« 新盆準備。 | トップページ | ひとり暮らしの夜。 »

2011年8月19日 (金)

新盆、やった。

お盆の供養行事のまとめです。12~15日にやったのですが、16日以降の猛暑の中での仕事疲れで、やっと今日書けます。

5月に亡くなった父の新盆(うちの地方では「あらぼん」と呼ぶ)です。新盆は親族が亡くなって、お盆までに四十九日供養が終わっているとやります。まだ四十九日をやっていないと翌年のお盆になります。

やり方は様々あるようですが、この地方の風習を取り入れて、姉と私でアレンジしたオリジナル盆です・・。

迎え盆は、13日の夕方黄昏時が基本です。しかし、うちは住職が13日の午前中にお経をあげに来てくれる予定なので、その時に先祖の霊が家にいなくちゃ話にならない。13日の朝にお墓に迎えに行きました。

3i1

前夜の盆踊りの余韻が残る菩提寺の境内。迎え盆が土曜日だったので、賑やか。駐車場は満車。

本堂もドレスアップされています。

3i2

おお、幕には三つ葉葵の紋が。さすがは徳川将軍家に縁の深いお寺。

彫刻も見事な立派な本堂です。

お墓は、昨日に姉が掃除してくれていて、お花も飾られています。ありがとう。

3i3

丁度、父方のおじ様ご家族がお線香をあげてくださっていました。ありがたいです。

迎えるには、盆提灯にお線香の火を移すのかな?盆のやり方って地方や宗派で異なるので、アレンジしてみました。

この盆提灯、父が退職後に始めた雑貨屋で仕入れたもの。

3i4

まさか自分が乗ることになるとは、仕入れた時には父も思わなかったでしょう。

火を移して家までもって帰りますが、家まで距離があるので車で帰らなくちゃならないのです。車内が火事になったら大変。なのでこれ。

LED蝋燭を姉から借りてきました。実家ではこれを使っていたそうです。

3i5

LEDがゆらいだ点滅になっていて、提灯に入れると本物の蝋燭の灯火のように見えるのです。姉が言うには、霊は火では無く光に導かれるとのことなのでこれでいいのだ。

お墓の上で、お父さんご先祖さん帰りますよ、と念じて点灯。ご先祖さんが迷わないようにまっすぐ車で実家へ。

無事に実家に到着。ここからが本番セレモニー。お墓が遠いところにある場合は、上記は省いてもいいのです。

妻が合流。実家の玄関先で火をたく。姉がもらってきた麦わらを素焼きの皿の上で燃す。植木鉢が素焼きですからお姉さんよく気が付きました。

3i6

おがらってのを普通は焚くようですが、この地方では麦わらを使います。農村だから入手しやすいので。

束にしたりとか色々風習があるようですが、折って点火。

3i7

野菜の動物は家のほうを向いて霊に乗ってもらう。行きはキュウリの馬に乗る。

3i8

炊いた火を蝋燭に移して、野菜動物と一緒に玄関から家に入る。蝋燭の火でお線香をあげます。この地方では偶数にこだわるので、お線香は2本。

これが盆棚の完成図。

3i9

お姉さんの作。四十九日に解体した祭壇を葬儀屋さんから頂いて改造したもの。位牌はここに移して、仏壇の扉は閉めておいた。

ホウズキも庭で自生しているものを追加で飾る。ちゃんと青竹の一輪挿しが付いている。

3i10

キュウリとナスの動物はトウモロコシの尻尾と素麺の手綱が付きます。母の実家での風習らしい。

3i11

実家の庭の水盤に咲くハスの葉に、洗った生米とさいの目切りにした野菜を供える。

新盆には住職にお経を頂きますが、うちの住職は、お盆と正月は全ての檀家さんの家をまわってお経をあげてくれるという、実に親切なお坊様。今回は新盆なのでそれ用のお経を丁寧に頂きました。普段はお布施5000円をお渡しするところ、新盆の棚経のお布施として3万円お渡ししました。

例年、うちの実家は檀家の中でも遠いところにあるので初日の一番に住職がいらっしゃる。今回も朝早くから待っていたが、結局いらしたのは12時近くでした・・。

これで迎え盆が出来ました。お昼過ぎまで実家でお客さんを待つけど・・。来客は無し。まだ初日ですから。TVで高校野球を見てくつろぐ。

我が家の迎え盆もやらなくちゃと、午後イチで帰宅。

妻と一緒にお墓めぐり。父の墓から妻の実家まで、全部で4箇所をめぐる。ホームセンターで盆棚セットを買いつつ、盆花も大量購入。

最後に義母さんのお墓に行って丁寧にお迎え、霊に我が家に来てもらいました。

これが我が家の仏壇と盆棚です。出窓に設置されています。部屋が狭いからね・・。

3i12

盆棚はこんな感じ。市販のセットにお供え物。

3i13

結局13日は、私が墓参り中に2名のお客様がいらしてくれました。

引き物は素麺うどんセット。おはぎ2個、ビールとお茶ボトルと一緒に渡す。

14日はお客様ラッシュ。親戚が皆さんいらっしゃいました。賑やかな日となりました。

15日はお墓にまずは行く。近所のコンビニでも生花を売っていました 。

3i14

お盆も3日目ともなると、他のお墓のお花はもうくたびれているようですが・・。うちのお墓はお花がどんどんゴージャスに。

3i15_2

やりすぎだわ・・。

15日も実家でお客さんを待つ。3日目の夏休みを頂いた。

けど昨日にお客様は殆どいらしたので来ないよ・・。猫のクーちゃんがやたら甘えてくるのでかわいがって和む。

3i16

このお盆はずっとこのポーズでゴロン。むちゃむちゃにいじってやります。お客さんが沢山来てもこの感じ。以前は知らない人が来ると慌てて逃げ出す猫だったのに・・。お客さんもあまりの人懐こさにビックリ。そういえば、家から父が出棺する時に、庭でじーっと座って見送っていたクーちゃんの姿があった。知らない人に囲まれていたのに変だねと、あの頃からクーちゃんは人懐こ猫になったのです。お盆なんで、お父さんがのり移ったことになりましたが・・。

お供え物も充実。

3i17

父は退職後に始めた雑貨屋の脇でたこ焼きを焼いていたのです。評判良かったし、楽しそうだったなあ・・。たこ焼きといえば父なので供える。

お昼には、お姉さん手作りの冷汁うどんを頂きました。

3i18

美味しかった!ご馳走様でした。農家のいとこが作っている黒枝豆を持ってきてくださったので、頂く。これもうまい。

さて、夕方に送り盆です。16日にやるところも多いようですが、この地方では15日が一般的。

いつも父が送り火をやっていたという、実家の庭の隅でやります。

3i19

ちなみに新盆は、白い新盆提灯を下げるという。購入を忘れ、白い盆提灯で代用。

墓地の方に向いて、麦わらに点火。

3i20

帰りはナスの牛に乗って行く。

お父さん、また来年お会いしましょう・・。

頭上で雷鳴が轟き、雨が降ってきそう。慌てて我が家へ帰る。

義母さんの送り盆をやらなくちゃ。

送り火を焚くよい場所を見つけました。

3i21

義母さんのお墓に向かって。これもしきたりは地方によってあって、妻の田舎では麦わらを束ねて燃やして、墓の方向へ正確に倒すのだそうです。

うちは火をつけて燃やすだけですけど、思いは込めます。

お義母さん、また来年お会いましょう・・。

以上、お盆休みなのにちっとも休めなかった新盆でした。

あと夏休みの残り4日あるけど、来週いっぱいまでに取らなくちゃ。取れるかなあ?

今は夏の疲れがどっと出て、休日はただひたすらに休息したいです・・。

|

« 新盆準備。 | トップページ | ひとり暮らしの夜。 »

葬儀」カテゴリの記事