山のこと

2009年3月12日 (木)

モンベルの09カタログが届く。新商品は?

国内アウトドアブランド、モンベルのカタログが本日届きました。

01am5 昨年、モンベルクラブに入会したので、年に2回ほどカタログが自宅に送られて来ます。

モンベルとは、登山、トレッキング、キャンプからサイクリングやカヌーなどの総合アウトドア用ギア&ウェアの国内ブランド。使い心地を考えたオリジナル商品で、なかなか使えます。ちょっとデザインが垢抜けなかったりしますが、海外ブランドより値段は安い。十分高いけど・・。
値引きはないので、バーゲン時の海外ブランドより高く感じるときがあるのが難点。まあ、なかなか使えます。

昨年から山登りを始めたので、モンベルがやっている野外活動保険というのに入りました。遭難した時にいろいろな方々に迷惑が掛かりますから。モンベルが一番簡単にオンラインで入れました。その時、同時にモンベルクラブに入会。今年はモンベル山岳保険にグレードアップする予定。

01am6 09ギアカタログと、09春夏ウェアカタログなどなど。
こういうカタログ、読み込んでいろいろ妄想しますから。

今年のモンベルはどうかな?
ウェアは、あまり変わらないかなあ?Tシャツは相変わらずだし、洒落た新しいデザインのTシャツはコットン製で山で使えないし。
自転車用ウェアが結構増えていましたね。

ギアもそれ程新しいものがない・・。こういうの定番商品を作って、長いスパンで売るのでしょうね。スノーピークのカタログは、新商品が巻頭で特集されているのでわかりやすいけど、モンベルはどれが新しいのかわからん。
ちょっと冊子が薄くなったのは時代ですか・・。

テントなんか、山岳用の軽量タイプが出ないかな~と期待しましたがテントのラインナップは変わらず。
しかしシェルターに新商品が!

01am1 U.Lドームシェルター 1・2型。
わずか780グラム!(ポール&スタッフバック含む)世界最軽量自立式ドーム型ツエルトです。
薄いナイロンのシングルウォール(1枚布)。
インナーポールで自立します。
コーティング素材で防水性が高いけど、気密性が高いのでベンチレーターは常に開いている。冬場は使えないそうです。
相当薄い素材で恐いですけど、この軽さは魅力。風には弱そうですね。従来のダイヤ&ヘキサはカタログ落ちしたみたい。Ⅰ型で33800円とちょっとお高い。

01am2 シュラフも新型が。最軽量モデルのU.Lスパイラルダウンハガー。
従来のU.Lアルパインダウンハガーがモデルチェンジ。
超軽量ながら伸縮性を得ました。
従来品と#5で比較すると、同じ800フィルパワーダウンで快適温度は6℃と同じ。しかし、重量は従来品が475グラムに対し420グラムと軽量化。サイズはちょっと小さくなったけど。#0.2.4もラインナップに加わりました。
この軽さも魅力だなあ・・。

ザック類は地味にマイナーチェンジ。山用は見た目が変わりました。従来の「ZEROPOINT」のロゴが白い布にプリントされたのを縫い付けてあったモデルが、ロゴを直接刺繍するタイプに変わりました。国内の山を登るならば国内ブランド、ってことで今期買おうかな、安いし、定額給付金で・・。

01am3 チャチャパック30もマイナーチェンジ。1泊2日の山小屋登山に最適の30リットル、ポケットが沢山あって人気のモデル。11800円。海外物よりは安い。あまり他に無いサイズの微妙な35リットルモデルもあります。

ただ、この色はどうしたものかなあ・・。
背面パッドのデザインも変わって良くなったかも。







01am4 よりシンプルな、グラナイトパックはどうでしょう?
こちらのほうがアルパインクライミングなどのより険しい山道用で、細身でシンプルなデザイン。11200円。上記チャチャと同じ素材ながら200グラム以上軽い。

コッチのほうがビビットな色ですが今度は派手すぎ・・。

背面パッドやヒップベルトなどデザインを変更しているようで、さらに軽量化もしています。

シングルフレームモデルの背面寸法が従来の55センチから51センチへと短くなったのは何故なのだろう?

うーん、買うとすればこの2モデルのうちのどちらかだなあ・・。

このカタログを夜中に眺めて、妄想の中で北アルプスの稜線を歩いてしまうのです・・。

では、また。

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2009年2月 4日 (水)

新ザックは通勤ザック・カリマー・セクター18

新しいザックを購入しました。
Akr1
いつもの楽天ショップに発注。
ここは、カードのボーナス一括払いが効くので好き。
楽天ポイント10倍フェアだったので購入。
ていうか最近楽天は10倍か送料無料キャンペーン期間中じゃないと買わない。

後々使える厚手のビニール袋入りなので嬉しい。



Akr2 買ったのは、「カリマー・セクター18」。

手頃な大きさのコンパクトザック。
カリマーというブランドは好きで、昨年「リッジSL30」と「クーガー40-55」を使用。

低山ハイキングやキャンプ地からのサブザックとして使おうと思いましたが、この黒色が無難と買ってから気がついた。
ハイキングで黒色はいけません。危険です。
スズメバチが攻撃して来る色なので、山へ行く時は黒色は身に付けてはだめです。
アルプスの稜線なら大丈夫かも・・。


Akr10_2

なのでこれは、通勤用、タウン用、小旅行用として使うことに。

容量は18リットルと小振り。
39×28×18cm。
550グラム。

他にはこんなカラーがあります。

カリマーは、確かアイスブルーっていう水色がブランドカラーでしたか。
黒以外なら低山ハイキングで使いやすそうです。雨具とお弁当は入りそう。
街用にノートパソコンは大型のは無理かな。モバイル型ならいけそうなのでサイズで確かめて。

Akr3

実は長年愛用していたこのパタゴニアのザック。
あんまり以前は稼動していなくて、生産中止後ヤフオクで高価で落札されていたのを見て売ろうかと思いましたが、通勤バックとして活用。











Akr4

長期間の酷使がたたって、穴が開いてしまった。
わりとしつこく使う性質なのですが、安全ピンで留めていましたけど、もう中身が出るほど穴が広がったので使用中止。

さようなら~。
このカリマー・セクター18に換えることにしました。






Akr5

このカリマー、あまり期待していなかったのですが、なかなか使えそう。

背面が厚手のパット入りのメッシュ。本格的に山で使えそうに作ってあります。背面長が短いので長時間背負うのは難しいかもしれませんが、ちゃんとしています。
しかも、ウェストベルトとショルダーベルトを胸の位置で繋ぐチェストベルトまでついている山仕様。流石はカリマー、手を抜きません。

この背面は自転車に乗って背負う時も快適と思います。
あまり自転車ではザックは背負いたくないのですが、ちょっと出掛ける時にキャリアを付けるのが面倒なケースで有効かと。

Akr6

内部の作りも凝っている。
外側に二つのポケット。
下側のファスナーポケットはマチつきで小物が入る。内部には携帯用ポケットペン差しなどポケットを装備。

この上部にもファスナーポケットがあり、底部まで繋がっていて結構大きい。

本体内部にもファスナー小型ポケット一つ、背面側に大型ポケットつきで、さっきの小型ポケットが蓋になる仕組み。
結構使い勝手はよさそうです。また外部ファスナーはフラップがついてちょっとした防水機能。

Akr7

両サイドにはメッシュポケットつき。山ではここに水筒ボトルを入れたりする。

街ならペットボトルとか折り畳み傘とか。
紐のループは、トレッキングポールを取り付ける。街なら・・・特に付けるものはないかなあ。










Akr8

通勤使用がメインになりそうなので、山用のベルト類を外してしまう。外れるところも便利ですね。

これでビロビロしていたストラップ類が少なくなり、とてもスッキリした外観になりました。


Akr9

真っ黒でシンプルなので一工夫。

山っぽくみせる為に、ポール装着用のループにカラピナキーホルダーを装着(笑)。
これに何を付ける訳でもないけど、所有ザックには皆付けています。帽子や熊よけ鈴やシェラカップを付けたり山では割と使えたし。

そんなわけで丈夫そうなナイロンなので、結構長持ちしてくれること期待。
毎日愛用していきます。

では、また。

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2008年8月27日 (水)

登山靴・ガルモント君が馴染んでくれた。

今シーズンから履きだした新しい登山靴、ガルモント・ピナクルGTX。

Gm1 この靴ですね。新品時の画像です。

結構な本格派で、ごつくて重い。しかし頑丈で硬く、急峻な岩場で威力を発揮する、北アルプス3000メートル級の稜線を縦走する為に生まれてきたような登山靴。
しかし、登山初級者の私が履いたものだから、なかなか慣れなくて・・。

何故コレを買ってしまったかというと、
販売店でこんなやり取りがありまして・・・。
買ってしまったわけです。

で、このゴツイ靴を慣らす為に、怪しいスプレーを塗って履いて夜を歩いたり、 したわけです。

それから、榛名山の相馬山 に登ってクサリ場ハシゴを歩きました。
その後、黒斑山、  日光白根山、  四阿山(あずまやさん)、  と近所の2000メートル峰を登りました。

そして憧れの北アルプス、入門山として唐松岳に、  登りました。コレで店で店員さんに言った北アルプスに行く為の靴、というのが一部嘘じゃなくなったぞ!

Gm2 その結果、ガルモント君は、こんなに立派に・・・・、汚れましたね!

いや、良く見てください、皮の部分が変形して私の足の形にフィットしているはずですから。前傾しやすいように、皮が柔らかく馴染んでいるのがお判りでしょうか。

甲高、幅広の足型になってきたということです。

そう、ここまでの登山の結果、ようやくこのゴツイ靴も私の足に馴染んでくれたのです・・。

おやおや~、なんだか靴のガルモント君が呟いているのが聴こえてきたぞ~(笑)。

「ブツブツブツ・・・、何でこんなに汚いんだ、汚れたままで・・・」
「おお、ガルモント君。最初はどうなるかと思っていたけど、やっと僕に馴染んでくれたようだね!」
「ああ、ご主人様。何ですかこれは!馴染んだんじゃないんですよ、汚れてるんです。どうして手入れをしてくれないんですか!?こう見えてもこのガルモント、立派な革靴なんですよ。ちゃんと履くたびに手入れをしてくれなくちゃ、寿命が縮みます。山から帰ったら泥を落として、スウェードの部分はブラシでブラッシング、その後保革スプレーしてくれなくちゃダメじゃないですか!」
「あー、ごめん、なんか面倒で・・・。いや、違うんだ、ホラ、ちょっと年季入っているほうがカッコイイだろう?山男はずぼらなほうがかっこいいんだよ~。プロっぽいでしょ?」

Gm3 「ああ、情けない。こんな素人のご主人様に履かれて。またその辺の緩い山に登らされて、くっさいご主人様の足を入れられて、もう我慢できませんよ!今頃私の仲間は、穂高縦走をしていると思うと悔しい・・・。ジャンダルム行きませんか?大キレットでもいいですから!ねえ、急峻な岩場を縦走しましょうよ!?」
「いや、まだ無理だって・・。遭難したくないし。」

「買うときに店員に北アルプス3泊縦走用の靴をくれって言ったくせに!あれは嘘ですか?ホント見栄張ってかっこつけるから・・。じゃあ、百歩譲って西穂高岳なんてどうですか?穂高連峰だし、なかなかの岩場があるし。ご主人様の大好きなロープウェイがあるじゃないですか!」
「こらこら、別にロープウェイで楽してるわけじゃないんだぞ。トータルの企画として、おやぢ素人登山として自分と同じような登山入門者の皆さんにレポートしてるの!ロープウェイ登山わざとやってるんだからさ!う~ん、西穂高岳ねえ。手前の独標までだったら登ろうかなあ?だって山頂険しいよ。今年もう西穂高岳山頂直下だけでも確か二人お亡くなりになっているんじゃあ・・。」
「今年の北アルプスは異常ですね・・。北アだけでも既に17名の方がお亡くなりになっていますよ。滑落と落石ですね。ご主人様と同世代の方が病気で亡くなられています。謹んでお悔やみ申し上げます・・。け、けど、こ、このガルモントがどんな岩場でも、しっかりステップを確保して、の、登ってみせますから・・・。」
「おい大丈夫か?まだ、いいよ、尾根歩きで十分楽しいし。」

「ならば稜線縦走を1日8時間くらい歩いてみたらどうでしょう?私、クッション性がよくって疲れにくいはずですから・・。」
「ああ?お前重過ぎるよ、もっと軽くなってくれないと、そんな長時間は歩けませんよ。この前の唐松岳だって、下山途中で重くって疲れて脚上がらなくなったぞ!」
「それはご主人様の体力が・・。重い靴というのは、振り子の要領でかえって慣性が付いて足を前に出しやすくなるんですよ!」
「お前、靴の癖にそんな伝説を信じているのか!?今のところそんなの感じないぞ!靴は軽いほうが良いに決まってるんじゃあ!」

「うう、ならば冬山はどうです?この冬やってみませんか?このガルモント、10本爪のアイゼンが装着できるように設計されているんですよ!性能を活かして欲しいなあ。雪の八ヶ岳なんていいですよ~。吹雪で遭難してもなあに、雪洞を掘れば案外暖かいようですよ。」
「雪洞なんて掘れないよ・・。寒いのは苦手なの!ああ、もう何でそう過酷なことをするように出来てるの?お前という靴はまったく!その色は何?真っ黒だよ、夏は重苦しい色だねえ~、ベージュとかダークグリーンのほうがお洒落で良かったよなあ!」
「はううう!これ程までの屈辱を!私の性能の1割も発揮させていないくせに!まだ馴染んだだけで、なついたわけじゃないからな!あんなにくっさい足を守ってやったというのに!
・・・もう飛んでやる・・。何でもない尾根を歩けばいいさ。つまずいて転んで谷に飛んでやるさ!」
「な、なんということを・・。」

秋の紅葉の山歩きは、軽いナイロン登山靴が欲しいこの頃です。

では、また。

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2008年7月24日 (木)

キャメルバックボトル

夏に登山ということになると、暑くてとても喉が乾きます。

C1_2 で、先日買った水筒、キャメルバックボトル0・75L
1980円。

以前から0・5リットルタイプを使っていて、お気に入り。

キャメルバックというのは、もともとはハイドレーションバックという、背中のザックの中にビニールの水筒を入れて、そこからチューブが伸びてきてその先を咥えるとお水がチューチュー飲めるやつで有名。

で、その原理を水筒に応用したのがキャメルバックボトル。
水筒の先端に、まあ、おしゃぶりみたいな柔らかい吸い口があって、これを噛んでストローのようにチューチュー吸うと水が飲める。
歩きながらでも、上を向かなくても水が飲めるので安全便利です。山で便利な、お薦めボトルです。

ただ、残りの水が少なくなると、習慣で上を向いて飲んでしまい、全く水が出なくなるという・・。


C2 右が今まで使ってきた0・5L。左が今回買った0・75リットル。

あまり変わりませんが、夏場は少しでも水が多いほうが安心。

けど、この0・75リットルタイプを追加して買ったのは別の理由があります。







C3普段、キャメルバックボトル以外に、ザック内部にラーケンの1リットルアルミボトルを入れていて、キャメルバックの水がなくなるとそこから移していました。

しかし、この0・75リットルの蓋&吸い口&ストロー部分は、左側の普及しているナルゲン・1リットルボトルの蓋と口径が全く同じなのです。

そしてストローの長さがちょうどナルゲン1リットルボトルの底部とすれすれの長さ。


C4

なので、キャメルバックボトルの水が無くなったら、蓋部分をすっぽり取り外して、このように1リットルナルゲンボトルに移し換えればよいのです。
ナルゲンキャメルバックボトルの完成。

ストローの下端もナルゲンのそこの部分すれすれなので、最後まで水が飲めます。

これならば、スムーズにボトルを切り替えることが出来ます。このストロー部分は値段が高いですから・・。

キャメルバックボトルには最大の1リットルタイプもあって、それの蓋~ストロー部分の長さがナルゲン1リットルとちょうどいいかはわかりません。購入の際にはご確認ください。(手持ちのナルゲン0・5リットルボトルにキャメルバック0・5リットルの蓋をつけようとしたら、ナルゲンの蓋の口径が小さくてダメでした)
私は単体で使うときの組み合わせで、容量の種類を増やしたかったので0・75リットルを購入しました。これでボトルは0・5,0・75,1・0リットルと揃いましたから。

最近行くのは、水場の無い山ばかりなので、水が無くなりそうになって困ります。
夏はやや多めに水を持って行きましょう。
じゃあ、ザックに0・5リットルをもう一本・・。

では、また。

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2008年7月22日 (火)

新しいザック・カリマー・リッジSL30

実はまだ資金が潤沢にあった春に買ったのですが、夏山シーズン到来ということで出番が来た新しいザック。

K1 カリマーのリッジSL30です。これについてご紹介します。

使用前の姿。なんだかぺちゃんこで、どんなものかわかりませんね。くたびれた畳の和室も寂しいですけど・・。

容量は30リットル。
私はこれで3個目のザックですが、一つは日帰り用、もう一つはテント泊用。
これは1~3泊程度の山小屋利用の登山用です。

お泊りだったらもう少し容量があったほうがいいんじゃない?と思われるでしょうが、ダメです。大は小を兼ねると大きいザックを使って、入れたいだけ入れると、当然重い。体力減退のおやぢには登山そのものが危ぶまれてしまう。
ザックをコンパクトにして、いらないものを省いて軽量化。だから30リットルです。

K2 カリマーはイギリスのブランドで、登山する人なら知ってる有名なクライマがー使っていたザック。タウン用もあって、ノースフェイスやグレゴリーほどはメジャーではないけど知る人ぞ知るブランド。

アイスブルーと言う綺麗な水色のザックが有名。ロゴマークもその色?
このリッジSLはライトブルーなのでちょっと薄めの水色。



K3 日帰り用で愛用のグレゴリー・ジャクスト27リットル、と比較。似たような大きさなのでこれでもいいんじゃない?と思いますが、このグレゴリーはバックカントリースポーツ用ザックで、スキーとかのギヤが付けられるように、本体がとてもスリム。下部に行くほど狭くなり、幅と厚みが狭くて見た目より物が入らないのです。

リッジは奥行きも十分で見た目以上に入りそう。

ザックはこの2つのような上が雨蓋?と言う感じの蓋になっていて、内部は巾着袋のタイプと、上部が単にファスナーになっているタイプがあります。
この雨蓋タイプは中身の容量によって蓋の部分を上下させて容量を変化させることが出来ます。蓋になっているので防水性が高い。ファスナータイプは物が出し入れしやすい。

なのでファスナータイプは主に日帰り用、雨蓋タイプはお泊まり登山~長期縦走用のようです。
やはり本格的な山ノボラーとして見た目を追求すると、アルパイン~な感じの雨蓋タイプがカッコイイ!選んでしまいます・・。

K4 バックパネル。
実はこのリッジSLは非常に軽量に出来ています。SLはスーパーライトウェイトかな?
そのため素材のナイロンが非常に薄い。これが後に問題となるのですが・・。
さらにバックパネルも背中の真ん中しかない。しかもフレームが軽量化のために入っていなくてふにゃっとしています。
対して流石は背負い心地のグレゴリー。パッドが背中一面に入って、硬質プラスチックのフレームが入っていて、とてもしっかりしています。背負い心地はグレゴリーかな?

K5 同時にザックカバーを購入。ザック自体はそれ程防水性があるわけではないので、雨の日には必需品。
縫い目を目止めしてあるシームタイプ。
この色がアイスブルー?






K6 早速荷物を入れてみます。
夏山標高2500メートル以上1泊2日の山小屋泊まりの登山を想定。

着替え1組、雨具上下、薄手のフリース、ボトル、ヘッドライト、シーツ、万が一用のシュラフカバー、サングラス、医薬品、行動食など。

1泊でも5泊でも山では着替えは一組。本物の山男は10泊でも着替えは持たないらしい(笑)。

宿泊日数分の着替えを持ったらかさばって重くてしょうがない。女の子も同じ。ですから着ていく服は着替えないように速乾性が高く、抗菌素材のものを選びます。抗菌長袖Tシャツ、速乾トランクス、速乾靴下、薄手の速乾スラックス。


K7





これらをリッジSL30に収納。余裕で納まります。まだ相当入りそうです。

ん、んん?な、なんかかっこ悪いぞ!

頭でっかちで、雨蓋部分がお辞儀しているぞ・・・。

これはどうしたんだ?

う~ん、この雨蓋部分にはファスナーのポケットが付いていて、出し入れが面倒くさいこのタイプのザックでは、物の出し入れがしやすい便利な部分なのです。ですから私は結構ここに物を入れてしまう。
カリマーはこの雨蓋ポケットが他社のより大きい気がします。
それはそれで便利なのですが、何かが違う。

通販サイトで軽量モデルではないリッジ30と比較。また私が所有するテント泊用のカリマー・クーガー40-55と比較。


K8 うーん、カリマーはこの雨蓋ポケット部分の容量を拡大する為に、蓋のファスナーの上部にタグがありますが、そこからショルダーストラップの間にマチが付いています。
で、素のリッジやクーガーではこのマチ部分を伸縮して容量を増減できるようにストラップが付いています。しかしリッジSL30にはストラップが付いていない。軽量化のため・・。なので常に雨蓋ポケットは最大容量。しかもこのストラップを緩めると、後頭部に雨蓋が接触しないように後ろ側にお辞儀するような仕組みです。
ですからリッジSL30は常に雨蓋がお辞儀しちゃうのです・・。

しまった・・。素のリッジにすればよかった。
このリッジSL30は1200グラム。素のリッジ30は1500グラム。
300グラムの差なら、リッジが良かったなあ・・。しかもリッジSLは軽量化のための薄いナイロン素材なので、形がピシッとしない。立てるとフニャっと下のほうに縮んだ感じになる。
背中にフレームが無いから物の形が背中に出っ張る・・。
個人的にはカリマーで山小屋1~3泊タイプのザックならば、エアフォースと言う渋い水色があるリッジ30のほうがいいかなあと思いました。

こんなことをやったのも、明日あさってと最初の夏休みをもらいまして、1泊2日で他県への登山遠征を計画していたからなのです。準備万端。
しかし、今日職場に行ったら、問題が山積み。クレームが来ていて山どころじゃなくなってしまいました。今週は仕事三昧になりました・・。ここ2週間くらい仕事量が増えて体がきつい。1週間仕事を頑張って、来週こそは夏休みをもらって、遠征に。けど疲れがあ・・。

では、また。

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2008年6月30日 (月)

モンベルクラブに入会

先日、モンベルの山岳保険に入った時、ついでにモンベルクラブに入会してしまいました。

モンベルとは、キャンプ、登山などのアウトドア用品総合国内メーカー。素材開発や個性的なオリジナル用品で人気のブランドです。キャンプや登山にちょっと本気になると気になるメーカー。海外物より安いが、定価販売のためホームセンター物より圧倒的に高い。ラインナップが細かく選びやすい。機能品質はよろしいと個人的には気に入っています。

長瀞のモンベルショップで買物をする度に入会を勧められ、何気に断り続けて来たのですが。
オンラインでなんとなく入会してしまいました。

Mc1 すると宅急便でモンベルから送られてきました。
早いじゃない~。中身は何かな?

その前にまずは、モンベルクラブとは。

入会金なし、年会費1500円。

特典:
1)モンベルのカタログが年3冊(ギヤ、服の春夏と秋冬)送られて来る。

2)モンベルショップやオンラインショップでのお買物100円につき3ポイント(アウトレットは1ポイント)、貯まったポイントは1ポイント1円でモンベルショップや通販でモンベル製品を買える。

3)会報誌が届く。

4)フレンドショップと呼ばれる、提携するアウトドア施設や宿、山小屋などで、割り引きやサービスの優待が受けられます。

というものです。
詳しくは、こちらのモンベルクラブHPを ご覧ください。

Mc2では送られてきた 中身は、まずモンベル商品カタログ。
3冊送られて来るうちの2冊。
ギヤと春夏用の服カタログ。

カタログのご案内を読むと、カタログは定価各500円だそうで、3冊もらえれば年会費の1500円の元は取れるぞ、って店でただでもらえますけどカタログ・・。

ところが、昨年カタログをもらった近所のワイルドワンではまだもらえなかったのですね。今年は無いのかしら?
だから嬉しかった・・。けど、今年もカタログは随分薄くなりましたね。内容はちょっと詰め込んで変わりませんが。新製品がほとんど無いよ・・。靴くらいかな?定番商品化して利益を上げるのかな?ならば使うものだいたい持っていますし。スノーピークのカタログは毎年新製品がわかるようになっています。大丈夫か?モンベル・・。

そしたら、じゃあポイントはどうだ、お得でしょうか。年会費1500円分貯めるには、5万円買物しなくちゃ元が取れない!そりゃ難しいなあ・・。もう登山もキャンプも道具はだいたい揃っちゃったから、去年入っとけば良かったな。これじゃあ、あんまり意味なかったなあ、これ・・。

ただ、通販サイトを見るとアウトレットが結構あります。そんなに安くないけど。
これは会員じゃなくても買えるので、こちらのオンラインショップを ご覧ください。

Mc3 同時に送られてきたもの。
会員カードとステッカー。

このステッカーは、会員専用。
売っているステッカーではFUNCTION IS BEAUTY と書いてある部分に club membershipと書いてあるぞ!
コレは是非友達に自慢しよう(笑)。けどこんなのどこに貼るのよ~。

一番良かったのが、会員特典でした!
なんと山小屋でも優待されちゃう。コリャびっくりです。
北アルプスや立山の小屋じゃあ、宿泊料金500円引きとか、飲み物、缶ビールサービスとか。山じゃ缶ビール高いんですよ~。
八ケ岳の小屋は宿泊料10%オフなんて太っ腹なところも。
尾瀬の小屋はペットボトル(水)サービス・・。

そのほかペンションホテルやユース、スキー場やロープウェイ、ガイドスクールなどで優待が受けられます。

ただ私・・・、新聞勧誘員の方がくれる割引クーポン券の冊子も、なんだか店に悪いような気がして使えない人なんですよ・・。
たぶんこの特典も使わんなあ。
でも山小屋で3回くらい使えば元が取れるので、頑張るぞ~。

山ノボラー&モンベラーの方は、入会してみては?

では、また。

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2008年6月29日 (日)

尾瀬ヶ原への行き方・最短の鳩待峠ルートをご紹介。

梅雨って嫌ですねえ・・。

今週末は尾瀬に行こうかと思いましたが、この雨じゃあ。
土曜日の天気は持ちましたが、日曜は雨。1泊2日の予定でしたから中止に。

この6月下旬~7月上旬の尾瀬は穴場です。オフシーズンで山小屋も予約取れます。
尾瀬は花の時期に合わせて、えらく混んだり空いたりするのです。
6月上旬のミズバショウ、7月中旬~8月上旬のニッコウキスゲ、9月下旬~10月上旬の紅葉に人出が集中します。

Hm18 コレは、昨年9月中旬に行った時の尾瀬ヶ原、至仏山を望む。とても空いていました。

今の時期や、お盆の辺りから9月中旬、10月中旬から山小屋が閉まるまでは結構空いているのです。
混雑して人を見に行くような尾瀬は嫌なので、私はオフシーズンを選んで行きたいと思っています。今はワタスゲも綺麗なようですし。

雨のため今週末は予定を変えて、東京に行ってギターを売却しようと思っていたのですが、最後に弦を張り替えて弾いてみたら、なんという良い音なんでしょう!売るのをやめてしまいました・・。
なので暇な今日、尾瀬ヶ原への行き方をご案内します。

昨年9月に尾瀬ヶ原に日帰りで行った時の情報です。

尾瀬は直接車で乗りつけられません(笑)。自然を守るため、先人達が苦労して車道を阻止してくれました。素晴らしいことです。ですから、登山の装備と心構えで行きましょう。

東京など首都圏、関東から西にお住まいの方、この鳩待峠ルートをお薦めします。交通の便も含めて一番早く尾瀬ヶ原に到着します。歩く距離も短く、行きは下りなので楽です。帰りは上りですが、登らないと帰れないので嫌でも登るでしょう。

ガイドブックは鳩待峠からの道は書いてありますが、車が入れなくなる戸倉から鳩待峠にどう行くのかが書かれていないので、そこを詳しく書きます。東北方面の方は福島県、新潟県から入るルートがあります。

車での鳩待峠への行き方です。関越自動車道の沼田ICで降ります。国道で温泉集落の戸倉へ。
戸倉から先、シーズンはマイカー規制で車は入れません。その時期は、2008年度はこちらをご覧ください。
シーズンは殆んど車は入れません。マイカーで峠までいけるのは5月上旬までの残雪の中か、10月中旬から雪が降るまでです。しかも鳩待峠駐車場は2500円もするので、戸倉で車を置きましょう。

新幹線で来る方は、上毛高原駅から鳩待峠に直接行くバスがあります。ただ便数が少ないので、やはり戸倉でバスを降りて乗換えかも。東京からの直行バスもここで乗り換えの場合があります。尾瀬沼に行く方は大清水ルートになります(尾瀬ヶ原と尾瀬沼はかなり離れた場所です)。

Hm1 コレは戸倉第一駐車場。280台駐車可能
第2駐車場は250台駐車可能。
1日1000円(24時間)。

どちらの駐車場になるか?私は戸倉の街中で第1に誘導されたので、混雑具合で振り分けているのでしょうか?ハイシーズンは満車になるのかな?
第1駐車場は橋まで作って新設したようです。
以前は第2の場所と戸倉スキー場に駐車したようです。スキー場は現在バス専用のようです。


Hm2 ここからは第1駐車場の案内です。
新設されたので待合室も綺麗。トイレも清潔なので、ここで用を足して尾瀬に余分なものを持ち込まないようにしましょう。

この待合室の中の券売機で鳩待峠行きの乗り合いバス&タクシーのチケットを購入。
どちらに乗っても良しのチケットは片道900円です。
バスの運行時間外(この時刻表を参照) や、このチケットを事前に買っておかないと、乗り合いタクシーは普通のタクシーになり、高額なタクシー料金になるそうなのでご注意。

Hm3 で、時刻表のようにバスは1時間に1本くらい・・。なかなか来ない。
しかし、乗り合いタクシーは沢山待っています。乗り合いタクシーに乗ったほうが早いかも。

待合室のすぐ前にある乗り場に受付の係りの人が常駐していて、
待合室に来ては、鳩待の人~?と確認してくれて、人数が一台の定員に揃ったら載せてくれます。
これが乗り合いタクシー。大き目のワンボックスです。4列シート。
チケットを渡し、ザックは後の荷室へ。

Hm4 私は単独だったので助手席・・。気さくな運転手さんと会話。

尾瀬の情報をいろいろ教えてもらって楽しかったです。

昔は鳩待峠まで車が入れて、酷い渋滞と駐車違反だったそうです。




Hm5 コレが第2駐車場。
道の途中にあります。

道中、ここが以前土砂災害で道が崩れて大変だったんだよ~、とか、昔はこの辺まで路上駐車してた車が並んでいてねえ、とか、紅葉の時期の混み具合とか話を伺いながら到着。30分はかからなかったと思います。



Hm6_2 鳩待峠。
休憩所があり、食事が出来ます。

ここで靴紐とザックのベルトを締めて、出発。







Hm7 尾瀬ヶ原への入山口はこちら。
設立されたばかりの国立公園の看板が輝きます。

ここからはこの他に、アヤメ平方面から富士見峠経由で尾瀬ヶ原に至る鳩待通りルートがあります。





Hm8 尾瀬ヶ原に入るには、これで靴底の泥を落として、下界の草の種子を持ち込まないようにします。









Hm9

早速下りです。
山に入るのに、まず下れるのは嬉しい。
階段状になっています。






Hm10

木道になり、沢を渡ります。

沢音が爽やかです。





Hm11

途中の木に、こんな文字が刻まれています。
「岩魚 百二 太田(?) 中村 三二 六」?

太田市の中村さんが昭和32年の6月にここで岩魚を百二匹釣った記念でしょうか?

昔は魚影が濃かったんですねえ。漁師?



Hm12

木道が階段になり、かなりの急傾斜になります。

下りですから楽です。
よく見ると、階段にストック先端の石突を突いてできた穴が沢山空いています。
木道では、ストックの先端に必ず付属のゴムキャップを装着しましょう。





Hm13 川原に下りてきます。大岩があり、木道が二股に分かれたりします。

木道を整備してくださる方々に感謝です。










Hm14 至仏山が左手に見えます。

木道が段々水平になってきます。
小さな湿原をいくつか渡ります。








Hm15 川上川の橋を渡ると、尾瀬ヶ原の入り口である山の鼻は近い。

綺麗に澄んだ川です。上流に人家は一軒もありません。







Hm16 橋のたもとには休める場所があるのでここで休憩。
川に降りてみます。
なのに、河川に入っちゃダメだって・・。
東京電力に阻止されます。

尾瀬って大半が東京電力の土地なんでしょうか?電源開発用地だったのでしょうね。ダム作りたかったんだろうな・・。



Hm17 橋を過ぎれば山の鼻の広場です。

山小屋が3軒。
トイレと、ビジターセンターがあります。
寄っていってくださいね。
トイレは百円チップ入れてね。

左手側はキャンプ場。ちょっと狭くて人通りに面しているのでキャンプはし難いなあ・・。

そこの水場で給水可能です。


ここから先の尾瀬ヶ原の風景は、昨年行った尾瀬ヶ原の記事をここからご覧ください。

さてもう帰り。
Hm19 山の鼻から、鳩待峠へ今度は登りです。

紫の花はトリカブト。綺麗だけど猛毒です。

ボッカさんが恐ろしいほどの荷物を担いで歩いています。

さあ、帰りは上りです!






Hm20 小さな湿原の上に木道がかかります。徐々に高度が上がっていきますよ~。











Hm21 樹林帯の中、さらに傾斜が急になっていきますよ~。

午後でも尾瀬ヶ原方面に下ってくる人が沢山いて驚きますが、小屋泊まりなのでしょう。










Hm22 来た~。階段です。ここからは急です。息も上がります。
しかし先行するおばちゃんはスイスイ上がっていくから凄いなあ。

ここさえ乗り切れば、ゴールは近い!

尾瀬ヶ原を散々散策して歩きつかれた脚にはかなり辛いです。














Hm23 おおお!ゴールが見えました。

これで鳩待峠に戻ってきました。

鳩待峠~山の鼻間は行きが50分、帰りが1時間20分くらいでしょうか。








Hm24 鳩待峠の休憩所。裏手にトイレがあります。100円払って借りましょう。

食事して休憩。花豆ソフトクリームはいかが?

この中で帰りのバス&乗り合いタクシーの900円チケットを買います。
帰りの最終便の時間は確認しておいてください。それを過ぎるとタクシーはいますが、料金が普通のタクシー料金になります。

Hm25 バスはなかなか出発しませんが、乗り合いタクシーは沢山待っています。

そこにいる係りの人に、乗ります~とメンバーの人数を継げて申告してください。
コレがそのシーン。乗り合わせ中のタクシーに乗せてくれます。
順番待ちのこともありますから、まずは積極的に乗りたいぞとアピールすることです。人数で調整して乗せてくれます。

Hm26 乗り合いタクシーの内部。
マイクロバスのようです。10人くらい乗れるのかな?中は意外に広く結構快適。

今度は最後列に乗ってみました。









Hm27 ぬおおおーー。熟練のドライバーはこの道を熟知しています。結構いいスピードです。

コレも一つのアトラクションだと思えば宜しい・・。








Hm28 ぐおおおー。けど安心です・・。この道のプロが運転していますから。

またすぐに客を乗せて峠に行くのでしょう。









Hm29 景色を楽しみながら、あっという間に戸倉の第1駐車場に到着です。
お疲れ様。これで下界に帰れます。

マイカー規制で送迎って面倒くさそうだけど、案外簡単です。とてもシステマチックで、スムーズに行けます。

尾瀬ヶ原、思ったよりも近いですよ。





Hm30 車に装備を積み込んで帰宅です。
日帰り駐車料金1000円を支払います。

帰り道には日帰り温泉施設も沢山あるので、汗を流していってください。

尾瀬ヶ原どうですか?
夏のお盆休み期間は結構穴場だそうなので、避暑にもいいかも。日なたは暑いけど。
山小屋にはお風呂もあるし快適。
鳩待峠ルートなら、ハイキング感覚で行けますよ。

地元の方々の運営で、とてもスムーズに行くことが出来ました。
花の盛りの時期もいいけど、オフシーズンの静かな尾瀬もリフレッシュにいいと思いますよ。

では、また。

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2008年6月22日 (日)

山岳保険に入りました。

山で遭難した時の為の保険を検討しました。

山では計画と装備を完璧に準備し、体調を整え慎重に行動する事によって怪我や遭難事故を防ぎます。多くの方々にご迷惑をかけてしまう遭難事故は起こしてはいけません。
しかし、山の天候は予測を超えて変わりやすく、体調の急変により防げない怪我や事故が起る可能性があります。そして僅かな間違いが積み重なっていくと遭難する可能性もあるのです。そして最悪は命を落としてしまうのです。

生命保険や損害保険は職場で沢山入っています。
自分の命の保険は、もはや十分です。

なので、万が一遭難した時、救助の費用やご迷惑をかけてしまった皆様へのお詫びが出来るような、そんな保険がないものかと探してみました。
山へ行かれる方に是非入って欲しいのが、そのような山岳保険の類です。

岩場で滑落して遭難、民間ヘリコプターに救助されればン百万円。山中の道迷いで山岳会や消防団の皆様に捜索してもらえば、その方々全員へ捜索の日当、知人や家族が現場に駆けつけてくれた交通費、宿泊費などで、沢山の皆様に物凄いご迷惑をかけてしまうとともに、とてもお金が掛かるのです。払えないでは済ませれません。
そんな遭難捜索救助費用が補助される保険を探してみました。

以前より注目していたのが、山雑誌に広告を掲載していた「日本山友クラブ・レスキュー費用共済」です。遭難事故にあった場合、捜索に掛かった費用に応じて最高150万円までの見舞金が出るというのも。
コレは良いと早速HPを見ました。コレが山友クラブのHPです。
ところが現在、募集をやっていないとの事!
コリャ参った!
なんだか法律が変わったということで無理になったようです。
世の中は変わっているのですね・・。
政府もこんな大切な保険、もっと優遇してくれれば良いのに。
復活したら入会するつもりです。

で、今シーズンはどうするのか?
この手の山岳保険、こういった山岳クラブ系が運営していたのですが、
先ほどと同じような理由で募集を中止している!どうなってんだ、日本!

さらに民間会社で見ると、結構小さな保険事務所が運営しているのですね。
山が好きな保険事務所の経営者が、損保会社の特約を組み合わせてオリジナルの保険を作っているようです。
ただ、個人経営なのでちょっと不安・・。しかも、ネットのオンラインで申し込みが出来なくて、申込書を請求→捺印して送り返す→代金を銀行振り込み、という流れで面倒くさい。

そこで何か簡単なのは無いかと探したらあった!
流石は、一番お気に入りのモンベルにありましたよ。

コレがモンベルの山岳保険です。

オンラインでとても簡単に申し込めます。記入は結構複雑でしたが。
いろいろ悩んで、自分なりの解釈をして、野外活動保険の一番安いのに入りました。

シンプルプランの一番安いやつで、掛け金は年間2740円です。コレなら払えます。

その内容は、モンベルのHPを見てもイマイチ曖昧な説明でわかりづらい。
保険の規約はわかりにくい!どうしたって保険を払いたくないぞ!という保険会社の激しいオーラを感じる(笑)。

このモンベルのHPを見ると、野外活動保険と山岳保険の2つがあります。
野外、のほうは一般の登山ルート。山岳のほうは、ピッケル、アイゼン、ロープなどを使う登山、雪山、ロッククライミングなどを山岳登攀といい、それ用です。

わたしの入った野外活動保険って、ヘリの費用とか出るのかなあ?曖昧だなあ。山岳保険に比べるとわかりにくい。安い分保険が手厚くない。なんか、心配・・。こういうのって、どんな落とし穴があるかわかりません。気になる方は保険会社に聞くのが良いでしょう。

私は野外活動保険にケチって申し込んでしまいましたが、やはりこれは低山のハイキング程度か。ヘリの出番が必要ないような山歩き。

白馬岳の大雪渓を軽アイゼンで歩くとか、ジャンダルムを越えたいとかいう人には山岳保険でしょうね。
私もそっちにすればよかった。
だって、山岳保険のほうは、アイゼン・ピッケルを使う人専用って書いてあったので躊躇してしまったから。
よく読めば器具を使っても使わなくてもどちらでも良いようで、ならば大は小を兼ねるで、より危険な登山に適用される、山岳保険に入って損はないかな?と今私は思っています。

油断しないで、遭難しないように慎重に行動して行きたいと思います。
けど、今日も「ヤマケイJOY」という女性に山に行こうよ、みたいな雑誌を買ったのですが、アルプスの、かなり危険な岩場に行こうよ!みたいに書いてあって、結構危ないよなあ・・・と思ってしまった。
やっぱ、危ないところには、近づかないほうがいいよ、命が大切です・・。

こんな保険を使わないで済む様に、慎重に登山を楽しみましょう。

では、また。

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2008年6月13日 (金)

夏山の準備

今日は、妙に仕事で疲れてしまったので、リフレッシュのために山道具のお買物・・。
夜になって近所のワイルドワンへ。
これからの登山シーズン、夏休みの本格登山に向けて準備。
殆んどの道具は揃っていますが、買いそびれていたやつを。

N1 コレは画像だとなんだか良くわかりませんが、スパッツです。
ズボンのスネに装着する、両脚分。

雨上がりや朝露に濡れた樹林帯を歩いて、クマ笹などでズボンの膝から下が濡れないように装着します。
カッパのズボンをはけばよいのですが、夏は暑いしね。

尾瀬に行ったとき、綺麗なおねいさんがこれを装着していた姿が本格装備っぽくて格好よかったので、影響され購入。
ゴアテックス製が良いのですが、安い普通の撥水素材の奴に。ゴアでもカッパほどは高くないのですが、足に装着するので長くは持たない気がしたし。

N4 シュラフ用インナーシーツ。
ドイター・ソフトマイクロシーツ。

山小屋に泊まった時に、自分専用のシーツとして、筒状のコイツに潜る。
だって、風呂に入らない見知らぬおやぢが潜った布団にまた寝るんだもの。雨が続けば布団干せないし、混んでいればひとつの布団に二人で寝るし、コレがあれば自分の寝床が完成。



N2これを付属の袋に入れればコンパクト。230グラム。

同じドイターのコレより安いコットン製と迷いましたが、こいつはシルクのような肌触りで抗菌作用もあるし70グラムほど軽かったのでチョイス。この辺のグッズは、ネット通販よりワイルドワンのほうが安かったりします。

モンベルの似た様な奴持っていましたが、あれはフリースだから、コレは夏用として・・。シュラフカバーと組み合わせれば、真夏のキャンプでも使えます。

遭難した時のビバーク用にもね・・。

N3 そして、ガイドブック。
岳人別冊2008夏山。
ヤマケイJOY夏増刊。
両方とも日本アルプス特集。
昨年も似た本を買いましたが、結局行かなかった・・。
もう北アルプスの有名ルートは記憶するほど読み込みましたが、妄想で何度か登っただけ。
今年は行けるのかなあ?

ヤマケイYAMAP八ケ岳。
こちらのほうが近所なので行くと思います。

ガスストーブ用の110ボンベを買いに行っただけなのに、結局こんなことに・・。

さあ、コレで夏になれば行けるぞ~。
行くの?本当に行くの?
まずは準備で、近所の山で練習しましょう。

では、また。

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2008年6月 9日 (月)

山の上でエスビットを使う。

週末登った近所の相馬山。今年最初の登山でした。

As44 標高差は少なく、歩いた距離は短かったものの、鎖場、ハシゴと山登りの要素が凝縮された面白い山でした。

靴の慣らしには良かった。

相馬山の登山記事はこちら。






で、この登山でのもう一つのお楽しみは、山頂でお湯を沸かしてカップラーメンを喰う、でした。
今までは、体力減退中のおやぢ登山のため、背負う荷物は極力軽量化の方向でしたが、やはり山頂で周りの人たちが、コーヒーやらラーメンやら食べているのを見ると羨ましくて・・。

そこで持って行った、軽量お湯沸しセットです。

以前、このページでご紹介したエスビットのセットを持って行きましたのでレポートします。

As20 まずはお鍋。あの時買ったエバニューのチタンクッカー1。
これって小さいのは良いんだけど、中に110のガスボンベも入らないし、スタッキング能力が今ひとつかなあ、と思っていました。

ところが結構中に物が入った。





As21 最近買ったエバニューのチタンシェラカップがすっぽり入りました。
これは持ち手が折り畳み可能なので入るのです。
コイツは結構便利そうなのでまた後日ご案内。
その内部にインスタントコーヒーなどを入れて、スノーピークのマグカップに付いていた収納ネットに入れると。





As22 さて、エスビットミリタリーをセットします。この固形燃料については、先ほどご紹介した上記の記事を参照してください。

今回考えた風防。やはり山の上で風があったら消えてしまうのではないか?と思ってキッチンアルミホイルを若干切って持ってきました。
それを敷いた上にエスビットをセットし、アルミホイルを持ち上げ周りを囲むようにします。
・・・、けどクチャクチャであまり役に立っていないような・・。

さあ、着火です。周囲の登山者や子供も注目です。

火をつけるときに、昼間の屋外では着火したかわかりにくいので注意が必要です。
あれ着いていない?とライターを近づけたら指が熱い思いをしてしまった・・。

As23 霧とともにさーっと風が吹いた山頂でしたが、火は消えませんでした。
ザックの中身をゴソゴソ片付けている間に沸騰。

エスビット、なかなかやるじゃん~。
これは使えるぞ。

早速用意したカップラーメンにお湯を注ぎます。

その後すぐに水を足して、コーヒー用のお湯を連続して作ります。




As24 今回持ってきたお箸はコレ。

スノーピークの「和武器」。

このステンレスの中空パイプの内部に、プロ野球などで使用し破損したバット(青ダモ?)を再利用した木製の先端部分が入っています。
それを取り出してステンレス部分に繋げばお箸になります。
割り箸を使わないエコなやつ。超軽量28グラム。

こういうグッズ、好きですよね~。いつかまとめてご紹介します。


As25 さあ、カップラーメンの出来上がり!
マイ箸で食べましょう。

ず、ずずう~。

旨い!何故に山の上で食べるカップラーメンはこんなに旨いの?

ちょっと肌寒いので、体も温まりますよ~。



As26_2 すかさず、コーヒーにもお湯を注ぎます。

コレがチタンコッフェルの内部に納まってたハンドル収納式のエバニューチタンシェラカップです。

いや、これいいよ、使いやすいです。

コーヒーはちょっと温い・・。
やっぱりカップラーメン用のお湯を沸かした残りの燃料では火力が弱いのか・・。
けど、やっぱ山の上でのコーヒーはインスタントでも旨いっすね!

As45 景色が見えないので、せめてツツジを眺めながらのコーヒータイム。
石柱をテーブルに、のんびりと山頂にてお花見です。

う~ん、エスビットいいっすね。非常用にもザックに忍ばせておきたいっすね。

が、今回は樹木に覆われた低山の山頂。
コレがもっと高山になり、森林限界を超えて吹きさらしの山頂だったらどうかな?

次回登山には、風に強そうな軽量ガスストーブセットを考えて持って行きましょう。

こういうの、いろいろ考えるのがまた楽しいのですねえ・・。

では、また。

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