが源泉100%のまま循環無しで掛け流しです。これは、数ある伊香保旅館でもなかなか出来ないことです。

なぜならば、伊香保の黄金の湯は、上記の昨年の記事でも書きましたが、昔からの伝統的な宿が権利を持っており、戦後規模の大きくなった伊香保の旅館に分配されています。

しかし、絶対量は限られているので、その権利を持つ宿の使用がメインとなり、以前にこの源泉を入手できなかった宿の水道水温泉偽装問題が発覚、ニュースになったことも記憶にあります。現在では無色透明な新源泉が掘られ、温泉を使用する旅館がほとんどになっていますが、この伝統の茶褐色の湯は限られた宿でしか使えないのです。

この黄金の湯の権利を持つのは小間口権者と呼ばれます。詳しくはこちらに書かれています。 現在では9軒の旅館(別館を入れて10軒)が保有しています。温泉街の上部にある源泉湧出地から、石段の下にある温泉の水路の本線「大堰」に流され、その途中に権利を保有する旅館に分岐する湯口があります(先ほどのHPの図を見ると16箇所あるようです。個人所有もあるのが凄い・・・)。分配する際に、決められた量だけ湯口から分配する堰を小間口というようです。ここにさらに詳しく書いてあります。

Mo5 この森秋旅館は、現在黄金の湯の小間口権を持つ10件の旅館の一つなのです。
やはり、伊香保に来たからには、黄金の湯が嬉しい・・。しかも100%掛け流しの贅沢!

これら伝統的な宿以外にも、高級旅館や石段周りの旅館で黄金の湯を引いている宿がありますが、権利を持つ宿からお湯を分けてもらっているようです。
これだけ大きな風呂に源泉を100%で掛け流しで使えるのも、小間口権を持つ旅館ならではの贅沢です。

Mo6_2 硫酸塩泉です。

源泉温度が低いので、加温はしているようです。

湯船の大きさに対して、源泉の投入量はやや少なく感じましたが。最近自分の中では小さな湯船がブームです。そのほうがよりフレッシュな温泉が楽しめると思うからです。
ここは、部屋数も多いので、大きいお風呂が必要なので仕方ないですが。やや温めでまったりと長湯が出来ました。

露天にも行きましたが、結構混雑して写真が撮れませんでした。やはり黄金の湯100%で、眺めのよい、冷気が清清しく、気持ちのよい露天風呂です。翌朝は空いていたので、次回掲載します。

部屋に戻って、ビールでしょう!禁酒を続けていましたが、温泉に来たからには飲みますとも!その為に花粉症の薬は朝から飲んでいません。くしゃみが止まらなくなっても飲みますとも!

Mo7 この、旅館の部屋にはありがちな、縁側部分に置いてある籐の椅子が何故か私はお気に入りです。ここに座ると温泉旅館に来たな~って感じます。

訳ありの女性との逃避行の果てにたどり着いた温泉宿。二人浴衣姿でビールをここで向かい合って飲む・・。そんな想像をしただけでうっとりしちゃう。

この部屋の他のメンバーはまだ到着していないので、冷蔵庫から840円もする瓶ビールを持ってきて、一人手酌でグラスに注ぎます。
遠く、暮行く山並みを眺めながら、きゅーっと。ぷっは~。たまりません。

Mo8 さて夜になって宴会です。一年間の苦労を労います。人事異動で他の事業所に行かれる方々との別れを惜しみます。

何で宴会食って、座敷にお膳なんだろう?外国人スタッフは、この風景をデジカメで撮影しながら楽しんでいます。

お膳には紙のカバーが定番です。



Mo9 お膳の内容。

豚肉の薄切りのお鍋。しゃぶしゃぶかと思ったらお鍋。お造りは赤みと白身と群馬の温泉の定番の刺身コンニャク。小鉢に煮物。もずくとナマコの酢の物。焼き魚に味噌、鳥の焼き物に野菜の揚げ物。この後出てきた豚の角煮が美味しかった。ご飯とお吸い物とオレンジ。

なんか、お腹はいっぱいにならなかったので、宴会後、夜の石段街に繰り出し、射的っぽい遊びをして、旅館に戻りラーメンとギョーザでまた飲みました。結構飲みましたが、久しぶりの飲酒で効いた~。

ちなみに朝食は、焼き魚、納豆、ハムとサラダ、味噌田楽に、自分でコンロの上で焼くベーコンエッグでした。

次回は、露天風呂&石段街めぐりです。

では、また。

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2007年12月27日 (木)

くらぶち相間川温泉・ふれあい館

ここ群馬県は近所に沢山の温泉施設がありますが、今日は1年の疲れをほぐす為に、この辺りでも成分の濃いといわれる、倉渕の相間川温泉に行って来ました。

Ai1 なかなかお洒落な建物です。
「くらぶち相間川温泉・ふれあい館」です。クラインガルテンという市民農園の付帯施設です。

自宅の高崎から、国道406号線を吾妻方面に走ります。榛名山麓の烏川沿い、三ノ倉から相間川への谷道に入ったところです。

以前は倉渕村と呼ばれた山里ですが、最近高崎市と合併しました。相間川の谷にはうっすらと先日降った雪が残ります。


Ai2 看板が出ているので道はわかりやすいです。

もう門松が出ていますね。











Ai3 ふれあい館は、会社経営のようです。

料金は3時間500円。しかしなんと!高崎市民は310円じゃないですか!おお、高崎市に住んで7年、はじめて高崎市に住んで良かった~と思いました。メリット感じましたよ、こんなことですけどね・・。

市から補助が出ているのでしょうか?他の温泉施設じゃ聞いた事がないので、第3セクターなのかな。いずれにせよ税金使っているのですけどね。




Ai4 さて内部。靴をロッカーに入れて鍵は自分で持ちます。カウンターで料金を支払い入館です。

広いホールがあり食事が出来ます。その横を回るようにお客さんと目が合いながら廊下を歩きます。
突き当りが浴室入り口です。

脱衣場はカゴとロッカーがあり。鍵付きロッカーは100円リターン式です。


内湯に入ると独特の温泉臭が。油系の香りがかなり濃厚です。この香り・・・、渋川のスカイテルメと同じ感じですね。先客は6名ほど。ざっと流して露天に行きます。

Ai5 おお!岩風呂に褐色の温泉が。見た感じは以前書いた伊香保温泉の源泉・黄金の湯 をさらに濃くした感じです。

濃厚な油臭の漂う、いかにも成分の溢れる温泉です。透明度が全くないので、内部の岩に気をつけて入浴します。

とろっとしてるかな?と思いましたが案外とそうでもない。以前入ったときは強烈に熱かったのですが、今回はややぬるめでした。湯の使い方が変わったのかな?

Ai6 湯口からはかなりの量が注がれますが、湯船の大きさに比べ少ないか?

しょっぱい系です。入浴した感じは色こそ違いますが以前書いた妙義グリーンホテル長寿の湯 に似ているしょっぱさです。あちらは成分が濃すぎて肌に悪いので加水して薄めていますが、こちらはほぼ源泉そのままに使用しているようです。



Ai7 ナトリウムーカルシウム・塩化物強塩温泉。

成分総計は、22,94g/㎏です。かなり濃厚な温泉です。これがそのまま投入されていればこの周辺では相当濃い温泉ではないでしょうか。

しかし、100%掛け流しではなく、循環はしているようです。掛け流しでもいけそうですが、大きな施設なので保健所の指導とかいろいろあるのでしょう。

この時期は加水はしていないようなので、源泉の濃さは保たれているでしょう。


Ai8_2 浴槽の縁の岩は、成分の濃さを物語る成分の付着があります。

倉渕には、以前からある何度も通いました倉渕温泉と亀沢温泉があり、よいお湯が出ていますが透明泉です。こちらは距離はそんなに離れていないのにこの色。良い温泉を掘り当てましたね・・。倉渕の3つの温泉をハシゴするのもお好きな方には楽しいかも。

一山越えると温川沿いに浅間隠温泉郷があり、こちらもお薦めです。

Ai9_2 内湯は何故かろ過されていて、透明になっています。加水循環加温ろ過です。

どうして透明にしたかったのか、ろ過したら透明になっちゃったのか・・。
すまし汁のような濁りは残り、褐色の湯の花も大量に漂っていますけど。

こちらのほうが成分は薄く感じてしまいます。温度はやや熱めでした。



Ai10_2 露天の端でオーバーフローしています。

ただ、投入している湯より少なめなので、やはり循環を併用しているのかな。







Ai11 ぷっはー、沁みる・・。

やはり、この露天はいい。ちょっと温めなので長湯してしまう。山間で空気も良く、12月の冷気が火照った体を冷ましてくれます。

ただ、濃厚な温泉、湯あたりにご注意との看板がありました。気分を悪くする方もいるようで、適した入浴時間は7分くらいだとか。けどこの温さだともっと長く入っていたいですね。

石垣と板塀で景色は良くないですが、青空がいい。岩に腰掛けると榛名山の頭が見えます。

この林は杉か・・。春には杉花粉症の方はご注意です。私も。



Ai12 ホールでは食事が出来ます。吹き抜けの素敵なスペース。

メニューは充実してます。平日は15時~18時のレストラン営業は休止しているようです。

飲食物の持ち込みはダメです。





Ai13 こんな座敷もあって無料で入れます。入浴後にごろんと横になるのに最適ですね。平日なのでガラガラ。休日は混むのでしょうね。ここも持ち込みはダメです。

実は、ここの手前に公営施設の「相間川温泉・せせらぎ館」という温泉施設があり、今回そちらに行く予定でした。そこは老人養護施設に隣接し、平日は倉渕村 民しか入れず、一般は土日のみ入浴できました。しかし合併後、高崎市民も平日入浴できるとのことで、私、高崎市民なのでのこのこと来たら、休館日!年末休 みとは流石は公営施設ですな・・。
さて、気を取り直して以前に来たことがあるのですが、源泉が同じこの「ふれあい館」に入ることにしたのです。次回平日休みの時はせせらぎ館に行ってみます。

は~、濃い目の温泉は癒されたというより効いた、って感じですか。帰りの車の中でもぽかぽか感が持続して、体の中になんか入っている感覚が残りました。いまだに体からは油臭が漂っております。やっぱり温泉は良いですね~。

では、また。

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2007年11月 8日 (木)

疲れを取るには日帰り温泉で呑む!高崎観音山温泉「錦山荘」

このところ職場でイベントが続き、少し忙しかったのです。残業手当が付かない業界なので、振り替えの調整休を頂きます。そこで午後お休みを頂き、疲労回復に一人で日帰り温泉施設に行くことにしました。

ここ群馬は、温泉施設が沢山あります。近場でも採掘して泉質の素晴らしいところもありますが、今回の目的は温まった後、一人で大広間で酒を飲む、です。
ですから車で遠いところには行けません。自宅から歩いて行けて、居酒屋メニューが充実している温泉施設ならば、高崎観音山温泉「錦山荘」です。もう私、ここは常連です。

Kan1 自宅の裏山ですが、歩いて片道30分くらいでしょうか?登山のトレーニングのつもりで行きます。もっと近い徒歩10分の場所に「三福温泉」というのがありますが、ここは酒が飲める飲食設備が無いようです。

住宅街を抜けて、山間部に入ります。名所のラブホ街を抜けます。ちょっと怪しい感じです・・。

この道の先には有名な高崎観音があります。遊園地のカッパピアはもう潰れてありません。

Kan2 山が迫ってきて、少し登り上げると「錦山荘」の看板があり、入り口です。

アーチ型の橋が渋い感じです。車で来たら見過ごしてしまうでしょう。







Kan3
橋を渡ると素敵な門があり、気分が盛り上がります。高崎市街地から結構近いのに、山間の一軒湯といった趣です。








Kan4 山に入っていく感じでかなりの急坂を上がります。

竹やぶがあったり、静かな雰囲気です。






Kan5 駐車場が道沿いにあり、やがて行き止まりになります。そこから階段を少し登るとこの玄関があります。

和風の佇まい。宿泊施設もあるので、温泉旅館っぽいです。
近代的な鉄筋造りの日帰り温泉施設が多い中で、古風で、高級感があります。

扉の中には水路があって水が流れています。

玄関で靴を下足箱に入れ、その鍵を正面のカウンターに預けます。入浴料金は、3時間で600円です。入浴営業時間は午前10時から午後10時。その1日コースは、浴衣、バスタオル、タオルレンタル料込みで1200円です。

3時間コースで申し込みました。まだ午後3時で、ゆっくり温泉に入って、大広間で生ビールの計画でしたが、食事は午前は11時から2時半、午後は5時から8時とのことです。はじめて聞いたよ・・。5時からって2時間も風呂入っていられないよ・・。土曜と休日は午前11時から午後8時まで食事が出来ましたから私のカン違いです。

Kan6 とにかくお風呂に行きます。風呂場には階段を登ります。

天井に電線が這わされ、レトロな感じが演出されています。

脱衣場にはロッカーに脱衣カゴ。貴重品は無料の鍵付きロッカーへどうぞ。






Kan7 浴槽が一つで、露天はありません。

大きなガラス窓のある明るいお風呂です。
湯口からはドバドバと温泉が注がれていますが、これは循環です。源泉は冷鉱泉なので加温、ろ過、塩素消毒して循環されています。

やや濁りのあるお湯ですが、臭いは塩素臭です。浴槽は石造りで、縁と風呂場の壁が木製です。

Kan8 成分表はこちら。メタケイ酸含有鉱泉です。この泉質は、効能は疲労回復、健康促進くらいで、どこもあまり温泉成分を感じないのですが、ここは成分が薄いですね・・。

ちょっとつるつるする感じがしないことも無いですが、浴感は乏しいです。湯上りはさっぱりします。

もうなくなってしまいましたが、高崎駅近くに高崎温泉不動隠れの湯がありましたが、そちらはよく温まるお湯でした。高崎郊外の天神の湯も高温な浴感のよい温泉です。深く採掘すれば高崎周辺でも良いお湯が出ます。
ココは、浅井戸でしょう。大正時代から、鉱泉として親しまれてきました。
いいーんです。ココの売りは泉質じゃないです。

Kan9 大きなガラス窓の向こうの景色が素晴らしいのです。高台なので高崎市外が一望できます。高崎市庁舎がよく見えますね。手前の木々の緑も和みます。

浴槽は10人ほど入れます。この窓際のポジションで、景色を見ながらのんびりとややぬるめのお湯に浸かります。夜景も大変美しいのです。
景色を見ながらのんびりする場所です。


Kan10 時折たぬきも来ます。

今回は見られませんでしたが、前回はまだ明るい夕方に2匹来ました。ここの名物になっています。
運が良ければ見られます。







Kan11 お風呂の隣のガラスの向こうにテラスがあります。とても開放感があります。ここに露天風呂を作ればなあと思いましたが、かなり丸見えです。

仁王立ちしていたら、この右後の1階に大広間があり、内部の座敷テーブル一つに一人ずつ、おばちゃんがこちら向きに座って、こっちをじっと見上げているじゃありませんか!ひえええーーー!どういうこっちゃ。
これも名所なのか?格子のフェンスが微妙に見えなそうですが、やっぱり見えます。

Kan12 なので、入り口付近の死角に椅子を置いて休憩します。温泉で火照った体をここで冷す。高崎の街を眼下に見ながら、秋風に吹かれます。

べとつかないさっぱりとしたお湯なので、乾くと爽やかです。

冷えたらまた温泉で温まります。


Kan13お湯に浸かりながら、秋空を見上げます。いいなあ~。

平日なので他のお客は3人。近所の常連のおじいちゃん達でみんな顔見知りのようです。お?また来たんかーい?おう、自分ちの風呂よりここの方が入っているんさあ・・。なんて会話にほのぼのします。

いいかげんのぼせてきました。まだ4時半ですが、もう限界。上がります。

Kan14 5時の食事開始時間にはまだ早いのですが仕方ない。缶ビールを買って大広間に行きます。

まだ誰もいません。私一人。

かなり広いですが、休日は満員になる時もあります。

窓際が眺めがよいのですが、一人で落ち着けるのは、この壁側です。ビールを飲んで横になって寝転がります。

Kan15 窓際はこんな感じで、景色が楽しめます。さっきのご婦人方は、向こう向きに窓際に各テーブル一人ずつ座っていました。不思議な光景でした。

確かにこの窓の外の建物の2階にあのテラスがあり、丸見えなのですが・・。

さて、5時になりました。他に3テーブルほど客がいるだけです。早速オーダーします。ここは居酒屋メニューが嬉しいのです。お風呂より魅力かも・・・。現に風呂に入らず食事をしに来た人たちもいました・・。

Kan16 ここのオーダーは、受付で渡された番号札付き伝票を注文カウンターに持って行ってオーダーします。メニューはテーブルにありますので、記憶していかなくちゃいけません。そこで伝票を渡して注文、座ってるテーブルの番号を告げます。

生ビールを注文!この瞬間のために生きているようなものです。ぷはああああーー!

居酒屋って一人じゃ入りにくくないですか?私はダメ。間が持たない。何故か温泉施設の大広間なら、一人で飲んでいても違和感がないのです。一応間を持たせるというか、一人を楽しんでいるんだぜ俺は、ということを主張するためにコンビニで雑誌を購入、あまり面白くない本でしたが。

Kan17 さあ、つまみです。居酒屋と変わらないメニューが並びます。

冷奴はクイックメニューの定番ですね!ビールと一緒に来ました。
ゲソ揚げも早かった。いつの間に揚げたのか?一人には十分過ぎる量です。

以前は、コンニャクの味噌おでんが広間の一角に置かれ、無料で食べ放題でしたが、今はやっていません。そのかわり確か一皿100円でした。

Kan18 生ビール2杯飲んで、次はレモンサワーね。これは安い、こいつと味噌おでんなら、かなり安く飲めますぜ。

時間が掛かるといわれた焼きほっけも到着。スーパーでいつも買う奴より肉厚でうまかったです。

ここの名物は、おっきりこみ、という地元の煮込みうどん。太麺でほうとうに似ています。しょうゆ味と味噌味が選べます。

おお!広間の隅で、風呂上りのおねいさんが、な、なんと一人でおっきりこみを食べているじゃありませんか!で、出会いがあるかもしれません!しかも、前髪を片手で押さえながら麺をすするポーズに色気いっぱいです!一人で温泉に来て夕食するおねいさん。どんな訳ありなのだろうか?

この風呂には出会いがある・・・。そんな予感を感じながらも、今夜も夕食を作る事になっているので、おっ切り込みは食べずに、帰宅しました・・・。

また来よっと。

では、また。

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2007年8月 8日 (水)

吉井温泉・牛伏の湯

前回の記事で、自転車漕いで坂を上がったのに入れなかった「砦の湯」。その悔しさを晴らすために今回の記事は、8月1日に行きました群馬県は吉井温泉・牛伏の湯をご紹介します。平日に訪れたのでかなり空いていて露天を独り占め、泉質もなかなかで、のんびりと良い思いをしました。

牛伏の湯を自転車で訪れた時の旅行記事はこちらです。上信越自動車道の吉井インターチェンジ付近にあり、首都圏からも長野方面のドライブの帰りにも立ち寄りえます。ただ、吉井I/Cを降りてからの道は近いけど結構複雑で、カーナビがあれば行けると思うのですが・・・。

Usi6 これが建物。牛伏山を望み、細い山道を走り、人家も田んぼも途切れた坂の途中に忽然と現れます。静かな山の中です。駐車場は、坂の上下に2箇所ありました。

入り口で靴を脱ぎ下足箱に入れ、その鍵をカウンターの人に渡します。600円です。時間制限はないようです。番号札を渡されますが、それは広間で食事や飲み物を頼んだ時の会計用の札ですから、失くさないようにね。

男湯の暖簾をくぐります。脱衣所は広くはないですが、洗面所、扉のない棚ロッカー、貴重品ロッカー鍵付き、があります。財布や携帯を貴重品ロッカーに入れ衣服は棚ロッカーに入れます。

Usi7 石作りの浴槽で、施設の規模にしては大きめの浴槽です。壁はコンクリートですがなかなかいい感じ、窓から光が差し明るい内湯です。

お湯はやや黄緑っぽいかな?透明です。強いにおいもありません。

泉質はナトリウムー塩化物強塩泉。ここ西上州周辺の温泉施設(ボーリングしてる)は、このナトリウム塩化物塩泉が多いのです。太古は海だった頃の成分が蓄積されたのでしょうか?海水より相当濃い塩分を有します。他所には冷たい鉱泉の施設もありますが、ここは38度の温泉です。

残念ながら、加温、加水、循環です。加温は若干温度が低いからでしょうし、強塩泉は塩分が濃すぎてお肌に良くないからどこでも水で成分を薄めています。そこまではわかるのですが・・・、もう少し湯船を小さくしてもいいから掛け流しにして欲しかったなあ・・。湯量が少ないのでしょうか?内湯は少し塩素臭が気になりました。

Usi22

こういう塩素臭い温泉を私はつい「循環塩素泉」と呼んでしまうのですが、ここはかなり温泉らしさを感じます。これが成分の濃さでしょうか。この注ぎ口と、浴槽内の2箇所からお湯が出ています。

以前入った妙義グリーンホテル・長寿の湯にお湯の感じが似ています。

つるつるを通り越してぬるぬるしています。かなりしょっぱい感じです。

温度はややぬるめでしたが、この手の泉質は実際の温度よりぬるく感じることがあり油断できません。とても温まるのです。湯の花が漂っていましたが、ろ過しているはずなのに・・・、もしや?

Usi8 

天井が高く、天窓もあって明るいですね。隣の女湯とは上部が繋がっているので会話が聞こえます。

カランは確か10箇所ありました。シャワーつきです。リンスインシャンプーとボディーソープがあります。

この時内湯は私ひとりで、のんびりと温まりました。

Usi9_2

露天にいた他の一人のお客さんが出たので露天に行きます。

やや小さめ4~5人用でしょうか。こちらも循環していますが、塩素臭は感じませんでした。成分はこちらのほうがしょっぱく感じましたが・・。

屋根が掛かっていて、半露天でしょう。

Usi23

夏の日差しを感じながら、ややぬるめのお湯に浸かります。

石が配置された庭があり、板塀の先は谷になっていて、正面は深い森です。

女湯との境も渋い板塀で味があります。

そよぐ風が心地よい。

蝉時雨の中なのに、なんともいえない静寂さ。一人の露天は最高です。

体が火照れば、庭の石に腰掛けてぼーっとします。日焼けしそうなので屋根の下でしばし体を冷まします。

あとから二人の客が入って来るまでのんびりしてしまいました。

空いていればこのお風呂はかなりいいですよ。温泉の成分も循環にしては感じることが出来ます。温泉らしさは十分にあります。

Usi11 あがってからもぽかぽか。成分が肌に付着してちょっとべたべたする感じがします。

服を着て広間へ行きます。かなり大きい広い間があり、周りに個室がいくつかあり、全て予約の札がありました。夜は結構盛り上がるようです。

座ったら係りのおばちゃんが、ここは暑いからこちらへどうぞと、やや小さい冷房の効いた広間に通してくれました。他に客はおじさん一人と老夫婦のみ。のんびりと寝転びました。ここはカラオケもなく静かです。マッサージ機があるだけ。2時間ほどいましたが、その間全部で10人ほどの利用でした。

Usi13 食事のメニューはかなり豊富です。スタッフが少ないのに、こんなにつくれるの?という感じ。

うどん、そば、ラーメン、定食、カレー、炒飯、一通りあります。スパゲティーまでありますよ。

広間を出てカウンターのおばちゃんに、札の番号と座った席の番号を告げて注文します。私は天ざる蕎麦を注文。かき揚げ2枚と茄子の天ぷらつきで700円でした。ちゃんとしていました。この日は暑かったので冷し中華とカキ氷が人気でしたね。

Usi14

というわけで自転車で行った牛伏の湯。

平日の午後に行ったのですが、ひとり占め状態のお風呂を満喫、とてものんびり出来ました。お湯も温泉らしいし、広間で昼寝までしてしまいました。

大きな温泉施設がこの周辺に次々と出来ていますが、ここは静かな山の中といった風情の味わえる、アットホームな温泉施設です。空いている時ならお薦めです。

では、また。

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2007年6月26日 (火)

水上温泉・巨大旅館ホテル訪問記

二晩連続、仕事関係の温泉宴会で、前日の妙義から2日目は水上温泉に行きました。今度は組合の会議絡まりで、やはり日帰りしてしまいましたよ。

行ってきたのは地元群馬県の水上温泉。ここは今まで縁が無かったというか、ちょっと巨大旅館の多い温泉街で団体向けのイメージがあり、個人的には避けて来たので、訪れるのは今回が初めてです。

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利根川本流の谷沿いに大きな旅館が並びます。

かなり風景の良いところでした。名峰谷川岳を望み、渓流の涼やかな風景です。気温も平地より5度くらい低く、爽やかな川風でとても気持ちよい場所でした。

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昔ながらの温泉街もあり、鄙びた感じです。車でここを上がってきたのですが、人も少なく走れました。四万温泉に似ていますが人が歩いていません・・。

巨大旅館に一旦入館すると、あまり客は出てこないのかもしれません。団体客は団体行動しますから。

こんな、渋い温泉街があるとは、意外でした。

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今回、会議&宴会が行われたのが、水上ホテル聚楽です。

幼少の頃、TVのCMで、外国人のダンサー風おねいさんが「じゅらくよ~ん」と言っていたのがこのホテルなんでしょうか・・。いくつかチェーンもあるようです。

バイキング料理と、宴会にショーが繰り広げられるような、伊東のハトやみたいな典型的な巨大温泉旅館ホテルですか。

地元群馬県は温泉王国です。全国温泉人気ランキング入りする温泉が多数あります。1位を常に独占しているのが草津温泉ですね。私にはちょっと湯質が強すぎるのと賑やか過ぎるので、あまり行かないのですが。

個人的に群馬の有名温泉街を過去に入った場所限定で、自分のお気に入り度でランキングすれば、1位四万、2位川原湯、3位沢渡、4位万座、5位草津、選外伊香保、でしょうか。

特徴別に個人的な感覚で分類すると、泉質に優れるタイプ→草津、万座、四万、沢渡、川原湯。

温泉街レジャータイプ→伊香保、草津、四万。

鄙びた温泉街タイプ→沢渡、川原湯、四万。

個人的1位の四万温泉は、泉質に強烈な個性はありませんが、山奥の谷沿いに源泉がいくつも点在しているので、旅館数は多いのですが質の良いお湯がギリギリ保たれています。巨大旅館もありますが、老舗旅館が個性を放ち、小さい良い宿が多く、鄙びた温泉街もあり、泉質、景観、静けさ、温泉街がバランスよくミックスされた良い温泉です。歓楽街が無いのも落ち着けてよいのです。

個人的にランクの低い伊香保は、世間的には人気が高いのです。源泉の泉質は素晴らしいのですが、巨大旅館が多すぎて循環が酷く、温泉的にはお薦めしません。しかし、レジャー施設も多数あり、温泉街の雰囲気のよさ、高級旅館のゴージャスさ、首都圏からのアクセスのよさから高人気なのでしょう。

今回行った水上温泉も、私の中では伊香保系のイメージでした。が、実際は水上温泉エリアの13ある旅館のうち、80室以上の巨大旅館は4つで、あとは20室以下のこじんまりした宿が主体なのです。あの「じゅらくよ~ん」のイメージが頭にあって、団体温泉街の気がしてしまうのですよ。かなり山の中ですし、温泉街も鄙びていますから、宿を選べば落ち着けるかもしれません。ただ、泉質の個性はあまり聞こえて来ないのですが。

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これがホテル聚楽。ビルですよ・・。川沿いに建っていて、見下ろすとかなり風景は良いのです。客室数106室と巨大です。

温泉好きの方、温泉マニアの方が最も避けるのがこういった巨大旅館なのでしょうね。私も団体旅行でなければ、温泉好きになった今では行かないでしょう。良い思いをしたことはあまりありませんから。

料理も最初から並べられて冷めているパターンだし、宴会の前後に団体客が集中して入浴する為、巨大な浴槽はイモ洗い状態、洗い場は満席、巨大な浴槽を満たす為に源泉は加水循環され、掛け流しなどありえない、泉質の名残もないことがほとんどだったからです。

以前行った、草津のホテル櫻井は巨大な浴槽に驚くほどの人々が入浴していましたが、お湯はあの草津の酸っぱい泉質が保たれていたので驚きましたが。

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では、このホテル聚楽はどうなのか?

会議が終わった直後、宿泊のメンバーは一旦部屋に入るので、風呂はまだ空いているだろうと「天狗の湯」に直行。が、既に他の団体が多数入浴しています。洗い場は満席、どこも空いていません・・。仕方なく浴槽の脇にあった桶で掛け湯をして入浴。なんだか周りも人が多くて落ち着けません。写真も撮れませんし。すると露天風呂が奥に5~6人いますが、手前には誰もいないので入浴。この写真が撮れました。半露天ですが、眼下に利根川の流れが眺められ、また、谷の上にはJR線の線路が見えるので、鉄道マニアの方は入浴しながらの鉄見物が可能です。

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温泉としては・・。温泉らしさはあまり感じられませんでした。私が密かに「循環塩素泉」と呼んでいるタイプですね・・。前日に入った妙義の温泉があまりにも濃厚であったので、比べてしまうのは酷でしょう。成分表も、これがおそらく一般的な温泉の成分なのでしょうが、妙義と一桁成分量が違います。同じ加水循環でも、こんなに差が出てしまうのか。

が、じっくり入浴していると、肌に若干すべすべ感がありましたので、温泉だなあと感じることは出来ました。

あれだけ巨大な浴槽を維持するのですから、苦労されているのでしょう。全体の湧出量も少ないのかもしれません。噂では、最近道路の融雪設備を改良工事したところ、融雪用の温泉水がかなり漏れていて、そこを直したので旅館への湯量が増えた、と聞いたのですがどうだったのか?

実際の泉質はこれではわかりませんので、日帰り温泉施設で味わってみたいですね。温泉街の中の「ふれあい交流館」は循環のようですが、下流にある「温泉センター諏訪の湯」は掛け流しなので、ここで泉質の確認が出来るのではないでしょうか。

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大広間での宴会でした。今回も帰りが車なので酒が飲めず、先輩のお酌を断り続けて評判をかなり下げてしまいました・・。

料理はボリュームがあってよかった!

固形燃料系の典型的な宴会料理ですが、お鍋は牛肉だし、ミニ釜で炊き上げる海鮮釜飯は最高。先付け、煮物、お刺身、刺身こんにゃく、蟹のグラタン、茶碗蒸し、茶蕎麦、カジキの煮付けあんかけ、フルーツ。天ぷらは揚げたてをひとつづつ持ってきてくれて嬉しい。中国の研修生の女の子が仲居さんで、きびきび働いていて気持ちいいです。高校生くらいなのでしょうが、かなり可愛いので話しかけますが、言葉は全く通じませんでした・・。

これで、会議途中の昼食カレーも含め、お泊り1万円、日帰り7000円はかなり安いのではないでしょうか?宴会後、ロビーで餅つき大会が開かれ、つきたてお餅が配られサービスいいですね。バルーンアートもやっていて、家族連れのお客は大喜びです。全体のサービス度は高いホテルです。

巨大ホテルならではの魅力は、おみやげショップ。オリジナルのおみやげが多数並び充実しています。どこも何故か婦人服コーナーがあるのは流行でしょうか?ベーカリーショップもあり、焼きたてのパンはかなり評判が良いようです。

Jura7

巨大旅館も貪欲に楽しめばかなり面白いんじゃないかと思います。が、肝心の温泉は、落ち着けないし、泉質を楽しむところではないですね。立ち寄れる外湯が充実した温泉街ならば巨大旅館もアリかもしれません。

水上温泉街。閉めている店もあり、廃業したホテルや旅館も目立ち、かなり寂しい雰囲気もあります。群馬も四万、伊香保、草津を除けば、寂れた感じが目立つようになってきた気がします。ここ水上も、以前のような賑わいを取り戻すには、何か個性的なカンフルが必要でしょう。もう少し、温泉そのものを大切にするような、何かが。

では、また。

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2007年6月24日 (日)

成分が濃すぎて加水してます・・・。妙義グリーンホテル長寿の湯

この週末は、温泉宿泊宴会が重なってしまいました。金曜~土曜日と土曜日~日曜日と、どちらも仕事がらみです。

結局、最近の疲労もあって、どちらも日帰りにしてしまいました。ええ、宴会で酒も飲まずに・・。上司や先輩が次々とお酒を注ぎに来るのを断るのも辛い~。車でこれから帰りますので、スンマセン、ウーロンいただきまっす・・・・。「何~、帰る?!」お酒の飲めない人が宴会に出る辛さを理解しました。飲みたい酒を目の前に飲めず、ものすごいストレスの二晩でした・・。

今回は、一晩めに行った地元の隣町にあります、妙義グリーンホテルの温泉をご紹介します。これが、びっくりする程のつるつるぬるぬる濃厚温泉なのですが、ちょっと不思議・・。

Myo1

群馬県富岡市妙義町にあるこのホテル。ゴルフ場に付帯するリゾートホテルですが、この地域には不釣合いな高層ビル。かなり目立っています。もともと開けた高台にあるので(というか山のてっぺん)見晴らしはいいはずです。ゴルフと風景以外この辺りは何も無いので、賑やかな感じではありません。披露宴もできるのですが、ゴルフ客のみ普段は訪れる静けさです。

が、ここの売りはもうひとつ、自家源泉の天然温泉が楽しめるのです。このエリアも日帰り温泉施設が沢山出来てきましたが、ここは成分がなかなか宜しいのです。もともと自噴する温泉ではなく、掘削しました。

Myo2 2000メートも掘ったそうです。霧積温泉まで行けば自噴泉があるのですが、この辺りは湯脈はないようです。深く掘れば、太古のこのあたりが海だった頃のしょっぱい温泉が出てきます。

長寿の湯、広々とした内湯。建物が新しいので、脱衣場も含め綺麗です。ゴルフ客の先客が4人いました。平日の雨だった所為か、空いていますね。ゴルフ場のイメージがあるためか、地元の人や、温泉好きな人もあまり知らないようです。

Myo3

写真を撮りたかったので、先客がいる内湯は避けて露天から入ります。屋根のある半露天タイプです。3~4人用でしょうか。

眺めはゴルフ場と、奇岩で有名な妙義山です。

入ってみると、とろりとした肌触り。おお、凄い、湯が肌にまとわり付くようです。つるつるでなく、ぬるぬるといった感じです。これほどまでぬめり感のある温泉は初めてかもしれません。

Myo4

お湯の色はやや緑がかったうす濁りでしょうか。

お湯の香りは、おお!こ、これは!ええ?塩素・・・。

モロ激しい塩素臭が満ち溢れております・・。何故、こんなに濃厚な温泉が循環なのだ?

温泉の種類は、含二酸化炭素、ナトリウム、炭酸水素塩・塩化物温泉。長いなあ・・。温度は16・2度ってそりゃ鉱泉でしょう。が、鉱泉に濃い成分のものが結構多いのであなどれません。

Myo5

私はバリバリの文系なので、温泉の分析は肌の感覚で行います。ですからこういう分析表を見ても良くわかりません。が、この温泉は素人が見ても温泉成分が桁一つ多いんじゃない?成分総計45・53グラム/Kgとかいう凄い数字が並んでいるので、相当成分の濃い源泉であるとは言えるのです。

この温度じゃあ加温。さらに塩素を入れて循環とは、余程湯量が少ないということかもしれません。

Myo6 

うーん、なるほど加水してあるのですね。ナトリウムイオンが海水の10倍と強い為、加水しています。うーんお肌に毒じゃあ仕方ありませんね。けど、源泉そのままに、覚悟を決めて入ってみたい気もしますが・・・。私、草津のお湯でも肌が赤くなってしまうほど最近はお肌が弱くなっているので無理でしょう。

地元の磯部温泉も、昔からの鉱泉が枯渇してきまして、平成になって相当掘削してここと似たような源泉を掘り出しています。地下深いところはこのタイプの湯なのですね。で、磯部は巨大旅館が多数あるので、やはり湯量の関係で循環加水しています。すべすべ系のいいお湯の素性を感じるのですが、塩素臭のお湯でした。そんな磯部の林屋旅館に何度か宿泊したのですが、そこの浴場には、源泉風呂がありました。一人用の小さい浴槽にびっしりと結晶がこびり付き、そこにちょろちょろと源泉そのままが微量注がれ、ヒーターで加熱していましたが、もう凄い。とろんとしてシロップに入っている感覚、ものすごくしょっぱくて、ぬるんぬるんの肌触り。しばらくひりひりしましたよ・・。この太古の海タイプの塩化物強塩泉の源泉そのままに入浴したい方は、磯部温泉の林屋旅館にどうぞ。

Myo7 

話は妙義に戻りますが。

内湯は結構広く、10人くらいはいけそう。

こちらの方が循環が強く感じました。露天は軽い塩味を感じましたが、こちらは塩素っぽいのみ。けど、凄くぬるぬるしてきます。加水循環しながらも、これほどまでに成分を感じさせる温泉も珍しいのでは?

温泉好きな方は、加水加温は勿論、掛け流し以外は温泉じゃなーい!と言わんばかりですが、加水加温しても温泉の効能が感じられるならいいのではないのでしょうか?しかし、ここのお湯は、濃すぎる鉱泉ならば加水加温は仕方ないとしても、循環は惜しかったですね。塩素臭が温泉気分に水を差すのです。温泉マニアの方でなければ、循環時に殺菌してお湯は清潔なのですから、十分な効能を期待できると思いますよ・・。注がれる湯量が少なくお湯が汚くて成分の薄い掛け流し温泉よりもいいかもしれませんし・・。

ただ、湯上りの感覚はさっぱり、とはいきません。成分がしっかり肌に付着したのでしょうか、ややべたつく感覚がありました、これも初めての経験。そのかわり温まりますね。宴会でお風呂に入らなかった人が宴会場の冷房が効きすぎて寒い寒いを連発していたのに暖かかったですから。

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大きな内湯の窓と露天からは、間近にごつごつした妙義山が見えます。この日は雨でしたが、晴れていれば相当眺めがいいと思います。妙義山は誰もが見たら驚く奇岩の山です。

一緒に露天に入っていたおぢさんが、この山は夕陽が綺麗だから、写真撮るなら夕方がいいよ、ちょうど妙義に日が沈むところを撮るのさ、俺も何枚も作品を撮ったけどね・・・、と教えてくれましたよ。

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脱衣場も広く清潔。ただロッカーに鍵は無いので、貴重品はフロントに預けてください。日帰り入浴は12時~22時、3時間大人700円、子供300円。11枚綴りは5000円かあ。通ってみるかなあ・・。

風呂の周りは流石はリゾートホテル、小奇麗なお洒落な催し。こんな休憩出来る広間がありました。薄暗くてお洒落です。この隣にはマッサージルームがあり有料で専門的なマッサージをしてくれるなど、充実しています。

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気軽な日帰り温泉施設と決定的に違うのは、リゾートホテルなので入り口からこのようにゴージャス感でビビらせてくれますので、サンダルやゲタでは入り難いでしょうね。

ゴルフはもとより、妙義登山や、近所にサファリパークもあり、温泉ありのレジャーに良いのではないでしょうか?山の中なのですぐ周りには何もありませんが、夏休みはカブトムシ散策とかいろいろプランがあるようなので、お子様連れのレジャーに、HPを検索されて問い合わせてみてください。都会の方なら、この自然嬉しいかも?私は地元民の田舎者なのでこの山には何も感じませんが・・。

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お値段も平日ならお安いプランがあるようです。私たちは、今回職場の歓送迎会で使ったのですが、飲み放題プランつきで、お泊り13000円、日帰り9000でした。お泊りはともかく、日帰り宴会ではやや厳しいでしょうか。

料理はどこかのお魚と地元の食材も使った、このような品の良い感じ。最後の炊き込みご飯と煮込みうどんは味が濃い目で美味しかった。お腹一杯になりました。

加水循環しているのに濃厚な温泉という、塩素臭まみれなのに温泉っぽさをとても感じる不思議なお湯でした。

翌日は、群馬の有名温泉、水上温泉に行きましたので、次回レポートします。

では、また。

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2007年3月27日 (火)

伊香保温泉に行って来ました。

お久しぶりです。昨日より伊香保温泉に宿泊して来ました。職場の今年度の打ち上げとしまして、大納会です。

今回宿泊したのは、「ホテル天坊」さんです。いわゆる巨大温泉ホテルです。収容人数1000人近くと、温泉旅館というにはあまりにも大きい施設です。個人的にはこういう巨大温泉は、風呂が混んだり、循環のお風呂だったりするので泊まらずに、こじんまりとした個人客向けの旅館に泊まりますが、私の職場の60名のスタッフを宿泊させられる宿となると、こういう施設しかありません。伊香保は、老舗旅館のほとんどが巨大化しております。

では、伊香保がどんな温泉なのか書いていきましょう。私の地元、群馬県は温泉が自慢です。有名な草津温泉、朝の連続ドラマの舞台となった四万温泉と並びまして、伊香保も非常に歴史が古く、戦国時代には温泉街があったとかないとか。群馬では首都圏から一番近い本格温泉としてアクセスが良い為に人気です。

伊香保で有名な昔ながらの源泉といえば、この黄金(こがね)の湯です。カルデラを持つ休火山である榛名山の横腹にあるのですから、良い温泉が出るはずです。

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鉄分を多く含む硫酸塩泉、石膏鉄泉ともいう茶褐色のお湯です。濁り湯でいかにも温泉という感じですね。リウマチ、慢性皮膚病、婦人病、神経痛などに効能があります。

ところが、伊香保温泉は非常に沢山の旅館が狭いエリアにひしめき合っております。この昔ながらの源泉の湯量は豊富ではありますが、非常に沢山ある全ての旅館のお風呂を満たすほどの量はありません。昔ながらの老舗が、このお湯の権利を持っております。そして老舗旅館は長い年月の間に巨大化し、たくさんの湯を必要としているのです。その為、新しい旅館、小規模の旅館には、なかなかこの黄金の湯は行き渡らないのです。その結果、以前報道されたような、温泉水道水疑惑事件があったわけですね。

このホテル天坊には沢山の種類のお風呂があります。

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この黄金の湯のお風呂は、地下一階の岩風呂(混浴もしくは男女入れ替え制)で一箇所。3階の大浴場天晴れは、男女別で2箇所、あります。老舗ですから。

しかし、コレが3階大浴場の「こがねの湯」ですが、巨大旅館にしては非常に小さいです。源泉掛け流し(加温あり)で頑張っておりますが、湯量はこんな感じで、コレだけの巨大温泉でも分配量は非常に少ないのです。だけど、この画像の3階のこがねの湯はガラス窓に囲まれた個室っぽい感じに作られていたためか、あまり入浴する人がいませんでした。もったいない・・。なので私は、かなりの時間独り占め出来てしまい、満足させていただきました!

で、ほとんどの方は大きい浴槽の内湯に入っていましたが、これはメタケイ酸含有冷鉱泉の加温循環風呂で、塩素の臭いがかなり強烈です。前述のように源泉不足に陥った伊香保温泉街では、平成に入り新源泉を採掘、白金の湯と命名し、小規模な温泉宿や巨大旅館の内湯などに供給しています。しかし、このメタケイ酸含有泉というのは、温泉成分をあまり含有せず、口の悪い人が湧き水とか井戸水というくらいのものです。我が家の近所にも、とても温泉など出そうもないようなところに温泉施設があり、このメタケイ酸含有泉です。効能は、疲労回復、健康増進と家庭風呂でもいえそうなものです・・。が、近所にあるもう一つの温泉の観音山温泉は、同じメタケイ酸でも、つるっとした感触が味わえ、源泉によって良いものもあるようです。

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これは3階男湯の「ねたろうの湯」です。天坊のホームページを見ると、最近はいろいろうるさいので各湯船ごとの使用源泉を書いてあります。このねたろう湯は水道水・・。こういった変り種のお風呂はこの宿ではどこもみんな水道水になっています。わーい面白い!とかいって入っても温泉じゃありません。つるつるするね!とかいうとヤバイです。けど、なんか気持ち良さそうなので入ってみましたが、青空を眺めながら木々に囲まれ、一人でゆったり寝ながら入れてよかったです。温水プール並みの塩素臭はしましたけど。

Tenbo4 今回面白かったのが、この洗い場。椅子の高さがとても高く、洗面器を置く場所に石が置いてあります。お風呂の椅子って低くて屈んだ姿勢で洗面器を使う感じですが、こちらは椅子感覚で座れます。非常に使いやすかったです。ただ、洗面器の位置が高いので、お湯を捨てる時などは跳ねが飛びますので、混雑時は隣や後に気を使います。左右の間隔は広いですけどね。最近の日帰り温泉施設では洗い場の左右が仕切りで区切られているところもありますからね。

とても沢山の宿泊客がいたのにもかかわらず、お風呂はあまり混雑していませんでしたね。

Tenbo5 夜の宴会も大いに盛り上がり、卓球、二次会で本格焼酎と、深夜まで大騒ぎしました。天坊は、中心街からは離れているので、出かけるよりも館内で楽しむタイプの宿です。

翌朝、バイキングの朝食の後、再び3階のこがねの湯へ。サッシの窓が開けられており、庭が見渡せる半露天風呂になっていまして、とても気持ちよかったです~。一人でゆったりしていると、見知らぬ小学生の男の子が入ってきて、公道レースの話を始めます。聞いてるとマンガの「頭文字D」のことで、とても詳しく解説するのでびっくり。あのマンガの舞台、秋名のダウンヒルコースは、この伊香保からすぐの榛名山の道なんだよ~と教えてあげました。知っていたようで、お父さんがハチロクに乗っていて、走り屋親子が頭文字Dの舞台を訪れて走りに来たようです。微笑ましい。

そんなわけで、私も頭文字Dコースを登って、職場に戻り慌しく仕事をしてしまいました。

温泉好きを自認する方は、是非昔ながらの源泉、硫酸塩泉の黄金の湯のある老舗旅館へどうぞ。ただ、循環か掛け流しかはご確認ください。メタケイ酸含有泉の宿も大納会で何度か宿泊しましたが、こじんまりしてサービスも温かく良い宿がありますよ。ただ、有名温泉街なので、それなりの宿泊料金を支払わないとサービスも満足できませんから。決してリーズナブルな温泉地ではありません。カップルの方は是非、石段街の旅館へどうぞ。温泉街ならではの雰囲気ありますし、楽しいですよ。男性グループにも石段あたりに宿を取れば、お楽しみスポットに出かけることが出来ます。ただ、中心街は道が狭く、駐車場がありません。とても遠い駐車場に車を持っていかれてしまい、帰りはワンボックス車に乗せられ遠い駐車場まで行くことになりますけど。日帰り温泉派は、石段よりさらに先へ登り、結構登った一番奥にある「伊香保露天風呂」にどうぞ。この黄金の湯の源泉そのものが堪能できます。

伊香保温泉は、鄙びた秘湯好きな私には賑やか過ぎて、なかなか行く気がしなかったのですが、今回、泉質も含めて見直しました。石段街の老舗宿に泊まってみたいな~と思ったりしています。

では、また。

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