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2017年12月 5日 (火)

ひやおろし・2017年その1・七田、黒龍、真澄。

日本酒レビューです。

以前書いたひやおろし、この記事で書きましたが、

その時に買ったひやおろしも飲み切っちゃったのでレビューしますね。

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ひやおろしはさっきの記事に書いてありますが、秋の限定酒。

冬に醸した新酒を春先に「火入れ」(加熱殺菌して発酵を止める)して、ひと夏涼しい酒蔵で保存し熟成させます。熟成してまろやかに旨みが乗った酒を火入れせず(生詰め)出荷するものをひやおろしと言います。

まずはこれ。私の好きな佐賀の「七田」です。米の旨みがあふれるこの酒が熟成したひやおろしになった。さあ、どうでしょうか。

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七田 純米七割五分磨き・雄町 ひやおろし

雄町 精米歩合75% アルコール分17度

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旨みたっぷりで大好きな米をあまり磨かない七田です。ひやおろしでまろやかさを期待しましょう。

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冷やで。香り:小さ目で少しフルーティーさ。

飲むと:おっと、呑みやすい酒質。七田の磨かない純米シリーズ、レギュラー品は旨みこってりで、やり過ぎるくらいの濃厚さ。そして甘い。しかし、このひやおろしはマイルドです。丸く柔らかい液体。ほんのりとフルーティーさと、甘過ぎず、米の旨み、そしてまろやか。

そこに程よい酸が加わりスッキリとした余韻は辛く切れます。かなりの好バランスで飲み飽きしません。それでいて米の旨みはしっかり感じられます。熟成で濃厚さからのバランスが取れた?けど、ちょっとあの濃さから引きすぎちゃったかな?

お気に入り度☆☆☆☆★

お燗してみましょう。

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ぬる燗で:おお、これこれ。この米の旨みが七田。お燗すれば、七田らしい甘さと旨みが前面に出ます。ほっこりする旨さです。それでいてちゃんと酸があって、最後は辛く引き締まり、べったり甘くならない。口当たりも柔らかく、肴によく合う旨口です。

お気に入り度☆☆☆☆☆

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通常の七田は旨いけど、その旨みがやりすぎで、甘過ぎ濃すぎに感じる時がありました。ひやおろしになって全体が丸くマイルドになって、柔らかく一歩下がったけどバランスが良いのです。丸くなった七田。

黒龍 吟醸 ひやおろし

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黒龍は以前はあまり飲まなかったのですが、最近かなりお気に入りです。凄さよりもさりげない好バランスさが好きです。ぐいぐい来るわけでもなく、綺麗ですっきりとしている中にある旨みに上品さを自分は感じて好みなのです。


五百万石 精米歩合55%  アルコール分18度

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本醸造タイプの吟醸 原酒で18度もあります。

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冷やで。香り:小さめだが米の香り、微かな吟醸香、バナナ系の甘いフルーティーさ。

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飲むと:つるんとした柔らかな口当たり。バナナの様なフルーティーな香りが口中に漂う。ほんのりとした甘みに辛みが重なり、綺麗に切れる。最後に酸と旨みが重なり余韻は辛く、どんどん飲んでしまう。とてもバランスよく、すんなりと飲める。まろやかさ、甘さ、キレの好バランス。最後はやや辛い。

透き通るキレイで切れの良い酒にまろやかさと旨みを増したひやおろし。この切れは素晴らしい。

お気に入り度☆☆☆☆★

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お燗で:熱燗ではピリッとした口当たりになり、米の旨みが前面に出る。後半は辛みが主体。なかなかの辛口。ぬるくしていくと、まろやかさと甘み、旨みが出てくるが、ややアルコール感も気になる。辛みがメインで飲み飽きせず飲ませる。キレッキレ。

お気に入り度☆☆☆☆★

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切れが主体の辛みと旨みとの好バランス。日本酒好きならおすすめです。冷やでも燗でも旨い。秋の夜に飲みたい1本。

真澄 山廃純米吟醸 ひやおろし

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信州は諏訪の銘酒・真澄です。山廃純米吟醸を低温熟成。

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長野県産「ひとごごち」「美山錦」精米歩合55% アルコール分15度

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冷やで。香り:少なめだが吟醸らしいフルーティーさ。

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飲むと:柔らかい液体。ひやおろしで感じるぬるっとしたとろみ感。ほんのりと甘い吟醸らしいフルーティーさが口中に広がります。コクもあって、旨みが徐々にやってきて。後口は酸味と苦みが程よい。酸と辛みで切れる。

甘味もくどくはありません。新酒の頃はおそらくフレッシュなとても甘い酒だったと想像しますが、熟成によってまろやかになり、吟醸香はそのままにコクが出て、酸と辛みで純米らしい旨口の酒になったと感じます。吟醸にありがちな味ですが、フルーティーなのに肴に合いそうです。

お気に入り度☆☆☆★★

酒蔵としては冷やがおすすめで、常温やお燗はそれ程勧めていない感じですが。

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ぬる燗で:いや、これはいいじゃないか。こちらの方が好きです。吟醸よりも純米部分が強調されます。ぬるっとした液体そのままに米の旨みが前面に出ます。コクも強くなり飲みごたえあり。甘味が乗って、その後から苦みと辛みが来る。酸も苦みを強調させ輪郭をくっきりとさせています。穀物っぽさが出て、その旨みで飲ませます。最後はきりっと切れて、肴に合わせるなら断然お燗です。秋の夜長にチビチビやりたい燗酒。

お気に入り度☆☆☆☆☆

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冷やではフルーティーさ吟醸っぽさ、お燗では米の旨みを感じます。共通するのはまろやか柔らかな飲み口です。とろっとしていてなかなか旨いひやおろし。

秋は柔らかいひやおろしが旨かったですねー。さらに飲んでいますので続きのひやおろし・その2は、また後日に書きます。

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