飲んだ日本酒

2017年9月24日 (日)

ひやおろしの季節。

暑さ寒さも彼岸まで。お彼岸になって、いよいよ秋ですねえ。

秋といえばこれ、日本酒の「ひやおろし」が出荷されています。

秋限定のひやおろし。私も毎年買いそびれたりするので、今年は逃さず、通販クール便や地元の酒屋で購入しています。

今のところこれだけが自宅の冷蔵庫で待っています!

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ひやおろしとは?

秋上がり、とも言われますが・・。

ひやおろしは江戸時代から続く、秋限定の日本酒です。

冬に醸した新酒を春先に「火入れ」(加熱殺菌して発酵を止める)して、ひと夏涼しい酒蔵で保存し熟成させます。

熟成してまろやかに旨みが乗った酒を火入れせず(生詰め)出荷するものをひやおろしと言います。

2度目の火入れをしないで出荷するのは、熟成で得た繊細な風味と旨みを壊さないためとか。

火入れをせずに冷やで出荷する「冷やで卸す」からひやおろしとなりました。

秋上がりという名で出る酒もありますが、この辺が曖昧で・・。

秋上がりとは、ひと夏を貯蔵して酒の旨み風味の酒質が向上する現象のことを言います。

夏を越し熟成をして酒が旨くなる、秋上がりはその現象、ひやおろしはその酒の名前です。

秋上がりという名前を持つ酒もありますが、2度めの火入をしているのかも・・。まあ曖昧です。

蔵によっては、冷蔵庫に保存したり、(今では蔵自体が冷蔵庫になっていて一年中寒造りが出来る蔵もあるのだとか)、蔵の涼しい場所に保存したりと、蔵ごとに特徴があります。

最近業界では9月9日を解禁日として盛り上げているようですが、拘束していないので8月辺りから出ていたよう。秋が深まるこれからも、もっと熟成が進んだひやおろしが出てくるでしょう。

今のところ入手したのは。

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私の好きな「七田」雄町の純米ひやおろしです。精米75%と米を磨かないでこってりと旨みが乗っています。ちょっとやり過ぎくらいの旨みなので、ひやおろしがどれだけまろやかになっているか楽しみ。

先日飲んで旨くて感動した「雪の茅舎」山廃純米ひやおろし。旨みが乗ったひやおろしはお燗でさらにおいしい。山廃はお燗向きだと思うので期待です。

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有名どころの蔵で。

真澄の山廃純米吟醸ひやおろし。黒龍吟醸ひやおろし。

どちらも過去何度も飲んで美味かった酒なので、ひやおろしになってのまろやかさを期待です。

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藤岡市の巌の純米ひやおろし。ここは町田酒造と並んでお気に入りの地元群馬の酒です。何本か飲んでいるので近いうちにレビューします。

梵は人気ですが飲んだことが無かった。純米吟醸ひやおろし。純米大吟醸と純米吟醸のブレンドなので、ん?タンクの悪い奴を集めたのか?と思ったが中取りなので旨いでしょう。

もっと買おうと思ったがこれ以上冷蔵庫を占領すると妻に怒られるから・・。

生詰めなのでデリケート、要冷蔵ですよね。地元のスーパーではひやおろし特集コーナーが出来ていて、大手メーカーのひやおろしを常温で並べてあるけど・・。

繊細な酒を丁寧に冷蔵庫で保管している酒屋さんで買ってあげてください・・。限定酒なので売れ残っても大変だし、頑張っている酒屋さんを応援したいですね。

まろやかで旨みが乗っていますから、ひやおろしは常温~ぬる燗が旨いでしょう。

これからの秋の夜長。めっきり涼しくなりますから、ひやおろしをお燗してちびちびと楽しもうと思います。

これだけあればしばらく楽しめそうですが、我が家の冷蔵庫でも熟成は進むはず。時間を掛けて味の変化を楽しんでみたいと思います。

もうチョットひやおろしは追加して、年末辺りまで楽しめれば・・。

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2017年9月19日 (火)

鍋島(佐賀)・3本。

人気の日本酒です。以前、特別純米を飲んで好きになった鍋島です。その時書いた

特別純米の記事はこちら。

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佐賀県の酒ではこれと七田と東一がお気に入りで、佐賀のお酒と自分は相性が良い感じです。鍋島と七田は結構甘いのですが旨みが厚くて切れが良いと思います。

以前に飲んだ鍋島の純米吟醸を3本レビューします。

鍋島 純米吟醸 あらばしり 生酒

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山田錦・精米歩合50%  アルコール度16度

新酒時期の限定品のようです。酒の絞りで一番最初に出てくる部分ですか。

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定価1782円(税込)で購入。

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香り:小さ目ですがフルーティー。トロピカルフルーツの様な甘い香りがほんのりと。

飲む:しゅわっとやや大きめな発泡感。同時にフルーティーな甘みが口いっぱいに広がると、旨みがやってきて、酸を伴って、喉でも発泡感を感じて爽快に切れる。

後口には酸というか渋みが残るので、甘過ぎない感じか。いや、確かに甘い、かなり甘い。けど甘いが飲めてしまう。余韻は長くてフルーツな甘みと渋味と旨みが口に残る。

フレッシュでジューシー。かなりの発泡。

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単なる甘いだけの酒じゃなく旨みもある。

この深い旨味。酸と遅れてくる渋味が程よい飲み口にしてくれる。肴に合わせるには確かに甘いけど、これ単体で飲めばこれはこれでアリ。

お気に入り度(☆5点満点)で☆☆☆☆★

鍋島 純米吟醸 五百万石 生酒

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五百万石 精米歩合50% アルコール度16度

オレンジラベルが鮮やかですね。

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香り:甘いメロン。とてもフルーティー。吟醸らしいが派手すぎない

飲む:微かな発泡感。ここの生酒にしては発泡感は控えめ。柔らかい液体だが舌の上では少しピリピリと発泡。

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甘くフルーティーな味わい。米の旨みも豊富。少しの渋みとふくよかな甘さが広がり最後は切れる。余韻に甘いフルーツ感が残る。生酒ならではのフレッシュ感が楽しめる。

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やはり甘い。だが米の旨みも十分。華やかなフルーツが残るが派手ではないので食事にもギリギリ合うかな。やっぱちょっと甘い。

お気に入り度☆☆☆★★

鍋島 純米吟醸

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山田錦 精米歩合50% アルコール度数16度

最初の酒の火入ですね。

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香り:落ち着いたフルーティーさ。華やか過ぎないが小さ目。

飲む:やや微発泡感。柔らかく透き通る液体。ストロベリーの含み香、少し甘く、旨みにあふれる。発泡感が舌に苦味を与え、スッキリと切れる。

生酒で目だった甘さは、この火入では少なく、甘さ苦さ辛さの程よいバランス。

なんといっても甘過ぎないのが良い。微発泡感はさらに抑えて欲しかったが。

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切れが良い、苦味が良い。甘味は後半に旨みへとなる。これは旨い。

イケそうなので、ぬる燗で:沁みる。温めるとさらに甘くなってしまうか?というのは杞憂であった。甘さは増すどころか後退し、辛みと苦みが見事な切れを生む。微発泡感は鼻に抜ける香りとちょっとした舌への刺激となる。余韻に米の旨みが残り、杯を重ねる。良いバランスで旨い。食中酒として良い。このお燗は飲み飽きしない。

全体に生酒より火入れの方が切れがあってうまいと感じました個人的には。

これは甘み旨み辛みのナイスバランス、絶品。お気に入り。

お気に入り度☆☆☆☆☆

鍋島、やはり甘い口当たりなので、火入れが旨いですね。

甘いお酒が好きな方、普段日本酒を飲まない方には飲みやすくおすすめです。のん兵衛は火入れをぬる燗で。

最近入手困難ですが、定価販売している販売店サイトをこまめにチェックしましょう。

また飲みたいな。

 

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2017年9月11日 (月)

町田酒造(前橋)・4本。

好きな群馬の地酒「町田酒造」です。

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蔵の名前が酒の名前。

混乱しそうですが、町田酒造店さんが作る酒の町田酒造です。ネーミングにインパクトはありますね。

「清りょう」という地酒を造る明治16年創業の酒蔵ですが、娘さんが蔵を引き継いで杜氏として頑張っています。都内でOLをしていた25歳の時に実家へ戻り家業を継ぎました。3年の修業を経て酒造りを始め、群馬では珍しい女性杜氏として活躍しています。

老舗銘柄の「清りょう」に加えて地酒専門店向け銘柄「町田酒造」を立ち上げ、首都圏を中心に人気が出ていますね。

最近よく見かける若いご子息が引き継ぎ、新たなブランドを立ち上げヒットした蔵の一つでしょう。

そのパターンだと、生酒メインでフルーティーで飲みやすく、甘く爽やかだが旨みもあり、しゅわっと微発泡感のある、という酒質が多い感じ(笑)。ここもそうですかね。

昔からのコクと旨みの辛口酒が好きなわたしですが、こういうスタイルもアリだと思います。

醸す米の種類も多く、季節限定品も種類が多い。自宅近所の酒屋さんでメインとして扱っているので私は割とその都度入手しやすいです。

過去飲んだものをまとめて書きます。

町田酒造・特別純米55・美山錦・火入れ

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酒米によってラベルの色を変えていますので一目でわかりやすい。美山錦は鮮やかなライムグリーンです。米のイメージに合わせているのかな?

長野県産の美山錦を100%使用し、1回火入れの生詰です。

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美山錦:精米歩合55% アルコール度数16~17度

日本酒度:-1 無濾過

特別純米は吟醸クラスの精米歩合の純米酒です。

香り:フルーティーながら派手ではなく、さりげない

冷やで飲む:少しの発泡感のフレッシュさ。フルーティーな甘み、丁度良い酸味、そして旨みが広がる。甘めだが、余韻のピリッとした辛みと厚過ぎない旨みでバランスが良く、スッキリと切れていきます。

微細なガス感で口当たりも爽やか、最近見掛ける甘めの味わいだが酸でベタッとせず飲ませる。甘過ぎず辛すぎず飲みやすい良いバランス。綺麗でさわやかな酒。

以前飲んだ結人も旨かったが、これも旨くて、こういう洗練された今風の旨さなら、群馬の地酒も全国的に受け入れられそうな予感、レベルアップを感じます。群馬県民なら飲むべし。

お気に入り度(☆5点満点)☆☆☆☆★

町田酒造 特別純米55 美山錦 生酒直汲

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美山錦:精米歩合55% アルコール度数16~17度

日本酒度-1 無濾過

先程書いた酒の生酒バーションです。新酒の生酒です。選ばれた専門店のみで販売される特約店販売品です。例の近所の酒屋さんで購入。

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香り:小さめだがマスカットのような爽やかな香り。繊細。

冷やで飲む:生酒ならではのフレッシュな発泡感。口の中で発泡が持続する感じ。

なかなか甘いぞこれは。けどきっちり酸があって、辛みと発泡感と絡まって爽やか。さりげない旨味。素晴らしく爽やか。

フルーティーさを残しながら最後は酸と苦みで切れる。軽快で飲みやすいが旨みもある。甘いけどしつこくなくさらっとのめるバランスの良さ。普段日本酒を飲まない人にもおすすめ。

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お気に入り度(☆5点満点)☆☆☆☆★

今度は画像がどこかに行ってしまった。秋あがりです。

ひと夏を越して熟成させた秋の限定酒。今年のもそろそろで出荷ですが、これは以前の飲んだ時のレビュー。五百万石は紺色のラベルでしたね。画像はどこへ消えたんだろう・・・。

町田酒造 五百万石 特別純米 秋あがり

五百万石:精米歩合55%  アルコール度16~17度

日本酒度-2 無濾過 生詰

秋あがりと言っていますが生詰、ひやおろし?この辺りの区別がいまだにはっきりしないのですが・・。

春に醸した酒を火入れしてひと夏熟成、その後秋に火入れせずに出荷。瓶燗1回、蔵内冷蔵庫にて熟成。

香り:穏やかながら甘いフルーティーさ、吟醸香、メロン。

冷やで飲む:舌に微発泡感。熟成しても発泡感が残るのですね。甘さとピリッと来る舌触り。まろやかさが前面。吟醸っぽさ、程よい酸味、苦味の切れ。ラムネの様な清涼感、柔らかい旨味。甘い。甘いが切れてバランスをとる。

このガス感はもう少し弱くてもいいなあ。予想外なフレッシュな秋あがり。フルーティーさと華やかさ。これで熟成後なんだから、出来上がり直後は相当な刺激的な酒?

お気に入り度☆☆☆☆★

秋あがりをもう一本。今度は画像がありますよ。以前飲んだ時のレビューですが、あまり見かけない赤ラベルです。

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町田酒造 若水 特別純米60 秋あがり。

群馬県産酒米・ 若水100% 精米歩合60% アルコール度数16~17度

日本酒度+1   無濾過

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ひと夏超えた熟成の秋あがりです。

群馬県産の酒米、若水というのは知りませんでした。地元産のお米ですから期待です。

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香り:小さめだが米の香り

冷やで飲む:透明感のある液体。フルーティーな甘みが小さく広がると酸が来て、ゆっくりと切れていく。

とても透き通るスッキリ系の味に、ほんのり優しく旨みが乗る、熟成からかまろやかで柔らかい。辛さ苦さではない余韻の酸で切れる。酸が長く後を引く。これは飲み飽きしない。

お気に入り度☆☆☆★★

お燗で飲む:おすすめの飲み方はお燗であるという。

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ではぬる燗で。お、いいね。米の旨みが前面に来る。旨み辛みの好バランス。コクと厚みが出て飲みごたえあり。ほのかな甘みと米の旨み。そして酸で切れる。これも飲み飽きしないで飲ませる。

お燗なら☆☆☆☆★

最近この赤ラベルは見ない気がします。なんで若水だけ精米歩合が60%なのかな?磨き難いとか?

町田酒造、応援しています。

まとめると、フルーティーな甘さと微発泡感の爽やかなお酒ですかね。

群馬の地酒を全国で有名にしてください!

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2017年8月28日 (月)

獺祭・発泡にごり酒・スパークリング50&磨き三割九分スパークリング。

夏はスパークリング!

暑い日、獺祭の発泡にごり酒2本を飲んでみました。

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あの獺祭から出ているスパークリング日本酒ですよ。

スパークリング50と磨き三割九分スパークリングです。

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春に、以前の職場でお世話になったKさんが定年退職され、ご挨拶を頂いた際にプレゼントしてもらったのです。

こちらこそKさんには大変お世話になりました。こんなに良いものをすみません~。

十分に熟成させましたから。暑い時期こそスパークリング!頂いちゃいます。

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瓶内熟成スパークリング。酵母が生きている生酒なので要冷蔵。

まさにスパークリングワインの様な、瓶内で発酵しつつ炭酸ガスを放出。ですからアルコール度数も日本酒と変わりません。

アルコール度の低い発泡日本酒は炭酸ガスを入れている感じですが、こいつは発酵し続けているのですよ。天然炭酸ガスです。

開栓時には良く冷やして、振らない様に静かに開けましょう。


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二日続けて飲んで飲み比べてみます。360mmなので一晩で一人で飲み切れるでしょう。

ではまず、スパークリング50の方から飲んでみます。


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獺祭 発泡にごり酒スパークリング50

精米歩合50% アルコール度数15度

キャップは、以前はスパークリングワインタイプだったと思いますが、現在はこれ。オロナミンCタイプ。これは開けるのが簡単です。


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吹き出さないか?恐る恐る開栓。

ふー、大丈夫。静かに開けたからね。

ぐい飲みに注ぐと・・。

おおおーー!凄い。びっくりしました。本当にスパークリング。微発泡じゃない、炭酸ですよこれ、超発泡しています。


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最初の上澄みの部分ですからね。白濁感はわずかです。

香りは:いちご、吟醸系、麹の香りがほんのり。

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飲むと:しゅわっと!完全にスパークリングワインのよう、そうそのようにガスも液体に溶け込んで泡がいつまでも消えません。

味は、思ったよりドライで苦味が効いています。上澄みの方はドライなのですね。注ぐ度に徐々に甘みが増していきます。

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底の方は、甘いです。けどベタベタしていなくて苦みも合わせてあってイイ感じです。吟醸系のフルーティーな香りが広がり、米の旨みもたっぷりです。

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獺祭というとキレイなんだけど旨みがもう一つかな?と大吟醸を飲んで思っていましたが、にごりスパークリングは旨みがいっぱいです。

まとめますと、開栓から中盤はドライで飲み飽きしない発泡感が刺激的で、さわやかで肴にも合い、飲ませます。

後半から底部分は甘く、コクもありじっくりと味わえます。

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360mlは一晩一人で飲むにはちょうど良い量で、二人でも食事と一緒に楽しめます。

開栓するともうキャップは戻らないので、飲み切りで楽しめるこのサイズがおすすめですよ。

続きまして。


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獺祭・磨き三割九分スパークリング。

さらに米を磨いています。高級ですよ。

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こちらはもろにスパークリングワイン系のボトルですね。

精米歩合39% アルコール度数14度

こんな米を磨いた大吟醸クラスの発泡酒は初めてですよ。

澱がたっぷりと。にごり酒です。


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これを混ぜようとしてはダメ。静かに・・。

キャップもスパークリングワインと同じですね。

慎重に針金を外しまして・・。


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プラの栓をスパークリングワインのように両親指でぐいぐいと押しますが、ん?外れないぞ。

いやこれ押してもダメです。頭のふくらみを握ってぐりぐり回転させたら簡単に抜けました。

ポン!

いい音で抜けて、吹き出さなくてよかった。これも開栓成功ですね。

さあ、とくとくとく・・。


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しゅわあああ。

こちらも見事な発泡です。


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上澄みからやや濁りが強いでしょうか?

香りは:麹の良い香りです。甘い果実感のある吟醸香です。

呑みます:刺激的な発泡感でピリッと来つつも甘さが来ますね。50は最初はドライでしたがこちらは最初から甘いですね。

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白濁した感じも強いのでにごり酒系の味が強めです。

造りから大吟醸とは名乗れないのでしょうが、精米歩合は大吟醸の中でも凄い39%です。

フルーティーさが全面に来ています。50よりも甘くコクのある中、余韻には苦みが来てキレてます。ベタベタな甘さじゃなく、これも飲ませますね。

強めの発泡が持続して、日本酒がこんなにスパークするなんて信じられないです。その爽やかさと甘さ苦味の競演。

これ本当に辛口スパークリングワインみたいで、ブリュットよりもセックって感じでしょうか。バランスの良い甘辛口です。全く飲み飽きしません。

これも栓は戻りませんので飲み切りです。1~2名で一晩で飲むのにちょうど良い小瓶です。

これは楽しいお酒です。開栓直後は甘辛で肴にも食事にも合う。

後半は濁りがさらに強まり、旨みと甘みとコクが強い。

この部分を頂きますよ。

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甘旨です。食後のデザート酒としてゆっくり余韻に浸りたいですね。

今回、しょっぱめのぬか漬け(胡瓜と大根の古漬け)を合わせましたが、これがまたいいマリアージュでした。

さあ、最後の最後の部分。

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もうとろっとろ。甘い~。けど爽やかですよ。

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ごちそう様!

Kさんどうもありがとうございました。新鮮な体験が出来ましたよ。お体にお気を付けつつKさんもお酒を楽しんでください。お元気で、また一緒に飲んでください。

これから残暑の時期も、スパークリング日本酒、美味しいです。ホームパーティーとかで出したらお客さんは驚きそうですね。

これから流行が来そうですよこれ。驚きのお酒でした。

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2017年3月26日 (日)

2次会!「だんべ。」(高崎)で飛露喜・十四代&桃色にごり。

前回の続き。職場の打ち上げ飲み会の2次会は、ん?これで二度目か、I女史と二人きりで夜の街へと消えていきます・・。

あの時はI女史の行きつけの店で芋焼酎を飲みましたが。今回、大人な男女が二人で飲むのは日本酒です。

私の好きな店、高崎西口駅前の「和ダイニング・だんべ。」さんです。

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駅前の店だがチェーン店じゃありません、地元の食材にこだわった地場の居酒屋さんです。

ここで美味しい日本酒を飲みましょう。普段は人気店なので満員でなかなか入れません。夕方から飲む時は予約を入れるのです。

今回は夜も23時をまわりましたから、テーブル席に座れました。

大人の二人には長い前置きなどいりません・・。

いきなりの裏メニューから。

こそっと店員さんに「今日のプレミア酒は何があるのですか?」とささやいてください。

これです、とメモ書きを見せてくれますから・・。

I女史は十四代をいきました。

純米吟醸の生酒です。

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私は、飛露喜。特別純米の生詰です。

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くはあああーーーーっ!

旨いねえ・・。

とても透明感のある綺麗な酒質ですが、旨みがあるのですよ。

たまらん・・。

肴は、1次会でこってりとしたので、あっさりと地元の食材を生かしたものを。

胡瓜のたたき。

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これを金山寺味噌と梅のもろみ味噌で食べる。さっぱりと実に旨い。

次に頼んだ前橋の甘いトマトはフルーツトマトじゃないのに甘かった。

さらに、菜の花の辛し和え。

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いいですねえ。

まさに大人な男女が日本酒を舐めるのにちょうどいい肴たちですよ。

春の生酒が目に留まった。

群馬の地酒です。

尾瀬の雪どけ・純米大吟醸・桃色にごり生酒。

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うおおお、ピンク色のにごり酒です。これには他のテーブルからも注目されどよめきが起こります。

着色料は使わず、特殊な酵母によりピンク色になるとか。春らしいお酒ですね。

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こ、これは。酸味が効いている。何とも甘酸っぱい。

にごり酒は甘くて私は苦手な方なんだけど、これは酸が見事できりっと飲めます。それでいてとろっとした甘みがなんとも口当たりがよい。酸味と発泡感で爽やかです。

これはかなり有名なお酒だったみたいね。にごり酒は飲まないので知らなかった。

いくらでも飲めちゃう危険なお酒。女の子は気に入ると思うな、可愛いしね。どんどん飲ませちゃってさあ・・。

今夜は春気分満載です。

さあ、仕上げは。

さっきI女史が飲んでいた十四代・純米吟醸へ。

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十四代はおひとり様一杯まで。さっきのはI女史が飲んだからよいのだ。これはいい香りですね。やはり綺麗な酒質に旨みが乗ってきます。吟醸らしいフルーティーで美味しいお酒でした。

いやー、良い酒飲んだ。Iさんありがとうございました。

24時をまわりましたが、代行も待っていてスムーズに帰れました。

いい夜だったな・・。

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2017年2月16日 (木)

お燗用日本酒をお取り寄せ。

き、来たああああーーーっ。

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春とは名ばかりの寒い毎日を乗り切るために、お燗で美味しい日本酒を探してお取り寄せしてみました。

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お燗特集をやっていた某通販店から購入。

お燗して旨さが引き立つ、熱燗にしても負けない、定評のある酒たち。

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自分の酒探しの基本は、巷で旨いといわれる酒をベースにします。

だって、星の数ほどある酒から自分の勘でうまい酒を店頭で探し出す確率なんて相当低いです。

なので、世間が旨いという酒をまず飲んでみて、自分が旨いと感じるかどうかを判断する。その中に自分が旨いと感じた酒があったら、それを真ん中としてその後飲んだ酒の中でそれより旨かったら良しと飲み進めばよろしい。近道なのです。

人生は短いのだ。人が旨いと言っている酒から飲むのがよろしい。

お燗して旨い酒は、純米酒の生もと造りか山廃に近道がある気がします。

まず生もとの2本。

この製法については飲んだ後説明しますが、乳酸が豊富で酸味があってお燗して旨い酒です。

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大七の純米はこの冬何本目か?お世話になっていますよ。お燗で旨いです。生もとの代表格。大きなメーカーなのでどこでも入手しやすいのが良い。

昔、雑誌ダンチュウで日本一美味しい燗酒に選ばれて以来揺るぎない燗酒の定番。日経新聞でも燗酒一位になっていた。

それのライバルか。こちらも生もと造り。最近評判の龍力の生もと仕込み特別純米です。

なんかタグが付いていましたが、燗酒コンテスト最高金賞、日経紙のお燗にしたい日本酒1位だそうで。期待です。

次の2本。

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梅の宿 特別純米「温」は、この蔵の純米三酒シリーズのお燗向けです。生もとがブレンドされているという。お燗酒ってことで試してみます。

雪の茅舎 山廃純米。山廃も生もとと同じようにお燗に向く。乳酸による酸味とアミノ酸の旨みが豊富。お燗で旨みが膨らみ味もぼやけない。くうう、楽しみ。

春までもう少し。まだまだお燗酒が旨そう。

気に入ったら後日レポートを書きますね。

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2017年2月15日 (水)

天目盃。

寒い夜はやっぱり、お燗した日本酒が最高っすよ。

普通酒、本醸造、純米酒の旨口系のなら、お燗すれば燗上りと言って旨さをさらに引き出してくれます。ほっこりまろやかで身も心も温まります。

人肌燗~ぬる燗ならばバランスの良い燗酒になります。蔵元からも燗をつける時のおすすめの温度です。

けど、この寒さ、それじゃあ私は満足できません・・。寒いんですよ。もっと温度を上げた熱燗で旨い酒を呑みたい・・。

お燗が熱すぎると酒が壊れるとかアルコール感が強くなるとかあって、熱燗で旨くなる酒探しははなかなか難しく、いろいろと探しているところです。

でと。燗酒となると、酒器にも拘りたいかなあと・・。

来たああああーーーっ!

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焼き物を買ってしまった。新しい趣味の始まりです(笑)

焼き物集め開始です。

けど、そんなことやったらいくらお金があっても足りないので、盃、ぐい呑みに限定です。

晩年まで美味しくお酒が飲めますように、飲む時の器に拘るのですよ。

今回は、京焼きの清水焼です。

「虹天目酒杯 柳窯」


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いい景色ですね。

一点物ではないのでリーズナブルですが、いい感じでした。

柳窯の作家さんの作品です。

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原型は天目茶碗。

天目茶碗とは、中国で焼かれた鉄分の多い釉薬の鉄釉を使った黒っぽい茶碗です。

鎌倉時代以降に日本に来て茶道で使われ出しました。

その天目茶碗のイメージをダウンサイジングして盃サイズで再現したという天目盃。


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いい仕事していますね~。

この飲み口の形状が持ちやすいし、酒をすするのに良い感じ・・。

直径7センチとほんと私の指にフィットします。

柳の文字が刻まれる。


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藍色の中に茶色と銀と黒が模様を作る。

こんな細かい絵付けはしないので、これは窯変というやつでしょう。

窯変とは、窯の中でその温度や釉薬の成分が変化して予期しない偶然の色や模様が現れること。

これは狙ってやっているんでしょうけどね。

窯変で最も有名なのは「曜変天目茶碗」ですね。以前から興味があって調べてましたが、美しいよ。器の中に宇宙がみえるよ。画像を探してみてみて。

最近TV番組で話題になりましたが、あれは違うよなあ・・。

世界に現存するのは3点といわれ、そのすべてが日本にあり国宝です。

諸説ありますが、偶然に出来ちゃったものではないかと。あまりにも数が少なすぎる。本家中国には無くてなぜ日本にだけあるのか?近年中国の遺跡で破片が発見され謎は深まる。それだけ良いものなのに量産しなかったのは出来なかったのではないかと。気が遠くなるほど焼いてもたった数点しかできなかった偶然の産物。未だにその現象がなぜ現れるのかは謎であり、再現を試み近づいている作家もありますが。

大名に珍重されたが、徳川将軍家から財閥へ売却された時には現在の価値で10数億円だったとか。

最も美しいものは足利将軍から織田信長へと渡り、本能寺の変で焼失してしまったというエピソードも泣かせる・・。

窯変にも種類があり、有名なのに油滴というのがありますが。

これは油滴天目じゃないか?

藍色の中に銀や黒の窯変の滴。

見込み(内部)も美しい。引き込まれそう。星空のようで、宇宙を感じてしまうよ・・。

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なんか窯変天目にハマッちゃいそう。

作家の一点物に手を出しちゃったら・・。

早速使ってみましょう。

お燗する酒は、浦霞の特別純米。

これは熱燗でもイケるという酒。


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高熱には弱いので、取説にあったようにぬるま湯に浸して水分をふくませてから使う。

熱燗を注ぐ。

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美しい・・。

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旨いねえ・・。

お気に入りの器で飲む酒はまた旨い。

むうう、焼き物ギャラリーめぐりでもやるか?

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2017年1月22日 (日)

寒い夜は燗酒。七本槍・低精白純米80%精米火入れ。

このところ、寒いですね。

今日は日中の風も無かったけど、夜になると冷えますな。夜に風が吹いて朝が冷え込むパターンが続く。

先日の朝出勤時の気温。

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あああ。ここ高崎は一応関東平野なんですけど、端っこだけど・・。

雪は勘弁してね。今が寒さの底でしょうか。

なので帰宅後は温かくお燗した日本酒が楽しみです。

お燗にするには、昔ながらの米の旨みの強いお酒が合いますよ。

今飲んでいるのはこれ。

七本槍(しちほんやり)・低精白純米80%精米・火入れ。

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使用米:玉栄(滋賀産) 麹65%/掛80%精米

酵母:協会701号

アルコール度:16度

日本酒度:+7.0

酸度:1.8

自分の中で流行の米を磨かないお酒です。

大吟醸は50%以上米を磨いて雑味のないスッキリとした良い香りお酒を目指しますが、低精米はあまり磨かず米の周りの旨みも拾い上げます。

懐かしい日本酒の味です。

これは80%精米。

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冷やで飲みます。

うん、米の旨みと、なんというか穀物の風味が口に広がります。けどベタッとしないのはかなりの辛口、切れます。後口に酸と米の旨みと甘さと辛さ。最後は旨みが長く残ります。これは飲ませます。米の真ん中以外の複雑な味が含まれるので綺麗ではないですが、この旨み。厚い旨味があるのに辛さのおかげでスッキリともしてしまうという。

で、こういうお酒はお燗してこそ旨い。吟醸を冷やでばかり飲んでいるとこういう旨みはわからないかもなあ。

この酒をお燗しないことこそもったいないのだ。

我が家は灯油ストーブ。

これは便利だよ。直接火の暖かさが来る。あの震災後の計画停電の中でも暖かかった、電気がいらないのだ。温風ヒーターはすぐ換気しろと止まっちゃうしさ。もちろん換気はしますよ。オイルヒーターには圧勝だ。

で、灯油ストーブはヤカンを乗っければお湯が沸く。

その中に徳利を入れればお燗が出来るのです。

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徳利の首まで酒を入れて上がってきたら出来上がり。温度加減は途中で確かめてね。ヤカンを乗せる位置で温度調節が可能。

普段はぬる燗を楽しみますが、寒いこの時期、こういう旨み系は熱燗から温度を下げていく。

飲むと。

くうう、旨みが厚い。甘味が出て辛さが引っ込んで、ほっこりと優しい旨さ。そして最後はやはり辛く切れる。酸は目立たず上手に味を調えているよう。

昔っぽさなつかしさ。最近の綺麗なお酒が好きな人には厳しいかな?

旨みが欲しい人に。これは寒い夜にはいいですね。肴が合う。

もずく酢に柚子を刻んで。妻が作ってくれたブリの照り焼き、下仁田ネギ焼きで頂く。

旨いねえ。食中酒だね。

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真冬の熱燗。コクのある旨み。身体も心も温まり、最高っす。

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2016年11月12日 (土)

まじん(高崎)で再会・四人飲み復活。

昨夜は久しぶりの4人が、「まじん」さんで再会しての飲み会です。

高崎で美味しくて雰囲気の良い飲み屋さんならば、ここ「まじん」に出かけます。

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カウンター8人ほどのお店なので、前日に電話予約。どーも、お久しぶりです。マスターが気さくな笑顔で迎えてくれます。ここは靴を脱いで入店します。

今回は、以前同じ職場で飲んで騒いだ4人組の久々飲み会。春のお別れ会以来です。

私以外は20歳代の若者。Y君はそのままあの職場に残り、T女史は隣の支店、S君は前橋の事業所、私は隣の事業所とばらばらに別れましたから、こうしてまた会えて飲めるなんて嬉しい。

6時半に入店するとカウンター奥側を予約席にしてくれていました。

おおっと、既にY君が飲んでいるじゃないですか!久しぶり~。

まずは生ビールで乾杯!

おおっと、ジョッキが変わった?ここの生ビールはハートランドだったんだ。以前からそうだったんだ。ハートランド好きなんですよ。

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お通しは塩辛と白魚。

かんずりとの相性も抜群。

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もうお通しから旨いですね。これは飲ませる予感です。かんずりは6年熟成の生かんずり吟醸です。相変わらずのこだわりです。

Y君は夏に体調を崩したそうですが、元気そうです。徐々にペースを戻しているそうで、なんか以前よりも吹っ切れてきた感じで、今夜はリフレッシュしてください!そういう楽しむ余裕は大事ですから。

あとの二人が遅れそうなので先に食べちゃおうと、すでに煮えているおでんを注文。マスターのおすすめで選んでもらって。

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食べやすいように包丁を入れてくれるのが嬉しいですね。最近急に寒いのでほっこり温まります。そしてカラシと一緒に、マスター手作りの生姜味噌がついてきました。これが合う合う。栃尾の油揚げを後からのっけてくれました。美味しい!

おでんなら日本酒でしょう。おすすめで選んでもらったのは、

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日高見(ひたかみ)芳醇辛口純米吟醸「弥助」。マスターの最近のお気に入りだそうです。

一升瓶からいつもは焼酎を入れてもらう大きな器で出てきました。2合以上ある?お互いのぐい飲みに注ぐ。ここはぐい飲みを選ばせてもらえます。

飲みます。Y君と同時に「これは危険だあ」と叫ぶ。吟醸らしい華やかさよりも旨みを乗せたお酒です。綺麗な酒質にたっぷりの旨みと爽やかなキレで飲みやすく杯が止まりません。

寿司や白身魚、イカ、貝類に合わせて醸した酒のようで、今日のお通しにもばっちり合っています。

そこへT女史が合流。仕事が長引いてしまったとのこと。忙しい中ですがこうして呑めてうれしいですね。

続いて前橋からS君が到着。スーツ姿ですが、彼の職場も大変みたいですね。事業所なのにスーツで通勤とは、軍隊みたいな雰囲気の職場だよ~と、まあみんなストレス全開ですね。今夜はリフレッシュ。乾杯!

早速、S君は隣の席の常連おねいさんが食べている銀杏が気になったようで「僕も銀杏!」といつものペースです。

熱々で美味しい。

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季節ですね。採れたてです。銀杏はこの状態にするまで大変なんですよね。

生ビールの後は、やっぱ日本酒。四人そろったので飲み切りの四合瓶でいただきます。

マスターが次に選んでくれたのは、いつもここで飲む「国権」の初めて飲む山廃仕込みです。

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特別純米酒。純米ですが精米歩合50%と吟醸並みに米を磨いています。

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これは旨口です。酸味が合って熟成感たっぷりののん兵衛仕様の酒ですな。若者にはちょっと重たいかもしれないけど、こういうコクのある酒はじっくりと飲みたい。重いけど丸くて飲みやすいです。

魚よりも肉好きなS君は、肉をくださいコール。

厚切りベーコン焼き。


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凄いボリューム。柚子胡椒がまた合いますな~。

S君のお得意「旨あっ!」が出ました。

まじんさんに来たら食べてしまう贅沢品、本物のししゃもです。輸入品じゃなく本場物のししゃもです。今回は雌を頂きます。


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くうう、本物は違うぜ!

マスターが低音で「食べるかい?」「旨いよ」って言うものに間違いはない。つい頼んでしまう。

カウンターに置いてあった品が出てまいりました。


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黒バイ貝。爪楊枝で引っ張り出して。尻尾まで凄くいい味でています。

S君の肉コールは止まりません。ストレスから酔いも早くテンション上がっています。

マスターの「あるよ、焼くかい?」と言われれば間違いなし。

牛赤身のステーキ。


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柔らかくてうまいな~。山葵が合いますね。これも贅沢です。

国権4合が空いてしまったので次。

最初の日高見の純米酒版「超辛口純米」4合瓶を。


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こちらも魚に合うように醸されたそうです。これはキレがあります。すっきりとした綺麗な酒質にほんのり旨みが乗ってきます。そこまで超辛口ではなく程よい辛さで、とても好みな辛口です。お燗でも飲んでみたいな。

日高見、辛口で気に入りました。寒い時期には定番になりそう。魚に合うし、板わさにだって旨いと思うから宅飲みに常備したいですね。

T女史のリクエストで、烏賊の一夜干しを焼いてもらいました。


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日本酒に合いますねえ。

お隣の席にやってきた常連さんとお話をする。若いお兄さんですが、東口の居酒屋の調理場で仕事をされているそうです。おお、T女史が「かちわりワインで」つぶれて赤裸々な話を暴露してしまったあの東口のお店じゃないですか。夕方早い時間から開いている良いお店です。

お話を伺うと、まじんさんは居酒屋業界の方々にも評判の良いお店だそうです。

こう一品に添えられる一味が嬉しいですよね、と。さっきおでんに添えられた手作り生姜味噌、旨かったですよねと意気投合。

あの味噌だけで酒が飲めますよ。「生姜味噌だけってない?」と常連さんが伺うと、

「ほいよ」

と各テーブルに出てきます。

手作り生姜味噌と胡瓜。


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旨いなあ。こういう会話の中から旨いものが出てくる感覚、これがまじんの人気だと思いますよ。日本酒が進んでしまうよ。

Y君が豚しゃぶサラダを頼むと「スモーク鶏のサラダもあるよ」じゃあそれで!


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これはビールにチェンジ。合うわ~。

ホワイトボードから、常連さんがこれは食べたほうがいいよというので。

サバの生ハム仕立て。

生ハムのあの風味がサバから立ち上がるのですよ!


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これも酒に合いますね。

もっとじっくり楽しみたいのに、すっかり酔っぱらったS君が暴走開始。

これはやばい。S君が勝手にお勘定!と叫んだのでお開きに・・。

マスターすみません、満席で入れなかったお客さんもいたのに。次はもっとたっぷり飲まさせて下さいね。常連の皆さまお騒がせしましてごめんなさい。次回は一緒に盛り上がりましょう。

ごちそう様でした~。いやあ、飲んだ食べた、美味しかった。


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S君はおいといて、T女史もY君もいい感じに仕上がりましたね。

まじんさん、また来ますね。Y君と通おうぜと約束。また飲もうね。

さて暴走したまま、お約束のカラオケに突入。東口に新しくできたまねきねこです。

またこの曲かよ!何でいつもこの曲なんだよ!

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アニソンメインで盛り上がります。

またこの曲とその踊りかよ!

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最近はこの曲が流行りですね。


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この前に岡崎体育のミュージックビデオを唄ったので、このシーンってあれの♪外でギター弾いてるのに電源は引いてない♪ってやつだよねと指摘(笑)。

PPAPを何回歌ったのかな・・。

あーあ。どこまで飲むのよ。


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皆仕事でお疲れなので、12時前に解散しました。

T女史は代行でお帰り。Y君はこの後ビジネスホテルに予約済みで投宿前の牛丼を松屋で、S君は暴走したままラーメン屋へとひとり消えました。

みんな、また一緒に飲もうぜ!

私は代行で無事帰宅しました。

「まじん」さん、またおでんで一杯のみに行きますね。

良い夜でした。

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2016年9月23日 (金)

獺祭純米大吟醸三本・磨き二割三分、寒造早槽48、温め酒。

急に涼しくなってきて、これから日本酒が飲みたくなる季節到来です。

あの人気の日本酒・獺祭(だっさい)が最近、入手しやすくなりましたよね?

高島屋のデパ地下でずらっと獺祭が並んでいたのを見たし、ネット通販でも定価で売っていますよ。

以前のプレミアム価格がウソのよう・・。工場の生産能力を上げたけど、良質の酒米・山田錦が入手できなくてといっていましたが、増産できるようになったみたいですね。

品質の良いお酒なので買いやすくなった今、是非飲んでみて欲しい。過去定価で購入して飲んだ獺祭のことを書きます。

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価格の高いイメージがありますが、定価ならばむしろ純米大吟醸としては安いと思いますよ。ちなみに獺祭は純米大吟醸しかありません。(等外23、等外火入れという酒があり、酒造りの基準に満たない等外米をあえて農家保護のために買い取り仕込んだ酒で、大吟醸を名乗れないという、不定期で作る純米大吟醸以外の獺祭がある。)

今年の正月過ぎに飲んだ、冬にかけて美味しい獺祭を3本ご紹介。

獺祭・純米大吟醸・磨き二割三分

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とても高い精米歩合23%という獺祭。獺祭の中でも定価は高めですが、この精米歩合ならばお得なのかも・・。他の蔵では精米歩合40%くらいでもこの価格帯は結構ありますから。

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売り上げ金の一部はユニセフへ寄付されます。

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アルコール度数:16度 精米歩合23% 日本酒度+4.0 酸度1・1

香り:大吟醸として華やか部類ではないが、上品さ。野に咲く花のようなさりげなさ。派手さ華やかさよりも気品。

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飲む:液体は滑らかで、よどみのない透明感。透き通る柔らかさを口で転がすと、ほのかな甘みと果実のような香りと米の旨みが程よいバランスで広がる。辛みが来て、飲み込むと程よい苦みで切れる。余韻にはほのかな花のような香り、米の旨みと辛みが長く、切れる。心地よい辛さが続いていく。

綺麗さを追求した造り。雑味などみじんもないクリアさ。旨みよりも透明感を楽しむ酒か。

どこまでも綺麗で美しい酒・個人的お気に入り度(5☆満点)☆☆☆☆★

日本酒が飲めない人にぜひ。白ワイン感覚で飲めます。のんべえには物足りないですが・・。

つるっと飲めてしまうさらっとした酒。ただただ美しい。スペックは定価を超えるが味的には定価相当。定価での購入を。

獺祭 純米大吟醸48 寒造早槽(かんづくりはやぶね)

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冬季限定。獺祭では珍しい(私が入手できないだけかも)搾りたての生酒です。

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寒造り仕込みの新酒を飲んでもらおうとのことで、冬のみの限定。

山田錦の純米大吟醸50(精米歩合50%)を8割、純米大吟醸磨き三割九分(精米歩合39%)を2割ブレンドし、純米大吟醸48としています。

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香り:獺祭の香りは華やかさよりも透明感と個人的に思っていますが、これは大吟醸らしい華やかさ。メロン、マスカットのフルーティーさ、良い香りです。

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冷やで飲む:生酒らしい軽い微発泡感、口にフルーティーな香りが広がります。獺祭で感じる透明感よりも華やかさが前面にあります。

口当たりは甘いですがベタつかず、甘さを包む心地よい酸味と余韻の苦みで切れます。

後口に綺麗な吟醸香。米の旨みもある。

獺祭は綺麗な酒ですが、今までは何か迫るものが欲しいなあと感じていましたが。これには甘みと旨みキレがバランスよくあって、ぐっと迫るものを感じました。この定価で素晴らしいなと。

三日目は旨みも増して、これは旨口の獺祭。コクのある旨みは獺祭で一番感じました。

個人的お気に入り度・☆☆☆☆★

獺祭・温め酒

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純米大吟醸のお燗専用酒。大吟醸をお燗するなんてと眉をひそめる人もいると思いますが、お燗好きな私にとっては気になる1本です。

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ラベルを読むと、お燗に合うようにふくらみ丸みを出すため1年間熟成させたとのこと。アルコール度数も14度とやや低めですね。

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蔵元の趣旨に反して、あまのじゃくな私はまずは冷やで味比べ(笑)。

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香り:吟醸香は控えめで、米の良い香り

冷やで飲む:口当たりは何とも柔らかい。とろりんとした液体。ほのかな甘みと滑らかな米の旨みがやって来る。これ、冷やでも旨い・・。後口も切れるし。

なんともまろやかで柔らかく優しいお酒。華やかさは無いけどこのまろやかさは素晴らしい。

冷やで☆☆☆☆★

さあ、お燗で飲みます。

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おすすめは40度だそう。うーん米の良い香り。ぬる燗よりちょい熱めで温度を下げていく。

旨いね。ぬるっとした滑らかな液体。甘味が広がり、口はふくよかな旨みでいっぱい。

丸く優しく、最後はきりっと切れる。何とも癒される味わい。

濃厚な純米酒と比べたらそれ程の旨みではないけど、この優しいまろやかさは綺麗な酒質の大吟醸らしさ。透明感のある燗酒、これもありです。

味にふくらみがあります。これも好きですね。

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さりげなく落ち着く丸くて優しい燗酒・お燗で☆☆☆☆☆

獺祭を全体的に見ますと、

精米歩合の高い獺祭は綺麗な酒ですがインパクトは少ないような・・。綺麗過ぎて旨みを感じないというか。

米をとことん磨いて綺麗な酒をというコンセプトはそろそろ卒業で、濃厚旨口が個人的には好きになっています。精米80%酒ってのも結構うまいですよ。

この3本の中ではそういう意味で温め酒は気に入りましたね。

獺祭、以前のプレミアム酒から、定価で購入しやすくなってきています。その精米歩合からの純米大吟醸の中ではお買い得で、とても透明感があります。綺麗な飲みやすいお酒が好きな方、普段日本酒を飲まない方はぜひ飲んでみてください。

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