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2015年6月29日 (月)

余市15年・甘く、強く、スモーキー、美しい余韻。

今回のウィスキーレビューは、シングルモルト余市15年。

今月にあった終売報道で、もう入手困難になってしまったニッカの余市です。

事前に終売情報をゲットできなかったら購入も無理だったという・・。ぎりぎり間に合った。

ニッカ・余市15年。(アルコール度45%)

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売り切れる直前に何とか定価購入。

ニッカの歴史ある余市蒸留所。マッサンが造った蒸留所です。

ハイボールブーム~TVドラマ・マッサン~ウィスキーブーム到来で原酒不足に陥ってしまった。結果、余市の原酒を主力商品の竹鶴に回すということで、シングルモルト余市シリーズは全て8月いっぱいで終売となりました。

9月からノンエイジの新余市が発売になりますが、年代表記のものは発売未定のようです。原酒が戻ってきたらまた売るとは思いますが・・。

しばらくはこの15年熟成モノは飲めないかもしれないので、大切に飲んでいます。

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余市には、シングルモルト余市(ノンエイジ)、余市10年、余市12年、余市15年、余市20年のレギュラー商品がありました。

ノンエイジ以外のラベルは微妙な違いがあって、徐々にラベルの色合いが濃くなり、この15年は濃い目のベージュで、余市の書道文字に薄くぼかした縁取りあるのが特徴です。ポットスチルの画が描かれています。

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ニッカは自分のスタイルを貫く硬派なイメージを私は持ちます。サントリーには消費者に寄り添っている感覚を覚えてしまう私ですが・・。

マッサンが修業したスコットランドに似た場所として北海道の余市を選んだそうです。海に近い北の土地です。

昔ながらのスコットランドのスタイルで作っているという余市。本場でもやめてしまった石炭直火による蒸留を行っています。個性的なウィスキー、余市です。

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香り:大きい。華やかな甘い香り。熟成から来るのかクリーミーさ、樽香の甘いバニラっぽさ、ウッディーさ、蜂蜜、奥の方でシェリー、そしてピート。

もっと重厚な香りかと思ったら、かなりのフルーティーさ。これは甘い良い香り。

味。ストレートで。滑らかな液体は、甘い、とてもコクのある、まろやかに熟した甘い果実。とろけるようなフルーティーな甘さ。拡がるバニラ。そしてスパイス。口で転がしてピートが来る。煙。良いバランスのスモーキーさが徐々に濃く。

スムーズに喉へ落ちると、厚みのある長く甘くスモーキーな余韻が深く美しい。そして最後に香ばしさと煙、また甘さが長く残る。

余韻が長い。口に入れた時からフィニッシュまで一つのストーリーがあるかのようです。グラスに残るバニラとフルーティーな香りにまた酔う。

少し加水。スモーキーな香りが強くなる。甘さが後退し煙い味わいに。これはストレートのほうが断然うまかった。

氷や炭酸はもったいなくて入れられません。もうストレートで飲み切ってしまおう。

自分ポイント(10点満点)

香り:8点

味:9点

余韻:10点

コストパフォーマンス:5点

お気に入り度:9点

リピートしたい度:もう入手は無理。将来再販されたらまた飲みたい。

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これは美味しい。ウィスキーと語り合ったような深い満足感。こんな旨い酒がもう手に入らないなんて寂しい。悲しい。いつかは復活することを願います。

ウィスキーは深く、時に切ない世界を見せますね。

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