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2017年7月 9日 (日)

「あおちゅう」3本。


青ヶ島LOVEが止まりません。

今、自分が一番行きたい場所かなあ、青ヶ島です。

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画像出典:海上保安庁

伊豆諸島の島ですが、東京から南へ358キロ、一番近い八丈島からも南へ68キロという孤島。ええ、東京都です。

世界でも珍しい2重カルデラの島。火山島です。

日本ではあまり知られていないとは思いますが、アメリカの団体から「死ぬまでに見るべき世界の絶景13」に日本で唯一選ばれた場所。外国人観光客も訪れるという。

独立した村です。日本の地方自治体で最も人口が少ない村(村民175名)。

しかも、日本でも訪れることが難しい場所の一つです。

島の周囲は断崖絶壁。


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画像出典:海上保安庁

その切り立った崖の高さは200m。黒潮がもろにぶつかり荒れた海に断崖絶壁では近づくことが難しい。

青ヶ島へ日本本土から直接行けず、八丈島経由。埠頭を建設し造った港は天候によって接岸することも難しく、八丈島からの週4~5便の定期船は就航率は6割前後。漁船もクレーンで陸揚げされるその断崖下の港へ通じる道は崖沿いで既に崩落、カルデラ内からのトンネルで行き来する。

ヘリコプターは八丈島より一日一往復と村手配の臨時便で定員は9名。

なかなか行けない上に天候次第では帰れないことも。

集落は下の画像の左側平地のみ。平地と言っても標高250mに位置する。

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画像出典:海上保安庁

カルデラ内は地熱蒸気噴気孔があり、公共サウナや塩工場、キャンプ場がある。カルデラ内に住居は無く、温度が高く農地として活用される。

画像の緑色部分は雨水を集める貯水場。

住所は青ヶ島村無番地で、番地が無い。

宿泊は民宿が6軒あって基本は1泊3食付きなのは食堂が無いから。居酒屋は2軒ある。商店が1軒、ガソリンスタンド、役場、郵便局、駐在所、診療所、小中学校などがある。

どう?東京都だよ。

ロマンでしょ?行ってみたいなあ・・。でもなかなか行けそうにありませんよね。

そんな青ヶ島に思いを馳せながら、青ヶ島を感じられるものがあるのです!

青ヶ島特産の焼酎「あおちゅう」です。

もともとは島の奥さんが旦那さんのために作った家庭酒が発祥とか。家ごとに味があった。今では焼酎工場があって、杜氏さんが原料を持ちよりそこで作る。杜氏の数だけの焼酎があるといわれ、「青酎」とくくっても種類はかなり多いのですよ。

しかも少数生産。もう幻扱いで、焼酎ブームの頃はかなりのプレミアム化。今は落ち着いていますが、少量生産の上、原料確保や商品輸送も困難なためか、定価自体が高めの設定です。

しかし、高アルコール度数で飲みごたえあり。そもそも飲料水が少なかったので割り水の入手困難さから高アルコールになっていったよう。

酒好きの私は、早速取り寄せてみた。

来たああ!

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なかなか売っているいるところが少ないんですよ・・。

10人の杜氏が味の異なる「あおちゅう」を作っています。

あおちゅうは大きく分けて2種類、芋焼酎と麦焼酎。厳密には両者のブレンドもあります。今回は伝統的に作られてきて私も好きな芋焼酎メインで飲んでみます。

結論から言いますと、

麦麹由来の香ばしさが広がり、芋の甘味と芋の香りが前面に出る芋っぽい焼酎。癖も強いので、かなりの芋焼酎好きの方にお勧めです。

ビギナーにはきついですが、甘みもあるので芋臭い芋焼酎にトライするには良いかも。私は好きな感じですが。

さらに分類すると・・。

1)仕込み方が、二段仕込み(もろみを作って寝かせてから仕込む現在の製法)か、どんぶり仕込み(麹、水、サツマイモを同時に仕込む昔ながらの製法)か。

2)麦麹が、培養麹か、自家蔵付き麹菌の自然麹か。    

3)原料が、島内産か、島外産(国内)か。

4)芋焼酎と麦焼酎のブレンド

の組み合わせで青ヶ島の芋焼酎は4種類に分類できるようです。島内産原料は杜氏の自家生産です。

そのうち3種類が入手できた、のがこれ。

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箱の裏側。


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左から、青酎・池の沢、あおちゅう(杜氏・奥山直子)、青酎伝承。


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まだ飲み始めなので、ざっとファーストインプレです。度数が高いのでロックで味わってみました。

まずは、培養酵母、二段仕込みという現代的な仕込み方で、原料はすべて島外産(国産)です。これが最も生産量が多い。

青酎「池の沢」 これは芋麦焼酎というべきか。

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青酎といえば、まず見掛けるのがこれですね。現代製法で作った麦焼酎と芋焼酎をブレンドして呑みやすくしています。が35度とアルコール度数が高い。普通の芋焼酎は20~25度ですから。

ロックで飲みますと。

うーん、芋っぽさと香ばしい良い香りで期待が高まります。

おおー。麦の香ばしさと芋の風味がちょうどよいバランス。最後はビリッときますが、全体的にまろやか。コクもあって飲みごたえありです。癖も無く芋の濃厚な味わいから最後はピリッと切れてくれます。余韻は程よい酸味と香ばしさ。美味しいですね。

麦焼酎のほうが比率が高いようなので、芋焼酎とは言い切れませんが、飲みやすいのは確か。

次。昔ながらのどんぶり仕込みで、自然酵母の自然麹で仕込む。原料は、麦は島外国内産、芋は島内自家生産。

あおちゅう(杜氏・奥山直子)

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やっぱり無番地だ。

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杜氏さんによって個性がありますあおちゅうシリーズでは、古酒に一年寝かした酒をブレンドしたり、何年か熟成させていますが、この奥山直子さん作はその年に絞ったブレンド無しです。
こちらは30度。

ロックで飲みますと。

香りはややアルコール感かな。

甘い風味。独特の癖がありますね。甘いフルーティーな風味ですがこれを癖と取るか個性と取るか。後味は甘いですね。土っぽいというか、土蔵のような風味に手作り感がありますね。これは面白いです。余韻に渋さと酸味、芋の風味が残ります。

最後は、昔ながらのどんぶり仕込みに、蔵付き自然酵母の自然麹、原料の麦も芋も島内自家生産という昔ながらの作りに拘っています。

青酎伝承。30度。

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麹は黒麹らしい。

ロックで飲みますと。

香りはほのかに芋ですね。

これは香ばしい。癖は強めです。あおちゅうと共通の癖、土っぽい土蔵っぽい感じ。昔ながらの芋焼酎ってこういうのあります。けど、甘みもあるし、余韻まで引っ張るこの香ばしさ。最後は酸味と渋味と香ばしさが残ります。

むっひいー、高度数を3杯飲んで酔っ払った!

やはり芋の強さと、麦麹の香ばしさ。独特な癖はありますが飲みごたえ十分です。芋焼酎好きで芋臭いのが好きな方にお勧め。

島の人々はどういう飲み方で楽しんでいるのかな?南国でまさかお湯割り?冬ならいけるか。

やはり、池の沢が一番飲みやすく、それでコクも十分。癖も無くマイルドなのに飲みごたえあり。麦焼酎の香ばしさに芋っぽさをプラスした感じ。芋焼酎好きの方ならお奨めです。

もっと芋焼酎臭いやつなら青酎伝承を。ちょっとお高いですが、昔ながらの青酎って嬉しいし、香ばしさも良いです。素朴な癖もありますので上級者向けかな。

あおちゅうシリーズは杜氏さんごとの個性を楽しみたい。昔ながらの芋焼酎にある癖が強いですが、それも個性。杜氏別にはほぼ販売されていないので一番入手困難ですけどね。いつかは飲み比べたい。

最初に飲むなら「青酎・池の沢」で決まりです。これはお勧めです。

涼しくなったらお湯割りもやってみたいですね。

気に入ったので、ウィスキー棚に置いて、晩酌しています。高価なので常飲できませんが。


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あおちゅうの詳しいことは、

AOTYUのHP

青ヶ島村HP/特産品

に詳しく出ていますので見てください。

ああ、青ヶ島の現地で飲んでみたい!

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