烏川・渓流釣りは全てキャッチ&リリース区。
いよいよ3月1日に、地元群馬の渓流釣りが解禁となります。ここ数年近場の渓流でフライ釣りを楽しんでいます。
今日、仕事帰りに釣具屋さんに行って、上州漁業の「年間入漁証・全魚(鑑札)」を購入してきました。これで今シーズンも近所の高崎、安中、南牧で渓流釣りができます。
腕章になっていて自分の写真入り。ピンク色に上州の文字がイカス。全魚はすべての魚が釣れる。9600円と私は鮎をやらないのでちょっと高い気もしますが。管理釣り場1日券3回分より安いよ。
今シーズンは渓流をやるのかどうかを迷っていて、まだ鑑札を買っていなかったのです。最近管理釣り場のルアーにはまっていて、やっぱこの歳になると足場が良いっていうのが楽。釣れるし結構奥が深いし刺激的な管釣りが楽しくって。春夏も管釣りかな、渓流フライは、もうフライの在庫もなくて巻く時間も無いからなあ、と思っていまして。
しかし、今日飛び込んで来たニュースにびっくり。
地元の上毛新聞。
1面トップにローカルな話題だねえ。
今シーズンの赤城大沼はワカサギから放射性物質が基準値を超えて検出されてたので解禁しませんでしたが、値が下がってきたが、まだ4月から適用の新基準は上回っているため、ワカサギ釣りは3月から解禁。ただし食用禁止。釣ったワカサギは現場で漁協が回収して焼却処分となります。
キャッチ&回収・・。ワカサギって釣って食べるのがかなりの魅力だと思うけど。ワカサギゲームフィッシングということなんですね。リリースしないのは、(まあその場で氷ついちゃうのもあるけど)汚染されたワカサギを減らしたいという意図もあるのかもしれない。
今シーズンはワカサギ釣りには行けないので、このニュースはおいといて、この記事の最後に書いてあったショックなニュース。
群馬県は27日、採捕したイワナ、ヤマメを検査、県内全河川で渓流釣の解禁は認めるものの、放射性セシウムの検出値が新基準値を超えた5河川で釣ったイワナ、ヤマメは全て再放流し、食用にしないことを各漁業組合との間で確認しました。
釣った魚はすべてリリースしなさいということ。その5河川とは・・、
桜川、薄根川、沼尾川、烏川、温川。
私のホームとしている烏川の渓流釣り場で釣れたイワナ、ヤマメはすべてリリースです。各河川を管轄する漁協組合員が巡視を強化し、魚の持ち帰りを防ぐ、との一文が。
私はこのニュースを読んで、鑑札購入を決定。
私は、ワカサギ釣り以外は完全なリリース派です。管理釣り場でもほとんどリリースしてしまう。渓流は狭いフィールドなので釣り上げてしまえば魚は枯渇します。長くシーズン釣りを楽しみたいならリリースして欲しいのです。
キャッチ&リリース区間は最近様々な川で設けられ、人気を博しています。ここ群馬は保守的なのかなかなか普及しませんが、上野村の神流川C&R区間は有名で人気です。魚がスレるので難しいですが、上手に釣れば大物に出会えますし。地元でもC&R区間ができないかなあとずっと思っていたのです。
そこへ烏川のC&R化。しかも、源流から渓流釣り場最下流までの全川でのC&R区化です。こんな大規模のC&R区は全国的にも珍しいのでは?
釣り上げて食べて鑑札の元を取る、という魚キャッチ派の方は悔しいニュースだったと思いますが、私はこれで長く釣り続く環境ができるならば歓迎。よし、今年は渓流釣りに烏川に行こうと鑑札購入を今日決めました。
確かに、川に棲む魚からセシウムを検出したことは大変に悲しく恐ろしいことです。ここから波及していく風評被害を心配します。しかし、こんなことで実現したC&R化をピンチから抜け出す機会として前向きに考えましょう。
さて早速、最近よく行っている釣具屋さんへ。店内には緊急の案内として烏川はリリースしなくてはいけないと書かれたポスターが沢山貼られています。私が鑑札を求めるとそのことを説明してくれました。
私は、フライで全てリリースするので問題ありませんと購入しました。
急にこんな発表があって、鑑札を買った魚を持ち帰りたい人は怒っていませんか?と聞いたら、朝からすごい問い合わせだそうです。
その場にも餌師の人が鑑札を買っていましたが、碓氷川にでも行くかなと怒り気味でしたね。今年の碓氷川は賑やかかな?もっとも今年の解禁日は平日なので、仕事が休みの人だけが行ける感じ。2日くらいでほとんど釣られちゃうしね。
けど、リリース派の人も店にいて、烏川が全川C&R区間になるなんて嬉しいと私と共感してくれました。最近では餌師もリリース派が増えているとのことです。
上野村のC&R区間のようになったらいいですね、いや烏川の方が上野のC&Rより渓相が良いので、これを機会に定着したらどうかと盛り上がりました。
これピンチを逆手にとって、東京方面から釣り客を誘致できないか?こんな大規模なC&Rがあると宣伝すれば日釣り券も売れるだろうし。関東一円のフライ&ルアーマンが集まる有名釣り場に育って、さらに放流が増えればいいなあ・・・。
これ、1シーズンずっとリリースなんですかね?と店の人に聞きましたが、とりあえずは3月いっぱいの決定らしいけど・・。その後は赤城大沼みたいに何度か再検査して様子を見るのかなあ?
先ほど正式に上州漁業のHPが更新されアナウンスがありましたね。
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●年鑑札の返品については2月29日まで受け付けます。 |
とのこと。これを解説しますと・・。
*県が公表したデータを見ますと、烏川のイワナからは新基準値を上回るセシウムが検出していますがヤマメは新基準値を下回っていますね。
なので、現場ではヤマメは平気だろう?とか組合員さんに詰め寄る奴が出そうですが・・。この検査、サンプル数が極端に少ない感じ。同じ流域のイワナからセシウムが出たのだから、ちょっと下流域のヤマメから出る可能性もあるのではないか?
*烏川本流を渓流魚のキャッチ&リリース区に設定します。これは上州漁業初のC&R区の設定でしょう。
成熟したこれからの釣り場ができるかな。秋まで釣れ続いて、尺物が出るかな?もともとフライ向きの渓相だと思うので、フライの聖地化したらいいなあと妄想。
本流の意味がわからんが・・。支流の相間川や榛名川は大丈夫なのだろうか?期間はいつまで?シーズンずっとなのか?これはわざと濁したか?
*成魚放流をやるそうで。ほかの川に持っていかなくてよかったよ。ん?放流をちゃんとやるってことは、今年はC&Rの川として育てようとも思ってくれたのかなあ?しかし、4月と5月は放流しないような書き方だね・・。持ち帰りたい派の釣り人からは、持ち帰れない川に放流しても無駄だから烏川分は碓氷川と鏑川に振り分けて放流しろと大ブーイングが出るだろうからね・・。
放流した魚も持ち帰れません。放流魚は安全。しかし、放流日にだって昨年稚魚放流されたヤマメも同時に釣れます。当日は見分けはつくさという釣り人続出でしょうが、100%確信ありますか?それが放流魚だと。
そもそも川の水や砂などは既に放射性物質は流れているだろう。ペレットを食べて育った養魚場の放流魚も安全。しかし、あの日以降に自然繁殖や稚魚放流から育った魚は食べた水生昆虫から取り込んだセシウムを持っている可能性があります。それは放流日にも釣れるのですから。
*年鑑札は明日の放流日の前日までなら返品できるそうで。夕方店に行った時にはそういう動きがありましたが・・。実質明日1日の返品日です。私は今日喜んで買いに行っちゃったけど・・。今シーズンはあまり釣りに行けなそうだけど、釣り場を育てる意味で協力もしようと購入しています。稚魚放流を沢山してくれれば、ヤマメの育つ川が近くにあるだけで嬉しいから。
と、いう感じ。私は3月中は行かないかな?ドライフライの#16に出るようにならないと私には無理だし。3月下旬かな?4~5月がベスト。夏も川遊びを兼ねて昆虫パターンで。ぼちぼち準備しようか。
さあ、烏川全川でのC&R区どうなりますかね?かなり期待しているんですけど。なお、リリースを徹底するために監視を強化するそうなので、鑑札は必ず購入しましょうね。日釣り券の現場売りは高いですよ。
実は鑑札を買った理由がもうひとつありまして・・。
ニジマスの放流、私は今までは行かなかったのですが、今年は碓氷川の我が家の近所に期間限定でルアー・フライ専用区が設定されることになったのです。家から歩いて行ける距離なんだよ~。放流日には行かないと思うけど、残りマスを期間までネチネチ狙いたいなあ。こっちはルアーでやります。ライズがあればドライフライもやるけど。
ニジマスの碓氷川・期間限定ルアー&フライ専用区については現場を見てきてまた書こうと思います。
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