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2009年8月31日 (月)

燕岳に登る・その5・朝焼け、稜線、下山。

あああ、政権交代。折角ETCをつけたばかりなのに、高速料金無料化なんですか!?くうう、ならば無料になるまで休日千円で高速に乗りまくってETCの元を取るぞ(?)。

さて、燕岳登山の最終回です。

燕山荘に朝が来ました。もう少し寝ていたかったのに、まわりがゴソガソやりはじめるので起きてしまう。窓の外が赤い。朝焼けです。見に行くことにします。

おお!

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雲海の端が赤く染まっています。う、美しい・・。ほんと海から日が昇るみたいです。

昨夜は、星空も眺めました。外に出たら知らないおばちゃまと二人っきりになり、天の川を見たり、流れ星を見たりなんだかロマンチックでしたよ・・。

それにしても寒い朝です。フリースを着こんでもブルブルです。

どこで日の出を見ようかと迷う。写真を取る人は本気で三脚を構えているので良い場所を探さなければ。

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日の出見台みたいな場所があった。既にカメラマンたちが三脚を構えています。この景色が防波堤から釣りをしているみたいに見えてしまったよ・・。ここはいっぱいなので小屋の前にもどる。

わあ、ベンチに霜が降りている!

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この夏一番の寒さだったようです。9月中旬並みの気温とか。穂高のほうで初氷が張ったとか。

寒いけど我慢。日の出を見るのだ。

おおお!昇ってきた。

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昇ったあああっ!

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やったどオ!俺はやったどおおおお!(何を?)。

小屋の反対側に回ると、おお、槍ヶ岳が赤く染まっています。

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こっち側にきたら、槍ヶ岳方面から冷たく強い風が吹き付けます。ここが稜線だということを思いしらされる。

寒い!小屋の前では日の出の余韻にひたっている皆さんも震えています。

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小屋に戻って、前回画像を載せた朝食を食べて身支度を済ませる。

同部屋の常念岳まで行くというおじさんはもう出発した後。

私も大天井岳まで行って戻ってこようかと思ったが、かなり体調が悪いのです。頭が痛い・・。生ビール大ジョッキを飲んだ辺りから酔っ払っていましたが、ワインでとどめを刺し、二日酔いのようです。高所は怖い。さらに高山病も来たのか?昨夜寝ようと思ったら心拍が妙に早かった。酸素が足りないのかなあ?まあ、行けるところまで行くことにする。

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7時20分、小屋の横から大天井岳への縦走路に入る。この稜線をずっといけばあの槍ヶ岳までいけるのだ。2日掛かるけど・・。

これが縦走路。尾根の上の道ね。槍ヶ岳から左端の奥穂高岳がはっきり見える。

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気持ちよさそうな道。けどこっちは頭が痛い・・。蛙岩というところまで行こうとしたがここでやめる。風がむちゃくちゃ冷たいのです。夏じゃないよこれ。手袋が必要。フリースを脱いできて失敗。大きな岩陰で風を避けて、山を眺めることにする。

雲海が広がる。

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本当に海のようです。こっちが群馬の方面か?下界は天気が悪いのか。

槍ヶ岳から北の稜線

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ほぼ同じ高さで連なっているので山が区別しにくい。しかしどれも名峰なのでしょう。真ん中の赤い山が赤岳だろうか?左の谷が湯俣川で、左から雲の中が三俣蓮華岳、鷲羽岳と水晶岳という百名山が赤岳を挟んで立つ。で、野口五郎岳という稜線でしょうか。いつかは行ってみたいなあ・・。

もう寒いので戻りましょう。燕山荘に向かって登ります。この小屋も名無しのピークに立っているのね。

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振り返れば、大天井岳から左端の常念岳への縦走路が見えます。同部屋のおじさんは今どこを歩いているのだろうか。

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そして、昨日登った燕岳。右に鹿島槍ヶ岳、左に剣岳~立山でしょうか。

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燕山荘の前に戻り、8時10分下山開始。

キャンプ場も出発してまだ空いています。

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小屋の横を下る。お花畑を通り、雲海に向かっていく。

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右端の有明山~清水岳はまだずっと下、その稜線は雲海の中。

ハイマツの中を下る。まだ頭が痛いけど、下りれば良くなるでしょう。

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右手にハイマツ越しに槍ヶ岳が見える。来るときに見えれば感動しただろうなあ。

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振り返れば、燕山荘が小さくなっていく。

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お世話になりました。

お花も咲いている。

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チングルマはもう綿毛。

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目の前に、清水岳~東餓鬼岳から餓鬼岳への稜線が見える。

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2500メートルの稜線が同じ高さだ。

しばらくして、合戦小屋に到着。みんなスイカを食べてうらやましいが、なんか食欲もないし食べず。

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おお、リフトのワイヤーが動いています。スタッフが無線で麓と連絡を取っているので、リフトが上がってくるのかも・・。しかし、距離が長いのでなかなか来ない。下山します。

しかし!途中、なんか音がするので谷のほうを見ると。おお!空中高くリフトが走る~。

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とうとう見てしまったぞ!合戦小屋荷揚げリフトを。

さて、ここからは黙々と下る。一人で下るのはなんか孤独だ。やっぱり頭が痛い。足場が悪く、段差をドスンと下るとズキンと響く。体重い~。体調の悪さは本物です。しかも私はくだりが遅いのだった~。どんどんスピードがのろくなる。途中第三ベンチで休もうと思ったら、中学生の大群が!130人くらいいるらしい。とても休憩出来ないので、生徒をかき分けて進む。登山道ですれ違わなくて良かった・・さらには今日宿泊だったら・・。

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下りは楽だと思ったら大間違い。あれだけの急登、当然帰りは急下り。足元を確かめながら慎重に下る。ここで転んで怪我したらもう動けそうもないし。ゆっくりゆっくり。

第一ベンチで一緒になったおばちゃん二人組み。先に私が出発したのにすぐに追いつかれる。あれえ?あの人いやに遅いね!見た目強そうなのになんであんなに遅いの?とか言っているのが背後から聞こえる。まずい!すると、きっと眺めを見ながら写真でも撮ってるんじゃない?と言ったのが聞こえたのであわててカメラを出して撮影開始。

ふう、何とかやり過ごしたぜ・・・。

さらに遅くなって、もうぐったりしながらゴール!入山口のこのトイレが見えたときはほっとしましたよ。

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むちゃくちゃ時間が掛かった。体調悪いのを考えても私は下りが遅い。今後スケジュールを立てるときは考えなくちゃね。

はあ、ほっとした。

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標高差1200メートルを一気に下りました。

ここから駐車場までの舗装路がまた辛いのよ。ずーずーと足を引きずって下る。単独のおねいさんに抜かれる。

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おお、見えたぞ!第一駐車場に戻ってきました。無事帰ってきましたよ。もうへとへと。

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着替えをして登山靴を脱いだときには、ぷっはあと気持ちよかった。

結局、ここまで頭痛のまま。車ですぐの有明温泉有明荘で最高の温泉に入ったら、治りましたけど。有明荘の素晴らしい温泉については後日紹介します。

2009・8月25日(火)

燕山荘(2705メートル)~中房登山口(1462メートル)

時間(かなりベンチで休憩しています)

8:10燕山荘 →9:10合戦小屋 →10:10富士見ベンチ →11:00第二ベンチ

→12:05第一ベンチ →13:00中房登山口。

服装:モンベル・ジオライン3D長袖Tシャツ、モンベル・ウィックロン半袖ラガーシャツ。

北アルプスはやっぱり良いね~。大変だったけど。年に一度は登りたいです。高速のサービスで仮眠しながら帰り、夜9時頃に高崎に帰宅しました。

最後に、北アルプス入門の山として、この燕岳か唐松岳が出てきますが、よりどちらが北ア入門かといえば唐松岳の圧勝でしょう・・。唐松のほうが斜度は緩く、開けた尾根道で道中のアルペンムードが濃いです。距離は同じくらいだし。燕岳は登りがきついです。暑い時期は樹林帯なので、ベンチで休みやすく途中小屋もある燕岳も良いかも、風の影響も少ないだろうし。お好みでしょうが、私は唐松岳のほうが登りやすかった。以前やっていたブログのリンクを見てもらえばわかりますが、だって日帰りしちゃったしね。

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