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2012年3月12日 (月)

漫画・日々ロック。

久しぶりの漫画レビューです。

最近お気に入りの漫画がこれ。私の好きなジャンル・バンド漫画。

「日々ロック・1~2巻」榎屋克優

B1

集英社・ヤングジャンプコミックス。税抜き514円。

ヤングジャンプ誌上でずっと注目していましたが、コミックスを買ってしまった。

絵は勢いだけの荒っぽい作風ですが憎めない。面白い絵で好きです。まるまる1ページを使って何か意味のわかんない絵を書いたり。王将でラーメン食っているところとか。それがなんともおかしい。

ヤンジャン誌上では1部、2部と進んで3部が終わったところ。コミックスでは1巻が1部で2巻が2部ね。

あらすじ:1巻・17歳高校生の日々沼拓郎は、日々ロックの名前でアコギを抱えライブハウスで歌っているが人気はさっぱりだ。学校ではいじめられ童貞で彼女なし、ライブ中は興奮すると下半身を脱いでチンコを出してしまうという癖がある。それでまあ、パンクなバンドやヤクザのおっさんストリッパーのおねいさんとかの出会いがあり、なんか日々ロックに感動する人も現れたりするのである。そして「ザ・ロックンロールブラザーズ」というバンドを組んでエレキに持ち替えて・・・。言葉で書くと平凡な話になってしまうが、絵の勢いがあって面白いのだ。

2巻になると、上京して有名ライブハウスへの出演に漕ぎ着けるのだが・・。

B2

この漫画は絵も重要なので、これはぜひ読んでもらわないと内容はわからないのだ。

ロック漫画で大切なのは、ライブシーンで歌っているところをどうカッコよく見せるかだと思う。

以前レビューを書いた「ソラニン」では、ライブの絵だけでギュアーンとかの擬音もなく、それでいて音が聴こえるような迫力があった。

この日々ロックのライブシーンは正反対。歌詞が画面に目一杯書かれるのだ(あまり上手じゃない書き文字で)がそれがすごい迫力なのだ。

コピーの曲もやる。これはカバーを外すと表紙にある絵。

B4_5

即興で作ってしまうオリジナル曲がまた良いのだ。

B3_6

歌う前に曲のタイトルと作詞・作曲 日々沼拓郎と入るのもまた良い。1巻での名曲は「今夜いますぐに」だ。

2巻になると、やはりジャンプ系は編集部の方針で必ず勝負をやるが、この漫画でもバンド勝負だ。女をかけて、ビジュアル系バンドに挑まれライブをやって配ったCDの数で勝負するのだ。

「もし君たちが負けたら、東京から出てって二度と戻ってくんな、オッケー?」

「わかりました、じゃあ僕らが勝ったら・・・全裸で土下座してパイプカットしてください!」

このライブシーンがすごい。2巻の最後にある新曲「スーパースター」のライブシーンがとてつもなくカッコいいんだ!

今まで漫画ソラニンのバンド・ロッチが歌う曲「ソラニン」のライブシーンが最高と思っていたが、この「スーパースター」のライブシーンは私的には超えていると思う。実に爽快だ、スカッとするよ。ソラニンが内面に向かうのに対し日々ロックは発散だ。

そして、このライブの後にかかってきた女からの電話を黙って切ってしまう日々沼は実にカコイイ。男だ。

バンドをやっている人、昔バンドをやっていた人は是非読んで欲しいな。

最近自分はあんまり良いことないんだけど、日々ロックを2巻まで通して読むと、実にスカッとするのです。

ソラニンの時はあの漫画世界を壊して欲しくなかったので映像化は反対だったんだけども、この日々ロックは是非映像化して欲しい。確かに絵で見せる漫画でもあるのだけど、音としても聴いてみたいのだ。その際にはちゃんとロックしているバンドが日々沼の詩に曲をつけ、あの絵を超える演奏をしてくれないと失敗するだろうなあ。ソラニンはアジカンで嵌ったんだけどね、日々ロックを出来るバンドがあるかな・・。

現在、ヤンジャン誌上では第3部が終わったところです。また女の子が出てきて、日々ロックもステップアップしています。とても面白かった。これが収録される3巻が楽しみ。またいつか始まるだろう第4部も期待しています。

日々ロック、絵には癖があるけど面白い。バンド漫画でスカッとしたい人にオススメです。

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