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2017年4月 2日 (日)

「ラーメン食いてぇ!」上・下巻・高崎が舞台の漫画。

ここ群馬県は高崎市にある実在のラーメン店がモデルの漫画です。

「ラーメン食いてぇ!」上・下巻  林 明輝 著  

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講談社イブニングKC 税別各640円。

群馬県を舞台としているマンガって、なにがあるかな?

有名どころでは「頭文字D」で渋川~榛名山が舞台。

読んだこと無いけど「日常」っていうのが伊勢崎で登場人物の名は皆群馬ゆかりの地名とか。

あとモロ群馬なのは「お前はまだグンマを知らない」ですね。高崎がメインかな?これは群馬が舞台っていうかグンマーネタ漫画だからね。

私の好きな押見修造の「惡の華」の中学生編は桐生が舞台。「ぼくは麻理の中」も群馬出身の登場人物が出てくるし、新作の「血の轍」は全セリフが上州弁ですね。

3月のライオンの作者・羽海野チカが書く「ハチミツとクローバー」の2巻だったか高崎市役所と安中の亜鉛工場と、私の出身中学の前にある安中バッティングセンターが出てきましたね。

そんな感じ?

映画やTVドラマだとロケ地誘致に熱心なのでたくさんありますが。ここ高崎だと「神童」とか「包帯クラブ」とかが有名どころですかね。

で、この漫画。

高崎にある昔ながらの醤油ラーメンが地元で評判の「精華軒」がモデルです。建物はそのままです。作者のご実家だとか。リアルに描いています。

漫画では、この塩ラーメンをめぐるドラマが描かれます。

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あらすじ:群馬県T市のラーメン店「清蘭」は、主の紅の打つ手うち麺を妻圭子がその食欲から得たカンでラーメンを作り評判を呼んだ。しかし圭子の死去により店の評判は落ち客は離れて行った。店をたたみ自殺を考えた紅のもとに、孫の女子高生の茉莉絵が自殺未遂をしたという連絡が。茉莉絵は親友コジマに彼氏を奪われたうえネットに悪い噂を流されたのだ。

一方、有名料理研究家の赤星はロケ中の事故でウィグルで遭難。高原を彷徨い死を覚悟するが「清蘭のラーメンが食いてぇ!」と叫び歩き出す。

茉莉絵は病室で祖父紅のラーメンスープを飲んで覚醒する。「おじいちゃん、あたしにラーメン教えて!」

「小麦粉は生きている」紅は茉莉絵にラーメン造りを伝授する。塩ラーメンの秘密は「ガンダーラの岩塩」。しかしラーメン造りは厳しさを増す。茉莉絵には食が細いという欠点があったのだ。圭子の類まれな食欲から作っていたラーメンは再現できないのか?

赤星は遊牧民に救助され、山羊のスープに使われた岩塩に再び清蘭のラーメンを思い出す。なぜ瀕死の中で清蘭のラーメンを欲したのか?赤星は帰国する。日本では死んだと思われていた赤星が向かったのは、清蘭であった・・・。

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一杯のラーメンをめぐるドラマです。しっかりしたストーリーです。

スッキリとした線で描く人物の表情が魅力的。とても読みやすい作品です。

群馬の描写はあまり出てこないのだけど。

榛名山の水沢山のからっ風の描写でとか。

高崎駅ビルのモントレーも出てきます。

高崎駅構内でのコジマとの追いかけっこ。転校した茉莉絵はコジマに再会し、逃げるコジマを追い高崎駅のホームで「二人で日本一のラーメン屋をつくろ!!」と叫ぶシーンは感動。コジマもあれ以来悩み自傷行為に陥っていたのだ。コジマには茉莉絵が必要としていた食欲という才能が有ったのだ。

さあ、二人で作る清蘭のラーメンは完成するのか?

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なんか高崎ロケで実写映画化されるみたいですね。楽しみです!

最後、一杯のラーメンを前に、登場人物が一つに繋がっていきます。

良い漫画です。両巻にある後半の短編読み切りも面白いよ。

是非読んでください。

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