飲んだウィスキー

2019年2月12日 (火)

サントリー・ローヤル。

ウィスキーレビューです。

ここ数年で自分がサントリーウィスキーの中で一番飲んでいるのはローヤルです。

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山崎、白州、響が入手困難なので、定価でスーパーでも買えるローヤルが自分が普段入手できる一番高級なサントリーなのです。

最近サントリーのウィスキーって飲まなくなりました。売っていないから。

シングルモルトの山崎と白州は近所で全く売っていません、手に入りません、飲めません。

最近のジャパニーズウィスキーブームの所為で原酒が足らずに生産量が需要に追い付いていないのです。海外から注目されていますし。

年代表記モノは特に全く見掛けません。

ならばブレンデッドウィスキーはどうか。

最上級の響は、17年が休売になり、ジャパニーズハーモニーは見掛けない上にネットでプレミア価格。新発売のブレンダーズチョイスは飲食店専売。21年と30年は雲の上の存在で超プレミアム価格。

普及品の山崎ベースのオールドと白州ベースのリザーブは手元にあるけど、おっさんが飲む酒だと決めつけていてあまり飲まなかった。自分がおっさんであることに気付いたので今後は飲もうと思う。

その下の角瓶はハイボール仕様だし、その下のレッドやホワイトやトリスはもうウィスキーなのかもわからない(笑)。

ニッカだとロックレベルで飲めるラインナップがもっと多いのですが。

そうすると残るサントリーは、割と高級なローヤルになります。リザーブよりちょっと高い。

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歴史のある商品でウンチクは豊富ですが、その辺はいろいろ語られているのでカット。

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昔はプレミアムクラスでしたが、今では上に響がある。栓の紐をナイフで切って抜栓するCMを子供の頃観た気がするけど、今では紐も付いていなくてシールです。

年に3~4本くらい飲んでいますか。

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このスリムボトルを結構買っています。

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ストレートでもなんとか行けますが、

ロックで飲むことが多いな。自分はブレンデッドはロックで飲むのが好きなんです。

スーパー店によっては鳥居型の横型ボトルのみ売っているので、スリムボトルが入手できない時は買うし。どっちでも良いのだけどスリムボトルの方が注ぎやすい気がします。

ニッカで言えばフロムザバレルのクラスなんでしょうか?

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スーパーニッカよりは上で、ザ・ニッカ12年よりは下のクラスなのか。

というローヤルは割と甘やかな香味で、ロックでややウッディーさを感じつつ愛飲。ストレートはそんなにやらないなあ。このクラスはロックで美味しいのが自分の条件。

そんな感じで気に入っていましたが、ある事件が。

知多の登場です。

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このラベルの文字から山崎や白州を連想しますが、これはグレーンウィスキー。

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知多を飲んでみると、熟成感を感じず、溶剤系の変に甘い香味が強く、セメダインのような香りとなんか工業製品を思わせるアルコール感で小ボトルも飲み切れず。これは好みではありませんでした。

知多を飲んだ後ローヤルを飲んだら、もろに知多を連想させる香味を感じてしまい、それ以降あまりローヤルがおいしく飲めなくなってしまいました。

これを私は知多ショック、C-ショックと呼んでいます(笑)。

それで以前より飲まなくなっちゃったけど、今夜はサントリーって時にローヤルしかありませんから・・。

いや山崎の12年やリミテッド、白州12年、響BCも自分在庫していますが、もったいなくて飲めないので。

しかもローヤル、以前より甘味が減って辛いスパイシーさが強くなった気がするんですけど。

飲んでみます。

香り:ツンとするアルコール。溶剤。レーズン系の甘い香りが少し。

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ストレートで:飲み口は甘い。シェリー樽系の甘味が拡がるが、辛みがすぐに来る。中盤は甘さと辛みのせめぎあい。コクは希薄。奥に甘やかなレーズンの香味があるがスパイシーさに隠れてしまう。余韻は辛さと溶剤系の香味が残り、少しのウッディーさは樽からの小さな渋味。余韻の苦み、全体にスパイシーさが強い。ストレートで飲むのはちょっとキツイか。

知多を飲んでからは知多っぽく感じてしまう。グレーン比率が高いのでしょうか。

少量の加水で:甘味が強まる。希薄になるが、甘みと辛みが良いバランスになる。薄いけど甘く、余韻にウッディーさも出る。

次にロックで:普段の飲み方です。

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お?これはいいかも、好きな味わいです。

甘さは少なめで、ウッディな渋味が強めに。フルーツ系の甘い香味は徐々に抑えられ渋みが強くなる。液体はさらに希薄ですが、辛みの刺激も軽くなって飲みやすい。後半に、ウッディーな樽感、ちょっとのスモーキーさがピートよりも樽由来なのか出てきて、渋味から、少し複雑で重厚な味わいに変化する。

加水してからにバランスをとっている感じ。これなら晩酌に行ける。サントリーはロックや水割りに照準を合わせてきているのか、余韻の苦味渋味も爽やかに感じる。水割りで飲むという日本のウィスキー文化をオールドとともに支えて来た銘柄なのか。

特にロックの甘味の中の樽感はなかなか好み。ピートか樽由来か余韻は意外にスモーキー。

ハイボールで:これもいいですね。やや薄めに作ってもきりっとして呑みやすいハイボール。旨い、というほどでもないけど角瓶よりかは良いかも。

ただこの価格からすれば、もうちょっとコクとか複雑さとかあってもいいと思う。モルトの香味が希薄で、グレーンで味を作って、若い原酒の刺激が強い。

久しぶりにオールドとリザーブを飲んでみて、ローヤルと飲み比べてみた。

ローヤルはオールドよりもリザーブにむしろ似ている?白州系の原酒が多くなったのかな?

オールドってローヤルより濃厚でコクがあって甘かった。今後はオールドとリザーブもサントリーの中では飲みそうな予感。ただ、ボトルの形を何とかしてよ。

ローヤル:自分評価(☆10個満点)

お気に入り度☆☆☆☆☆

コスパ度   ☆☆☆☆

リピート度  ☆☆☆☆☆☆

おすすめ度 ☆☆☆☆

サントリーは、好みのはもうこれだけだからまたリピートしてしまうけど、そんなに期待していません。

今はブームですが、これだけ入手困難な酒が多くて、味も落としてきたらこの先の評価はどうなっちゃうのでしょうか?普通に店で手に入るサントリーは苦辛いウィスキーばかりです。

ローヤル、全体の雰囲気は良いので、晩酌にロックでチビチビ飲んでいます。

ただローヤルのオールドボトル、昔のラインナップはとてもうまいぞ。

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かなり買い集めて楽しんでいます。60SR、SR、SR裏ラベル違い、プレミアム12年、15年、SR12年、12年。こんだけ在庫していますので飲んでいます。それにクレスト12年も。

買えるうちが買いです。飲み比べています。現行ローヤルよりはるかに旨い。

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昔のローヤルは山崎っぽさもあります。そのうち比較レビューしますね。

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2019年1月10日 (木)

ダルウィニー15年・アレに似ているのか。

久しぶりのウィスキーレビューはスコッチシングルモルトです。

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ダルウィニー15年です。

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スコッチは最近それほど飲まなくなりました。やはり基本は日本のウィスキーが好きだからかもしれません。

けど、最近の日本ウィスキーの入手困難さと言ったら。年代表記モノは厳しいです。

先日より白角瓶と知多の小ボトルの休売が噂されていますけどね。あまり気にならないけど。

やはりショックだったのが白州12年の休売の時でした。あれの美味しさに気が付いた頃だったので。

その後白州NAを細々と飲んでいましたが、白州NAも見掛けなくなりましたね。

白州のラインナップは大丈夫なんだろうか?

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しばらくは無理なのか。

そこで、白州の代わりになる様なスコッチを探しました。これがまた難しかった。

生産エリアや情報を参考に、このスコッチはどうじゃろうか?と集めて飲んでみましたが。

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遠いような。なんか独特のブドウの様な甘みが邪魔するのですよ。

酒としてもあまり好みのものが無くて減らない・・。トマーチンは結構好きだけど。

まあ白州がスコッチをコピーして発展してきたのだと思うので、白州に似たスコッチを探すというこの行為は主客転倒だと思いますが。最近では日本ウィスキーもスコッチと対等に語っても良いのだと個人的には思っていますけど。

消去法で、白州NAと比べてみて、最後残したこの二つ。グレンリベット12年とダルウィニー15年。

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白州と飲み比べてみます。

まず、白州NAを再び飲んでレビューしてみます。

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白州NAは爽やかな香り。森の香りなんて言いますけど。爽やか林檎系から洋ナシ。柑橘系からバニラ系の甘い香りまであります。

ストレートで飲むと。

白州NAは、フルーティな甘さと柑橘の少しの酸味やミントの爽やかさ。余韻はドライでわずかにピート感。アルコールの刺激は強いが、爽やかにすっきりと飲める。

グレンリベット12年やグレンフィディック12年は、昔から白州に似ているという話を聞いたことがありますが。グレンフィディックはすんなり飲める味で癖も無く、あっという間に飲んじゃったので手元になく。またいつか購入するまでレビューはお預け。

グレンリベット12年は20歳代の頃から良く飲んでいましたが。漫画レモンハートによく出てきたから。当時は凄く関税が掛かって高かったけどね。

グレンリベット12年(スペイサイド)

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ストレートで飲む。白州NAと比べると、もっと南国フルーティーな感じで、ベタッと蜂蜜の甘さがあって、この葡萄のような香味、これが違う。爽やかではないな。これは白州とは違う。

白州は爽やかさという1本の芯が通っていて、そこを踏み外さない。似ていると言われているスコッチたちはそれはあるのだが、それに何か香味を足してしまう。白州がシンプルなのかもしれないけどね。

最終候補に残ったのがダルウィニー15年でした。15年と言っていますが、日本の12年以上クラスより圧倒的にお安い価格ですから。

ダルウィニー15年 (ハイランド)

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香り:控えめなフルーティー、甘い洋ナシ。香りは結構似ていると思いますよ。

ストレートで飲む:甘さが心地よい。蜂蜜の甘さからドライになって行き、甘さと華やかなフルーティさ。余韻のビターさもあり、ほのかなピート、麦の香ばしさ。

まあ、似ていますか。

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最初の甘味、中盤のドライさから最後のビター。白州の方がビターで最後にピート。、ダルウィニーは少し甘く中盤からピートが出てる。

途中で味わいが混ざって訳が分からなくなったけど。味の傾向は似ています。

両方に言えることは強い癖を持たず、スッキリと飲めるという事。

両方とも比較的高地の蒸留所で作られる。爽やかさの源はそれか。とはいえ白州は標高700m、ダルウィニーは標高320mでもスコットランドでも1.2を争う標高の高さだが白州が異常に高地。

ロックで。

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ダルウィニーはキュートな甘さから後半はピリッと辛くなってピートも少し前に出る。余韻は割とドライでライトスモーキーな感じ。

白州は甘さは後退し、結構煙いのね、という感じ。この煙さはアイラとは違い薫製感やヨードは無く、奥の方で煙っている感じ。

肝心のハイボールです。白州はハイボールが肝です。

同じ割合でソーダで割れていないので厳密じゃないですけど。

ダルウィニーは爽やかだが少し南国果実系の甘味が残る。

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白州は柑橘果実の爽やかさでドライ。

白州の爽やか感がやっぱいい。

はあ、これだけ飲んできて、やっぱ酔っ払っちゃった。そうするとこのハイボールは区別がつかなくなる。

結論から、味の系統は似ている方向だという事。余韻の微かなスモーキー感が一番雰囲気的に似ている感。

白州に似ているかどうかは置いておいても、ダルウィニー15年は自分的には好きな味わいでした。甘味があり、モルト感もありながら、余韻は爽やかすっきりとしています。癖も無く引っかかりなく飲めるところが良く、最後の微かなピートが最大の個性。これはどちらも同じ。

両者ともコクやら深みではなく、爽やかさとほのかな甘み、余韻の微かなピートとスッキリとしたドライ感を味わうものではないかと。

ただ、白州には柑橘の爽やかさがあり、ダルウィニーには蜜の甘さがある。

ダルウィニー15年、比べちゃってすみませんでした。強い個性はなくとも甘くて切れてすんなる飲める、バランスの良いクリーンなお味です。圧倒的に飲みやすいシングルモルト。

個人的評価(10点満点)

お気に入り度6点

CP度7点

おすすめ度7点

リピート度7点

飲む状況を選ばず、可愛い甘みと切れのある、余韻のドライで微かなピート感と麦の香ばしさに感慨を覚える、晩酌向きの美味しいウィスキーでした。

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2018年7月11日 (水)

オーバン14年。

ウィスキーレビューです。

これ、結構お気に入りなスコッチ・シングルモルトなんです。

ハイランドのオーバン14年。

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あまりメジャーじゃないですよね。この14年以外見ないし。

シュッとしたボトルとラベルがいい雰囲気です。

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例の白州12年の終売の一件から、白州に似ているスコッチを探そうと、スコッチには失礼なんですが、似てそうなハイランドモルトを中心にいろいろ飲んでいます。

このハイランドのオーバン14年、そんなことをやっているうちに見つけたお気に入りです。

ストレートで。

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香り:穀物の香ばしさ、蜂蜜、レーズン、熟した果実。微かにスモーク。

飲む:蜜の甘さ。香ばしい穀物。ブドウのフルーティさ。口当たりは丸くとがっていない優しさ。ほんのりとスモーキーで、徐々にドライになり樽感が出る。余韻は潮っぽい苦みと薄っすらとしたスモーク。

飲み口は麦の甘さ、フルーツの香りに移り、ピートを微かに感じてドライさと甘さとほのかな樽感が混じりながら、余韻が甘く響く。

全体にさりげない旨さ、バランスが良い。微かなピートがアクセント。爽やかだがコクがある。グラスにレーズンとバニラが残る。

強い主張ではないけど、側にあれば手が伸びるタイプ。こういうのは飲み飽きないと思う。

結論から言えば、一応白州12年と比較すると、飲んでみてこれは似ているかと一瞬思ったけどやっぱり似ていないかと思うが。

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もう我が家の白州12年も残り2本でこれもあと3cm。なので、ちょこっとだけグラスに注ぎます。ずいぶん色が薄いんだね。

白州12年の香りは蜂蜜、柑橘フルーツ。微かにスモーク。

レーズンなどのフルーティーな香りがオーバンには有ったのでそこが違う。

白州12年の味は、希薄なすっきりした味わいで柑橘系の爽やかさの中にスモーキーさ。これが決め手だが、オーバンにはコクがある。

不粋な比較はもうやめて、オーバン14年を続けてロックで味わう。

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レーズンっぽさが強調されたかな。ウッディーさが出てこれもいいかも。ピーティーさはスパイシーさの影に微かに残り、苦い余韻がいい感じです。

では、ハイボールではどうか。

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これは爽やか。やはりレーズンっぽい甘みが出るけど切れもある。スモーキーさはどこかに行ってしまった。

やはりストレートで微かなスモーキー感を漂わせて飲むのが旨いと思う。

お気に入り度6点

CP度5点

おすすめ度6点

リピート度7点

これでオーバン14年は1本飲み終わってしまいました。あっという間だったので旨かったのです。

リピートするかな?たぶんいつかはすると思いますリピート。強い主張はないけど、いつの間にか手が伸びるボトルでしたから。

白州12年はやはり唯一無二だと思うので、比較はもう1本で終わりにします。それはまた後日。

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2018年6月16日 (土)

アレに似ているスコッチを探す。

アレですよ、アレ・・。

休売宣言をした途端、価格が高騰した白州12年。

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一時期は8万円だの10万円だのおかしくなりましたが、今は4万円前後で落ち着いていますね、それもおかしいですけど。定価8500円ですから。

それに引きずられてか、白州NAも9000円前後と高騰。定価4200円だし休売していないし・・。

白州12年はほんのりとスモーキーでじっくり飲めるし、白州NAは爽やかな切れで夏のハイボールに愛飲していたのに、この値段ではもう買えません。

自宅在庫はあとこれだけ・・。

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夏までもたないかも・・。

ならば似たような味わいのスコッチシングルモルトを探そうかなと。

似たようなって、白州がスコッチをお手本にしたわけで、それって本末転倒、甚だスコッチに失礼なことではありますが。

こんな状況になっては仕方がない。やはり私は日本が好きなんです。失礼を承知で探します。

バーボン樽メインでほんのりスモーキーが基本か。

白州でよく言われる森林の香り、若葉の爽やかさはちょっと自分にはわかりにくいので、柑橘系な果実の甘味、爽やかなクリーンさ、癖のないバランスの良さ、を基準に飲んでみます。

さわやかな柑橘果実だとスペイサイドに有名なのがいくつかありますが、ベタなので後回し。

ほんのりとスモーキーさがあるのを探しましょう。そうするとハイランド、アイランズで。

いろいろ買って飲んでいますが。まだちょこっと飲んだだけのが多いので個別レビューはまた後日。1本飲み切るくらいのタイミングでレビューします。

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ざっと感想を・・。

結局、白州NAに似た傾向のスコッチはありそう。けど白州12年となると難しい感じかな。

まず、この2本は結構似ているかも。

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柑橘系の甘さからほんのりとしたスモーキーさ。けど、んー、けどなんか爽やか系の柑橘よりも熟した果実系が出てきちゃうか。けどこれ候補。

これは期待したが、結構違ったね。甘さの系統が。

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なんか甘味が粉っぽいし。

これはまだちょっと飲んだだけだけど。

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やっぱ百花繚乱のスコッチ生産地では個性を出さないと、癖というか個性が添加されている。バランスを微妙に崩すような個性がある。そこが白州との違いか、白州は癖のないクリーンさ、まあ凡庸になっちゃうけどそこが好バランスってことで。

そうクリーンさってところで、ちょいとオイリーな部分があってコクがあるというか、爽やかとは言い切れない部分がある。

どれも美味しいですが今回の趣旨はアレですから。

キャンベルタウンのこれらは、白州より旨いよ(笑)。

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ここんちは今一番お気に入りかも。結構ピーティーであれの12年に近いけどこちらの方がスモーキー。アイラほどスモーキーじゃないけど適度なピーティーさが凄く好きなんです。

10年はバーボン樽メインになったか旧ラベルより好きかも。価格はチョイとスコッチでは高めだけどプレミアムの付いた白州NAより安いんだからおすすめです。

15年はシェリー樽だけどシェリー樽っぽさはそんなにないし、いい感じのスモーキーさで大好き。お高いけど、高騰する白州12年を探すよりこういうのを飲んだ方が楽しいと感じます。

うーん、結局どうなの?

まあ、そんなに白州に拘らなくてもいいよねっていう結論で・・。安くて美味しいスコッチ沢山あるし。

白州NA系でハイボールメインで楽しむならスペイサイドやローランドで探すのもって、もう何でもいいか。

スコッチだとどうしてもストレートでって思っちゃうけど、白州の良さはロックでもハイボールでも旨い所だから、スコッチでもいろいろな飲み方で楽しめるボトルを探せば、いいものが見つかる予感がします。

こんなことやって、同じ系統の味が続いたのでコッテリのシェリー樽系も飲みたくなってしまったし。

お気に入りはまた個別で後日レビューしますね。

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2018年5月21日 (月)

白州12年・再レビュー。

休売情報で何かと話題のウィスキー、白州12年。

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現在、プレミアム価格はとんでもないことになっていますが・・。

ここ1週間の休売情報やら、高騰する価格やらを眺めながらちびちび飲んでいたら、

自分在庫の白州12年をほとんど1本飲んじゃった・・。しまったあ!

やはり旨いな。自分の好みです。なので減りが速い速い。

残りはあと1本・・。これをしばらく開栓せずにとっておくか。それともさらに飲んじゃうか。

うーん。とっておこう・・。

まあ、あとわずかに残ったこの1本の残りで再テイスティングをしてみます。

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以前レビュー記事を書きましたが、あの頃はまだ未熟者でしたし。

ウィスキーを飲んでもう35年経ちますが、味がわかってきたのは最近ですから・・。

今の舌ならば新しいレビューが出来るかあ?

どーんとたっぷり目で・・。

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香り:フルーティ。こういうのを青リンゴの香りという。いやもう少し蜜の多い熟したリンゴも。柔らかい梨。爽やかで甘い柑橘果実。エステリーさ。なんかハーブ、ジャスミン茶。バニラ。微かにスモーキー。

ストレートで飲む:口当たりは甘い、蜂蜜。フルーティー、柑橘果実の甘さ、すぐに軽くスモーキー、樽香。木の渋みと辛さが来て、飲み込むとウッディーさと軽めだがくっきりとピート、余韻にスパイシーさが広がり、さわやかに辛く切れる。

濃厚ではないのにコクがある。モルトを感じる厚み。

若干加水:甘さがかなり強調。ぐっと甘い。加水によって要素がさらに出てくる。ほのかにピート、木の良い香り、まさに森林。余韻も辛くさわやかに切れ、ウッディーさが長い。

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ロック:甘さはほんのりと。ピートが強調され、うっすらとスモーキーな風味、ウッディーさ。余韻はさわやか。木とピート。甘さと渋み辛味がバランス良く、切れる。

加水で甘さが出て、ロックでピートと樽が強くなる。

これは加水のほうがいいかもね。

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ハイボール:さわやか。軽めだがくっきりとピートが前面に。柑橘系の甘さがかすかに。ウッディーで、ちょうどいい軽めなスモーキーさがさわやか。きりっと辛く、ピートを感じながら切れる。薄めに作ってもくっきりとピートが感じられる。がぶがぶ飲んじゃう。これは極上のハイボール。

お気に入り度:6点(ハイボールで8点)

CP度:3点。(やっぱ高い。プレミアム価格なら0点)

おすすめ度:7点(この味と価格で復活したらぜひ飲もう。高いけど楽しめます)

白州というスタイルを確立している感じ。さわやかな甘い柑橘テイストにピートが潜んでいる。

最後の1本も開栓してしまいそう・・。

とっておくのか?飲んじゃうのか?

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2018年5月19日 (土)

白州12年・響17年・販売休止。

火曜日にマスコミから、サントリーのウィスキー白州12年と響17年の休売報道がありました。

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TVニュースでもやっているとは・・。

白州12年は6月頃から、響17年は9月頃から在庫が無くなり次第休売とのことですが、すでに市場では普通には買えませんね。

サントリー公式HPではまだ発表されずに報道からという形の様。まだ在庫がある限り公式HPには反映させないのか?

この休売の噂は2月ごろからネット上で出ていたので、熱心なウィスキーファンの皆さんは自分用在庫の確保はやってきたようですね。

私は両銘柄ともに好きなのですが、そもそも定価が高いので、白州12年は年に1~2本、響17年は3年に1本くらいしか買えません。ちょっとハレの日にありがたく飲むくらいですが、白州12年はかなり好みなので減りが早いのです。

冬にそろそろ自家在庫が無くなりそうなので両方買ってこようかなー、と思った所で休売の噂。あわてていつも定価購入していた高崎のカメラ量販店に走りましたが既にもぬけの殻。

仕方なく楽天通販で数千円のプレミアム価格を払って購入。溜まった楽天ポイントでプレミアム分は相殺できましたが。響17年はもう高くて買えん・・。

自分在庫の白州12年はあと2本とちょい。

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これをちびちび飲むしか・・。

白州12年は代替品も出ないようで復活には数年かかりそうで、自己在庫は枯渇するでしょう。スコッチで似たやつを探し始めていますから。

で、なんで休売になってしまったかというと。このブログはウィスキーファン以外の人の読者さんが多いので説明しますと。

ウィスキーは売れたから、無くなったからとすぐに増産が出来ないんです。

使われている原酒は白州12年なら最低熟成12年でそれ以上の熟成原酒も使われます。響17年なら熟成17年以上です。樽に入って倉庫で熟成されそれらをブレンドして世に出ます。増産するなら白州12年なら12年前以上から増産していなくちゃ。

その頃にこれほどの需要は読めていなかったのです。

何故需要がアップしたのかはこのブログでも再三書いていますが。

1)2000年代頃はウィスキーが不人気で生産を絞っていました。酎ハイや焼酎がブームでしたし。

2)仕掛けたハイボール(ウィスキーのソーダ割)で人気が復活。これは角瓶とか安いグレードでしたが白州12年もハイボールで飲まれていた。

3)TVドラマ「マッサン」で国産ウィスキーが人気に。あれはニッカの創業者の話ですが、彼はニッカの前にサントリーで国産初ウィスキーを作っていました。

4)国産高級ウィスキーたちが海外のウィスキーコンテストで優秀な賞を受賞しまくり、海外でジャパニーズウィスキーブームが起こります。

5)中国でもウィスキーブームが起こったようで、国産ウィスキーは人気銘柄です。

ということで減産して熟成原酒が不足したところへの需要増加で休売が連発しています。

数年前にはニッカがシングルモルトの余市と宮城峡のエイジ物(熟成年数表記モノ)を終売としてNA(ノンエイジ)物(若い原酒を使った商品)のみになりました。

両蒸留所のモルト原酒をブレンドした竹鶴のエイジ物の生産継続のためだと思うのですが竹鶴のエイジ物は相変わらず市場にあまり出てきません・・。

それ以来のショックですかね今回。

早速市場は動いて・・。

白州12年は水曜日から凄い高騰。アマゾンでこの値段。7万円超えっていったい。定価8500円だよ。恐ろしいプレミアム価格に。数千円のプレミアム価格だったころに買ってよかった。

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ヤフオクでは転売者が出品して高騰。楽天ではモノが無くなっていましたね。小売業者もさらなる高騰を狙っているようで。

釣られて白州NAまで高騰。響JHも・・。これは生産しているだろうに。

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先日レビューした白州18年はこの値段。この値段でウィスキーを買うならもっと他にいいものあるだろう?

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確実に一生飲めなくなりましたね・・。

白州NAは結構常飲。インパクトがある味ではありませんが、爽やかで親しみやすく、ハイボールで旨い。

お値段は高いですけど、他に替えられない爽やかさです。これから夏にストックして置きたいのですが。

先月だったかネットで定価購入して、スーパーで1本だけ定価在庫を買って、それ以来見なくなりました。

我が家の在庫はこれも2本とちょいです。

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でも白州NAはコンビニでベビーボトル180mlが定価で買えるのです。

職場の近所のセブンイレブン2店舗に置いてあって、2月以降ポツポツ週末に購入。強炭酸水2本と一緒に1本を購入してきまして、ベビーボトルから消費してきました。

それでもまだ自家在庫はありまして。

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フルボトルが空いているのでベビーボトルの中身を移します。

瓶口のスクリュー部分に引っ掛けて慎重に注げばロートもいらずに移せます。

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フルボトル700ml1本出来上がり。ベビーボトル4本でちょっと余るくらい。

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セブンで1本買ってもすぐに補充され3本並ぶ店頭。セブンのウィスキーの中でも高価なのであまり売れず自分だけ買っていたのか。バックヤードにはまだありそう。

報道後の水曜日にはまだ3本並んでいたので、強炭酸水を3本買って2本購入させてもらいました。乾き物も同時購入したので許して(笑)。

金曜日に再び行ったら2店舗とももう在庫無し。こんな田舎町にも転売屋さんが来たのか?

公式HPによると白州NAの180mlは現在出荷停止中です、と何故かこちらはアナウンスあり。

ベビーボトルはもう入荷しないでしょう。

白州NAの自家在庫は3本とベビーボトル4本。夏のハイボール消費まではありそうです。夏の終わりころにはまたスーパーで定価購入できるといいなあ。

こちらもスコッチで代替品を探しているところです。

響17年は、自家在庫はあと数センチです。

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これでお終い。響17年は最初の飲んだ時は華やかでなんと旨いのだろうとレビューしましたが。

2本目は味が変わった感じで、華やかさも甘やかさも感動しなくなったし。もういいかなあ。

こちらは響ブレンダーズチョイスとか言う代替品が出る模様。響12年が響JHが出て終売になったように、響17年も休売から終売になっちゃうのかな?

白州12年はまた復活するだろうけど何年後なんだろうか。

それまでの繋ぎで代替品が欲しいなあ。白州NAとの違いは甘みとかコクとかいろいろあるけど決定的なのはピート感、スモーキーさが違うと思う。

なので白州NAにスモーキー感を足した白州NAライトリーピーテッドとか出してくれたら飛びついちゃうな。すぐ出せそうな気もしますけど。これはマニアしか買わなそうだし。

国産ウィスキーも盛り上がったけど、手に入らないんじゃあどうにもなりません。

スコッチを最近ではメインに飲んでいますので、そちらのレビューをぼつぼつ書いてみたいと思っています。

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2018年5月 9日 (水)

竹鶴21年。もう出会えないのか。

今回のウィスキー記事は、ニッカの竹鶴21年です。

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ブレンデッドモルト、ヴァッテッドモルトと呼ばれる複数の蒸留所のモルト原酒をブレンドしたウイスキーで、グレーンは入っていません。ニッカの場合余市と宮城峡という二つの蒸留所を稼働させているので、その2つの蒸留所のモルト原酒をブレンド(と信じたい)。

熟成21年以上のモルト原酒のみをブレンド。なんて贅沢なんだ・・。

それが2015年の値上げ以前は10410円だった。値上げ後も15000円と、これだけの熟成モルトウィスキーとしてとてもCPが高かった。ウィスキーを飲まない人から見れば高っか、って思うだろけど、これは安いよ・・。サント○リーの21年モノなんていくらするんだい?

これは15000円になってから定価購入できたもの。まあ、えいやあって叫んで買いましたけど・・。

今じゃ品薄でモノが無いのでこんなプレミアム価格になっています。

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まあ先日書いた白州18年よりはマシだけど・・。

もう買えないよね。これが定価で戻ってくる頃には、もう私はきっとおじいさん。酒の飲めない体になっているかもなあ。

これで最後のボトル、最後の自宅飲みと心して呑みます。

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香り:とても甘い香り。フルーティー。熟した果実、甘い南国のフルーツ。複雑でいろいろ出てきます。ピート香がほんのり、桃、レーズン、バニラ、花。甘くてうっとりする香りです。

ストレートで:丸く柔らかい口あたりから、蜜の様な甘味が広がる。中盤より広がるウッディーさとスパイシーさ、軽くピートが絡み合う。

長い余韻は豊かな樽香と木の渋み、甘みと酸味と苦みが混ざり合い綺麗に響きながら長く長く続いていく。華やかさと熟成した風味、焦がした木、ピート。

グラスに蜂蜜、バニラ、レーズン、木の香りが残る。

竹鶴17年は華やかに感じましたが、こちらは枯れた風味と樽感が強い。樽から十分に出たウッディーさです。

僅かに加水:これは甘い。柔らかい。樽香が強まり、余韻はウッディーそのもの。

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ロックで:意外なほど甘く、樽感は強まらず。中盤から甘い味わいはふくらみ、甘さと渋さ。余韻は樽感が出て木の渋さと辛さ。

ソーダ割は・・・、やめておきましょう。

余韻に樽の香りがいつまでも残ります。

お気に入り度:7点(竹鶴17年の方が華やかでバランスが良いかも。こちらは樽感が強い)

CP度7点(定価なら。プレミアム価格なら…・1点、定価が安すぎ)

おすすめ度:6点(定価で買えるのならば一度飲んでみてください)

竹鶴21年は熟成による枯れた風味とまろやかな甘み、樽由来の木を感じた。

T4


もう家では二度と飲めないんじゃないのかなあ、と思うと悲しいですね。

けど、竹鶴17年ならなんとか。山崎12年、白州12年のプレミアム価格より安そうだし、楽天ポイントもかなり溜まって来たし、ポイント足してボーナスで17年はイっちゃおうかなあ・・。

ああ竹鶴21年、

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あと2cm残っています・・。

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2018年5月 5日 (土)

白州18年・人生最後の1本なのか。

GWも家でうだうだ。家の中の片付けなどしながら、ただ酒を呑んでいます・・。

今日はとうとう職場へ自主休日出勤してしまったし。もう夜は良い酒を飲むしかない。

ならば、自分のお宝ボトル。お宝ウィスキーです。

白州18年(サントリー)。

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そもそも定価が高い。

が、一度は飲んでおこうと、以前にえいやっと叫んで購入。ちょっとだけプレミアム価格でしたが、モノが無いので仕方ない。現在よりは高くなかった頃の話です。

楽天ポイントを合わせて何とか購入した思い出ボトル。

白州はサントリーの山梨・白州蒸留所のモルト原酒のみと、ここの天然水で造られるシングルモルトウィスキー。18年はその熟成18年以上の原酒で構成されています。

NA、12年、18年はなんとか自宅には残っています。

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が、もう高くて買えない。

白州シリーズはここ最近に12年の休売情報が流れた途端、高騰しモノを見なくなりました・・。

我が家の在庫が無くなるのも時間の問題か。白州も山崎のようになってしまうのですかねえ。

18年は今だったらもう絶対に買えないでしょう。楽天ショップでもこんな価格だし。

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定価の倍超え。

このボトルが無くなったら、もう一生買えないかも・・。いつかはモノが潤沢になるかもしれませんが、ウィスキーの熟成には10年単位の待ち時間が必要ですから。

もうその頃はお年寄りな私、酒の飲めない体になっているかもしれません。

もうすぐ飲み切るこのボトル、さあ、このボトルが人生最後の白州18年と心して呑みましょう。

綺麗な深い琥珀色ですね。

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香り:爽やかなミント、甘い蜜、甘酸っぱい熟成果実。溶剤から洋ナシ、メロン、わずかにピート。

ストレートで飲む:甘い口当たり、甘い甘い蜂蜜。中盤から木の香りとピート。それほど濃いわけではないが複雑さとコク。余韻はウッディーさとさりげないピートが爽やか。木の渋みと苦みが爽やかに長い。

グラスには甘い蜜、シロップ、バニラ、ピートが残る。

加水:ウッディーさ、ピートが中心。余韻は爽やかに苦く、繊細なスモーキーさが残る。

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ロックで:口当たりは柔らかく、ほんのりとした甘み。ウッディーさが中心で、爽やかな、まさに森の爽やかさ。メロン系の繊細な甘味が飲み込むまで続く。余韻は木と爽やかな甘みとピート、渋味苦味がバランスよく続く。

ソーダ割は・・・、もったいないのでやめておこう。

ストレートでチビチビとすすって甘さと複雑さとコクとさりげないピートを味わい、ロックではほんのりとした甘みの長さと、爽やかな余韻を味わいました。

これは旨いよ~。

自分評価(10点満点)

お気に入り度:8点(こんなのが毎日飲めたらなあ)

CP度:2点(プレミアム価格なら1点)

おすすめ度:6点(機会があって飲めそうな価格なら是非)

自分が飲んだ3種の中では一番うまい白州。甘味、複雑さ、爽やかさ、ウッディーさ、さりげないスモーキーさが好バランス。素晴らしい。

白州12年との比較。

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では、白州12年は。これも甘さがまず来る。その後はスパイシーさが18年より強く、ピートも強くはないが18年より響いて来る。ウッディーさも18年より弱く、やはりスパイシーさが中心。余韻もキレがあって輪郭がはっきりとしていて力強い酒質。その中に甘味と木と、軽めだがくっきりとピートがあって、爽やか。力強い。

比べると白州18年は方向は同じですがより複雑で甘く樽感の深さと液体の柔らかさがありますね。

もっと安くしてー。

モノを出してー。

けどこの値段じゃあ、もう一生買えない。家で飲むのはこのボトルで人生最後でしょう。

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あと4㎝残っています・・・。

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2018年3月19日 (月)

タリスカー10年・煙いの入門。

今回のウィスキーレビューは煙い奴です。

タリスカー10年。

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これは普段スモーキーなウィスキーを飲まない人が、煙い奴を入門するのにいいんじゃないかなと思っている1本です。

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煙いウィスキーが飲みたい。たまにそんな気持ちになります。

スモーキーな香りに、男の酒だぜ・・、とつぶやきハードボイルドな夜に浸る。いかにもウィスキー通な自分に酔っちゃいます。

いや、本当はちょっと煙るくらいの軽いスモーキーさが好きなのですけどね・・。何事もやり過ぎはいかんです。

煙いシングルモルトといえばアイラ島のアイラモルト。アイラが飲めなきゃ本物のウィスキー飲みとは言えないぜ・・、みたいな風潮。

でも、なんかのネット記事で読んだが、有名なスペイサイドの蒸留所オーナーが出されたアイラモルトを病院臭くて無理と言ったというくだり。ああ本場スコッチの酒飲みもアイラが駄目な人は駄目なんだなあと。

なので無理に好きになることは無いです、煙いの。

特にアイラモルトは、何種類か続けて飲むと口の中がびりびりとして煙くてどれも同じ感じになっちゃったりして。

煙いのは麦芽を乾燥する時に焚くピートという泥炭を燃やした香りが付くもの。薫製みたいなもんです。

この煙さがあるのと無いのとスコッチでも分かれて存在します。

で、まだこのピート香は軽めだと心地良かったりしますが、これが過ぎるとヨード香というのを感じる。

消毒薬っぽい香り、はっきり言うと正露丸の香り。もうヨード臭と呼びたいよ・・。

ピートが海藻を多く含んでいるからとか言われますが、自分はピート香の濃度が濃すぎるからなんじゃないかと、ピート香が過ぎるとヨード臭を感じるような・・。

自分の中ではこのヨード臭にウェッとなった頃もありましたが、アイラを飲みなれたら酒の味もわかるようになったし。けど、これヨード臭が無かったら凄く旨い酒なんじゃね?と思うこともあります(笑)。

この辺は煙さのバランスじゃないかと。やたら煙いのじゃなく、程よい煙さのバランスを探したい。煙さが心地よいポイントを探そうと。

日本のモルトでも白州12年はほんのり軽めのスモーキーさが心地よいし。

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アイラでもヨードっぽいライフロイグ、その中でも飲みやすいというセレクトカスク。

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けど焚火の中に顔を突っ込んだような煙さ、やっぱ消毒薬臭くなってしまう。

アイラでもボウモア18年。

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ここはアイラにしてはまだ抑えめですかね煙さが。これは甘いし花っぽい。

キャンベルタウンのスプリングバンク15年旧ラベル。

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このさりげないほんのり煙。このくらいのスモーキーが自分はベストバランスですが。こいつは酒質が素晴らし過ぎるのですけどね。

で。

結構煙いがアイラほど煙くなくヨード臭をあまり感じないシングルモルトは?というと。

今回のタリスカー10年を自分は愛飲しています。

ハイボールにしても爽やかで旨いので夏場は特に減ります。何十種類も並行で飲んでいるウィスキーの中でこれは年間3本ペースで飲んでいます。

これ酒質も旨いし、煙いの最初の1本として私はお奨めします(ほんのり煙いのじゃなく結構煙いのの中で)。

飲み終わりそう。新しいのを出してと、

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抜栓1~2日目のレビューを。

アイランズというアイラ島を除くスコットランド周辺の島々の蒸留所の名称。その中のスカイ島で唯一造られるタリスカー。なんか荒々しい海とダークな曇り空の寒さ、厳しい気候からの荒ぶる硬派なウィスキーを連想します。

香り:エステリー。溶剤。甘いフルーティーさ。甘さの中から煙。

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ストレートで飲む:甘い口当たり。10年モノとは思えない柔らかさから始まる。中盤まで甘さの中に煙が現れ、スモーキーだがヨードっぽさは少なめ。飲み込むと強い刺激が鼻に抜け、なかなかの辛さ。辛い余韻に酸味と渋味が加わり、最後は心地よいスモーキーさ。辛い余韻が長く、これぞスパイシー。

こんなに前半甘いとは。ピート香の程よいバランスが良い。ヨード臭控えめで純粋に煙さを堪能できる。

加水する:ティースプーン1杯ほどを加水。とても甘く、その甘さを包み込むような煙。その奥から胡椒の辛み。いや本当に黒胡椒風味の辛さ。甘辛くなり、最後はフルーティーさと煙とスパイスの競演。

1:1の加水。これだと煙が全面に出て、一気に味わいは薄くなる。煙が支配的なやはりスモーキーな酒。

ロック:甘味はやや後退。ウッディーな渋味が前面、苦みが続く。

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余韻は煙で渋味辛みが残る。甘さが少ないスパイシーな味わい。もう辛くて硬派だ。ストレートの方が飲みやすい。

ハイボール:これはいいぞ。まず煙がガツンと来て渋味で何とも爽やか。スモーキーなハイボール。

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ほのかな甘さとさっぱりとした飲み口で、スモーキーさを爽快に楽しめる。余韻はくっきりと煙。ハイボールは濃い目が好きだが、これは薄い方がガブガブ飲めて良い。

自分評価(10点満点)

お気に入り度:7点(煙いの中では好き)

CP度:     9点(これはお求めやすい)

おすすめ度: 8点(煙いのがお好きならば)

ヨード臭が少なく、純粋にピート香のスモーキーさが楽しめます。煙いのを飲みたい方の入門用によろしいのでは。スパイシーで硬派な酒だが、結構甘さがあるし。

煙いの無理っという方は近づかない方が良いけど、煙いのチャレンジしたい人は是非。

お気に入りです。特に夏場のハイボールは爽やかで、白州と並んで好きです。

暑い夏の夕方に、縁側でうちわと蚊取り線香。夕焼けに向かってタリスカーのソーダ割をごきゅごきゅと。なんか和風な風景ですが、似合うかもね・・。

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2018年3月 4日 (日)

グレンファークラス・17年&21年。

久しぶりのウィスキーレビューです。

やっぱり国産ウィスキーが好きなのですが、このところはもう国産の熟成年数表記モノは売っていないし、ネットではすごいプレミアム価格だし。

例の原酒不足も来るところまで来た感じで、さらに東京オリンピックで外国人観光客への供給を見据えているのか生産調整もしているような気配。ここにきてまた休売情報が飛び交っていますが・・。

まあ、五輪の年に凄い商品が出ることを期待して、国産ウィスキーを飲むのはここは我慢か。

ならばと本場英国のスコッチを最近かなり飲んでいます。

スコッチは詳しくないので少っちだけレビュー。なんちて、がははは・・。

自分の周りでは、酒は飲むけどウィスキーは苦手っていう人が意外と多いのです。特に若い方々にはおっさんの酒と思われている・・。焼酎や日本酒よりも彼らのイメージはおっさん寄りにシフトしている酒に感じますよ。

ならば、甘やかで味わい深い、メロー&スムースできっとみんな好きになるに違いないシェリー樽系のスコッチをご紹介。国産の某シェリー樽系なんてもう手に入らないしね、やっぱスコッチで。

シングルモルトのグレンファークラスの17年と21年です。

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グレンファークラスは家族経営でやっています。シェリー樽系メインで、ボトラーズというウィスキーを集めては商品を作る業者に樽売りをやっていないので有名。自分の酒を大事にしている印象があります。ってことはメーカー品のブレンデッドウィスキーにも入っていないのか?

このブログはウィスキーメインじゃないので、ウィスキーを知らない皆様へちょっと解説。ウィスキーに興味を持ってください~。

まずシングルモルトというのは、モルトという大麦麦芽が原料で単一蒸留所で造られたウィスキーね。

ブレンデットウィスキーはモルトにトウモロコシやら穀物原料の原酒(グレーン)をブレンドしたウィスキー。複数の蒸留所の原酒をブレンドして作ります。

で、ウィスキーはその大麦麦芽などから作った蒸留酒を樽熟成させて作ります。最初は焼酎状態ですが、それを木樽に入れて長期熟成するうちに樽の成分がしみ込んであの味わいになります。

スコッチや国産ウィスキーは、かつて他の酒を熟成させた使用済み樽を使用します。なので最初に仕込んだ酒の香味がしみ込んでそれが移るわけです。

さまざまな樽が使用されますが、主なものにバーボン樽、シェリー樽があります。他にもワイン樽やラム樽、日本だと梅酒樽もあります。

さらに材質でも違いがあってヨーロピアンオークとアメリカンオークで違いがある。日本独自のミズナラ樽も注目されています。

煙いスモーキーな風味というのもありますが、あれは樽じゃなく麦芽を乾燥させるときに焚き込むピートという泥炭を燃やした香りが付くものです。

樽由来の味わいとしては自分の印象として、バーボン樽系アメリカンオークはバニラ風味でドライでスッキリなイメージ、シェリー樽系ヨーロピアンオークは干しブドウや熟した果実風味で、甘やかで濃厚なイメージを持っています。どちらも長期熟成が進めば甘やかでまろやかになっていく感じですが。

アメリカンオークのシェリー樽が多くなったし、樽の大きさとか内側を焦がしたとか、後熟で樽を替えるとかいろいろな要素が入ってくるのですが難しいのでこの辺りまでで。

米国のバーボンは逆に中古樽は使用禁止で新樽のみです。なのでその使用済みの樽が供給されるわけです。

シェリー樽はシェリー酒を仕込んだ樽で、辛口ドライから甘口まであります。自分はスぺイン料理店で飲んでからハマって、一時期家でティオぺぺを日常的に飲んでましたが、今は飲んでいない。周りも常飲している人って見ないですね・・。

それ程シェリー酒が世界的に流通しているとは思えず。なのにシェリー樽系のウィスキーは人気で、樽不足、樽価格の高騰に繋がっています。

何処の蒸留所もシェリー樽の入手に苦心しています。なのでシェリー樽系の休売もありましたし。

シェリー樽系のウィスキーの代表格はマッカランでしょう。

私も若い頃は飲み屋で良く飲んで、マスター、このマッカラン値段はまっからん?なんちて、がははは!とか言っていました。

ウィスキーのロールスロイスとか言われていますが久しぶりにマッカラン12年を飲んだら、なんかなあ・・。樽の質が悪い感じ?なんか変な癖が強い。最近ではシェリー樽から脱却したウィスキーも出しているようですし、シェリー樽供給は難しいのでしょう。

そんな中、このグレンファークラス。シェリー樽系に拘っています。12年物から、前は10年物も見たけど、やはりよりシェリー樽を感じたいので、17年物と21年物を奮発して呑んでみます。

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それでも国産の17年~の長期熟成ものより圧倒的に安いです。リーズナブルに長期熟成ウィスキーを味わいたいならお奨めです。

スペイサイドというスコットランドでも蒸留所が多数集まっているエリア。癖のない優しい風味のウィスキーが多い印象がありますが、シェリー樽系となると個性を放ちます。

前置きが長くなりましたが、レビューを。

グレンファークラス17年。

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ラベルが素朴ですよね・・。

香り:甘く華やか。レーズン、果実、カラメル、チョコレート。蜂蜜。いかにもシェリー樽系な香りが強い。

ストレートで飲んで:まろやかで甘い口当たり。濃く、焦がした砂糖やチョコレート。シェリー樽系の香味はしつこくなく、上品でバランスが良い。中盤からビター。余韻はウッディーさが出て苦みと渋味、その中に甘さが残る。

これはいい。シェリー樽系が好きな人なら悪くはないでしょう。甘い華やかさがバランスよく嫌味が無い。17年物でこの味でこの価格はCP高し。

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ロックで:甘さは後退するが、シェリー樽っぽさとコクが増す。余韻は渋みがメインでかなりウッディー。ビター。

自分評価(10点満点。☆は見難いのでやめました)

お気に入り度:7点

CP度:     7点

おすすめ度  7点

グレンファークラス21年

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21年物でお求めやすいと思います。某国産ならこの5倍の値段が・・。

香り:レーズン、蜂蜜、濃厚シェリー樽系だがビターな香り

ストレートで飲む:甘い口当たり、レーズン、焦がした風味が強い。中盤から上品なウッディーさ。余韻は甘みが少しと、チョコと木の渋み。なんか煙草っぽさ。そして土っぽさ。

全体に枯れたニュアンス。甘さは薄まり味わいのシェリー樽感は薄まる。17年と比べると何故か濃厚さは後退し木の渋みがメインに。グラスの残り香はドライフルーツ。樽の成分がしっかり染み出ているかのようにウッディーさが前面。全体には上品。

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ロックで:甘味はかわらず、液体は希薄になるが複雑さは増す。中盤からやはり樽感がメインでウッディーさの渋み。余韻はそれ程ビターではなく、渋味時の香りが強い。

自分評価(10点満点)

お気に入り度:5点

CP度:     6点

おすすめ度: 6点

17年は華やかさが十分に出てなおバランスが良い。シェリー樽感を感じたいなら濃厚で甘さがある17年。

21年は熟成による樽感が強く渋い。枯れたニュアンスで21年物を飲んでいるという満足感。

どちらともシェリー樽系の甘やかで華やかな部分が前面にあり、しつこさや嫌味が無く上品にバランスがとれている感じ。ロックだと樽感の渋みが強く、ストレートの方が甘みを感じられてお気に入り。

一気に飲むものではなく、ちびちびと少しずつ減っていくボトル。こういうのは量は飲めない。

毎日がぶがぶ飲むのではなく、じっくりと付き合える酒です。これだけ長期熟成ものが手に入りやすいのが嬉しいですね。

両方とも飲み切ったので、次はグレンファークラス15年を購入しました。度数が高いので期待です。

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