スタッドレスタイヤ装着時にディーラーに二度行きまして、フィット乗り換えの商談が連続しています。
前回はN-BOXで盛り上がりましたが、今回はヴェゼルです。

ヴェゼルは最低地上高の高いSUVに四駆で釣り車として、パワフルなハイブリッドに7速デュアルトランスミッションのダイレクト感で、走りと燃費に期待しています。
やはりN-BOXで感じていたこと。
デート車としてどうよ?ってこと。
いや、この人生ではもう無いかもしれないが、綺麗なおねいさんと万が一ドライブに行くってことになったら、ど、どど、どうしよう?
妻にばれたらどうしようと思う前に、男として乗っていく車をどうしようと思うはず(笑)。
そこで、ディーラーのきれいなおねいさんスタッフさんがコーヒーを持ってきてくれた時に質問してみました。
「さて質問です。あなたがおっさん二人のうち一人とドライブしなければいけなくなりました。一人はN-BOXのおっさん、もう一人はヴェゼルに乗っているおっさんです。あなたはどちらのおっさんとドライブに行きますか?」
おねいさんは言いました。「(笑)んん・・、ヴェゼル、かな?」
素晴らしい。より高い車を答えるとは流石ディーラースタッフです。
「おっさんとは、ないです」って言われなくて良かった・・(これはすべて実話です)。
結論。やはりヴェゼルで進めましょう。

数年前からヴェゼルへの乗り換えを検討していましたが、フィットの残クレ残債で車両価格が高いし金利も高かったので見送っていました。
しかし、フィットの残債もあと8カ月ほどになってきて、フィットの下取り価格と残債が均衡、そのまま素取り換えが可能になりました。
しかも残クレ残り僅かな人限定キャンペーンで、どのホンダ車に乗り換えても再残クレなら金利は1・8%と優遇されています。
これはもう買い替えるしかない?
前回のN-BOXは、軽を越えた走りと内装でしたが、やはり軽自動車である、という事がネックに。妻が先日軽自動車に乗り換えたもので、家に2台軽があってもなあと。
ならば、やはり本命のヴェゼルです。
営業さんからいろいろ情報を。
正月明けにヴェゼルの新グレードが追加に。かなり良いエンジンですが、CVTのFFのみということで対象外。
1・5リッターターボ、ツーリングだそうで。ホンダのHPに出ていますね。
2本出しのエキパイが特徴ですね。

それと同時に新色が追加になる。
新グレードの専用青1色と、ハイブリッドやガソリン車にもグレー1色が追加された。
シルバー系のカラーで、従来のルナシルバーメタリックは綺麗な銀だがややヴェゼルのは地味であったか、廃盤になります。
もうすでにホンダのHPでは切り替わっていますが、追加されたのがこのスーパープラチナグレーメタリックです。

お?なかなか精悍ですね。濃いグレー系は今までなかったのでこれはアリかも。ただ黒系が2色あるのにそれに近い気もしますが・・。まあ、新色なら目立っちゃうかも?とこの色で商談を開始しますが。
納期が4月とのことです・・。
それは随分と先になっちゃうね。
んー、じゃあ無難な色で。車体が自分にとっては大きめなので、なるべくコンパクトに見える色がいいな。
汚れが目立つけど、今のフィットからイメージを変えない様にと黒系で。
普通の黒よりもひねって、このルーセブラックメタリックで。これなら1月下旬に納車可能。

黒だけど角度によって紫が浮かび上がる艶っぽいカラー。
これで商談開始。グレードは2番目のハイブリッドXのAWD。
純正ナビが21万円・・。
時期的にスタッドレスタイヤとアルミホイールのセットを購入したが、これが14万。とタイヤが大きいSUVはタイヤが高いんだよね。これもランニングコストとして考えて行かないと。
でもう目いっぱいの値引きをしてもらってこの価格。

金利が特別の1・8%になったので、以前見積もった金利3・5%の時より月々の支払いが1000円近く下がったけど・・。残クレですからね。5年後には車を返さないと。
高いんだよおおおおーーーーっ!
残クレローンにすれば払えるが、そもそもの車の値段が高過ぎる。だってベースはフィットだよ?
300万円を超える車を買うことがもったいない。車にそんな価値を見出せない。
フィットは安くてお買い得だったんだけどなあ・・。ハイブリッドで四駆ってところかなあ。
まあ、試乗してみることに。
以前試乗した時は妙に車幅が気になったけど、どうかな?
カラーは廃盤になったルナシルバー。落ち着いていい色なんだけどね。
グレードは購入検討のハイブリッドのX。FFだけど。
うーむ。内装は地味だね。ちょっと暗く感じる。開放感のあるN-BOXの後だけに気になる窮屈さ。
走りは?
一番気になるのがi-DCDの走りです。
1・5リッターの直噴エンジンにモーター。それを独自の7速DCT【デュアルクラッチミッション】と組み合わせている。
DCTもVWグループなどドイツ車で積極的に採用されているが、国産車ではランエボが無くなって今ではこのホンダのフィット系とレジェンドとNSX、日産GTRだけになったよ。
速い変速とダイレクト感でスポーツカーにメリットがあるんだけど。ホンダは低速のぎくしゃく感をモーターで補ってコンパクトカーに使った。
そのダイレクト感がメリット。自分はCVTの滑っている感じがとても嫌いなのです。
走りだす。
うん、スムーズにモーターで滑り出す。エンジンが掛かった感じは結構しっかり感じます。変速をしている感じも以前試乗した時よりもはっきり感じる。コツコツという感触でギヤチェンジしている感じが大好きだ。CVTだといつまでも上っていく感じで気持ち悪いんだよなあ。
十分に熟成されてぎくしゃくもしないし、歯車がかみ合っていると思うと安心感もある。
けど、もう世界は変わって、普及すると思われたDCTも多段化したATにまた戻ってきたし。
これが多段ATに対してどれだけ優位さがあるのか難しい所。
ホンダも今回のフィット系のDCTは終わって2モータになるという。これはモーターメインでエンジンは高速走行時のみに直結?まだよく理解していないが、凄いらしいよ・・。
DCTに一番期待したのはMTベースのギヤを自分で選べるマニュアル感。ヴェゼルはパドルシフトがついているのでこれが出来る。
…と思った。
試乗でパドルシフトを試してみたが。凄く制御が入る。シフトダウンしたいのにしてくれないことがあったり、変速に時間が掛かったりダイレクト感が無い。
このDCTの変速にどうやらルールがあるようで、それに従わなければならないよう。
自分で好きにマニュアル操作するのではなく車の制御に従って操作するパドルシフトのように思えた。
これなら自分のフィットに付いているCVTのパドルシフトの方が自分の意思でシフト出来て変速も素早い。凄く滑ってるけどね。
うーむ、このDCTは操作面では意味が無いかも・・。CVTのパドルの方が正直楽しい・・。
ちょっとDCTに感じていた期待感が削がれたような。こうなるともう主力では無くなってしまうDCTを使うという物珍しさしかなくなってしまうか。
むうう。
車幅は問題ない。乗り心地も硬めが好きな自分には悪くない。
一番気になるのは運転席が狭いこと。スペシャリティーカーとして存在感を出したいのか、助手席との間のセンターコンソール?シフトレバーがついている部分の高さが高い。

これが凄く気になる。運転席の区切られ感を出したいのだろうけど窮屈で開放感が無いのです。
助手席のおねいさんの脚をサワサワと触、じゃなくて、なんか助手席との距離感を感じちゃうよね。
車に乗って何度か運転席側から出られなくて助手席側から降りたっていう経験があるが、それがやりにくい。
狭いんですよ凄く。
あとシフトレバー。おもちゃっぽい。自分MT世代なんでシフトレバーに手を置く癖があるけど、感触悪そう・・。
完全にスイッチです。特にPボタンがなんかややこしい。サイドブレーキが押しボタンだし、ブレーキホールドボタンが側にあったりしてややこしい。
今の車だと、シフトレバーをPに入れて、サイドブレーキを引けばいいんだけど、ボタンボタンばかりで間違えそう。もう高齢者なんだからシンプルにして・・。
もっと普通の車がいいなあ・・。
これがヴェゼル試乗の感想でした。しかも、今週からヴェゼルはだれでも残クレ金利は1・9%になってしまった。自分だけ1・8%っていう旨みが減ってしまって、お得な感じが失せた。お得なのは変わらないのに。
あと1年ちょいでモデルチェンジするしね。違う車にするか・・。
もう、古臭くなったエンジンのみで、多段ATのコンパクトカーにすがりたいなあ。
1リッターターボに6ATのSUVとか、1・4リッターターボに6ATのホットハッチとか。
そういう車がいいなあ・・。メーカー変えるかなあ。
ホンダはなんかややこしい装置の高級車メーカーになってしまったんだなあ。
もうちょっとシンプルで開放感のあるホンダ車は無いのか?
N-BOXを普通車にしたような。ホンダセンシングと4WDがあればもういいか。
そこで、パドルシフトが無いので避けていたフリード・プラスが急浮上。
中は広いし。ハイブリッドのパドルは使わないと思うし。ガソリン車でもいいな。CVTは嫌だけど、Sモードにすれば結構走るもんだし。
フリードを検討してみましょう。
もうスタッドレスタイヤがいらなくなる春まで待った方がいいかな。
けど一番自分にフィットしているのは自分のフィットですから、フィットだけに。