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2017年2月15日 (水)

天目盃。

寒い夜はやっぱり、お燗した日本酒が最高っすよ。

普通酒、本醸造、純米酒の旨口系のなら、お燗すれば燗上りと言って旨さをさらに引き出してくれます。ほっこりまろやかで身も心も温まります。

人肌燗~ぬる燗ならばバランスの良い燗酒になります。蔵元からも燗をつける時のおすすめの温度です。

けど、この寒さ、それじゃあ私は満足できません・・。寒いんですよ。もっと温度を上げた熱燗で旨い酒を呑みたい・・。

お燗が熱すぎると酒が壊れるとかアルコール感が強くなるとかあって、熱燗で旨くなる酒探しははなかなか難しく、いろいろと探しているところです。

でと。燗酒となると、酒器にも拘りたいかなあと・・。

来たああああーーーっ!

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焼き物を買ってしまった。新しい趣味の始まりです(笑)

焼き物集め開始です。

けど、そんなことやったらいくらお金があっても足りないので、盃、ぐい呑みに限定です。

晩年まで美味しくお酒が飲めますように、飲む時の器に拘るのですよ。

今回は、京焼きの清水焼です。

「虹天目酒杯 柳窯」


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いい景色ですね。

一点物ではないのでリーズナブルですが、いい感じでした。

柳窯の作家さんの作品です。

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原型は天目茶碗。

天目茶碗とは、中国で焼かれた鉄分の多い釉薬の鉄釉を使った黒っぽい茶碗です。

鎌倉時代以降に日本に来て茶道で使われ出しました。

その天目茶碗のイメージをダウンサイジングして盃サイズで再現したという天目盃。


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いい仕事していますね~。

この飲み口の形状が持ちやすいし、酒をすするのに良い感じ・・。

直径7センチとほんと私の指にフィットします。

柳の文字が刻まれる。


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藍色の中に茶色と銀と黒が模様を作る。

こんな細かい絵付けはしないので、これは窯変というやつでしょう。

窯変とは、窯の中でその温度や釉薬の成分が変化して予期しない偶然の色や模様が現れること。

これは狙ってやっているんでしょうけどね。

窯変で最も有名なのは「曜変天目茶碗」ですね。以前から興味があって調べてましたが、美しいよ。器の中に宇宙がみえるよ。画像を探してみてみて。

最近TV番組で話題になりましたが、あれは違うよなあ・・。

世界に現存するのは3点といわれ、そのすべてが日本にあり国宝です。

諸説ありますが、偶然に出来ちゃったものではないかと。あまりにも数が少なすぎる。本家中国には無くてなぜ日本にだけあるのか?近年中国の遺跡で破片が発見され謎は深まる。それだけ良いものなのに量産しなかったのは出来なかったのではないかと。気が遠くなるほど焼いてもたった数点しかできなかった偶然の産物。未だにその現象がなぜ現れるのかは謎であり、再現を試み近づいている作家もありますが。

大名に珍重されたが、徳川将軍家から財閥へ売却された時には現在の価値で10数億円だったとか。

最も美しいものは足利将軍から織田信長へと渡り、本能寺の変で焼失してしまったというエピソードも泣かせる・・。

窯変にも種類があり、有名なのに油滴というのがありますが。

これは油滴天目じゃないか?

藍色の中に銀や黒の窯変の滴。

見込み(内部)も美しい。引き込まれそう。星空のようで、宇宙を感じてしまうよ・・。

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なんか窯変天目にハマッちゃいそう。

作家の一点物に手を出しちゃったら・・。

早速使ってみましょう。

お燗する酒は、浦霞の特別純米。

これは熱燗でもイケるという酒。


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高熱には弱いので、取説にあったようにぬるま湯に浸して水分をふくませてから使う。

熱燗を注ぐ。

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美しい・・。

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旨いねえ・・。

お気に入りの器で飲む酒はまた旨い。

むうう、焼き物ギャラリーめぐりでもやるか?

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