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2015年7月 7日 (火)

宮城峡12年。フルーティーで甘く。

国産ウィスキーレビューです。

ニッカのシングルモルト、宮城峡12年です。

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先月、余市とともに終売のアナウンスがありました。で、市場では高騰。普通に売っていた頃の宮城峡は、それほど注目されていなかったのに・・。

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ラベルには宮城峡蒸留所の建物が描かれています。


ニッカには、マッサンが最初に作った北海道の余市蒸留所と、後にマッサンが造った仙台郊外の宮城峡蒸留所があります。

重厚でスモーキーな余市のモルトに対し、フルーティで軽めの宮城峡モルト。メーカーが二つの蒸留所を持ち、その原酒の性格を変えてきているのです。それにより、より複雑なブレンデッドモルトやブレンデッドウィスキーを作ることを可能としています。

サントリーも山崎と白州の二つの蒸留所を持ち、その性格を変えています。

宮城峡シングルモルトは、ノンエイジ、10年、12年、15年のラインナップ。すべてを終売前にゲット成功。今回は12年のレビューです。

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なんか、終売のウィスキーのレビューはむなしいけれど。きっと新しい宮城峡のエイジ商品が出た時に思い出すでしょう。

シングルモルト宮城峡12年(ニッカ・45%)

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香り:フルーティ。華やか、エステリー。甘く、熟した果実、レーズン、バニラ。ちょっと溶剤系だが、とても甘い良い香りです。かすかに遠くピート。

味:ストレートで。甘い。ちょっと薄いかなと思ったらすぐやってくるコク。フルーツと遠くからバニラ。甘い柔らかい液体を口で転がすと、軽く刺激がやってくる。

飲み込むとブワっとフルーツの香りが広がり、甘酸っぱく、余韻にドライ感の後、熟した果実の甘さとスモーキーさが来る。やはりフィニッシュはニッカのピーティーです。ちゃんと煙あります。けどさり気ないアクセントでスモーキーさは主役ではない。主役はフルーティーな甘みです。全体には軽快であり、ストレートにチャレンジするには最適では。ドライな余韻は長く、甘さと苦みと渋さが残ります。最後はずっと甘い・・。

加水するとピート香が強くなるかな。飲んでも甘みがあり、強くなったピート感で結構しっかりした味です。

けど、ストレートだよなあ。ほとんどストレートで飲み切ってしまい、ロックやソーダ割りは試しませんでした。

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しかし、このフルーティな甘さと余韻の美しさ。素晴らしい。

自分ポイント(10点満点)

香り:8点 

味:8点

余韻:8点

コストパフォーマンス:7点

お気に入り度:8点

リピート度:もう無理。この味はいつの日か継続して欲しい。

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たとえば毎日飲むなら、この宮城峡のほうが余市より飲み疲れないような気がします。リラックスできる、気軽な癒しのボトルです。それでいながら本気のところを見せてくれるという・・。

とうとう宮城峡12年、飲み切りました。

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ちびちび飲んでひと月ちょいで飲み終わってしまった。もう今後は飲むことはできません・・。

新宮城峡には期待しています。限定のシェリーカスクはもっと甘いのかな?

こういう甘いシングルモルトは好きなんです。

10年、12年、15年と宮城峡は飲みましたが、この12年は良いバランスです。大好きな1本です。今も売っていれば必ず手元に置いておきたいと思うボトルです。

いつかはこの12年が甦ることを期待ですね。

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